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はてなキーワード: 福満しげゆきとは

2026-04-01

理解ある「彼」だけが話題になり「彼女」は話題にならない理由

理解ある彼女/妻が存在する例

古くから現代に至るまで、困難な状況にある男性を支える女性の例は数多く存在します。

理解ある彼くん」だけが話題になる理由分析

理解ある彼女/妻」は現実に多く存在するにもかかわらず、ネット上で「理解ある彼くん」という言葉ばかりが注目・揶揄される理由については、以下の要因が指摘されています

2026-01-28

50代高齢童貞でも「自分は女に需要がない人材だった」事をと認められない

非モテ男性例外なく、人気者ポジション等の世間評価地位肩書や人脈や身長スペックといった女が求めるマウント材料を持たない

それでも上記の要素が一つもない50代結婚歴のない男性でも「自分には女が求める要素がないから女から恋愛対象にされず未婚のまま終わってしまった」のを認められず「チンポのデカいやつがモテる」と未だに主張している

福満しげゆき(妻)

@fukumitsuu

マンガです☺️(1/2)

https://x.com/fukumitsuu/status/2011406837300736353?s=20

1月14日

マンガです☺️(1/2)

福満しげゆき(妻)

@fukumitsuu

(2/2)

https://x.com/fukumitsuu/status/2011406845752279177?s=20

@tulutukuhousi

何故、無駄自己肯定感が高いのでしょうか?お母さんに甘やかされているからでしょうか?

@jijiji_mumumu

自分客観視できない男性マジで多い。女性だって認知が甘い時期というのはもちろんあるんだけど、歳を重ねるにつれて現実を知る。自分と同レベルくらいの顔だと思っている人との周りの態度や見る目が明らかにうから男性ってこういう経験をほぼしないってことなの?

エピちゃん

@epichan77

でも女で顔可愛い子はおとなしいグループにもいたりするけど、

男のイケメンマジで中心グループしかおらんくない?

教室の隅っこにイケメンがいるの見た事ない。

上記ポストに「陽キャブサイクばかり、教室の隅で本読んでるオタクの方がイケメンが多い」という無数の男性の反応が湧いてしま

まず一般社会芸能人みたいな顔の男性はいないのを認められない

なおかつ容姿が良ければ女から相手にされる、マスコミ芸能関係者から声がかかる、男からナンパ合コン要員として誘われるが、それらの経験が一度もなくても自由恋愛婚活でも女に選ばれなくても「自分イケメンである」という自己評価を手放せない

https://anond.hatelabo.jp/20260128095235

2026-01-06

社会的弱者男性コミックエッセイ美少女アバターを選ぶ理由

はじめに――アバターは「誰が語るか」を決める装置

社会的弱者男性エッセイ漫画を描くとき、作者のアバター主人公キャラ)を萌え美少女にする」――この現象は、単なる趣味作画コスト問題だけでは説明しきれない。むしろ、作者がどのように社会的役割と結びついているか、そして読者の視線から自分をどう守り、どう語りたいか、という"語りの設計"に関わる問題として捉えると見通しがよくなる。

コミックエッセイ(実録・体験談ベース漫画)では、作者はしばしば自分自身作品内に登場させる。ここで作られる「作者アバター」は、単に似顔絵ではなく、読者に対して「誰が、どの立場から、どんな調子で語るのか」を瞬時に理解させる看板でもある。したがってアバター性別・年齢感・デザインは、内容そのものと同じくらい強いメッセージを持ちうる。

社会要請される男性役割」を果たしている男性は、男性アバターを選ぶ

一般向けに書籍化され流通しているコミックエッセイには、男性作者が男性アバターで描く例が多い。ここでは、ビジネスマン生活夫婦生活子育てペット日常小ネタなど、「男性として社会に参加している姿(役割果たしている姿)」が語りの前提になりやすい。

具体的には、『ぼく、オタリーマン。』(よしたに)、『大家さんと僕』(矢部太郎)、『うちの妻ってどうでしょう?』(福満しげゆき)、『本当にあったお金怖い話』(二ノ宮との)、『鴻池剛と猫のぽんた ニャアアアン! 』(鴻池剛)などが男性作者による男性アバター作品として確認できる。男性による育児エッセイ漫画についても、アバターキャラ男性である

