夏の新機種、ドコモ編の最後はSMART・PROシリーズとデータ通信カードの機種紹介です。
⑬N-09A
薄さ13.9mmのSMARTシリーズに属する折りたたみケータイ。薄型ながらもワンセグやBluetooth、3.2インチのフルワイドVGA液晶と810万画素のCOMSカメラを搭載。カメラは顔検出オートフォーカス機能を搭載している。
個人的感想
実は機種のスペックはSTYLEシリーズのN-08Aと同じ。違う点はウェブ限定販売版がないのと機種ごとのカラーにまつわった質感を施している点くらい。好みの問題だと思うが、こちらの機種のほうがシックで男性向けの機種と見てもいいかもしれない。
⑭P-09A
薄さ12.5mmのSMARTシリーズに属する折りたたみケータイ。音声通話にこだわりを持ち、従来からあった「しっかりトーク」・「ゆったりトーク」以外に、携帯電話では初になるデジタル信号で相手の音声を自然な形に処理する「ナチュラルトーク」を搭載している。
個人的感想
数ミリほど厚みが出てしまったが、同じ薄型ケータイであるP-04A・P-05Aの系統を踏む機種。
しかし機能面ではパワーアップしており、ワンセグの60フレーム/秒での再生が可能になった「モバイルWスピード」やiヴィジェットが搭載されるようになった。
また音声通信への傾倒が見られ、メインターゲットのビジネスマンだけでなくシニア層への食い込みを目指そうとしている節が見られる。
⑮SH-07A
シャープの液晶テレビであるAQUOSの名を冠したサイクロイド型ケータイ。通産6代目(AQUOS SHOTのSH-06A除く)になる。PROシリーズに属する。
ドコモでは初めてWワンセグチューナーを搭載。同社製のBlu-rayプレイヤーで録った内容をケータイ側で閲覧することも可能になっている。カメラも1000万画素CCDカメラを搭載している。
個人的感想
ワンセグ・カメラの面が非常に強化された今シーズンのドコモの機種の中では最強の部類に入るケータイ。またAQUOSケータイで再びサイクロイドモデルが復活した。
カメラの面では、SH-06Aと同じ1000万画素を搭載。機能面でも劣っていない。
光TOUCH CRUISERも決定キー内に収めすっきりとした感がある。
ワンセグで2画面見られるだけでく、録画したのも見られるので、いつでもどこでもテレビ鑑賞ができるように。テレビジャンキーには非常にうれしい配慮(笑)。
PROシリーズなのでカラーリングは乏しいが、ビビッドに富んでいるカラーになっており悪くはないかなと。
⑯T-01A
薄さ9.9mm、タッチパネルになっている4.1インチワイドVGAを搭載したスマートフォン。PROシリーズに属した機種で、ベースになっているのは海外向けに販売されているTG01。
OSにWindows Mobile Professional Edition 6.1を搭載し、独自のユーザーインターフェイスになっている「ストライプメニュー」や「フローティングパレット」も利用できるようになっている。
個人的感想
T2101V以来実に7年ぶりの東芝のドコモ向け端末。今回は従来の形(折りたたみやスライドなど)ではなくウィルコムやソフトバンクで出しているスマートフォンでの復活になった。
大きさのわりには9.9mmと薄く128gと軽いので、大きくて扱いづらいという印象は少ないように思われる。
基本コンセプトが東芝のノートパソコンDynabookなだけに、ノートパソコンを扱っているのと遜色ない機能が搭載されており、使いこなせば相当便利なものなると思われる。
唯一惜しいのは、iモードに対応していない可能性があるということか。
⑰HT-03A
台湾のHTCから発売されるスマートフォン。Googleが開発したケータイ向けプラットフォームAndroid(アンドロイド)を搭載した海外向け端末HTC Magicをベースにしている。
個人的感想
世界で売れているといわれているHTC Magicとこれまた人気といわれているプラットフォームAndroidを搭載している。iモードが使えないと思われ、その点では不利にならないか心配なところだが、検索だけでなく、YoutubeやGoogle earthといったエンタメ機能がケータイでも遜色なく使えるのは大きいと思う。
⑱L-05A
韓国LG電子から発売されるUSB型のデータ端末。上り最大5.7MbpsのHSUPA対応になっている。
個人的感想
ドコモも初期の頃に比べれば、データ通信を力入れ始めているなぁと実感させられる。今回もWindowsだけだがゼロインストール機能を搭載している。国際通信(WORLD WING)も可能で、どこでも使えるという点では一歩リードしていると思われる。
次回はソフトバンクの機種紹介の予定です。