はてなキーワード: ブギポとは
ただ、もうマジで絶大な影響力があったよな。
当時はブギポフォロワーが大量に生産されて電撃ゲーム小説大賞の審査員から苦言が出たくらいだったし、「電撃大賞」というラジオがあったんだけど、実写版ブギポの主演の女の子がサブパーソナリティを務めていた間は番組名自体が「電撃大賞ブギーポップ」に変更されるくらいのネームバリューがあった。
ラジオ電撃大賞の番組名に小説のタイトルがついたのは一番最初の「電撃大賞クリスクロス」に引き続き二度目だったがクリスクロスは2か月で終了しているが、ブギーポップは3年以上続き、以降、番組名に小説のタイトルがついたことはない。
ブギポは電撃ゲーム小説大賞の第4回の対象を取ったわけだけど、それ以前の電撃ゲーム大賞はオーキ伝、ブラックロッド、パンツポリス1935とおおむね評価は高いがめちゃくちゃブレイクしているというほどでもない新設のラノベの賞という印象だった。それがブギポで大爆発した。
ブギーポップが生まれなければ以降の電撃大賞は今ほどの影響力はなかっただろうし、電撃ゲーム小説大賞(後に電撃小説大賞)がライトノベルブームへ与えた影響の大きさを考えれば、ライトノベルブームの規模自体がもっと縮小していた可能性すらある。
セカイ系は2000年代前半にブームだったけど、実のところ作品のブームじゃなくて評論のブームだったから、「あの作品はセカイ系だ!」って決めつけてキャッキャしている奴らがいただけで、ブームとしての実態はなかった(いちおうそのセカイ系論壇のなかで重要な作品というと「イリヤの空」と「戯言シリーズ」が挙がるだろう)。
その前の1990年代後半はスレイヤーズやオーフェンあたりのファンタジーがまだまだ人気あった頃だな。
そんで2000年代前半は異能バトルのブームだった。1998年のブギポが転換点と言われてるけど、本格化したのは2002年のシャナからで、電撃文庫あたりが続けざまに「普通の学生が異能者たちの秘密の戦いに巻き込まれる」みたいな作品を出していた。その一つの成果が2004年の禁書目録。とはいえ今のなろう系ブームみたいなのを想像するのは間違っていて、「なんとなく異能バトルの人気があるかな」程度の話。市場自体も小さかったしね。
2004年にライトノベル解説本が続々と出た時期があって(ライトノベル完全読本とかこのライトノベルがすごいとか)、それで「ライトノベル」という俗称が一般に広まっていったんだよね。それまでは2chで使われてたくらいで(板名がライトノベル板だったから)、出版社や書店はティーンズ文庫とかヤングアダルトとかいろいろな名前で呼んでたわけだ。
そんで2005年ごろからアニメ業界が深夜帯に完全移行していくようになって、制作本数が急激に増えていったことで、原作ソースとしてラノベが注目されるようになった。
そこで大ブレイクしたのが2006年のアニメハルヒ。これで爆発的にラノベ業界の知名度が高まって「いまラノベが熱い」みたいな空気になっていった。雑誌や各種ニュースサイト、果てはテレビでもラノベが特集されたりしてね。
そんな感じで2000年代前半に刊行されたバトル系のラノベが00年代後半に続々とアニメ化されていったんだけど、ラノベのほうではそのちょっと前の2005年ごろからMF文庫Jを中心に萌えラブコメが流行りはじめていた。流行といっても、やはり「なんとなくラブコメの勢いがあるな」くらいのもんだけどな(ひらがな四文字系はこの時期がいちばん多かったかな)。
2009年のはがないと、そのインスパイア元である2008年の生徒会の一存から、増田が言う部活ハーレムが全盛期を迎えていくんだけど、生徒会の一存はコンセプトが「萌え4コマをラノベにする」だったから、実はハルヒよりも、そのあとにやってた「らきすた」などの萌え4コマアニメブームの影響が強いんだよね。これに同じく2008年の俺妹を加えたあたりがラブコメ勢の代表格かな。
そして2009年のSAOからWeb小説時代が幕を開けるわけだけど、このブームはまあ異能バトルブームやラブコメブームとは比較にならないくらい規模が大きかった。
というわけで2010年以降はこっちを読んでくれ。
1月に書いたやつ
朗報:2019年冬アニメ、見るの多すぎて死ぬ(更新:2019/01/23)
https://anond.hatelabo.jp/20190115161716
※ ★5 大絶賛 ★4 絶賛 ★3 良作
引きこもりみゃー姉が可愛すぎた
ダメダメな子が好き
みゃー姉ははなが好きなだけでロリ好きとは言えない
完全に尻上がりだった
非常に繊細
https://miyearnzzlabo.com/archives/56087
★5 BD購入済
こういうこっ恥ずかしいアニメ好き
ウルトラロマンティック見たいよぉ・・・3期までやらなきゃならん