このタイプ作品では、性別変更をわざわざ行う必然性が小さい。むしろ「作者=そのままの自分であることが、エッセイとしての信用・通りのよさ・説明コストの低さにつながる。福満しげゆき桜壱バーゲンなど、実物が整っていても作中では自分を地味・冴えない・醜い側に寄せて描くことがあるが、これは「盛って見せる」よりも「弱く見せる」ほうが笑いと共感を取りやすく、後述するような反発も招きにくいというコメディ安全策として理解できる。

女性作者が女性性を減らすとき――人外化・シンプル化という選択

女性作者の場合女性アバターは「画数が少なくて早い」「表情が描きやすい」など合理性からシンプル化されやすい(『ダーリンは外国人』など)。また自虐コメディのために、あえて"女を捨てた"造形(『いかゴリラ』のような崩した自画像、『つづ井さん』のように自分を下げ気味に描き友人を美人に描くパターン)を選ぶこともある。ここまでは「女性女性を描く」範囲の振れ幅と言える。

興味深いのは、女性作者が女性性を出したくないときに、「イケメン男子高校生に置き換える」方向へ行かず、白ハゲ記号化や、人外動物の方向へ行きやすい点である

荒川弘の牛。出身北海道酪農家であることと結びつけて説明されることが多い。吾峠呼世晴のワニ、通称「ワニ先生」としても知られている。ひうらさとるは『御かぞくさま御いっこう』では自身デフォルメされた「もぐら」として描いている。

男性と違い、女性アバターキャラを若く美形の異性に設定する例を見たことがない。この「女性性別を薄める/人外化するが、イケメン化はしにくい」という傾向は、「弱者男性美少女化する」現象と、鏡像関係にあるように見える。

美少女アバターが現れやす領域――重さを"読める形"に整形する

一方で、男性作者が美少女アバターを用いる例も確かにある。観察上、ここには偏りがある。たとえば以下のようなテーマが集まりやすい。

また、この種の作品書店で「棚の中の本」として出会うより、SNSでバズって「突然視界に入ってくる」経路になりやすい。すると作者は、最初の数秒で読者に「これは攻撃していい対象ではなく、読んでいい語りだ」と理解させる必要がある。美少女アバターは、その導入装置として非常に強い。

ここで重要なのは、「美少女が主役だから内容が軽い」という意味ではない。むしろ逆で、重い・気まずい・生々しい内容を"読める形"に整形するために、美少女というフィルターが使われている可能性がある。

仮説――役割男性性の安定度がアバター選択を左右する

ここまでの観察を、ひとつの仮説にまとめる。

ここでの美少女化は、自己否定でも現実逃避でもなく、「語り手の身体」を作り直して語りを成立させる編集技法、と位置づけられる。

なぜ男性テーマと結びつきやすいか――苦痛を"分からせたい"願望

美少女アバター睾丸病気前立腺病気風俗ルポなど男性関係テーマを扱う頻度が高い理由についても、仮説を立てることができる。

男性器や男性特有疾患の話題は、当事者男性がそのまま男性の姿で語ると、「気持ち悪い」「下ネタ」などの嫌悪的な受け取り方を誘発しやすい。そこで美少女アバターは、内容を"説明可能苦痛"へ変換する緩衝材になる。つまり読者にとっては、「男性の生々しさ」ではなく「キャラクターの災難」として入口が開き、作者にとっては「言っていい形」に梱包できる。

さらに踏み込めば、ここには一種の願望も混ざる。「男性特有の苦しみ」を、社会的庇護されやす存在美少女)に引き受けさせることで、苦痛正当性悲惨さを"理解されやすい形"にしたい、という欲望である。これは、男性妊娠テーマとしたフィクションや、男性電気ショックを与えて生理苦痛を分からせる装置など、女性特有の苦しみを男体に分からせる試みを好む人がミサンドリー女性に多いのと同じで、男性特有の苦しみ(男性器の疾患や、過剰な性欲と性的需要の無さなど)を美少女に分からせたいというミソジニー的な願望が、男性関係苦痛を味わう美少女アバターとして表現されているのではないか

