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こんにちは。浜名実貴です。
おかげさまでやっと国立劇場の幕を開けることができました。
本当に嬉しいです。
私は『たが屋の金太』に、武家女房“鶴”役で出演しています。
今回は4演目2番組、開演時間もまちまちで出演のない日もあります。
普段からヌケていることの多い私…何度もホームページで開演時間を確認したり、同期の江林さんと「明日○○時にいればいいよね。今日○○時だよね。」としつこく確かめ合っています。
自分が全く信用できないので、それはそれは不安です(笑)
私にとっては19年ぶりの五月国立劇場公演の出演。
入座して32年になりますがいろいろと初めてづくしで…男優さんや女形さん、長唄の杵屋勝彦師に教えていただきながらつとめています。
小太刀の抜き差しなど、なかなか女優は経験できません。稽古中は、巧く抜けなかったり、峰が上にきちゃったり…失笑を買うこともしばしば。
でもみんな扱いを優しく教えてくださり、「劇団」というものの温かさを感じながらの稽古は、こういうご時世になってみると更に身にしみますね。
今回、楽屋では役名に因んで「鶴」の柄のゆかたを着ています。
これは今村文美さんがお召しになっていたもの。
国立劇場で着ようと決めていたのに昨年中止になり、やっと今年叶いました。
きっと未熟な後輩を心許なく見ていらっしゃることと思います。
千穐楽まで一回一回を大切にがんばります!
浜名実貴☆記
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- 2021-05-16
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