2024年11月17日

FC岐阜観戦記2024 最終節 激動の1年

FC岐阜、昨日は大宮アルディージャと戦いました。
今年最後のホームゲーム。色々な思いがある中で、ここまでやって来ました。


KYG03_20241116_143320736こと大宮にとっては、題名の通り、激動の1年だったと思っています。
初めてのJ3を迎え、大分トリニータのように1年で復帰できるのか、あるいは松本山雅FCのように1年で復帰できず泥沼にハマるのか、不安にさいなまれた中でキャンプを迎え、開幕に至ったのではないのでしょうか。
しかし、蓋を開けてみれば、圧倒的な戦力を背景に連勝と勝ち点を重ね、第32節でJ2復帰、第33節でJ3優勝を決めました。どちらもホームで決めたということで、持ってる部分もあったねぇ・・・。



KYG03_20241116_143048262運営面では、2月にエナジードリンクの「レッドブル」を販売しているレッドブル社が買収を計画していることがリークされ、9月にNTT東日本(男子サッカーの大宮アルディージャ)とエヌ・ティ・ティ・スポーツコミュニティ(女子サッカーの大宮アルディージャVENTUS)から運営会社の全株式を譲渡してもらい、10月からRB大宮という会社を立ち上げています
チーム名にはアルディージャの名は残りますが、エンブレムはレッドブルのロゴに準じたものになります。チームカラーは当面オレンジとのことですけど、「レッドブル」のカラーであるネイビーもチームカラーに加わっているので、将来的に赤になるのかもしれません。そして、マスコットのアルディとミーヤの今後は不明です。
なので、このエンブレムも見納めになるんですね・・・。リスが語源なのに牛が描かれている不可思議なクラブになりそうです。



KYG03_20241116_105741220さて、ホーム最終戦なので、DAZNの年間パスを買ってきました。とはいえ、今回は品切れを恐れ、オンラインショップで先行買い。ただ、安くなっているとはいえ、3万円って高いよなぁ・・・(汗)。
まだプロ野球とか海外サッカーとかが見られるだけマシなんでしょうけど、Jリーグだけなら、他の配信にしてほしいとなってくるかもしれませんね。実際に来年からJ3のみですけど、Lemino(NTTドコモが運営する定額制動画配信サービス)で配信開始になるそうなので、そちらに切り替えるという人も出てきそうです。



KYG03_20241116_124546519この日は、スープ祭りとのことで、寒い日に温かいものを・・・というある意味粋な計らいなんですけど、このところの異常高温で、大丈夫かいなと思っていましたが、まぁまぁの天候になったので、よかったのかな(雨降ってたりしたから、よろしくないけど(苦笑))


最初は、中華料理しょうりゅうの「クリーミーコーンスープ」
普通中華料理屋の出すコーンスープって、鶏ガラだしなどの中華スープに溶き卵と粒々コーンが入った代物だったりするんですけど、この店のそれは、ガチの西洋風コーンスープだった。



味は、滑らかな舌触りに仕上がったコーンの風味たっぷりな味わいなんですが、粉を溶いて作ったそれに近い気もするのは、気のせいだろうか(ニヤニヤ)。


KYG03_20241116_125405916そして、キリンタスの「豚汁」こちらは、追加で150円払えば、うどん入り(500円)になりました。



根菜類から出る甘味が汁にも回ってきて、味に深みが出ていました。そして、こんにゃくなどの具もたっぷり入って、身体が温まりますね。ホント、晴れて暑い日にやらなくてよかった(ギャハ)。





KYG03_20241116_170153926先程もちょろっと書きましたけど、時折雨の降る曇り空のやや肌寒いかなと思わせるような天候の下で行われた試合。やはり大宮は強かった・・・。
展開が非常に素早く、こちらのミスがあろうものなら、その隙を突いて、ボールを奪ってきます。かつボール回しも早く、選手達は翻弄されていたようにも感じます。
それでも、前半9分にオリオラ・サンデー選手、同じく14分に杉本健勇選手のゴールが決まったかと思ったのですけど、どちらもオフサイドで助けられました。それでも、前半26分に先程決めれなかった恨み節のごとく、オリオラ・サンデー選手が決めてしまい、これでやられたな・・・と思っておりました。

しかし、後半に入って、岐阜は徐々に自分達のサッカーをやれるようになってきました。それでも大宮の屈強な攻守に阻まれ、なかなかチャンスが生まれなかった中、追い付けるチャンスを得ます
後半10(55)分、北龍磨選手のコーナーキックからのセットプレー。高く蹴り上げた球は、甲斐健太郎選手が頭で合わせたものの、後方にそれてしまい、大宮の選手に飛んで行ってしまいますが、クリアが小さかったことで幸いにも松本歩夢選手の下に落ちてきて、蹴り返します前方に飛んだ球は、藤岡浩介選手の下にやって来て、ダイレクトで蹴る!この球が見事にゴールイン!大宮の選手がほとんど動けないシュートが同点弾になりました。これで藤岡選手は17得点最近はマークが厳しいので、トップにいるFC今治のマルクス・ヴィシニウス選手をかわせるかどうか・・・。

その後は、膠着状態に陥っていた中で、また大きく動きそうな展開が起こりました。
後半25(70)分、寺阪尚悟選手が杉本選手をプッシング(押し出し)して倒してしまい、ファウルの判定。このままなら至って普通の事象ですけど、その時にキレた杉本選手が北選手にボールを投げつけるような格好でぶつけてしまい、報復行為によるレッドカードで退場となりました。どうやら、すぐにボールを返してくれなかったことに起因しているようですが、そんなふうには見えなかったですけどねぇ・・・。この件で大荒れに荒れる大宮の選手達ですけど、レッドは至極当然ですわな。むしろ大宮ボールになっただけありがたかったんじゃないの・・・と、その後の失点劇をハイライトで見て思いましたとさ(泣)。せっかくのチャンスをそこで不意にしたらアカンわ・・・とこの時は思いました。

しかし、岐阜はここで終わらなかった。いや、終わらせなかった岐阜の未来を背負う選手が、やっとプロ初得点を挙げてくれたのです。
後半37(82)分、北選手が大宮の選手をかわすパスを出し、何とか西谷亮選手が繋ぎます。このパスを後方にいた久しぶりの出場になった青木拓矢選手に回し、青木選手は早いパスで前方に蹴り出します。彼の古巣である大宮の守備をかいくぐった球は、前方にいた横山智也選手の足に収まり、振り向きざまに左足で蹴り出した!大宮の守備陣が急いで戻るも間に合わず、キーパーも動けない渾身のシュートは、試合を振り出しに戻しただけでなく、横山選手自身思い出に残るであろうプロ初ゴールとなりました。
ただ、この後追加点が加えられず、試合終了2-2のドローゲームとなりました。



この引き分けをもって、岐阜は6位以上の勝ち点を越えることができなくなったため、終戦となりました。つくづく、杉本選手の退場後のセットプレーで生じた失点劇が、重くのしかかってしまいました・・・。そして、昇格プレーオフの掛かっているチーム・JFL行きになるのか否かの瀬戸際に立っているチームの第37節の結果がどうなったのか、後程書いていきましょう。