美形同性アバターリスク――露呈時の嘲笑とつるし上げ

アバター戦略には"かわいくする/人外化する"だけでなく、"美形化しない"という消極的選択も含まれる。同性の美形アバターは、実像が露呈した瞬間に「理想現実の落差」が嘲笑へ転化しやすい。

星見蒼人という人物が、ネット上で"イケメン"方向の自己像で活動していたが、都青少年健全育成条例違反淫行)の疑いで逮捕され顔がテレビニュースで公開されたときに、実物とイケメンアバターとのギャップが酷かったため嘲笑の的となった。

女性側でも、自己像を美化した(と受け取られた)自己語りが「全身アルマーニ(全ア)」と揶揄されているように、「同性美形アバターキャラ」は男女問わず露呈時の吊し上げと接続やすい。

アバターキャラを同性の美形にすると、実物の実態がバレたときには男女問わず激しい嘲笑やつるし上げを受けるという要素も、アバター選択重要な制約条件として機能している。

結論留保――アバターキャラは読者との交渉の結果

ただし、この仮説は万能ではない。美少女アバターには「美少女しか描いてこなかったのでこれしか描けない」「読まれるためのマーケティング」といった要因も混ざるし、個々の作者の意図作品ごとに違うはずだ。

それでも、「どの領域で、どんな語りのとき性別変更が起きやすいか」を並べてみると、アバター自己表現ではなく"読者との交渉"の結果として選ばれている面が見えてくる。美少女化は、その交渉を一気に成立させる強力な道具であり、同時に「男性のまま語ることが難しい」状況の反映でもある。

2026-01-05

anond:20260105124309

1. 男性作者によるアバターの例

美少女女性キャラクター使用する例
男性キャラクター使用する例

2. 女性作者によるアバターの例

同性のキャラクター使用する例
同性を使用しない例

3. 動物人外キャラクター使用する例

性別を問わず、有名な漫画家によく見られる傾向。

anond:20260105124309

オタクに見えてるところに偏りがあるんだろ

男作者の売れてるエッセイソートしたらオタリーマンしろカラテカ矢部しろ福満しげゆきしろアバターだぞ

美少女イラストが流れてくるTLには美少女アバターの中身おっさん一般ウケはしていない)が多くなるってだけだ

anond:20260105124309

福満しげゆきフォーマットエッセイ漫画を描く男性たちもいる。自画像男性にしつつ妻を中心に描いている。

自画像美少女にしているおじさんは妻がいない。この間バズってたのも独身男性老いた親の話を描いた内容で自分美少女にしていた。自分美少女にするのは、妻がいないからです。

2025-11-17

俺が選ぶ、初期からキャラの顔が変わってしまって残念な漫画3選

おっさん個人的見解です。あと「漫画」と書いたけど正確には「漫画家」かも】

はるき 悦巳

初期のじゃりン子チエ書き込みが素晴らしかったのだが、10巻くらいか書き込みが減り、そしてキャラクターの顔がややコミカルになり、おでこが広くなってしまった。

アニメの再々々放送を見ていた自分としては、アニメは初期の絵を準拠としていたので、単行本の絵を見てびっくりしてしまった。話もなんだかマンネリ化してしまい、ストーリーが進まず、ドラえもんのような繰り返し漫画になってしまった気がする。暗い話が減り、その分キャラクターコミカル容姿にしたのかもしれないが、残念無念だった。

べつやくれい

デイリーポータルZで描いてた初期の漫画ココロミくんなど)は、べつやくさんの目がまだそこまで細くなかったのだが、今はすごく細くなっている。ちょっとしたことなのだが、前の方が可愛いくて好きだ。別にべつやくさんの実際の目が細くなったわけではないし、前の目に戻してくれたら嬉しいなといつも思っている。内容は相変わらず面白い

福満しげゆき

初期は主人公(作者)の顔に愛嬌があったのだが、モーニング連載くらいかちょっとひねくれた感じの顔に変わってしまった。本人が愚痴をよく言う場面があるので、それに合わせたのだろうか。でも自分としては前の方が読みやすい。妻はずっと可愛く描いているのだから、本人も前みたいな愛嬌のある顔に描いて欲しい。

