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平沢進

平沢進という沼にハマった人の話

hirasawa.jpg

この記事は、2015年に書いた『ラルク・アン・シエルに突然ハマった人の話』、2020年に書いた『BUCK-TICKにどハマりしたのでそのきっかけや魅力などいろいろ語ってみた』の流れを汲むもので、タイトルの通り今回のテーマは「平沢進」である。


先日、フジロック2022の日記を書いたが、昨年のフジロックは例年よりも1ヶ月遅い8月20日~22日に開催された。つまりあれからちょうど一年が経とうとしている。私が"馬の骨"となったあの夜だ。


2021年8月21日、フジロック最終日の21時00分ホワイト・ステージ。オープニングSEの「ZCONITE」に導かれ登場した、白髪(のウィッグ)に眼鏡の男は、子供の頃に観た特撮ヒーローものに登場する敵のマッド・サイエンティストのように見えた。音に合わせてテスラコイルが放電する中でその男は頭上から降り注ぐレーザーを、ハープを奏でるかのように指で弾き、それからオペラ歌手のように歌い始めた。私は脳を撃ち抜かれたような衝撃を受けその場に固まってしまった。それが、私の"馬の骨"の第一歩だった。


平沢進+会人(EJIN) - "夢みる機械"(FUJI ROCK 21)






■平沢進とは
平沢進は一部の界隈ではとても名の知れたアーティストだが、いわゆるJ-POP系の人ではないのでまずは簡単に略歴を紹介したい。以下は主にWikipediaを出典として私が独自にまとめたものである。

●1954年4月1日生まれ、2022年8月現在68歳のアーティスト
●1994年以降、基本的に一人で楽曲制作(作詞・作曲・ヴォーカル・ギター・プログラミングetc.)を行っている
●自宅スタジオにてレコーディングしている
●1980年代より独学でコンピュータ・プログラミングやCGデザインを覚え、自身のMVなどの映像CGクリエイターとしての顔も持つ
●音楽ジャンルは独自性が高く幅も広いため、迂闊に書くのは憚られるが、Wikipediaに記載されているものを敢えて掲載するなら「ポップ・ロック、プログレッシブ・ロック、ニューエイジ、ニュー・ウェイヴ、テクノポップ、エレクトロ・ポップ、ゲームミュージック、電子音楽、映画音楽」である
●1973年にプログレッシブ・ロックバンド『MANDRAKE』を結成
●1979年にテクノポップバンド『P-MODEL』を結成
●1984年に自作サンプリングマシン「ヘヴナイザー」などを使用した実験音楽サンプリングユニット『旬』を結成
●1989年からソロ活動開始。現在までに14枚のオリジナル・アルバムをリリース
●2004年からはP-MODELの音楽性を継承したプロジェクト『核P-MODEL』をスタート
●1994年から観客同時参加型のマルチメディアコンサート「インタラクティブ・ライブ」をスタート
●1999年にはメジャーレーベル出身のアーティストで国内初となる、MP3によるデジタル音楽配信を開始
●長州力の入場テーマ曲として有名な「パワー・ホール」の作曲者、異母犯抄は平沢進の別名義
●1982年頃にはシンセ教室の講師を務める
●1999年、楽曲配信の弊害となるため、日本コロムビアとの専属契約を解除
●今敏監督のアニメーション映画『パプリカ』の音楽を手掛け、エンディングテーマである「白虎野の娘」が第79回アカデミー賞のオリジナル歌曲部門にノミネート
●2019年、2021年のフジロックフェスティバルに出演
●星野源、米津玄師、Aimer、DAOKOなどが、平沢進から多大な影響を受けた、あるいはファンであることを公言している
●『鬼滅の刃』作者の吾峠呼世晴もファンらしい
●日本音楽著作権協会(JASRAC)から撤退している
●Twitterで定期的にファンからの質問に答えるなど交流している。フォロワーは2022年8月現在28.7万人


