2014年08月29日 (金) | 編集 |
天気の良くない日が続いています。体調を崩してしまいました。台風11号が来た時から・・多分、だから3週間くらい経っています。風邪を引いて熱が出たり、熱も咳も引いて元気になれるかと思ったら、気持ちに大きな波が来てしまい(そうでなくても、もうここ2年くらいは沈んでいる日が多いですが)、
昨日は、体が波に持っていかれるように一時的に泣いてしまったりしていました。鳩の鳴き声を聞いていると、ほっとしました。ほとんど何も出来ませんでした。
新聞-ネット-本---と「サーフィン」をしていて、何とか過ごしました。
朝日新聞26日付の文化面かどこかに、吉本ばななさんと、ピアニストの「ヴァレリー・アファナシエフ」さんの対談が載っていました。ピアニストであるヴァレリーさんは、小説も書いていて、『妙なるテンポ』という短編集を出版したということでした。私はすぐに注文し(Amazonでは扱っていなかった)、翌日、届きました。それを読みながら・・・「コーネル・ウールリッチ」という作家の本を思い出し、NHKドラマDモードで日本を舞台にアレンジしてドラマ化されたのを思い出し、検索し、そうしたら、脚本が野沢尚さんだったのです。あれ、・・あの人は・・・そういえばかなり前、誰か有名なテレビ関係者だったか脚本家の人が自殺した・・というのを思い出し、それが野島さんだったのか・・・と思い出し、なぜ自殺したのかと思い、「野島尚 自殺」で検索したら出てきたのが、次のページです。
『ぼくは見ておこう』 松原耕二の、 ライフ・ライブラリー。
「2005-02-08-TUE」とあるのは日付だと思います。このページの著者は、「現在、TBSテレビ経営企画室担当局次長・元報道局解説委員・ニュースキャスター・作家・コラムニスト」(wikipediaより)の、松原耕二さんです。
その中から、読んでいてハッとした一言を、抜粋、転載・引用させていただきます。
=================ここから。
死について、しかも自殺について、
野沢さん自身が語っている文章があった。
フジテレビで放送したドラマ『眠れる森』(幻冬舎文庫)
の最後に掲載されている手記だ。
ドラマのテーマを番組のキャスト、スタッフに
伝えるために野沢さんが記した言葉だが、
いま読み返すと別の意味合いを帯びてくる。
「伊丹十三が自殺した。新井将敬が自殺した。
中小企業の3人の社長は牛丼を最後の晩餐にして、
揃って首を吊った。
後ろ指さされた官僚たちは
死をもって責任を取ろうとする。
『失楽園』の2人は心中し、
『HANA-BI』の2人も自殺する。
みんなが死に魅せられている。
これが世紀末の人間の姿なのか。
こんな大人たちの有様を見て、
子供は思うに違いない。
『要するに死ねばいいんだ。追い詰められたら、
死に逃げ込めばいいんだ』
危険極まりない時代だ。
だから言いたい。
『どんなに悲惨な過去に苦しめられ、
どんなに罪深い過ちを犯していようと、
全てを引き受け、その人生を生きろと』」
==================ここまで。
私は、野沢尚さん脚本のドラマをいくつか、見ています。その中でも全部見たのは、TBS『青い鳥』と、NHKドラマDモード『喪服のランデヴー』です。小説も書いていたことは、初めて知りました。
こんな大人たちの有様を見て、
子供は思うに違いない。
『要するに死ねばいいんだ。追い詰められたら、
死に逃げ込めばいいんだ』
このブログにこういうことを正直に書くのはどうしようかと思いましたが、私は時々、いえ、かなりいつも、死にたくなってしまう気分になります。2年前くらいから、ですね・・。(けれども、痛いのも苦しいのもダメで、死ぬことは出来ない。もうひとつ、それが出来ない理由は、自殺は「許されない」---(生きているうちには、許されることと許されないことがあるような気がしていますが、許されないと思うのが人殺しと自殺だと思っています。ただし、「絶対に」、とは言えない。他人にこの意見を押し付けることも出来ない)---と思っているからです。でもこれを読んで、「死をもって解決する」ということになるのはダメだ、いけないというのが私がこのブログで言いたいことなのですが、野沢さんの手記のとおりだなと思ったのです。しかしまた矛盾するようだけれど、自分自身はそう(死にたいと)思ってしまっている・・・よくないな・・と。それにしてもまさか、ヒットドラマの脚本をたくさん手がけた人が言っていたのは(私の勝手なイメージだけれど、テレビ界に関わる人は「タフ」だという印象があるので)、意外なような気もしました。