2025-08-21

anond:20250326230426

福満しげゆき単行本あとがきの「誰も読まないような小さい文字で長い文章(福満自身も自認)」で朝に夫婦生活するって同じこと書いていて、それを読まれて妻が怒ってたの思い出した。福満家は漫画に全暴露して妻が怒るところまでセックス

2025-05-27

福満しげゆきの「ひとくい家族」が連載再開されてた

今なら全話無料になってる

あいものエッセイとは全然方向性が違うから勧めにくいけど、暇ならどうぞ

https://comic-action.com/episode/2550912965722210677

2025-04-22

福満しげゆき先生漫画をずっと買い続けているんだけど、wikipediaを見るとものすごい仕事量なんだが作中では失業寸前で常に不安で辛いみたいな感じで、漫画家の儲けが謎。

2025-01-29

anond:20250129000130

本当にこれ。意味が分からない。

こういうことしつこく言ってると決定的に妻に嫌われるよ。お前を信用してないってねちねち粘着する化け物に自ら身を堕としている。

そういえば福満しげゆきも、妻が福満養うために働きに出てたのを「あの時不倫した?」「二人とも俺の息子か?」って粘着して嫌われている描写があったな。

福満しげゆき読んで自分がどれだけ最悪の存在客観視したほうがいいかも。

2024-10-26

月刊漫画ガロ史上最も重要漫画10

anond:20241012181121

 ガロは書く人も居なさそうなので、元読者の義務感に駆られて書いてみた。リアタイで読んでいたのは80~90年代の一部なのでいろいろ偏っているとは思う。選択基準としては、漫画史的な重要性や、後世に与えた影響を優先した。バックナンバー単行本アンソロジー、関連書籍(が多いのもガロの特徴ではある)などの知識も動員したが、記憶に頼って書いているので誤謬などはご容赦。むしろ先達から突っ込みが欲しいです。なお、ガロ分裂後のアックス誌の作品にはここでは触れない。

カムイ伝白土三平

 まずはなにを差し置いてもこれ。そもそもガロという雑誌の創刊自体長井勝一による「カムイ伝」を掲載する媒体を作りたいという並外れた理由によるもので、「ガロ」という奇妙な誌名も作中人物の「大摩のガロから取ったものだった。どちらかと言えば現在では「読まれない」作品になりつつある印象なので当時の熱狂を図るのは難しいが、漫画史的には「どうやら漫画という媒体歴史的社会的な諸問題を描き得る(と読者に思わせた)」点がエポックだったのではないかと思う。今であればそんなもん当然だろうと思われるかもしれないが、所詮我々はこのような巨人の肩の上にいる。

ねじ式つげ義春

 つげ義春ガロ誌に発表した短編は悉くが傑作なのでとても一本に絞りきれるものではなく、作品の完成度からすればむしろゲンセンカン主人」や「赤い花」ではないかとも思うのだが、後世に与えた影響の大きさを考えればこれを選ばざるを得ない。「見た夢をそのまま描いた」という誤解を受けることも多い本作だが、実のところは多種多様コラージュや巧みな漫画技法に満ちていて、きちんとした作為の下に統制して作り上げられた「シュール」の傑作であることがわかる。

赤色エレジー林静一

 若い男女の同棲破綻物語と描けば無数の類例が思い浮かぶが、1970年の発表当時には極めて新しかったはずである。なにしろ婚前交渉などという言葉が現役だった時代だ。主人公職業アニメーターというのも新しく、しゃれていたのではあるまいか。この作品の画期は、漫画に「俺たちの等身大青春(あるいはそのように夢想したいもの)」を持ち込んだ点だったのではないかと思う。林静一洒脱な絵は上村一夫などによる後続作に比べても洗練されていて、今見ても色あせない。

ピクルス街異聞(佐々木マキ

 漫画(に限らず表現)とはなにものかを描かなければならないのだというドグマがまだ有効だった60年代漫画から意味というものを完全に取り去ってしまった佐々木マキの一連の作品センセーショナルであったらしい。画風はおそらく杉浦茂系譜にあるのだが、もはやナンセンスという言葉も不適当だと思われるぐらいに徹底して意味物語排除されている。その衝撃は若き日の村上春樹にもはっきりと影響を与えたらしく、のちに佐々木村上著作の挿画を担当することになる。