試合後に行われたサンクスセレモニーでは、小松裕志社長のコメントに引っ掛かるものを感じました。
確かに売り上げ面でコロナ禍前に戻ったこと、配分金が少なくなった中で、営業による自前の資金調達の面では、評価に値するのかもしれません。しかし、それが選手の強化・育成に回ってくれたのか疑問に残ります。そして、夏の酷暑対策に関してどうするのか、もっと言えば、夏の時期あるいは敵に対策され始めた時の対策をどうするのかについて、社長自身どう思っているのかを触れてほしかったです。売り上げを作ることも大事だけど、もっと大事なのは、勝つこと(特にホームで勝つこと)が観客動員への最大のパフォーマンスであること、この日の試合や直近の試合のような心躍る『長良川劇場』と称されるような試合展開を皆にもっと見せるようにできることではないのかと問いたいです。
さらに感じたのは、やはり蜜(組織力)を重視するチームでなければならない点でしょう。大宮のような個で押し切れるチームには、逆立ちしても無理でしょうし、それをやろうとして失敗した過去は、戒めないといけません
人件費にお金を掛けられないのなら、有名どころやベテランを呼ぶのは、エッセンスレベルないしは選手達のために必要だと感じる最低限の人数に留め、基本的には将来性のある伸びしろの高い若い選手で固め、彼らに組織だったサッカーを叩き込むべきなのではないかと思います。成長して抜かれても、例えは悪いかもしれませんが、雑草のようにすぐに生え変わってくれば、抜かれても抜かれてもたちまち強いチームに変貌できるでしょう。伸びしろのある・向上心のある・技術などはイマイチで粗削りでも何か秘めたものを持つ選手をセレクションし、複数人で競わせれば、誰がやっても同じようなプレースタイルに持って来れ、夏の暑い時期やけが人が続出した時でも対処できるようになるかもしれません。できれば、複数のポジションをこなせるマルチプレイヤーができれば、なおのことよしですけれども・・・。果たして、そんな補強やチーム編成が、今のウチにできるのでしょうか。


KYG03_20241116_173413665サンクスセレモニーでは、庄司悦大選手の引退セレモニーも行われました。
過去に所属していたクラブの写真、若かりし頃の写真が、所狭しと並んでおりました。



KYG03_20241116_18071200613年間の思い出を涙ながらに語ってくれた庄司選手。パレードの途中で、ゴール裏席にやって来た際、拡声器をもらって、前に立ってくれました。特に印象的だったのは、7/28のホーム・ガイナーレ鳥取戦での出来事かなり気にしていたようで、あの時は申し訳ないと述べていました。
いやいや、あの時は、皆もう気が立っていておかしかったんだよ。庄司選手ももどかしい中で、お前が悪いと矢面に立たされてしまったがゆえに、怒るのも当然だと思います。チームがおかしい時は、皆そうなるのです。
その後、一部の選手に強制連行され、胴上げされることとなりました。改めて、13年間お疲れ様でした。
ちなみに、娘さんは、グリーンエンジェルスの一員になっていたんですね。ウチに一度所属してた時(2017年)に生まれた息子さんも、大きくなってたなぁ・・・。



KYG03_20241116_181611206もう見ることはない、庄司選手の弾幕の一つ。
俺達と共にどこにでも行ってくれた庄司選手、改めて改めてありがとう。

この庄司選手のチャント、製作サイドは非公開(恐らく著作権を気にしているのだと思う)ですけど、恐らくこのチャントのベースは、和田光司さんの♪Butter-Fly(テレビアニメ「デジモンアドベンチャー」のオープニング)じゃないかなと思っています。3年前、偶然「デジモンアドベンチャー」関連のテレビCMを見る機会があって、その時流れていたこの曲が、やたら庄司選手のチャントのメロディーに似てるなぁと思いながら見ていた記憶があるんですよ(ニヤニヤ)。



先程も触れましたけど、この試合を引き分けたことで、今年のJ2昇格は無くなり、終戦となりました。他のチームの動向がどうなったのか、触れていきましょう。

まずは昇格プレーオフを巡る戦い
11/15に行われたFC大阪×SC相模原の試合は、FC大阪が勝ちました。
岐阜の試合と同じ日に行われた松本山雅FC×FC琉球の試合は、松本山雅が勝ちました。
そして、今日行われたカターレ富山×ヴァンラーレ八戸の試合は、富山が勝ち、福島ユナイテッドFC×アスルクラロ沼津の試合は、福島が勝ちました。最終盤で、調子のよかった沼津が脱落となりました。
これに伴い、上位陣が全て勝った中、唯一プレーオフ進出の可能性を残しているギラヴァンツ北九州もAC長野パルセイロ戦を引き分けで終わりました。この結果、6位の福島との得失点差が11あるため、事実上の終戦となりました。よって、富山・松本山雅・FC大阪・福島の4チームによるプレーオフ進出が決まり、富山が3位を確定させました。松本山雅・FC大阪・福島は全てアウェイでの試合になるものの、最下位のいわてグルージャ盛岡戦になる福島がやや優勢なのではないかと思われます。

一方、JFL行きになるか否かの瀬戸際に追い込まれた残留争いですけど、北九州×長野の試合を除いて、J参入対象になるJFLの試合も含め、共に今日行われました。
奈良クラブ×盛岡の試合は、奈良が勝ち、テゲバジャーロ宮崎×Y.S.C.C.横浜の試合は、最終盤に宮崎に逆転を許して負けとなりました。
そして、JFL首位の栃木シティFC×アトレチコ鈴鹿の試合は、栃木Cの快勝で優勝を決めただけでなく、累計観客動員も3万人を超えたことにより、J参入が認められました。FCマルヤス岡崎×高知ユナイテッドSCの試合は、引き分けに終わっています。先制したまではよかったんですけど、岡崎の執念に押される格好になってしまいました。
これに伴い、栃木CのJ参入の一方で、盛岡のJ退会が決定となり、2位に終わった高知がY.S.C.C.との入れ替え戦に進みます。なお、1戦目が高知のホーム、2戦目がY.S.C.C.のホームになりますが、純粋に得点数の多いチームが勝ちとなり、それで勝負の付かない場合の延長戦とPKはJチーム側のホームで行われるので、Jリーグチーム優勢のように思えてなりません。


さて、終戦を迎えて目標を失ったかのように思える岐阜ですけど、まだ目標があります琉球のアウェイで勝って、負け無しの伝説を続けること。負け無しで終えること。しかも勝って一ケタ順位でフィニッシュすることです。他力本願とはいえ、上手くいけば最高7位にまで着けることができます。その時の勝ち点差は3と、あと1勝していたら・・・と悔やまれる順位にはなるのですけど、それを来季への糧にしていきたいですね。
日曜に沖縄での開催になるので、飛行機に乗れなかったら・・・ということもあって、DAZNでの観戦になりますけど、想いは一つだと思っています。最後まで全力で、最後まで走り抜け!


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Posted by alexey_calvanov at 21:20Comments(0)

2024年11月13日

心臓・ダイナモと呼ばれた男、引退へ

主にミッドフィルダーの中でもボランチ(守備的ミッドフィルダー)として活躍し、『心臓』とも『ダイナモ(発電機)』とも称された庄司悦大選手が、先日引退を表明しました。


庄司選手は静岡県沼津市出身で、専修大学からFC町田ゼルビアに入団当時町田はJリーグ参入を控えており、彼がJ参入後第1号の補強になりました。
町田では、J2時代からJFLへの降格を経て、J3加入時までの3年間在籍し、その間に後の彼の象徴となる背番号10を与えられており、キャプテンシーを買われて副主将(副キャプテン)に就任しています。しかしながら、チーム事情や自身のチャレンジが仇となり調子を崩してしまい、遂には自由契約になってしまいます。
その時獲得に大きく動いたのが、J3に参入したばかりのレノファ山口町田の元同僚の推薦もあって、完全移籍を果たし、J2昇格のキーパーソンになりました。これまた彼の代名詞になるパスワークの多さと上手さで評判となり、2年間活躍しました。

