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15週目
2008年05月29日 (木) | 編集 |
1998年5月29日、腫れてしまった卵巣の手術も無事に終わり、経過も順調で、
もう少しで退院、というところ。

入院中は2人部屋で、同室の人は当時27歳だった私よりも一回りちょっと年上の、
とても話し易いOさんという女の人だった。
Oさんからは、いろいろ話を聞かせてもらった。家族の事、若かった日のこと・・。

Oさんには2人、子どもがいた。当時17歳と11歳の、両方とも男の子だった。
上の17歳の子は、重度の身体・知的障害を持っていた。
‘点頭てんかん’という病気だそうだ。
一度、Oさんの旦那さんが、(名前は忘れてしまったけど)その上の子を背負って連れてきたことがあった。とてもすーっとした、端正な顔立ちだったのを覚えている。
ただ、長く室内でじっとしているのが難しかったので、すぐに帰ってしまったけれど。

Oさんはとても明るい人だった。「点頭てんかんとか、その他障害を持っている子どもの親同士で、子どもが学校に行っている間にランチに行ったりしてね~」、
と確か、そんなような事も話してくれた。

退院する2日前だった。私はお腹の中の状態、胎児の状態を先生に診察してもらった。
先生は「赤ちゃん元気だよ」と言ったけれど、私には、手術前よりも(直感的にだけど)、
弱っていて動きが少ないように思えた。不安を感じた。心臓の音も、少し。

でも、この時はまだまだ、希望を持っていた。
元気に生まれると、信じ切っていた。

コメント
この記事へのコメント
Oさんのように、たくましく生きたいものですね。

2008/05/30(金) 02:15:59 | URL | ryoko #-[ 編集]
ryokoさん、ありがとうございます♪

Oさんは本当に、明るい人でした。私は、「大変だろうなぁ・・」と思いましたが、
そんなことは微塵も感じさせず、むしろその生活を楽しんでいるようでした。もちろん、
そこまでに達するにはいろいろ葛藤もあったと思いますが、話していて楽しい人でした。
私も、そういう人になりたいな・・いずれは。
2008/05/30(金) 14:02:30 | URL | OK #-[ 編集]
私もです!
2008/05/31(土) 01:33:55 | URL | ryoko #-[ 編集]
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