寺島町綺譚(滝田ゆう

 簡素な絵でナンセンス漫画を濫作していた滝田ゆうが、心機一転、自らが少年時代を過ごした戦前私娼街・玉ノ井の風景をおそろしく緻密な絵柄で描き出した。「三丁目の夕日」的なノスタルジアものの先駆ではあるが、最終回戦火は玉ノ井の街を焼き尽くして終わる。ここに描かれているものは、卓抜した記憶力と画力により再構築された、失われて二度とよみがえることのなかった風景なのである

マッチ一本の話(鈴木翁二

 ここまでは疑いなく殿堂入り作品が並ぶが、ここから判断に迷う。70年代ガロから永島慎二宮谷一彦を外してはいけないかもしれないのだが、活躍のメインはガロ誌ではなかった作家だし、やはり当時の熱狂現在から嗅ぎ取るのは少々難しい。安部慎一花輪和一古川益三(のちのまんだらけ社長)の諸作品も思い浮かぶけれど、ここでは作品の強度と詩情、卓抜した画力を取って敢えて鈴木翁二で。

ペンギンごはん湯村輝彦糸井重里

 これも当時の衝撃をいま追体験するのは難しいのかもしれないが、ヘタウマ不条理がどっさり詰め込まれた本作が半世紀近く前のものと考えるとやはり衝撃的だし、こういうギラついた脳天気さは、結局は80年代「軽チャー」の苗床になったのではないかと思わされる。

少女椿丸尾末広

 80年前後ガロにはニューウェーブカテゴライズされる作家も少なからずいて、例えば川崎ゆきお蛭子能収ひさうちみちお、奥平イラなどが挙げられるのだが、個々の作品への愛着はさておいて結局のところ今に至るまで強い影響を与え続けているのはむしろニューウェーブ埒外にいた丸尾末広ではないかと思う。圧倒的な画力漫画のみならず演劇音楽にも影響を与えたし、世代を超えたファンも多い。なお本作の初出はガロ誌ではないのだが、代表作として外せないのと単行本青林堂だったのでご容赦を。

タケオの世界根本敬

 80年代ガロではこの人の名前も外せない。「過激な」作風と言われ「特殊漫画」を自称他称もしている人ではあるけれど、実のところは非常に息の長い物語を紡ぎ出せるストーリーテラーでもあり、日本近代史や土俗性を容赦なくぶち込んでやるから覚悟しろよというぎらついた野心も垣間見える。その試みがもっとも巧くいった作品の一つが本作。水爆投下とともに発射された精子自我を持つ話です……と書くと面白そうでしょ?

道楽者の海(逆柱いみり

 ガロ最末期の90年代から一人と考えて、古屋兎丸山野一ねこぢるなども思い浮かんだけれど、漫画表現の圧倒的な強度に鑑みて本作を選んだ。この地上には存在しないはずなのによく知っている風景がどこまでもどこまでも展開される。いつかうなされながら見た夢が、ここに具現化されているという驚き。「ガロがなければ世に出ることのなかった」作品の一つの頂点であると思う。逆柱作品はどれをとっても傑作なのに単行本の多くは絶版で、とんでもないプレミアが付いてたりする……。

追記

個人的にはつげ忠男の大ファンで、実際「無頼の街」「河童の居る川」など傑作も数多いのだが、漫画史的重要性を優先して涙を呑んだ。

赤瀬川原平言及に迷ったけど、ガロ誌での漫画作品(『お座敷』など)よりも、その外での活躍が多かった人という印象なので選外に。ガロ系の作家ではこういう人も多いのですが。

・「ガロにおける有名作家」という問題もある。水木しげる矢口高雄池上遼一といったビッグネームもあれば、のちのどおくまんも一度作品掲載しており、末期ガロにも吉田戦車のような意外な面々が顔を覗かせる。珍しいところでは、SPA!誌で掲載を断られたゴーマニズム宣言の回を小林よしのりガロに持ち込んで掲載された例がある。

ガロ出身で他誌で活躍することになる人も多い。上記の他、新しい世代では花くまゆうさく福満しげゆき東陽片岡古泉智浩あたりか。

80年代ガロでかなり迷ったのは、トラバでも言及のある久住兄弟泉晴紀泉昌之渡辺和博などの面々。このあたりのナンセンス作品群はわりと影響も大きかったようなんだけど、作品単体でどうこう言えるものが思い当たらなかったので除外。