(「死なせることで『解決』する」のが死刑だとしたら。否、解決になどならない。でも今日、二人の死刑囚の死刑が執行された。「死なせる」のか、「殺す」のか。殺人であることには違いない。自殺も自分を文字通り殺すこと・・・。)
松原耕二さんを含む4人との対談の話。上のリンクのページから。
『主観報道と客観報道、映像表現の危うさなどについて
2時間ほど話し合った。』そうです。
今日の私のブログのタイトル:「テレビを信じるな」---故・野沢尚さん
の「テレビを信じるな」の部分は、以下に抜粋、転載させていただきます。
===================ここから。
対談のなかで、いまでもはっきりと覚えている
野沢さんの言葉がある。
テレビを信じるな、という
本を書いたこの作家の口から出たのは、
報道はもっと客観的であれという
メッセージではなかった。
それどころか全く逆だったのだ。
「映像は切り取られた瞬間から
どうせ事実と違うわけだから、
だったら圧倒的な主観的事実で
ニュースが作られていくことは、
僕はかまわないと思う。
むしろ魅力的なつくり手の主観を
提示して欲しいですね」
野沢さんの内に秘める情熱を、
私が初めて感じた瞬間だった。
======================ここまで。
私自身は、辺見庸さんの言葉を借りると、「目が腐るほどテレビを見ている」。
地上波民放のバラエティーもドラマも見ませんが、民放NHK問わず報道番組やアメリカのドキュメンタリ番組、NHKのドラマなどを見ています。結局、NHKはよく見ています。
昨日は、体が波に持っていかれるように一時的に泣いてしまったりしていました。鳩の鳴き声を聞いていると、ほっとしました。ほとんど何も出来ませんでした。
新聞-ネット-本---と「サーフィン」をしていて、何とか過ごしました。
朝日新聞26日付の文化面かどこかに、吉本ばななさんと、ピアニストの「ヴァレリー・アファナシエフ」さんの対談が載っていました。ピアニストであるヴァレリーさんは、小説も書いていて、『妙なるテンポ』という短編集を出版したということでした。私はすぐに注文し(Amazonでは扱っていなかった)、翌日、届きました。それを読みながら・・・「コーネル・ウールリッチ」という作家の本を思い出し、NHKドラマDモードで日本を舞台にアレンジしてドラマ化されたのを思い出し、検索し、そうしたら、脚本が野沢尚さんだったのです。あれ、・・あの人は・・・そういえばかなり前、誰か有名なテレビ関係者だったか脚本家の人が自殺した・・というのを思い出し、それが野島さんだったのか・・・と思い出し、なぜ自殺したのかと思い、「野島尚 自殺」で検索したら出てきたのが、次のページです。
『ぼくは見ておこう』 松原耕二の、 ライフ・ライブラリー。
「2005-02-08-TUE」とあるのは日付だと思います。このページの著者は、「現在、TBSテレビ経営企画室担当局次長・元報道局解説委員・ニュースキャスター・作家・コラムニスト」(wikipediaより)の、松原耕二さんです。
その中から、読んでいてハッとした一言を、抜粋、転載・引用させていただきます。
=================ここから。
死について、しかも自殺について、
野沢さん自身が語っている文章があった。
フジテレビで放送したドラマ『眠れる森』(幻冬舎文庫)
の最後に掲載されている手記だ。
ドラマのテーマを番組のキャスト、スタッフに
伝えるために野沢さんが記した言葉だが、
いま読み返すと別の意味合いを帯びてくる。
「伊丹十三が自殺した。新井将敬が自殺した。
中小企業の3人の社長は牛丼を最後の晩餐にして、
揃って首を吊った。
後ろ指さされた官僚たちは
死をもって責任を取ろうとする。
『失楽園』の2人は心中し、
『HANA-BI』の2人も自殺する。
みんなが死に魅せられている。
これが世紀末の人間の姿なのか。
こんな大人たちの有様を見て、
