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『夢千代』高槻公演だより
三年越しの念いが稔った高槻公演
まずはじめに、
『夢千代日記』高槻公演の実行委員、世話人の皆様!
本当に本当に、お疲れ様でした。
ありがとうございました。
ご苦労様を百回言っても足りない。
2013年10月16日
『夢千代日記』高槻公演の幕を開けるまでの皆さんの大変さは、喜怒哀楽……
一本の芝居か映画がつくれるくらいドラマチックになってしまいました。
高槻公演は、
前進座を愛し応援してくださる『高槻ファンクラブ』の皆さんが中心になって2年に一度、
地元公演を!という願いをこめて取り組んでくださっています。
実は『夢千代日記』は、3年前に公演実現するはずで
「さあ、やろう!」と、俳優と共に世話人さんが地元各所へ実行委員会立ち上げのご挨拶回りを済ませた直後、
劇団の事情で公演延期となってしまったんです。
そして、
今年やっと公演実現に向けて再出発したのですが、
『赤ひげ』大阪公演と日程が切迫してしまい、
観客動員に大変なご苦労をかけてしまいました。
「公演まで一ヶ月なのに、まだ350枚だよ~!どうして劇団は私達をいじめるの~!」という悲鳴や
「私達の苦労は劇団を応援してるんだから当たり前!」というガンバリが公演メンバーにも届きはじめ、
それからは毎日「今日は◎枚売れた」「がんばって!」メールのやり取り……。
出演者も知人に声かけしましたが力及ばず、
全員が高槻のガンバリを見守っていました。
そして公演一週間前
「やった!ギリギリの目標数を達成しました。私達は当日まで一枚でも数を伸ばす努力をします。被爆者の方々の苦労を考えると何のその!です」
というメールが届き、
出演者一同ああやれやれ……と高槻の皆さんのガンバリに感謝……、
しかし、しかしです。
これでメデタシメデタシにはならなかったんです。
何ということでしょう……。
10月16日当日、
10年に一度の超大型台風26号が関東直撃の恐れ!という予報。
前日、私達は東京で2ステージ公演。
16日の朝に高槻移動の予定でしたので大慌てです。
私達が行けなかったら高槻公演は中止になる……。
なんとしても行かなければ!という劇団メンバーの思いと、
なんとしても高槻に来て!という実行委員の皆さんの思い。
夜中のバス移動も考えましたが、
バス会社のストップがかかり夜行バスも貸し切りバスも動きません。
そんな中、
道具を積んだトラックは通行止めにならないうちに……と出発、
台風接近の中、夜中移動です。
(運転手のKさんは途中、強風で恐い思いもしたそうです)
そして私達がどうやって行き着くかですが、
翌朝の新幹線運行にかけるしかありません。
仕込みメンバーは家に帰らず一カ所に泊まることになりホテル探し、
しかし何処も満室。
まして30名近い人数ですから……。
ようやく大きなホテルのトリプル室を確保して翌朝に備えます。
16日は朝5時から台風情報とにらめっこ。
私達の願いが通じたのか新幹線は遅れながらも運行、
先発メンバーは早朝出発。
後発メンバーも午後に高槻に到着できました。
(バンザ~イ)
やれやれ、公演できる。
観劇してくださったお客様の感想も大好評、
カーテンコールでは役者も感動でウルウル。
交流会では実行委員を代表して
「もし公演キャンセルになっていたら次回に取り組む意欲は無くなっていた。(声を大にして)2年後に向けてがんばりましょう!!」
と言ってくださったMさん、
嬉しかったです。
3キロも痩せてしまったTさんは
翌朝、和歌山へ移動する劇団メンバーを見送りながら寂しそうなお顔……
夢千代、夢千代と毎日がんばってきたから、
ポッカリ心に穴が空いた気持ちだったとか。
台風(嵐)は私達だったのかもしれません。
本当に高槻公演の実行委員の皆様、
お力添えくださった皆様、
『夢千代日記』を観劇してくださった皆様、
ありがとうございました。
劇団スタッフ、
『夢千代日記』スタッフ、キャストの皆さん、
お疲れ様でした。
公演後続々と
「いいお芝居を観せてもらってありがとう」という声が実行委員さんに届いているそうですよ。
前園恵子:記
まずはじめに、
『夢千代日記』高槻公演の実行委員、世話人の皆様!