ちなみに平沢進のファンは"馬の骨"と呼ばれている。これは以前Twitterで平沢進がファンのことを「どこの馬の骨とも知らぬやつら」と呼んだことが始まりである。





■平沢進を知ってからハマるまで
平沢進の名前自体をいつから知っていたかは記憶が定かではないが、おそらく10年くらい前だろうか、ヒカシューやプラスチックス界隈のアーティストという認識はあったと思う。最初に興味を抱いたのは2014年頃、私がNATURE DANGER GANGにハマっていた時期だったと記憶している。NDGの中でも私は特にMMEEGG!!!さんファンで彼女のTwitter(現在はアカウント削除されているようだ)をフォローしていたのだが、そこで平沢進ファンであることを公言していたのがきっかけである。


ただその時は音楽を聴くまでに至らなかった。2019年のフジロックに平沢進が出演した際、私はウラのホワイト・ステージにてVince Staplesを観ていたのだが、レッド・マーキーで平沢進を観ていた妻(※特に平沢進好きというわけではないが、フジロックの予習をする中で何となく面白そうだったので観てみたらしい)から興奮気味に「ヤバかった」と聞かされ、私は観なかったことを激しく後悔したのだった。


その後、妻の職場に"馬の骨"がいることが判明しライブのDVDを貸してもらえることになった。このDVDは、記憶が定かではないがおそらく『PHONON2555 VISION』だったのではないかと思う。


ライブDVDを観たが、まだ「なんだかよくわからないが凄い」「宗教っぽい」みたいな小並感を抱いただけで、「好き」には至らなかった。そこでまずは何かアルバムをちゃんと聴いてみようと思い、オリジナル・アルバムだけでも結構な数がすでにリリースされていたため、ネット上で「平沢進のオススメ入門アルバム」として挙げられていた初期ベスト『Archetype 1989-1995 Polydor Years of Hirasawa』をレンタルしたのだが、「オーロラ」や「Lotus」といった数曲が単純にメロディアスで良い曲だなと思ったくらいで、ここでもまだハマりはしなかった。この時、正直「もしガチでハマってしまったら抜け出せなくてヤバいことになるかも」という恐怖心を抱いていたことを白状する。そしてそれが、一歩踏み出すことを無意識に抑えてしまっていたのかもしれない。


そして2021年のフジロック。再び平沢進の出演が決定したため今度こそはと思い、その年の最大の目当てであった。そこで冒頭で触れたように、「ZCONITE」に導かれ登場した白髪・眼鏡の平沢進がまず披露した「COLD SONG」(ヘンリー・パーセルのオペラ『アーサー王』劇中曲のカバーで、クラウス・ノミのヴァージョンでも知られている)に、完全に心を持っていかれてしまったのである。

平沢進 - "COLD SONG"



頭上から降り注ぐレーザーを、ハープを奏でるように指で弾き、それからオペラ歌手のように歌い始め、間奏でギターをギャリギャリと弾きまくる姿があまりにカッコよく、ホワイト・ステージの空気、というかフジロック特有の空気感を一瞬で「ヒラサワ・ワールド」に変えてしまうほどの圧倒的な存在感を放っていた。


ライブがこの曲から始まったことで、最初から「持ってかれた」のは私がMuse好きであることと大いに関係していると思う。Museの大仰で壮大でオペラチックな部分──例えば「Micro Cuts」のような──にも通じる部分を感じたからこそ、心に刺さったのだと思う。

Muse - "Micro Cuts (XX Anniversary RemiXX)"



フジロックのセトリの中では「Solid Air」「アヴァター・アローン」「救済の技法」のほか、P-MODELの楽曲「ENOLA」や核P-MODELの「Big Brother」などが特に気に入り、フジロック後すぐにCDを買い集め始めた("馬の骨"の方ならここでお気付きかと思うが、やや暗め・重めの曲が特に刺さった)。


