東日本大震災から今日で10年になりました。
見た感じでの復興は大きく進んでいるところが多いと思いますけど、いまだに福島第一原子力発電所周辺の復興は進んでいません。放射能の除染がまだまだ進んでいないのと、個人的な見方ではありますが、そろそろ打ち切りを視野に入れているのではないかと思えてならないです。
心の復興に至っては、まだ震災の傷が完全に癒えきっていないと感じます。恐らく一生掛かっても癒しきれるものではないと思います。彼らの心のケアを国や自治体は、これからも噛み砕いてやってほしいものです。
10年ひと昔と言いますが、まだまだひと昔の出来事で片付けられるような地震ではありません。1ヶ月前には、東日本大震災の余震と思われる大きな地震がありました。この先もまだ大きな余震が続くかもしれない恐怖と不安にさいなまれながら、さらに10年重ねていくかもしれません。
だからこそ、ここで区切りだとか10年ひと昔とか言えないのではとも思っています。まだ震災後は続くのです。もしかすると世代を越えて、100年・200年の大きなスパンで進められるのかもしれません。
そんな東北を今年こそは見に行きたいと思っています。去年は東北には行く機会はあったものの、被災地だったところを直接行ける機会が新型コロナウイルスの影響で得られなかったのが一番の理由ですね。丁度毎年5月に行っていたのですが、そこは緊急事態宣言の関係で動けなかったですから。
もし、今年行けるチャンスを得られたら、一昨年までの8年間で回った中で、特に印象の残っていたところに行きたいと思っています。2ヶ所は間違いなく行きたい。あと1ヶ所をどうしようかと思っているところです。どれだけ変わったのかをこの目で見て、時の流れを感じたいのです。
最後に、被災して亡くなられた方のご冥福をお祈りすると同時に、いまだ復興道半ばな中で一生懸命働いている方々に心より感謝申し上げます。