その後、当時監督だった大木武さんのサッカーに魅力を感じ、2017年にFC岐阜へ移籍チームに大きな変化をもたらし、なくてはならない選手となったものの、わずか1年で当時J1に所属していたベガルタ仙台へ移籍してしまいます。この時は、もう二度と彼のような選手は帰って来ないと思っていましたよ・・・。

しかし、仙台ではフィットせず、わずか半年で当時J2に所属していた京都サンガF.C.に期限付き移籍(2019年に完全移籍)。すると、すぐにチームの核となりました。しかし、曺貴裁(チョウ・キジェ)監督になってからはスタメンを外れる日が多くなり、契約満了となります。

すると、2022年から活動したのは、2017年に在籍していた岐阜でした。彼が抜けた間にJ3に降格したのもあり、その状況から脱却するためにやって来てくれたのかもしれません。2023年と今年はキャプテンを務め、チームの中心選手となってくれましたが、今年は監督交代後にケガもあり、活躍を若手に譲る時期も多くなったこともあって、引退を決意したのではないかと思われます。思えば、8/25のY.S.C.C.横浜戦で、プレゼントパスをもらって入れた得点が、現状の最後の得点になるのですけど、同じ状況で引退していった難波宏明アンバサダーとオーバーラップしてしまうんですね・・・。もしかしたらが、ホントになってしまった。


13年間お疲れ様でした。サンクスセレモニーで引退会見を行うことになるのでしょうけど、何を語ってくれるのでしょうか。厳しいことを言われたりもした中でも岐阜のために尽くしてくれたことを忘れません。


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Posted by alexey_calvanov at 23:58Comments(0)

2024年08月26日

FC岐阜観戦記2024 第12節 獅子よ、目覚めの時です

FC岐阜、昨日はY.S.C.C.横浜と戦いました。
ホームで勝ったのはいつのことだったか。調べてみると、3/24のいわてグルージャ盛岡戦が最後となっています。それ以降の勝利は全てアウェイ。こんなことってあるのと言いたくなるくらい、ホームで全く勝てていません。順位も13位に落ち込み、下の方が見え始めてきた状況でもあります。
そして迎えたこの試合、前回の試合で勝ったアウェイの試合の一つです。ここで勝てないと、正直どこにも勝てないという気持ちで挑まないといけないと思っています。下が見えてきた今だからこそ、ここで勝たないとズルズルと引き込まれるんだという気持ちで挑みたいものです。


KYG03_20240825_155409977今日の試合は、8/21に誕生日を迎えたギッフィーの誕生祭も兼ねていました。おめでとうギッフィー。






KYG03_20240825_205823688試合は、久しぶりに岐阜が大暴れになりました。年に一回ホームかアウェイのどちらかで起こるガチャの大当たりのような残虐ショー・・・なんだろうけど、今回を含め、これまでの試合展開を見ていると、そう思えないんだよなぁ(苦笑)。
ただ、入り方は悪くなかったと思いますし、嫌らしいパスを通されたりはしたものの、押されているという雰囲気はあまり無かったように思います。新加入の選手が絡んだディフェンダー陣が健闘したのかなと。実は、甲斐健太郎選手が累積警告で出場停止処分を食らっていただけに、守備の面では心配だったんですね・・・。


そして、今回の残虐ショーの先鋒は、前半26分の粟飯原尚平選手ヴィッセル神戸から期限付き移籍でやって来た寺阪尚悟選手からのクロスを一旦は相手選手が止めるものの、岐阜の選手に囲まれて、最終的に粟飯原選手に奪われる格好に。間髪入れずに左足で振り抜き、先制点となりました。

次鋒は、その2分後に現れます。水野泰輔選手からの縦パスが粟飯原選手に通った。そこで打ってくるのかと思ったら、『珍しくいた(粟飯原選手談)』という庄司悦大選手にパスこれを冷静に流し込んで2点目(ゴールとしては2022年以来2年ぶり)となりました。俗にいうプレゼントパスというものらしいですが、これを見るのは2018年の古橋亨梧選手から難波宏明さんに回したあの時以来だ。もしや・・・と思ったけど、今は止めておこう(汗)。

その後、Y.S.C.C.が息を吹き返し、オニエ・オゴチュクウ選手に入れられてしまうものの、ここで『2-0は危険なスコア』という文句に流されずに、自分達のプレーをやってのけたのが大きかった
この後、前半終了間際(45+3分)に中将が現れます新垣貴之選手のフリーキックに寺阪選手が頭で合わせてゴールインですよ。彼自身Jリーグで初めての得点が、試合を運命付けるものとなりました。これはY.S.C.C.に与えた精神的ダメージが大きかっただろうなぁ・・・。


後半に入ってからは、岐阜もY.S.C.C.も暑さから動きが停滞していた状況。試合前に降った雨でピッチコンディションもよくなかったでしょうから、やりにくさで疲労もピークに達したことでしょう。そんな中で、眠れる獅子だった藤岡浩介選手が後半25(70)分に投入されました。
その藤岡選手がフィニッシャー(副将・大将)になったのです。まずは後半30(75)分、遠藤元一選手→庄司選手→水野選手と小刻みにパスが回り、水野選手が前方にいた藤岡選手に大きくポーンと縦パスを出したオフサイドになるかならないかのラインで藤岡選手が受け取って、そのまま飛び出すと、右足で大きく振り抜いたボールは、弧を描きながら、ゴールマウス右隅右側のネットに当たって入った!ものすごく取りにくい位置に打ち込む芸術的なシュートで、『藤岡浩介、ここにあり』と存在感を示しました田口裕也選手がツエーゲン金沢に移籍したことをチャンスと言わんがばかりに(ニヤニヤ)。

そこから、最終盤に勇猛果敢に攻め込んだ藤岡選手が、ペナルティエリア内でキーパーの岡本道也選手によるPKをもらう結果になり、そのまま蹴り込んで得点に。実に2022年以来の2ケタ得点になると同時に、彼がトップ下では機能しなかったことを意味する得点にもなってしまいましたとさ(ギャハ)。もうトップ下は粟飯原選手に任せよう


なお、今回ホームでの勝利は先述の試合以来、5ヶ月ぶりになりました。そして、今シーズン初のダブルゲット。かつ観客動員の少ない試合は、何かが起こる(一番印象的だったのは、レオナルド・ロシャのコーナーキックが、バナナシュートになってダイレクトインした試合(爆))ということを改めて立証した気がします。



KYG03_20240825_210422518ということで、MOMは2点目を決めた庄司選手(右)になるものだと思っていたんですが、こうもすごい試合になってしまったからね・・・。



KYG03_20240825_210430152こうなっちゃうと、眠れる獅子が目覚めたと思って、藤岡選手を推すしかないだろうと言いたくなるのもわかります
まだモヤモヤが残っているから、写真がいいふうに写ってないというふうではないぞ(ギャハ)。



とまぁ、ここまでいいふうに書いていますが、実際のところ、Y.S.C.C.の拙攻・拙守に助けられた感もあるのは事実で、Y.S.C.C.がポテンシャルを発揮して試合に勤しんでいたら、2-2ないしは逆転負けを食らってもおかしくない展開でした。このチームは、誰が監督になっても、たった一つのプレーでガラッと変わるところだと思ってますけど、今回は稚拙なプレーの積み重ねで自滅してしまったのかなと思います。これはウチにも言えることで、特にここ最近の負けは、稚拙なプレーの積み重ねで負けていたんですよ。これを今回は起こさなかったことだけは評価したいと思います。それでも正直今回の勝ちでは、まだ信用・確信ができない
だからこそ、次の試合、ホームになる松本山雅FC戦で、どんな形であれ、勝ちを得られれば、ウチのスタイルができたんだなと確信を持て、ホンモノだと思うんです。そうなるように、次も全力で挑んで下さい。今の松本山雅は、それほど恐ろしいチームではないはず。前回勝てたのですから、今回もやれるはずです。
・・・と書いてはいるけれど、台風10号の動きによっては、平日開催になりかねないんだよなぁ(泣)。台風が足早に過ぎてくれますように。


あ、スタグルは都合により次回(ギャハ)。


残り試合は13。プレーオフ進出までの勝ち点差は6、JFL入れ替え戦に至る勝ち点差は14。


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Posted by alexey_calvanov at 22:58Comments(0)

2024年06月30日

FC岐阜観戦記2024 第9節 ブーストじゃなくて逆噴射?