★4 BD迷っている
ありがてぇなあ
3期はあるのかな?ラストまで行けるはずだが
今期のダークホース
そこがいい(合う合わない出そう)
そして鬼のように良いフェチ度増し増しな作画と、定期的に変わるエンディング
良いものを見た
★4 BD買いたい
原案・作画が別れているタイプで、ストーリーが非常によくできていた
引きが非常に強くて◎
2期やるみたいだね
あのシーンとか、あのシーンとか、皆絶叫しててまさに愉悦
というか、全体的に丁寧だね
★4
ヴェルドラ日記が見れてよかった
★4 漫画は★5
ストーリー面のクオリティが上下激しかったけど、振り返ってみれば結構楽しめた
★3
原作追いついてるじゃねーかw
塔の話が見れたのでよかった
シリーズだいぶ広がってきたけど、アニメどこまでできるだろうね
★3
以下止まってしまったやつ↓
五等分の花嫁
何かアニメに違和感があったので、途中で止めて原作を読むことに決めた
ブギーポップは笑わない ★3
13話くらいまで見たけどちょっと忙しくて2クール目が止まってる
面白いよ
おいしいところだけ持っていくブギポ草
何故か止まった、見る気満々なんだけど
6話くらいまで見た
見る気だったんだけど、アニメの数が多すぎたな 3話で止まってる
同居人はひざ~
アニメの数が多すぎた
バーチャルさん
うむ
ぱすてるメモリーズ
大豊作でした
わたてんは1日3回くらい見てた
関係ないけど、アニメの感想書くところは俺も作ってるところ、今クール中には出したいなあ
中華一番が再アニメ化されるそうだけど、もう正直期待値下げてかないとやってらんないくらいリメイク版つまんないの多くない??
方針演技とか丑寅とか、観てないけどキャぷツバとかも盛り上がってるってぜんぜん聞かないし、
なんかイー作品なんだったら盛り立てて欲しいのに、わざわざ評判下げるために再アニメ化してんのかなって気すらしてきた。
とかいって今ちょっとアニメ化して欲しいのは、クリームっぽいマミのスピンオフだけどさ!
ブギポップも、「ソレ今やるアニメか?」感が半端なくて。果実バスケットも当時だから観れたかも知らんけど。。。
イー作品だとしても、時代と合わないのこともあるのかもナァって。
いやでも、ひょっとしてバン!と当たったアニメもあったかもしれない・・・。記憶にないけど。
え・・・、ある?
ロードスもスレイヤーズもオーフェンもブギポも猫の地球儀もめっちゃ好きだけど「名作」というポジションに行けてるとは俺も思わないな。
物語としては名作だけど、文化的に名作として扱われてるとは感じない。
その辺の作品群を読むことが「教養」という風に受け止められてないというのが大きい。
アニメにもエロゲにも「教養としての作品たち」みたいのがあるのに、ラノベにはそれがない。
年取ったファンが「あれは凄く面白い」「エポックメイキングだった」と言っていても、それは教養語りと受け止められず、ただ懐古という風になってしまう。
それが何故かはわからない。ラノベが未熟だから、などという簡単な理由ではないだろう。
とはいえ、「名作」がない、つまり「触れていることが教養とされる作品群がない」ことは必ずしも悪いとは思わない。
名作とされる作品群が発生するということは、権威が生まれるということに繋がるからだ。
それを読んでいるということを誇り、知識と考察をひけらかす衒学に走り、触れてない奴を浅学と馬鹿にする権威主義。
そういうものが、ラノベ界隈ではあまりない。そういう振舞いをしようとする人がいても、周囲からは馬鹿にされるだけだ――それこそ懐古厨として。
同じ時代を生きた人に素早くリーチし、高速で消費され、そして次の世代は過去の積み重ねにも触れねばというプレッシャーを受けず読みたいものをスッと手に取れる。
その猛烈な速度は、たぶんライトノベルのいいところだ。
「速度。そう、重要なのは消費される小説だけが持ちえる速度だ。屑さえも書物に仕立て上げる速度だ。その速度に乗せなければ届かないことばというものがある。その速度に乗せなければ届かない遠い場所に読者がいる。」
というものがある。
アニメ化に限っては、スレイヤーズのあと沈静、シャナ・ハルヒあたりで爆発的に増加、という流れで、そのあいだフルメタやマリみてが散発的に人気になったくらいで、ブギポは谷間の時期だよ。
ラノベ業界の内側にかぎっていえば、ブギポはファンタジーから現代ものへの転換期において確かに重要な作品だけど。
スレイヤーズと同種の作品としては、当時で言えばゴクドーくんやフォーチュンがあったし、そのあとも伝説の勇者の伝説とか、まったく後継が出てないわけではないよ。
ただラノベ自体がファンタジー一辺倒ではなくなり、むしろ反動で2000年代にはファンタジーが少なくなってしまったりしたけど。