子供は思うに違いない。
『要するに死ねばいいんだ。追い詰められたら、
死に逃げ込めばいいんだ』
危険極まりない時代だ。
だから言いたい。
『どんなに悲惨な過去に苦しめられ、
どんなに罪深い過ちを犯していようと、
全てを引き受け、その人生を生きろと』」
==================ここまで。
私は、野沢尚さん脚本のドラマをいくつか、見ています。その中でも全部見たのは、TBS『青い鳥』と、NHKドラマDモード『喪服のランデヴー』です。小説も書いていたことは、初めて知りました。
こんな大人たちの有様を見て、
子供は思うに違いない。
『要するに死ねばいいんだ。追い詰められたら、
死に逃げ込めばいいんだ』
このブログにこういうことを正直に書くのはどうしようかと思いましたが、私は時々、いえ、かなりいつも、死にたくなってしまう気分になります。2年前くらいから、ですね・・。(けれども、痛いのも苦しいのもダメで、死ぬことは出来ない。もうひとつ、それが出来ない理由は、自殺は「許されない」---(生きているうちには、許されることと許されないことがあるような気がしていますが、許されないと思うのが人殺しと自殺だと思っています。ただし、「絶対に」、とは言えない。他人にこの意見を押し付けることも出来ない)---と思っているからです。でもこれを読んで、「死をもって解決する」ということになるのはダメだ、いけないというのが私がこのブログで言いたいことなのですが、野沢さんの手記のとおりだなと思ったのです。しかしまた矛盾するようだけれど、自分自身はそう(死にたいと)思ってしまっている・・・よくないな・・と。それにしてもまさか、ヒットドラマの脚本をたくさん手がけた人が言っていたのは(私の勝手なイメージだけれど、テレビ界に関わる人は「タフ」だという印象があるので)、意外なような気もしました。
(「死なせることで『解決』する」のが死刑だとしたら。否、解決になどならない。でも今日、二人の死刑囚の死刑が執行された。「死なせる」のか、「殺す」のか。殺人であることには違いない。自殺も自分を文字通り殺すこと・・・。)
松原耕二さんを含む4人との対談の話。上のリンクのページから。
『主観報道と客観報道、映像表現の危うさなどについて
2時間ほど話し合った。』そうです。
今日の私のブログのタイトル:「テレビを信じるな」---故・野沢尚さん
の「テレビを信じるな」の部分は、以下に抜粋、転載させていただきます。
===================ここから。
対談のなかで、いまでもはっきりと覚えている
野沢さんの言葉がある。
テレビを信じるな、という
本を書いたこの作家の口から出たのは、
報道はもっと客観的であれという
メッセージではなかった。
それどころか全く逆だったのだ。
「映像は切り取られた瞬間から
どうせ事実と違うわけだから、
だったら圧倒的な主観的事実で
ニュースが作られていくことは、
僕はかまわないと思う。
むしろ魅力的なつくり手の主観を
提示して欲しいですね」
野沢さんの内に秘める情熱を、
私が初めて感じた瞬間だった。
======================ここまで。
私自身は、辺見庸さんの言葉を借りると、「目が腐るほどテレビを見ている」。
地上波民放のバラエティーもドラマも見ませんが、民放NHK問わず報道番組やアメリカのドキュメンタリ番組、NHKのドラマなどを見ています。結局、NHKはよく見ています。
この記事へのコメント
どうもご無沙汰してます。
テレビの悪い部分と言うのは、複雑な問題ですからね。
私は思うに「テレビを信じるな」と言うより「テレビを安易に鵜呑みにするな」って立場です。
例えばバラエティ番組において芸人の悪ふざけなどを「カッコイイ」「平気でやっていいんだ」なんて意識を持たないことは大事だし「テレビでやってるんだから」って理屈もまた持ってはならないです。
言うなれば「群集心理」「寄らば大樹の陰」よろしく、周りがやってるんだから自分もやらなきゃなんて間違った考えを正当化しかねないです。それでは節操がないし考えや価値観の多様性がないと言われるだけです。客観的な見方でものを見れない人間が増えるだけです。
「追い詰められたら死ねばいい」なんて言うのは間違った考えだし、自殺を教唆するものです!!