KYG03_20240629_181323307FC岐阜、昨日はヴァンラーレ八戸と戦いました。この試合で、前半戦最後。以降は後半戦に突入します。
その試合前に、上野優作元監督が辞任しました。辞任後もフロント入りしているので、すぐに岐阜を去ることは無いのだけれども、何とも不可解な辞めさせ方ではあります。そのあたりは、こちらで確認をば。監督辞任後も、このように弾幕が張られていることを考えると、フロントに入っている(岐阜に残っている)からというのもあるのでしょうけど、『支持者』はいるということなんでしょうね。



KYG03_20240629_171240589この日の試合は、岐阜市民総力戦ということで様々なイベントが行われていましたけど、かさなるステージには、CCNのマスコットであるナガラーがやって来ていました
ナガラーは、ある日長良川の河原で見付けた変な形の石を長良川の水に浸して置いたら生まれたという「ホラー」(難波宏明アンバサダー談(笑))な設定があるんですけど、実はコイツ、ステージに登壇している市橋大輔さんが、広報関係にいた時に生み出したキャラなのだそうな。

当時ゆるキャラブーム真っ盛りということで、その流れに乗ろうと生み出したんだってさ。
途中ギッフィーのステージがあったんですけど、そこに入りたそうにしていたのが印象的。でも、そこに入ったら、生みの親に怒られると思ったのか、やや悲しそうな感じでウロウロしていたのを見逃さなかったぞ(ギャハ)。



KYG03_20240629_175132677そのかさなるステージで行われる選手トークショーには、庄司悦大選手(左)と山内寛史選手(右)が登壇
庄司選手は右大腿二頭筋肉離れで6/8のアスルクラロ沼津戦から外れていたんですよ。ただ、そのケガで、今回初登壇になったそうな。そういえば、J2時代にも復帰してからも一度もこのステージに来たこと無かったなぁ。難波アンバサダーが庄ちゃんと呼んでいたあたり、かなり親近感を持っているんだなと。昔の同僚が今でも選手をやっている(当時の庄司選手は若手から中堅になり、難波アンバサダーはベテランの域に入る選手になっていた)というあたりからもその思いが強いんでしょうね。
・・・というより、山内選手は、またケガしたんかい!せっかくこの前のガイナーレ鳥取戦で点を決めているのに、もったいない。山内選手の方が、安心して試合が見られる(理由は後述)のに・・・。






KYG03_20240629_205510709岐阜市民総力戦になったこの試合は、7503人と大入りだったものの、古橋亨梧選手がやって来た7805人には届かなかったのは、現在の岐阜の状況を見透かされているようで、将来が不安になる観客動員となりました。


その不安を煽るかのように、開始早々野澤陸選手が蹴り出そうとするところの隙を突かれ、なだれ込むような失点となりました。開始30秒で失点なんて今まで見たこと無かったぞ・・・。正直目を話していた隙に起こって、何が起こったかわかっておらず、今回ハイライトを見返して、驚愕するほどの状況だったんですわ(汗)。思えば、この1点が、この試合の結果となって現れてしまったのかなと思うと、野澤選手には大いに反省してもらいたいです。
それでも前半18分にその野澤選手が縦にパスを入れて田口裕也選手に繋ぎ、結果八戸の選手に崩されて球を奪われるものの、セカンドボールを荒木大吾選手が奪い、冷静に相手をかわして打ち込んで、同点に持ち込んでくれました。荒木選手は、ここまで5得点とミッドフィルダーながらも田口・藤岡浩介両選手に次ぐポイントゲッターとなっています。実は、ジュビロ磐田・京都サンガF.C.時代には(カテゴリーの違いはあれど)1点ずつしかゴールを決めておらず、去年京都での活躍を見ているサポーターからは、決定機を決められなかったのに、どうしてこんなに決めているのと言われているほど。これが昨年J1で活躍した選手なんだと思うと、やっぱりJ3だと化け物クラスの選手なんだね・・・。来年はJ2かJ1のチームに引っこ抜かれるかなぁ(汗)。

ただ、その後がいけない。積極的に前に出てシュートは放つものの、ゴールマウスに入らない。そうこうしていたら、少ないチャンスを八戸に決められてしまい逆転されることに。そしてそのままゲームセット。
あの30秒が無ければ、勝ち点は拾えただけに、何とも後味の悪い試合となりました。そして、やはり岐阜市民総力戦は勝てない試合の一つだった・・・。ウチは、大入りと岐阜市民総力戦と御前試合(いわゆるトップスポンサーがVIPで来る試合)では全くダメなんだよね。勝つという意味で、辞めようや、この企画(ギャハ)。



ということで、前向きになって、前に前に攻めることができるようになってはいるものの、それで入らないという状況とそこを見透かされた時に対策を打たれた場合、それを打破するためのいわゆるプランBが練られていないことが気掛かりになってきました。天野賢一暫定監督に変えてくれるようとしていると言って頼るのではなく、選手自身が自主的に何か変えたいと思い、それを監督に進言して互いにディスカッションしながら作り上げていくような雰囲気を作らないといかんわね・・・。
現状は、攻守のメリハリをしっかりと付けて、組織立った守備を展開するのが一番じゃないのかなとも。攻撃は元々今シーズンに関しては悪くなかったので、後は精度の問題。その象徴が、イ・ヨンジェ選手なんだよね・・・。全く決まらない。何度もシュートチャンスが巡って来ても、面白いくらいに決まらないのよ(苦笑)。
もうここまで来ると、他の選手に変えてほしい。実際鳥取戦では山内選手が久しぶりに控えに入って活躍しているんだから。そう思えば、山内選手がケガで出られないなら、他の若手フォワード選手、例えば上野輝人選手とか河波櫻士選手とか横山智也選手とかが出てきてほしいわけですよ。彼らが脅かせないから、(仕方なく)イ選手を出すという流れなら、それを断ち切らないと、自分達の手で。


これで、再び一からやり直しと賽の河原で石を積み上げているような展開になる岐阜一つ積んでは父のため・・・とか言いながら、鬼に崩される状況を打破するためにも、またアウェイになりますが、テゲバジャーロ宮崎戦で勝たないといけません。先程も言いましたけど、この試合から後半戦。この先を失うと、昇格争いもプレーオフ争いも厳しい展開になります。

正直天野暫定監督では昇格争いよりも残留争いになるんじゃないかなと思っていましたけど、そうなりそうで怖い。だからこそ、早く新しい監督を決めてほしいけど、フロントは天野さんをそのまま監督に据えそうで、もっと怖い・・・。


え、スタメシ?忘れてたので次回(ギャハ)。


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Posted by alexey_calvanov at 23:58Comments(0)

2024年01月23日

2024 FC岐阜まつり Player's Collectionに行ってきた

SOG03_130907先日、「2024 FC岐阜まつり Player's Collection」に行ってきました
会場は、岐阜県多治見市にあるバロー文化ホール(多治見市文化会館)多治見駅から10分ほどとのことですけど、そんなに遠いふうには思えなかったですね。むしろ、案内看板が少々ややこしいのが気掛かりだっただけでした。