本当に本当に、お疲れ様でした。
ありがとうございました。
ご苦労様を百回言っても足りない。
2013年10月16日
『夢千代日記』高槻公演の幕を開けるまでの皆さんの大変さは、喜怒哀楽……
一本の芝居か映画がつくれるくらいドラマチックになってしまいました。
高槻公演は、
前進座を愛し応援してくださる『高槻ファンクラブ』の皆さんが中心になって2年に一度、
地元公演を!という願いをこめて取り組んでくださっています。
実は『夢千代日記』は、3年前に公演実現するはずで
「さあ、やろう!」と、俳優と共に世話人さんが地元各所へ実行委員会立ち上げのご挨拶回りを済ませた直後、
劇団の事情で公演延期となってしまったんです。
そして、
今年やっと公演実現に向けて再出発したのですが、
『赤ひげ』大阪公演と日程が切迫してしまい、
観客動員に大変なご苦労をかけてしまいました。
「公演まで一ヶ月なのに、まだ350枚だよ~!どうして劇団は私達をいじめるの~!」という悲鳴や
「私達の苦労は劇団を応援してるんだから当たり前!」というガンバリが公演メンバーにも届きはじめ、
それからは毎日「今日は◎枚売れた」「がんばって!」メールのやり取り……。
出演者も知人に声かけしましたが力及ばず、
全員が高槻のガンバリを見守っていました。
そして公演一週間前
「やった!ギリギリの目標数を達成しました。私達は当日まで一枚でも数を伸ばす努力をします。被爆者の方々の苦労を考えると何のその!です」
というメールが届き、
出演者一同ああやれやれ……と高槻の皆さんのガンバリに感謝……、
しかし、しかしです。
これでメデタシメデタシにはならなかったんです。
何ということでしょう……。
10月16日当日、
10年に一度の超大型台風26号が関東直撃の恐れ!という予報。
前日、私達は東京で2ステージ公演。
16日の朝に高槻移動の予定でしたので大慌てです。
私達が行けなかったら高槻公演は中止になる……。
なんとしても行かなければ!という劇団メンバーの思いと、
なんとしても高槻に来て!という実行委員の皆さんの思い。
夜中のバス移動も考えましたが、
バス会社のストップがかかり夜行バスも貸し切りバスも動きません。
そんな中、
道具を積んだトラックは通行止めにならないうちに……と出発、
台風接近の中、夜中移動です。
(運転手のKさんは途中、強風で恐い思いもしたそうです)
そして私達がどうやって行き着くかですが、
翌朝の新幹線運行にかけるしかありません。
仕込みメンバーは家に帰らず一カ所に泊まることになりホテル探し、
しかし何処も満室。
まして30名近い人数ですから……。
ようやく大きなホテルのトリプル室を確保して翌朝に備えます。
16日は朝5時から台風情報とにらめっこ。
私達の願いが通じたのか新幹線は遅れながらも運行、
先発メンバーは早朝出発。
後発メンバーも午後に高槻に到着できました。
(バンザ~イ)
やれやれ、公演できる。
観劇してくださったお客様の感想も大好評、
カーテンコールでは役者も感動でウルウル。
交流会では実行委員を代表して
「もし公演キャンセルになっていたら次回に取り組む意欲は無くなっていた。(声を大にして)2年後に向けてがんばりましょう!!」
と言ってくださったMさん、
嬉しかったです。
3キロも痩せてしまったTさんは
翌朝、和歌山へ移動する劇団メンバーを見送りながら寂しそうなお顔……
夢千代、夢千代と毎日がんばってきたから、
ポッカリ心に穴が空いた気持ちだったとか。
台風(嵐)は私達だったのかもしれません。
本当に高槻公演の実行委員の皆様、
お力添えくださった皆様、
『夢千代日記』を観劇してくださった皆様、
ありがとうございました。
劇団スタッフ、
『夢千代日記』スタッフ、キャストの皆さん、
お疲れ様でした。
公演後続々と
「いいお芝居を観せてもらってありがとう」という声が実行委員さんに届いているそうですよ。
前園恵子:記
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- カテゴリ : 夢千代日記
- 2013-10-20
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