つりたくにこやまだ紫杉浦日向子近藤ようこといった女性作家たちの極めて良質な作品についても言及しておきたい。特に津野裕子は最末期のガロに、寡作ながら優れた作品を残した作家で、機会があればぜひ一読をお勧めします。

・その他、この10選に選ぶには及ばないけれど間違いなくその人にしか描き得ない作品を残し、ガロという媒体がなければ目にすることもなかったであろう作家たちについても、その名をリスペクトしておきたい。淀川さんぽ、とま雅和、谷弘兒、三橋乙耶、菅野修、等々……。

さら追記(含ブコメ反応)

 思いのほかガロ漫画への反応が良くて嬉しい!

90年代ガロ文章ページが(文章ページのほうが……)充実してた感があり、呉智英四方田犬彦など結構な面々が連載していた。

投稿ページの「4コマガロ」も相当(雑誌カラー的な意味で)レベルが高く、ここ出身の有名作家福満しげゆき

・同時期にやっていた「ガロ名作劇場」という好企画があって、90年代半時点では入手困難だった作家を含め、ガロ出身の名作家を回顧的に紹介してくれた。林静一「まっかっかロック」なんてものすごい衝撃受けたし、楠正平や勝又進なんてこんなことでもなければまず読むことができなかった作家だったと思う。

ねこぢるはやはり入れるべきだったかなーという迷いは今でもあり、代わりに削るとすればペンギンごはん鈴木翁二か。リアタイ勢だったんだけど初読の際の衝撃は今でも覚えていて、90年代サブカル的にはわりとよくあった「無邪気な残酷さ」が普遍性を持ち得た希有な例だったんじゃないかと思う。(その点では山田花子には自分は少々点が辛い)

・>ビレヴァンいけば売ってる? >なんか漫画系のサブスクはこういうのの乗っかってどんどんセット売りとかして欲しいよな。

 これは本当にそう思うところで、ガロの名作群はとにかく作品へのリーチが困難。古川益三作品なんてマジで読めないし古書には衝撃的な値が付いてたりする。電書にするにしたってタダじゃないのは分かってるけど、なんとかならんかな。

・>「ガロ」はフォロワー・影響度では計れない作家作品が多すぎて。簡単に真似されるような作品ガロ的ではないとも言えるし

 これも本当に同感で、孤立峰みたいな作家が多すぎるんだよなー。熱を込めて語られるけれど模倣はされない、って、表現としてはすごいことなんだけど。

・>ちびまる子ちゃんクラスメイト名前ガロ作家名前から取ってると聞いたときは「へー」となった

 これモデルになった某作家さんはスゲエ嫌がってるみたいですね(伝聞)

2024-10-20

漫画アクション史上、最も重要漫画10


 誰かが今まさに書いてるであろう他の雑誌と被らなそうな所


 漫画アクションは、週刊→休刊→隔週で復刊して発行中、というちょっと特殊な経緯を持った雑誌

 双葉社ピンチになると神風が吹く、とも言われて、その神風でほぼ埋まるんだよね

 一作者一作品しばりではあるが、このしばりが必要ないんだよなあ



  1. ルパン三世(モンキー・パンチ)
  2. 嗚呼!!花の応援団(どおくまん)
  3. がんばれ!!タブチくん!!(いしいひさいち)
  4. 子連れ狼(原作小池一夫漫画小島剛夕)
  5. じゃりン子チエ(はるき悦巳)
  6. かりあげクン(植田まさし)
  7. BARレモン・ハート(古谷三敏)
  8. クレヨンしんちゃん(臼井儀人)
  9. 坊ちゃん」の時代(原作関川夏央漫画谷口ジロー)
  10. この世界の片隅に(こうの史代)



2024-01-20

anond:20240120205750

おんねこの人のエッセイはバズったし福満しげゆきとか売れっ子じゃん

需要はあるけど供給が少ないジャンルだと思うよ男エッセイって

実際にあってさわれるわけでもないのになにがついてるというのか

内面こそが求められる世界だろ

2024-01-15

anond:20240115171833

3年間いい感じにならなかったとかモロ福満しげゆき生活やん

anond:20240115161109

全然違うと思うが…初期から福満しげゆき読んでたから尚更違うと感じる

ジャンプ+で連載が始まったふつう軽音部は福満しげゆきっぽい

[第1話~第4話]ふつう軽音部 - クワハリ/出内テツオ | 少年ジャンプ+ [ https://shonenjumpplus.com/episode/16457717013869519536 ]