SOG03_170251会場のある多治見市といえば、うながっぱですね。暑い街としても知られている多治見市に誕生したゆるキャラになります。今でも多治見市のそこかしこで見掛けますよ。



SOG03_113441そして、多治見市といえば、「やくならマグカップも」の舞台としても知られています。
「やくならマグカップも」のアニメは2021年に放送。あれから3年経たんとしていますけど、今でも地域の顔を担っているんですね。



SOG03_130158さて、会場に入場した時に、お土産として選手のサインの書かれたタイルがもらえました。さすが焼き物の街。
私がもらったのは、新垣貴之選手のタイル今年モンテディオ山形から期限付き移籍した選手です。期するものを持っている選手なので、頑張ってほしいです。



SOG03_140101今回何かしらの発表があるだろうなと思っていたら、やっぱりあった。柏木陽介さんと田中順也さんの去就発表ですよ。
何と、クラブアンバサダーに就任するとのこと。柏木さんが岐阜県の魅力を伝える広報的な役割を担うのに対し、田中さんは子供達のコーチのような役割を行っていくとのことなので、サッカースクールのコーチみたいなもんじゃないのと言いたくもなる(苦笑)。
・・・ああ、ナンチャンの存在価値が霞んでいく(爆)。この2人がかさなるステージに立っちゃったら、ナンチャンの存在感が紙切れのようになっちゃうじゃん(ギャハ)!



SOG03_140126ということで、スーツ姿もピシッとしているあたり、ナンチャンと違う(ニヤニヤ)。<あんまり言うと、ナンチャンが泣いちゃうから、やめなさい。
・・・欲を言えば、公式リリースの写真もスーツ姿にしてあげてほしかったなぁ。



SOG03_151110代表あいさつを行ったのは、庄司悦大選手。恐らくチーム最年長選手になると思います。
・・・この後、ミニゲームの審判として登場したんですけど、ものすごくしゃべる選手だったのね。最初の入団の時の印象が未だにぬぐえない。あまりしゃべらなくて、機嫌のよろしくない印象しかなかったので(苦笑)。



SOG03_151800集合写真その1。
右上にギッフィーがいますけど、川上竜選手が中にいるんじゃないかと思ったり(苦笑)。実は川上選手のみお休みだったんですね・・・。



SOG03_152157集合写真その2。
こちらは、コーチなどスタッフ陣が上に上ったバージョン。たぶん公式サイトで使われる写真になるのでしょう。



SOG03_160520最後はミニゲームの一コマから。

2つのチームに分けて行われた対抗戦で敗れたチームは、決め顔をすることになっていたのですけど、藤岡浩介選手(左から3番目)のあざとい笑顔は置いておいて(苦笑)、荒木大吾選手(左から2番目)のインパクトある笑顔は大事にしたい



SOG03_164047もう一方の2チームは、庄司選手の一言で全員が居並ぶ状態に。
・・・何だろう、冬山にもも引き一枚で並ぶ姿の写真を思い出した(ギャハ)。



総じて、新体制の下で勝ち進んでいく決意を感じ取れるものになっていました。その中でも和気あいあいとした雰囲気もあり、いい意味で緩急の付いたイベントだったなと思いましたね。
気掛かりなのは、守備に関しては、よりまともになるのだろうけど、攻撃力は上がっているのかというところですね。両翼が移籍し、代わりになる選手を見出すことが喫緊の課題になると思いますが、まだそのあたりは明確ではないのですよ。戦力ダウンは否めないというのは、スポンサーからもスポーツダイレクターからも出ていたように思えましたけど、それを言っちゃあおしめぇよ・・・とならないように、早いこと両翼を固めて下さいな。
あとはトップ下を入れるポジションにするのか、それとも2ないしは3トップで挑む体制に切り替えるのか。そのあたりもまず明確にすることも大事でしょうね。できれば両方できる体制にしたいところですけど、二兎追うものは・・・になりかねないので、まずはどちらかで固めてほしいです。


今後、厳しい全体練習が控えていると思いますので、ケガだけはしないように気を付けてほしいです。2/10の名古屋グランパスとのプレシーズンマッチでどんな仕上がりになっているのか、楽しみです。


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Posted by alexey_calvanov at 23:23Comments(0)

2023年05月03日

FC岐阜観戦記2023 第4節 介錯?

FC岐阜、今日Y.S.C.C.横浜と戦いました。
いきなりですけど、「エアーズアドベンチャー」というクソゲーというのかバカゲーというのか、酷い作りのゲームがありまして。その作品の主人公が、物語の冒頭、処刑される寸前というショッキングなシーンがあるんです。その際、介錯人に「俺の首は細いんだ、仕損じるなよ」と述べます
その細い首を洗って待っているのが、上野優作監督なのではないかと思えてなりません。まだ就任して少ししか経っていないので、そうやすやすと落とすことはないとも言えます。しかし、ここまで2勝2分4敗で負けが込んでいるのと3連敗という状況。さらに負け(3連敗)の内容が酷いので、やすやすと落とすことはないとも言い切れない状況なのです。
そんな中でやって来たY.S.C.C.との一戦。彼らが介錯人となって上野監督の首を落とすことになるのか。すぐに決まることではないとはいえ、振り返った時、あの時の試合が・・・となるのでしょうか。


SOG03_111055今日スタジアムに来てみると、新しいのぼりが。おお、杉田隼選手ののぼりだ。まだ背番号も名前も入ってないけど(苦笑)。



SOG03_111235この日は、こどもの日に一番近い日になるので、子供向けイベントが多かったのとこいのぼりをあちこちで見掛けました



SOG03_115710全く関係ないですけど、長良川球場のスコアボードが変わったんだね。全面フルカラーLEDになったんだ。



SOG03_122209スタジアムに来たのが列整理ギリギリだったため、開場後にスタメシセレクト。
そこで選んだのが、中華料理しょうりゅうの「ハヤシライス」。中華料理店で「ハヤシライス」とは。
それ以外にも、ひだコロッケ本舗の「飛騨牛コロッケ」とこもりの「牛串」を買ったということは、一番上に、普段ないものがカギに・・・。<はいはい、ゴールデンなウィーク、ゴールデンなウィーク。



そんな「ハヤシライス」は、中華料理屋とは思えない、至ってオーソドックスな味山椒が利いてるとか唐辛子が入ってるとかは全くない、柔らかく煮込まれた大きめの肉の入ったものになっていました。やや酸味があるのかな。悪く無い味でした。


SOG03_125137久しぶりに、かさなるステージも見てきた。難波宏明アンバサダー(以下ナンチャン)が、自身が監督を務める岐阜聖徳学園大学のことを話すのではないかと思ってです。
そのナンチャンが斬る選手トークショーに登壇したのが、何度もやって来ている村田透馬選手(左端)と地元出身のルーキーである横山智也選手(左から2番目)村田選手に関しては、あまりに何度も来ていることもあって、ナンチャンはまた来るんじゃないのと言ってたら、村田選手はまだ呼んでも無いのに登壇するというオチまで披露する(笑)。ゆえにナンチャンの表情が渋い(ニヤニヤ)。
・・・あと、トップチームと戦うからって、2人にお腹が痛くなる薬を盛ろうとしない(ギャハ)。



SOG03_134805ナンチャンは、センターサークル応援団にも登場しました。
アツい思いを(カンペを目で追いながら(爆))語っておりました。その中で、勝って子供達に最高の笑顔を・・・と語っておりました。選手達は、それを実現できるのでしょうか。