視聴者にも問題はあるでしょう、そう言ったシーンを見て安易に鵜呑みにする意識を持つ人間がいるもんだから、それに輪をかけてそう言う番組を作る制作者もいる。これは正直言ってテレビそのもののレベル低下を招くだけでしかありません。
今テレビに求められるものの一つとして「客観的な見方」を磨くことではないだろうか。どっちか一方に偏重したコンテンツや価値観などは「百害あって一利なし」ですから。
芸能人で言ったらAKBやジャニーズ、スポーツで言ったら巨人(読売ジャイアンツ)がそうであるように、特定の人物や組織を変に持ち上げる風潮もまた単純思考を正当化させる要因ですから。
テレビの悪い部分と言うのは、複雑な問題ですからね。
私は思うに「テレビを信じるな」と言うより「テレビを安易に鵜呑みにするな」って立場です。
例えばバラエティ番組において芸人の悪ふざけなどを「カッコイイ」「平気でやっていいんだ」なんて意識を持たないことは大事だし「テレビでやってるんだから」って理屈もまた持ってはならないです。
言うなれば「群集心理」「寄らば大樹の陰」よろしく、周りがやってるんだから自分もやらなきゃなんて間違った考えを正当化しかねないです。それでは節操がないし考えや価値観の多様性がないと言われるだけです。客観的な見方でものを見れない人間が増えるだけです。
「追い詰められたら死ねばいい」なんて言うのは間違った考えだし、自殺を教唆するものです!!
視聴者にも問題はあるでしょう、そう言ったシーンを見て安易に鵜呑みにする意識を持つ人間がいるもんだから、それに輪をかけてそう言う番組を作る制作者もいる。これは正直言ってテレビそのもののレベル低下を招くだけでしかありません。
今テレビに求められるものの一つとして「客観的な見方」を磨くことではないだろうか。どっちか一方に偏重したコンテンツや価値観などは「百害あって一利なし」ですから。
芸能人で言ったらAKBやジャニーズ、スポーツで言ったら巨人(読売ジャイアンツ)がそうであるように、特定の人物や組織を変に持ち上げる風潮もまた単純思考を正当化させる要因ですから。
アジシオ次郎さん、いつもコメントをありがとうございます!
> 私は思うに「テレビを信じるな」と言うより「テレビを安易に鵜呑みにするな」って立場です。
まったく、そうです。
言いたかったのはそういうことで、テレビがきっかけで、そこから調べて、
何かに出会う、という良い方向に行く、ということもあります。
> 例えばバラエティ番組において芸人の悪ふざけなどを「カッコイイ」「平気でやっていいんだ」なんて意識を持たないことは大事だし「テレビでやってるんだから」って理屈もまた持ってはならないです。
それ言えてます。
そこで具体的に思いつくのは、「ダウンタウン」です。
「業界」で言われている、「いじり」というやつ。
私はかなり前ですが、歌手の中嶋実嘉さんがゲストの時に(彼女がまだそんなに売れていない頃)ダウンタウンの番組を見たのですが、中嶋さんを見下すように呼び捨てで、とても嫌な感じがしました。
「テレビ」というのは絶大な権力を持つとでも思っているのか、その場を「仕切っている」のが自分たちという感覚があるのか、そういうのが伝わってきて、以来私はダウンタウンのことが嫌いになってしまいました。
> 言うなれば「群集心理」「寄らば大樹の陰」よろしく、周りがやってるんだから自分もやらなきゃなんて間違った考えを正当化しかねないです。それでは節操がないし考えや価値観の多様性がないと言われるだけです。客観的な見方でものを見れない人間が増えるだけです。
分かります。
それはねぇ・・小泉(純一郎)政権の時にそう思いました。
メディアの、小泉さんの持ち上げようは異常でした(私は官房機密費には詳しくはないですが、何かつながりがないと、あそこまでは持ち上げないぞとは思いました)。
にもかかわらず、引退して脱原発を訴えたとなると、今度は「冷たい」んですよね。小泉さんの現役首相の時との扱いには愕然としましたが、今さら愕然とするまでもなくメディアとはそういうものだということですよね・・。
> 「追い詰められたら死ねばいい」なんて言うのは間違った考えだし、自殺を教唆するものです!!