まずは最新作『BEACON』が手元に届き聴いたところ、非常にポップで聴きやすく、ベスト盤『Archetype 1989-1995~』の頃と現在ではだいぶ音楽的に異なって聞こえた(いずれも「ヒラサワ・サウンド」としか言えない音であることに変わりはないが)。ほどなくして3rd『Virtual Rabbit』~11th『点呼する惑星』、13th『ホログラムを登る男』までが届いたのでリリース順に聴いたのだが、とりわけ感銘を受けたのは5th『Sim City』(1995)である。「BANGKOK録音3部作」の1作目である本作は、タイ人による歌唱やアジアの民族楽器的な音のサンプリングが使われており、アジアン・サイバーパンクな世界を想起させるサウンドに満ちているのだ。このアルバムは1年間に聴いた旧譜(その年以外にリリースされた作品)のみを対象としたベスト・アルバムの1位に選出している。

[過去記事]2021年旧譜ベスト・アルバムTOP60


それから少し遅れて1st『時空の水』、2nd『サイエンスの幽霊』、12th『現象の花の秘密』も手に入れ、全オリジナル・アルバムを揃えた(今になって思えば『SUSUMU HIRASAWA 20世紀+BOX HALDYN DOME』を買ってしまえば良かったが)ほか、2枚のリメイク・アルバム『突弦変異』と『変弦自在』、サントラのコンピレーション盤『Symphonic Code | Susumu Hirasawa Instrumental Music: The Polydor years』、P-MODELのアルバム『電子悲劇/〜ENOLA』、核P-MODELのアルバム『ビストロン』も購入し、それらを聴き終える頃にはすっかり平沢進の音楽、そして平沢進という人物そのものの魅力に取りつかれてしまっていた。


今年の3月には東京ガーデンシアターにて開催された単独公演「INTERACTIVE LIVE SHOW 2022 『ZCON』」に参加したが、コンサート全体がストーリー仕立てになっており、オーディエンスの反応(コロナ禍のため、今回は拍手の大きさを計測)による選択権が与えられ、その結果によって物語の展開そのもの(いわばハッピーエンドになるかバッドエンドになるか)およびセットリストが変わるというユニークなものだった。





■平沢進の音楽性
まずはこのMVを観ていただきたい。

平沢進 - "世界タービン"



1990年に発表された平沢進の1stシングルである。おそらく笑ってしまう人、「何これ?」と思う人、「どこかのカルト宗教の布教ビデオ?」と思う人もいるのではないだろうか。が、それは初めて平沢進に触れた人の至極真っ当な反応だと思う。私も最初はそうだった。


何が良いのかよくはわからないが、何だか興味が湧いてきた、というヒラサワ未体験者はこの先へ進んでいただければと思う。不快感や拒絶反応が出た人はこれでおしまい。"馬の骨"の皆さんや、あるいは平沢進本人同様、「平沢進って人がめちゃくちゃ良いからみんな聴いてくれ!」などとは私も思っていない。


平沢進の音楽は何が凄いのか、何が良いのか?は、正直自分もよくわからない。が、おそらく「これまでに好きだった音楽、聴いてきた音楽のどれとも似ていないから」ということだと思う。つまり音楽の知的好奇心を刺激してくれる存在なのだ。もちろん、私はもともとシンセを用いた打ち込み系の音楽が好きだったが、平沢進はいわゆる「エレクトロ・ポップ」や「ディスコ/ハウス」の類とは一線を画している。どちらかというとEnyaやVangelisといったアーティストの音楽に近いと言えるだろう。

Enya - "Anywhere Is"

平沢進の「Colony」にやや似たストリングス、初期~中期に平沢進が多用していた1拍目に入る大太鼓やスネアロールの入れ方など音的な共通点も多いが、一人で楽曲制作のすべてをこなす・民族音楽を取り入れる・多重録音を得意とする・完璧主義、といった点も平沢進と共通している


ここ数年、音楽メディアにおけるアーティスト紹介や作品レビューで「独自の世界観」というワードが乱用されているように感じるが、それによってこの言葉自体は非常に陳腐な表現となってしまった。だが、私は平沢進の魅力について語るときに敢えて「独自の世界観」という表現を使いたい。それが最も的確に彼の魅力を表した言葉だと思うからだ。