SOG03_155636待っていたのは最悪の展開だ(泣)。笑顔どころかギャン泣きの展開だわ・・・。
序盤は、今までと違い、やってくれそうな雰囲気を醸し出しており、これはイケるとさえ思っていました。今思えば、相手がY.S.C.C.だということを差っ引いていないで思ったのがいけなかったんでしょう。
前半には裏を抜かれただけでなく、頭で合わされて失点。守備陣は何をやっているんだというくらいに見事に抜かれました。後半は、同じ選手に急襲されて失点。こちらは、最終ラインで杉田選手と川上竜選手が対応しきれていないのが原因で、特に川上選手はちゃんとクリアをしてほしい。それ以前にセンターサークルあたりのシーンでパスカットしきれていない時点でアウトなのですが・・・。
岐阜が点を入れたのは、PKでの1点のみ。後半10(55)分で上野輝人選手が得たペナルティエリア内のファウルを田口裕也選手がキッカーとなって入れたというものでした。プレーの流れで出たシュートは、ことごとくバーに嫌われていたり、キーパーにファインセーブされたりと運も味方してくれない状況でした。
何かズルズル沼にハマった中で試合が進み、そのまま終了となりました。PKがなかったらシャットアウトされるという最悪の展開でした。



正直、Y.S.C.C.の選手達は荒っぽいプレーもさることながら、粗削りなプレーなのも3年見てきて相変わらずなのよね。しかし、3年間変わっていないのは、アグレッシブさと下位に沈むことの多いチームにいるのに腐らないでいるマインドの強さでしょう。プレーの面では、とても褒められるものではないのですが、ハートの面では見習うべき点が多いのではないのでしょうか。
ただし、中里崇宏選手、テメェはダメだ試合終了間際にボールが中に入ったのに出そうとしない、ウチの選手が指摘しても無視してピッチを歩いてるなんてあり得ないわ・・・。


SOG03_160538ということで、サポーターの怒りが爆発。まずは選手達に思いの丈をぶつけることとなりました。矢面に立つ選手は、基本的に悪くはないのです。ただ、不甲斐無いプレーを反省しないといけないのは、気付いてほしいなぁ。
キャプテンの庄司悦大選手が、言葉を選びながら(しどろもどろとも言う)、謝罪の言葉を述べていました。



ただし、サポーターの怒りは収まりません今回の目的は、監督を呼んで、どんなチームにしたいのかを伺いたいという点に絞られました。しかし、監督はおろか、フロントの面々もやって来ません


SOG03_161259そんなピリピリした状況下で、今年Y.S.C.C.に移籍した岡本享也選手がやって来ました
こんな状況下で来てくれてありがとう、そしてごめん。いや、こんな状況下でも来るということは、相当肝が据わっているのかもしれない



SOG03_162430そして、仕事を終えたGGG(トリプルジー)がやって来た。帰るだけなんですけど、すわフロントの懐柔策かと思ってしまったワイ。



片付け作業が着々と進む中、誰も来ない。いや、正確には穏便に済ませたいチームの職員が、コアサポと交渉していたというふう。
そして、試合が終わって1時間半ほど、山道守彦強化部長が対応に来ました。
動画とかが撮れないので、細かいやり取りは難しいとは思いますけど、恐らく有志が色々とアップしてくれることでしょう。その詳細なやり取りは、検索などしてみてもらうことにして・・・。

私が思ったのは、思っていた以上に緻密に考えていたのでしょうけど、何だかふんわりとした回答しかもらえなかったかなと。ただ、私達の述べていた意見を落とし込んでフィードバックさせると言ってくれたので、それに期待します。ただ、上野監督をチョイスしたのが山道さんで、説得とかも彼が行ったというのには驚いた。しかも、同じ釜の飯を食う仲間(同級生)なのにも驚いた。何か、小松裕志社長になってから、やたらと縁故採用が多くなった気がするのは気のせいかな


庄司選手は、次は勝つと言いました。山道さんは、次の試合に向けて勝てるようにするという趣旨のことを述べました。また、私の権限で監督を切るとかは言えないと述べました。正直どこまで我慢して使うのかとかは明言してくれませんでした。まぁそうなんですけどね・・・。ただ、最悪の状況を想定しながら、いかにそれを避けるための最善のルートを進むかを見定めておかないといかんと思います。


この最悪の状況下で、迎えるのは天皇杯岐阜県予選決勝戦。その相手は岐阜聖徳学園大学、ナンチャンが率いる県内アマチュア最強の称号をもらったチームです。砂利のグランドから人工芝のフィールドまで得たというのですから、難波宏明の影響力は大きいと思います。ナンチャンのことだ、今日の試合を見たら、勝てると踏んでいるかもしれません。


組織立ったチームにどう挑むのか。ナンチャンが介錯人になるのか。そのあたりも気にしながら見ていこうと思います。あとは天候面で試合が左右しないといいなぁ・・・(5/6は雨予報です)。


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Posted by alexey_calvanov at 23:21Comments(0)

2022年06月12日

FC岐阜観戦記2022 第6節 ユナイテッドとの総力戦 前編

FC岐阜、今日は鹿児島ユナイテッドFCとの一戦になりました。
実は6月のホームは今回でおしまい。先週戦ったヴァンラーレ八戸とのホーム連戦だったのです。ということは、来週・再来週はアウェイでの連戦になります。
そして、今週は鹿児島と戦いますが、来週は福島ユナイテッドFCと戦います。そう、今週と来週はユナイテッドという名を冠するチームと戦うのです。さらに上位との戦いにもなります。
今週と来週戦う両ユナイテッドの名の付くチーム、そしてユナイテッドという名称は付いていないものの、岐阜というチームは、それぞれユナイテッドという事態にならないといけない事情とユナイテッドの意味合いが変わってきています

今回戦う鹿児島の場合、現在首位に立つチームです。チームに関しては、以前お話ししましたが、元々は鹿児島県内にある2つのチームが1つのチームになったという経緯があります。県内そのものはある程度まとまっていたものの、県内に2つのチームがあり、それぞれ思い入れのある中で、1つにならないとJFLに入れないということで、お互いの確執を乗り越えて作られたのが現在の鹿児島なのです。1つになってからは、JFL・J3で大きなムーブメントを起こし、2018年にはJ2昇格を果たしたものの、1年で降格。現在、岐阜と同じく3年目に賭けるところに来ています。

ちなみに岐阜に関しては、地域的には美濃と飛騨という2つの地域(藩)が1つになった経緯があるため、地域の隔たりがあると言われています。さらに美濃地方は4つ(西濃・岐阜・中濃・東濃)に分かれ、地域ごとにわだかまりがあるとも言われています。4つと言ってますが、私個人は3つ(西濃・東濃に中濃(多治見市・関市周辺)と岐阜が合わさった中濃)と思っていますね。先述の通り岐阜にはユナイテッドという名称は無いものの、その地域をまとめ、一つにしたのがFC岐阜・・・ということを先日NHK-BS1で放送していた「スポヂカラ」でやっていましたね。


SOG03_120523今日の試合は、岐阜市民総力戦7827人という今シーズン最大の動員を果たした試合になったのですけど、3300人の岐阜市民が招待されるという一戦でもありました。大事な試合ということもあり、特別にバス待ちが許可されただけでなく、スタジアム内で待つということもできました
毎度この試合は勝てないので、何とか勝ちたい・・・そう思いながら、選手達を迎えたものです。



SOG03_130437かさなるステージでは、珍しく難波宏明アンバサダーがMCを務めるコーナーがありました。実は、元祭nineのメンバーで、現在は「ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA」で主人公を務めている寺坂頼我さんがやって来たのです。岐阜県岐阜市出身ということもあって呼ばれたのでしょう。
・・・相変わらず、ナンチャンの司会は危なっかしい(笑)。子供の前で買ってもらった同作品のおもちゃのカネが寺坂君に回ってるんだよとか下種な話しない(ギャハ)!