自殺は、本当に多いですよね・・。
どうしてもいまだに、岡田ゆきこさんの自殺を思い出してしまいます。
あの時は、後追い自殺が多かったです。
> 視聴者にも問題はあるでしょう、そう言ったシーンを見て安易に鵜呑みにする意識を持つ人間がいるもんだから、それに輪をかけてそう言う番組を作る制作者もいる。これは正直言ってテレビそのもののレベル低下を招くだけでしかありません。
それ、あります。
私はまさにそういう状態で、例えば24時間テレビの裏側を20年は知らずにいたし、
靖国神社のことも、「なぜ参拝が問題なのか。なぜ、国のために死んだ人が安置されているのに靖国神社参拝がおかしいと騒ぐのか」と、思っていました。そんな状態でした。
自分で調べないと分からないんですよね・・。
テレビには威力がある、といつも意識していないと、
今でも、飲み込まれてしまいそうです。
かといって、「じゃあ見なければいいじゃないか」と言われても家の事情もあるし、昼間は私は一人でいるので寂しいのでテレビを見てしまいます。
テレビにだまされないように、と、意識するしかないです。
> 今テレビに求められるものの一つとして「客観的な見方」を磨くことではないだろうか。どっちか一方に偏重したコンテンツや価値観などは「百害あって一利なし」ですから。
私は、特に日本のテレビには、「客観的に」、なんてことは求められないと思います。
テレビ業界も、それを実行するのは無理だと思います。(原発とCMの関係を見ても分かるように、切っては切り離せない関係という感じです)
私は、「UFO特集」や、昔のドリフターズのお笑い番組を安心して見られるのですが、
それが、「最初からやらせだと分かっている」からです。「お約束」なのです。
ですから、テレビには、「プロレス」的なものを求めます。
そこから風刺や政権に対する痛烈な皮肉が出てきたら面白いと思うのですが、
日本では「自主規制」とやらで、それは望めないのかも・・。
> 芸能人で言ったらAKBやジャニーズ、スポーツで言ったら巨人(読売ジャイアンツ)がそうであるように、特定の人物や組織を変に持ち上げる風潮もまた単純思考を正当化させる要因ですから。
ありますね・・。
とくに、私が個人的に、何かおかしい・・と思うのは、「キムタク」ですかね・・。
AKBもそうですね。
キムタクやAKB、巨人を好きになるように(そこに誘導するように)しているのかな、と、そういうことは考えてしまいますね・・。
アジシオ次郎さん、コメントありがとうございます。
コメントをいただくと、またそこから掘り下げて考えるきっかけになります。
ありがとうございます。
> 私は思うに「テレビを信じるな」と言うより「テレビを安易に鵜呑みにするな」って立場です。
まったく、そうです。
言いたかったのはそういうことで、テレビがきっかけで、そこから調べて、
何かに出会う、という良い方向に行く、ということもあります。
> 例えばバラエティ番組において芸人の悪ふざけなどを「カッコイイ」「平気でやっていいんだ」なんて意識を持たないことは大事だし「テレビでやってるんだから」って理屈もまた持ってはならないです。
それ言えてます。
そこで具体的に思いつくのは、「ダウンタウン」です。
「業界」で言われている、「いじり」というやつ。
私はかなり前ですが、歌手の中嶋実嘉さんがゲストの時に(彼女がまだそんなに売れていない頃)ダウンタウンの番組を見たのですが、中嶋さんを見下すように呼び捨てで、とても嫌な感じがしました。
「テレビ」というのは絶大な権力を持つとでも思っているのか、その場を「仕切っている」のが自分たちという感覚があるのか、そういうのが伝わってきて、以来私はダウンタウンのことが嫌いになってしまいました。
