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『初日に向かって』
こんにちは、寺田昌樹です。
今回私は「俊寛」の舟子、「たが屋の金太」では(くず屋の)権太を演じさせていただきます。
今から30年前「平家女護島」、鬼界ヶ島の場の諸士が私の初舞台。
今回創立90周年で、その鬼界ヶ島の場こと「俊寛」で国立劇場の舞台に立てる事を不思議な縁と思い、喜びを感じております。
「たが屋の金太」では老年ながらかくしゃくと生きている長屋の住人。
愉快で人情深い長屋の連中の面々の日々の暮らしを楽しんでご覧いただけたらと思います。
ところで私はいったい何をしているのでしょうか?
緊急事態宣言が延長になりましたが、スポーツ、イベント、演劇などは入場者収容人数の50%を上限に最大5000人とするとの事になりました。
この事を大きく心に受け止め改めて13日の初日に向けて全力で取り組んで行きたいと思います。
大変な時期ではありますが、ぜひ劇場でひととき、楽しい時間を過ごしていただけたらと思います。
「俊寛」「茶壺」「たが屋の金太」「操り三番叟」の四作品、ご覧いただけますよう、よろしくお願いします。
〜 寺田 昌樹 記 〜
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- カテゴリ : 2021 創立90周年記念 五月国立劇場公演
- 2021-05-08
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