秋の新アニメ2024、10回目は投稿小説サイトである「エブリスタ」で連載されていた「魔法使いになれなかった女の子の話」です。
元々のタイトルは、最後に句点(。)が付いていたんですけど、アニメ化に伴い、それを取ってしまったようです。この作品は、前述の通り、投稿小説サイトである「エブリスタ」ですけれども、文化放送・DeNA・創通・毎日放送の共同企画によるオリジナルアニメ制作プロジェクト「Project ANIMA」の第2弾「異世界・ファンタジー部門」にて大賞を受賞している作品でもあるのです。ただ、「Project ANIMA」って、あの「サクガン」を大賞に据えたところだよなぁ・・・。作品のクオリティは大丈夫なのかしら・・・。
あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。
主人公は、子供の頃に魔法使いに出会い、華麗な魔法を見たことで魔法使いにあこがれを持ち、魔法使いになるために猛勉強をした女の子。
模試では塾に通っている子達よりも優秀な成績を上げて、一躍注目を浴びたものの、魔法学院の試験の結果は、魔法学科では不合格となり、普通科での入学となった。
普通科入学は魔法使いになれないという意味でもあったので、絶望に打ちひしがれた主人公だったが、自分のクラスの担任は国家魔法師。しかも、このクラスにいる子達を魔法使いにすると宣言して・・・。
というふう。
子供の頃のシーンでは特に感じられたのですけど、まるで絵本のような世界になっていましたね。何とも温かみのある作品なのかなと思ったら、主人公がやや百面相気味やんけ(爆)!魔法学科に落ちて、もうダメぽみたいなことを言ったら、クラスメイトに普通科に受かるのだって相当苦労するのに、そんなこと言うのかとたしなめられる有様。それにクラスメイトでありルームメイトでもある子に、ウジウジするのは入学式までとまで言われ、気持ちを切り替えていくふうになったところで起こった、歓迎式典でのトラブル。それを防ごうとした主人公の前に現れたのが、担任になる子供の姿の先生だった、と。かなりの使い手なのがわかりましたね。そして、犬に化けた魔法学科の子が、主人公のことを付け狙うのではないかと思わせるシーンもあり、初回ながら見どころが多かったですね。
意外にも、登場人物が多かったのに、端的なふうだったからか、ディティールはわからなくとも、何となくこんな子がいるんだねレベルで理解できるようになっていたのが、いいところかな。今後はクラスの中で様々な出来事が起こると思うので、それをちびっこ担任と共にどう乗り越えていくのか、そして主人公は魔法使いになれるのか、主人公を快く思わない謎の人物は何者なのかなど、気になるところがいっぱいですな。
放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。
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