2016年04月02日 自宅のマンション化計画 おはようございます。 新年度しょっぱなの週末は お花見日和になるといいですね。明日は天気が崩れそう さて 先日、あるお客様から 聞いた話です。 そのお客様は 現在、自宅を区分所有化しているそうです。 そのお客様の自宅は 普通の家よりは少し大きめの一戸建てですが 1階部分と2階部分を 登記上で2つに分けるよう 家屋調査士さんに依頼しているそうです。 自宅のマンション化 みたいなイメージです。 このお客様が ナゼこのようなことを しようとしているかについて 聞いてみると 相続絡みだそうです。 このお客様には 二人のお子さんがいらっしゃいます。 現在は二人とも未だ独身ですが 将来、結婚して家庭を持った際に 1階と2階をそれぞれが使えるように 今のうちから建物の権利も分けておこう という考えだそうです。 1階と2階に 別々の家族が住めるようにするためには 当然、キッチンや水回り等も それぞれに設ける必要があります。 また、 建物への出入りも 1階と2階をそれぞれに分けるために 外階段の設置等の リフォームも必要です。 まさに2世帯住宅へのリフォームですが お子さんたちは未だ独身ですし 今は、親子一緒に生活しているため 現時点では完全分離の二世帯とはせず これらのリフォームの一部は 将来行う予定だそうです。 ということで 将来、お子さん同士がモメないよう 今のうちから 権利形態も分けておくと言う 親ごごろです。 しかし 不動産屋の感覚からすると この話はかえって 余計なモメごとをつくる 可能性もあると思っています。 例えば 共用部分の扱いです。 区分所有化された建物では 屋根や外壁などは 一般的に共用部分になります。 こちらの家は 築20年以上が経過しており 今後、これらの共有部分の大がかりな補修も 必要となって来るでしょう。 その際の費用は 基本的に区分所有者が 分担して負担します。 しかし その取り決めを 予めきちんとしておかないと 「オレは1階だから屋根の補修は関係ないね」 とか言い出すと ラチが開かなくなる 可能性があります。 まぁ それも見越して 親のお金で 建物全体の補修を今のうちに 全て実施しておくのも 一つの方法ですけどね。親のスネはカジりつくせ!(笑) しかし それ以外にも不安材料があります。 それは・・・ おっと、 週末の長文は イヤがられますので 続きはまた今度。 コメント(0) Tweet