まあこれなんやけど、ナレーションとか主人公独白とかインキャが主人公なところとかモロに福満しげゆきっぽい。明らかに影響受けてるよな、Xでもフォローしてるし。

2023-07-26

おじさんが主人公エッセイ漫画が少なすぎる

エッセイ漫画って大抵が女性で、自分家族のこととか書いてるのが多い。

でも男性特におじさんが主人公エッセイ漫画となると、ほとんどない。

思い浮かぶのが桜玉吉と、福満しげゆきくらい。

おじさんってエッセイ漫画書かないし、エッセイ漫画を読まない気がする。

主人公自分)を女にするとかしないと、刺激がなくて読めないんだろうな。

2023-04-21

おっさんとおばさん同士のラブコメ漫画が読みたい【追記あり

いかな?

できれば不倫なしで

どうしても片方が若い漫画が多くて、リアリティに欠けるんだよなぁ

黄昏流星群シニアだしラブコメじゃないし…

やっぱり難しいか


追記

みんなの紹介してくれた漫画リストアップします。みんなありがとう。抜けがあったらごめんなさい

ローズ ローズローズフル バッド

・1日2回

うさぎドロップちょっと違う?)

ハクバノ王子サマ(両方20代で片方不倫?)

ムサシ輪舞曲

娚の一生女性若いので違うかも?)

・ミワさんなりすます

恋人以上友達未満(互いに30歳前後くらい?)

スーパーの裏でヤニ吸うふたり女性若いので違うかも?)

・じゃりん子チエ

・Age35, 恋しくて不倫で片方若い女性?)

君の天井は僕の床

おかめびより

・あした死ぬには

・五十、六十よろこんで。

・44歳の彼女

ハーイあっこです

そもそもウチには芝生がない

・後ハッピーマニア(カヨコが別れて45歳になっている)

・違国日記

茄子

入江喜和さんの作品

有間しのぶさんの作品

・私の息子が異世界転生したっぽい(メインテーマは違うらしいが)

ルームメイツ一般中年の地味な日常が描かれている。時代設定は数十年前)

シジュウカラ

西炯子さんの作品

・九後45は一周回って追いかける

姉の結婚

セクシー田中さん

オノナツメさんの作品

入江紀子さんの作品

・海街ダイアリー(前振りとして不倫あり)

・瓜を破る(ちょっと違うかも?との情報あり)

・妻観察日記福満しげゆき

・踊れ獅子堂賢

東京ラブストーリー After 25 years

谷川史子さんの「はじめてのひと」「おひとり様物語」(はじめてのひとは不倫あり)

・冬野梅子さんの作品

雁須磨子「あした死ぬには、」(短編連作で、軸のひとつ40代なりのボーイミーツガールあり)

サライネス誰も寝てはならぬ」(恋愛要素は薄いそう)

センセイの鞄

2022-12-28

anond:20221228051102

妻は別に母親ではないが、親とは違った自己肯定感を与える存在ではあると思うんだな。

あるいは、実の親が与えてくれなかった自己肯定感を与えてくれる存在かもしれない。

福満しげゆき氏の漫画とか読んだことある

俺も長らく彼女いない歴と年齢が一致していたけれど、それだけで自己肯定感が下がってたな。

いくら他人がうらやむような学校に行っていても、俺は誰にも選ばれない男みたいな自分卑下するような気持ちでいっぱいだった。

人によっては配偶者が別の悩みの種になる人もいるかもしれないが、いろんな自信を失っても「結婚しているんだぞ!」というのはそれなりの心の支えになる。

編集者と会うとき不安から妻に来てもらっていたらしいが、その気持ちわからんでもない。

居てくれるだけで安心感を与えてくれる存在ってあるじゃん

...と書きながら、鈴木大介氏も思い出した。

お妻様と一緒にいるとつらい取材も一人でやるよりずっと楽になったみたいな話を読んだ気がする。

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