SOG03_104623岐阜市民総力戦ということで、岐阜市のホームタウンデーだったのですが、恵那市のホームタウンデーでもありました(あと東白川村のホームタウンデーでもありました)。
ということで、金よしの「えなハヤシ」がやって来た今回は変化球で、「肉巻きえなハヤシ」にした。どんなものかわからなかったので説明を求めてもらちが明かなかったから、買った方が早いと思い買ったら、何のことは無い。肉巻き棒にえなハヤシをぶっ掛けただけだった(爆)。



ご飯は赤米だったようで、普通の白米とは少々違う味わいだったけど、違和感を感じなかったですね。元々ハヤシライスは美味しいので、肉の部分がベーコンのような薄切り肉に変わっただけ。とにかく普通に美味かった(苦笑)。


SOG03_155415先週まで苦しい日程を歩んでいた岐阜。もうゆっくり休めと言っておかないといけないくらいに密だった日程から解放されたからなのか、生き生きとした動きを見せており、前半に関しては鹿児島よりもいい動きをしていたと思いました。インターセプト(ボール奪取)も上手く決まり、ゴールに迫るシーンもあったものの、最後まで決めきれなかったことにもどかしさを感じ、前半を終了します

後半になると、暑さからか岐阜の動きに鈍さが出てきて、鹿児島の動きがキレよくなってきます。やや攻め込まれるシーンを迎える中で、後半16(61)分に先制シーンが生まれました。
宇賀神友弥選手のスローンから始まったそのシーンは、ンドカ・チャールス選手のヘディングで他の選手に繋ごうとしたものの、はねたボールを相手に取られて蹴られます。懸命に外に出そうとする鹿児島イレブンの想いをあざ笑うかのように、ボールは岐阜の選手の下に。柏木陽介選手が前に蹴り込み、石津大介選手が胸トラップ。胸トラップしたボールが石津選手の左斜め後方に落ちたのを庄司悦大選手は見逃さなかった普段は繋ぎ役・黒子のような存在の庄司選手が放った左足のシュートは、そんなことを思わせない鋭いものになり、ゴールマウス右隅にきれいに刺さりました
しかし、敵は首位を走るチーム。あっという間に岐阜の守備陣を突いて同点に追い付きます。気を抜いていたわけではないので、鹿児島の執念とも言えるのでしょうね。
お互いに負けられない試合と位置付けていた中で、最後の意地を見せたのが岐阜でした。
後半38(83)分、右サイドから上がってきたボール、窪田稜選手が駆け抜けて持ってきた。駆け抜けながら上げたクロスをドンピシャのタイミングで宇賀神選手が合わせた宇賀神選手のシュートは相手キーパーをねじ伏せるかのような勢いを持ち、相手キーパーは弾かれてしまったのです。決勝点はそんな気持ちのこもったものになりました。
その後も献身的に守った岐阜が2-1で逆転勝ち。首位との戦いを制したのです。



SOG03_1601381点目を決めた庄司選手。右で柏木選手が何か話しているようです。今日の課題点を詰めていたのでしょうか。一部サポからは彼らのダブルボランチに対する評価がよろしくないので、お互い軌道修正を図りながらよくなっていってほしいものです。



SOG03_160550そして、今日のMOMとも言える宇賀神選手。ホーム初戦だった愛媛FC戦以来の得点。あの時は試合を動かすチーム初得点でしたが、今回はチームに勝ちを呼び込む決勝点になりました。チームに何かある時に宇賀神あり・・・となってくれればいいですね。



首位決戦を勝ち、昇格戦線に生き残った岐阜、これで8位にまで巻き返しました。次戦う福島はギラヴァンツ北九州に引き分けたため、5位から6位に後退しています。天皇杯に敗戦してから急激に勢いが落ちているため、次こそは勝つと息巻いてくることでしょう。しかもホームで薄暮ナイトマッチ、土曜日というやや短い日程間隔での試合になります。相手も同じコンディションになるのでしょうから、言い訳できませんよ(ニヤニヤ)。この勢いを大事にして、次も勝利を!


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Posted by alexey_calvanov at 23:15Comments(0)

2017年09月17日

FC岐阜観戦記2017 アウェイ編 その15 嵐の中で輝いて

昨日、台風が襲来せんとする中で行われたレノファ山口FCとFC岐阜の一戦は、まさに米倉千尋さんの歌うこの曲の名前と冒頭の歌詞の通りだと、見て思いましたよ。
一応、このブログも含め、ネット上で歌詞を載せると寺内貫太郎がちゃぶ台ひっくり返しに来るわ、●スラックが訴えに来るかもしれないとかあって怖いのですが、ライブドアブログに関して言えば、●スラックと結託しているので、掲載OKなんですって(ニヤニヤ)!<『結託』言うな!『承諾』言いなさい。
その具体的な意味合いは、試合の結果を伝えた後にでも・・・。


折しも、台風18号が襲来せんとする中、当日の試合を行うことを公式サイト上で呼びかけていたので、進行具合を見ていても、この日は大丈夫というふうに見えたこともあり、向かうことにしたわけです。結果的に試合前には降られたものの、開場以降は本降りになることは無く、いい天気ではなかったんですが、観戦に困る展開にはならなかったですね。奇跡的に山口県ほぼ全域が雨雲に覆われなかったというのもあったんでしょうけど。むしろ愛知県の方がほぼ終日雨になっていたみたい(苦笑)。


SHV32_1390まずは、朝イチの新幹線(博多駅方面にダイレクトに行けるという意味)に乗ってやって来た新山口駅の一コマから。
駅降りてすぐに山口ののぼりがありました。



SHV32_1391そして岐阜サポーターお出迎えのポスターも。




SHV32_1398在来線改札口前に至っては、岐阜ののぼりまで掲載されているのよ。どこから調達してきたんだ(汗)?
JR西日本がスポンサーになっているのを差し引いても、山口が地域一丸となって盛り上げようという意識が垣間見えます。実に素晴らしい。



SHV32_1397その象徴の一つとも言える、山口のマスコットであるレノ丸とSLやまぐち号の載ったポスター。


・・・


・・・・・・


・・・・・・・・・


アカン!こんなポスター掲げると、J1昇格どころかJ2残留も危うくなる件発動してまう(大汗)!



SHV32_1415JR西日本がスポンサーになっている影響は、こんなところにも。こちらは山口駅で撮影したもの。
すごいね、ラッピング電車まで用意されているよ。でも、ここまでサポートしてくれるのは、そうそうない。特にJ2レベルでここまでやってくれるのですから、意地でも残留する覚悟を持っておくれよ(勝ち点をあげるとは言ってない)



SHV32_1421さて、色々回っていった後、今回の会場の最寄り駅になる大歳駅にやって来ました
駅前もレノファ仕様なんですが、最たるものは、レノファロード徳島ヴォルティスとかもやっているアレですな。
ただ、こちらは大歳駅前交差点までしか引かれておりません。それでも、試合開始日には、その交差点に立て看板が立っているので、道に困ることは無いんじゃないかなと。実質もう一つの最寄り駅である矢原駅と同様に一本道ですから。

なお、大歳駅にはホームセンターのナフコ、矢原駅にはコンビニのローソンがあるので、飲食関係には困らないですけど、基本的にスタジアムで揃えるのが、チームの収益のためにいいですわね。



SHV32_1422大歳駅から歩いて10分強(公式では歩いて12分)で、今回の目的地である維新百年記念公園陸上競技場に着きました。
この陸上競技場は、2011年に行われた山口国体に合わせて改修されています。エコロジーに徹した競技場とのことですけど、新しさが目立つ競技場でしたね。総じてきれいでした。



SHV32_1430こちら、ホームの裏側。
このスタジアムでも劇的な試合が多いとのことで、維新劇場という通称が付けられているとか。
まぁ、今回の維新劇場は、ウチが巻き起こしますけどね(ニヤニヤ)。



SHV32_1425なお、アウェイゲート前には、子供達が描いたイラスト付でウェルカムボードが掲載。これは微笑ましい。



SHV32_1427こちらは、バックゲート辺りにひっそりと建っている山口国体のマスコットであるちょるる君
山口のマスコットではない(笑)。<わかっているから(笑)。



SHV32_1432こちらが、本物のマスコット、レノ丸
ポーズ取ってくれた。かわいいのぉ、愛嬌あるのぉ。
しかし、このレノ丸といい、TBS系のテレビ局テレビ山口のマスコットといい、何でこうもライオンなんだろうねぇ?