> 言うなれば「群集心理」「寄らば大樹の陰」よろしく、周りがやってるんだから自分もやらなきゃなんて間違った考えを正当化しかねないです。それでは節操がないし考えや価値観の多様性がないと言われるだけです。客観的な見方でものを見れない人間が増えるだけです。
分かります。
それはねぇ・・小泉(純一郎)政権の時にそう思いました。
メディアの、小泉さんの持ち上げようは異常でした(私は官房機密費には詳しくはないですが、何かつながりがないと、あそこまでは持ち上げないぞとは思いました)。
にもかかわらず、引退して脱原発を訴えたとなると、今度は「冷たい」んですよね。小泉さんの現役首相の時との扱いには愕然としましたが、今さら愕然とするまでもなくメディアとはそういうものだということですよね・・。
> 「追い詰められたら死ねばいい」なんて言うのは間違った考えだし、自殺を教唆するものです!!
自殺は、本当に多いですよね・・。
どうしてもいまだに、岡田ゆきこさんの自殺を思い出してしまいます。
あの時は、後追い自殺が多かったです。
> 視聴者にも問題はあるでしょう、そう言ったシーンを見て安易に鵜呑みにする意識を持つ人間がいるもんだから、それに輪をかけてそう言う番組を作る制作者もいる。これは正直言ってテレビそのもののレベル低下を招くだけでしかありません。
それ、あります。
私はまさにそういう状態で、例えば24時間テレビの裏側を20年は知らずにいたし、
靖国神社のことも、「なぜ参拝が問題なのか。なぜ、国のために死んだ人が安置されているのに靖国神社参拝がおかしいと騒ぐのか」と、思っていました。そんな状態でした。
自分で調べないと分からないんですよね・・。
テレビには威力がある、といつも意識していないと、
今でも、飲み込まれてしまいそうです。
かといって、「じゃあ見なければいいじゃないか」と言われても家の事情もあるし、昼間は私は一人でいるので寂しいのでテレビを見てしまいます。
テレビにだまされないように、と、意識するしかないです。
> 今テレビに求められるものの一つとして「客観的な見方」を磨くことではないだろうか。どっちか一方に偏重したコンテンツや価値観などは「百害あって一利なし」ですから。
私は、特に日本のテレビには、「客観的に」、なんてことは求められないと思います。
テレビ業界も、それを実行するのは無理だと思います。(原発とCMの関係を見ても分かるように、切っては切り離せない関係という感じです)
私は、「UFO特集」や、昔のドリフターズのお笑い番組を安心して見られるのですが、
それが、「最初からやらせだと分かっている」からです。「お約束」なのです。
ですから、テレビには、「プロレス」的なものを求めます。
そこから風刺や政権に対する痛烈な皮肉が出てきたら面白いと思うのですが、
日本では「自主規制」とやらで、それは望めないのかも・・。
> 芸能人で言ったらAKBやジャニーズ、スポーツで言ったら巨人(読売ジャイアンツ)がそうであるように、特定の人物や組織を変に持ち上げる風潮もまた単純思考を正当化させる要因ですから。
ありますね・・。
とくに、私が個人的に、何かおかしい・・と思うのは、「キムタク」ですかね・・。
AKBもそうですね。
キムタクやAKB、巨人を好きになるように(そこに誘導するように)しているのかな、と、そういうことは考えてしまいますね・・。
アジシオ次郎さん、コメントありがとうございます。
コメントをいただくと、またそこから掘り下げて考えるきっかけになります。
ありがとうございます。
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