SHV32_1431こちらは、スタジアム内。
この時期だから、芝が荒れていても・・・と思ってたんですけど、思った以上にきれいに整備されておりましたよ。
構造的には岐阜の長良川競技場に近いのかもしれないけど、バックスタンド側に屋根が無いのね。つくづく長良川競技場は恵まれているのだと。でも、屋根からの水漏れは早く何とかしてね(ニヤニヤ)。



SHV32_1436ハーフタイム時には、明治安田生命の一行がやって来ました。しかし、岐阜の旗まで仕入れるとは・・・。山口の実力はすごい。あと、山口のユニフォームの上に岐阜のユニフォームを着てくれた同山口支社長はすごく敬意をもってお礼申し上げます



試合に入る前に、この日は古橋亨梧・大本祐槻両選手のチャントが初公開されました。どちらも疾走感あふれるものですけど、慣れるまでが大変そうだな(汗)。


SHV32_1437そんな試合、岐阜はキックオフ直後に攻め込まれた時を除き、終始試合を支配しいていたものの、山口は守備を固めていたためになかなか最終防衛ラインから切り崩せないでいました
そんな中、前半38分に山口のレオナルド・ラモス選手によるラフプレーがレッドカードになり、一発退場。以降山口は10人でのプレーを強いられます。にもかからわず、堅い守備(ここでは最終防衛ラインを指す)は相変わらずどころかますます強固なものになり、岐阜はそれを破れずにいました。ただ10人になったことで突破できる機会は増えてきたものの、キーパーのファインセーブに阻まれ、得点は相変わらず挙げられずというふうに。

山口の攻守は総じて雑だったのですが、要所要所できちんとハマっているので、もろくも崩れ去るチャンスは全くなかったとも言えたでしょう。10人になってから切り崩しやすくはなったものの、マクロスのピンポイントバリアよろしく、有能なオペレーターがいるかのごとく守備がコントロールできているので、非常に厄介ですわね。

数的有利を生かし切れない中、無情に時は流れ、選手交代を促しても変わる要素はまるでなく、さすがに4連勝は難しいということを受け入れなければならないのかと思った時、水戸ホーリーホック戦と同じくらいの劇的な結末を迎えることになります。
後半43(88)分、その5分くらい前から交代できずに待たされ続けていた難波宏明選手が、満を持して登場。決勝点を上げるために切り札を投入する格好になりました。それを察した他の選手も庄司悦大(よしひろ)選手に集めていた球を難波選手に振り替えるようになってきました。
そして、試合終了間際の後半45(90)分、実質的に後半44(89)分を過ぎてすぐ、小野悠斗選手のクロスが難波選手の上を通り過ぎんとしていました。一見難波選手がクロスを合わせ損ねた感じのヘディングシュートになったのですけど、その球は少し弧を描いて、キーパーの反応をすり抜け、ゴール右隅に向かって転々と転がっていったのです。
私、一瞬何が起こったのかわからなかったんですよ(苦笑)。到底入ると思ってなかったのもあったので。それが決まった瞬間、最前列に向かって駆け出してしまってましたね(笑)。映像を見てもらってもわかるかと思いますけど、岐阜のサポーターのほとんどが最前列に向かって駆け出していたと思います。

この劇的な1点を岐阜の選手達が守り切り、0-1で勝利しました。今までなら考えられないくらいに強くなった。そしてこういったしびれる試合をやれるようになったということは、順位に関係なく成長したと思いました。そして4分が長く感じられましたよ(汗)。



で、冒頭の部分をここで。


『嵐の中で輝いて』というのは、まさに当日の天候。
嵐では無かったものの、それに近い展開の中、躍動した岐阜の選手達のことを指すわけです。
『その夢をあきらめないで』というのは、J1昇格プレーオフの順位である6位までに滑り込むこと。
一時は絶望視されていましたが、庄司選手のコメントの通り、残り全勝の意気込みで挑めば、ワンチャンあるかも・・・というところまで来ましたし、実際今回前人未到(と思われる)の引き分け無しでの4連勝を果たしています
『傷ついたあなたの背中の天使の羽 そっと抱いて 抱いてあげたい』というのは、庄司選手でしょうねぇ。
山口に凱旋帰郷したにもかかわらず、スタメン紹介の時には拍手一つ上がらない(試合終了後の時には歓迎されていたそうですが)。まぁ、経緯が経緯なので仕方ないとは思うんですけど、スタジアムDJが選手名を間違えるのはいかがなものか。それにイエローカードが出された時にも、前回の試合(山口の前回の試合は湘南ベルマーレ戦だった)の使い回しみたくなっていたのには、もう開いた口が塞がらない。さすがにブーイングでしたわ。カードの出た経緯より、運営しっかりしろよと。かつてのチームの功労者やぞ。この仕打ちはあんまりだ、という意味で、この歌詞がしっくり来ると(笑)。
ちなみに、山口の旗が天地逆になっていたハプニングもあり、台風襲来で大慌てとはいえ、これは慌て過ぎだろうと思わされた次第
・・・いやはや、今日もこじつけ絶好調(ギャハ)!<アカンがな!


これで4連勝を決め、私自身の思った『勝てる相手』にヒヤヒヤしながらも勝ったわけです。パス回しも1000回超えを果たし、いよいよ大木サッカーの成熟が・・・と思えるようにもなってきました。
ここまで来たら、5連勝を決めてやりましょう!相手はアビスパ福岡7月前半最終戦の悔しさを長良川競技場で晴らしてやりましょう!丁度ウェリントン選手が出場停止中なので、迫力が段違いで落ちている可能性もありますそこで慢心せず全力で襲い掛かってやりましょう!

そして、福岡戦の次に控えているのは、名古屋グランパスエイト戦名岐ダービーの決戦が待っているのです。特別な試合を迎えるにあたり、この上り調子を維持したい。ゆえに福岡戦は勝たないといかんのです。少なくとも勝ち点は奪う気持ちで挑んで、その次になる名古屋戦をベストコンディションで迎えましょう。相手の名古屋はツエーゲン金沢戦を落としています。次の東京ヴェルディ戦次第では、調子を崩した中で迎えることになるでしょう。フルボッコの名古屋に追い打ちを掛けられるのは、ウチだけです!J2は甘くないこと、『J2残留』の引導を渡してやりましょう!


J2残り試合は9。昇格プレーオフまでの勝ち点差は10。


次回はスタグルなどをご紹介。


嵐の中で輝いて
♪嵐の中で輝いて



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Posted by alexey_calvanov at 23:55Comments(0)
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