平沢進のソロとしてのキャリアおよそ33年の中で、若干の変化はあるもののそこに共通してあるのはファンタジーやSFディストピア作品のような世界観である。作品ごとに異なるテーマで、まるで一冊の小説を執筆してから楽曲が作られたかのようにその世界観は緻密に作り込まれている。そしてそんな世界を表現するものとして特徴的なのは重厚なストリングスや、浮遊感・近未来感・アシッド感を与えるシンセサイザー、そして大太鼓やシンバルといったマーチング・バンド的要素を孕むドラムである。これらの壮大なサウンドをすべて一人で作り出しているのだから凄い。

平沢進 - "TIMELINEの終わり"



歌詞のテーマとしては科学と宗教、戦争と平和、人間と機械、支配者と隷属者など対峙するもの、相反するものが扱われることが多いのだが、固有名詞も多く、とにかく常人には難解な歌詞が特徴的だ。例えば

lyric_hirasawa.png
※「夢みる機械」の歌詞の一節


適当な単語を並べてるだけじゃないのかと思うかもしれない。が、一つ一つのワードを検索してみると確かにこれらは宗教や科学に関連した用語で成り立っており、アルバムのブックレット内に書かれたテキスト(ミニ小説の形態をとっていたりする)を読んだり、ライブやアルバムについて平沢進自身が解説している動画を観ると、特定のコンセプトのもとで緻密に創作され、整合性の取れた一連のストーリーに基づいていることが何となくわかってくる。「何となく」というのは、私含む一般的な人の知能ではその100%を理解しきるのは不可能だからだが、とにかく平沢進にとってはそれらは当然、定められたテーマの下で筋の通った歌詞なのである。


だからアルバム作品を聴いたり、ライブを体験したりすると、それまで靄がかかっていた彼の作り出す世界の全体像が次第に見えてくる。そして知れば知るほどその未知なる世界に没入していくワクワク感が得られるのである。


もう一つ、平沢進の音楽の中で重要な要素はその歌声だ。声質そのものはそんなにシンガー向きの声ではないはずなのだが、音域はかなり広い。地を這うような低音から、地声でも天高く突き抜けるような高音まで出るし、さらに裏声もかなり高いところまで出る。私はカラオケで「オーロラ」を歌ったことがあるのだけど、高低差がかなり激しく歌うのは難しかった。


それに加え、ヨーデルっぽくもあり、また「こぶし」にも近い感じの歌唱が特徴的だ。「江戸時代の消防士である火消しが歌う、木遣りというものなんですけど、そこからアイデアを得たんです。」ということらしいが、そこからは郷愁が感じられ、日本人のDNAに刻み込まれたものなのかわからないが安らぎや安心感のようなものを感じる。





■平沢進のファン層
正直、万人受けする音楽とは言えないし、例えば邦楽好き、洋楽好き、ロック好き、ダンス・ミュージック好き、インディー好き、現代音楽好き、アニソン好きなど特定の音楽ファンと親和性が高い音楽性でもないが、それゆえこれらいずれの音楽も入り口となり得る。つまり敷居はやや高いが間口は広いのである。そのせいか、ライブに行けば男女問わず初老の方はいるし、オタクっぽい風貌の中年から服飾&アート系っぽいサブカル女子、ストリート系の若者まであらゆる層を見ることができる。


「敷居はやや高い」と書いたのは、「一曲聴いただけ」「一回観ただけ」だと魅力がわかりづらいところがあると思うからだ。これまで述べてきたように、曲単位で聴きかじった程度だと例の「独自の世界観」の全体像が見えてこないからである。おそらく『パプリカ』や『千年女優』といった今敏監督のアニメ作品から平沢進の音楽を知った人も多いと思うが、それらも楽曲と映画のストーリーや世界観がピタリと嵌ることで魅力が増したのではないだろうか。


ニコニコ動画で面白いネタ動画だと思って観ているうちにファンになったという人もいるだろうし、Twitterでトレンド入りしてたので気になって調べるうちにハマったなど、入り口は千差万別だと思う。実際、私も最初は「なんかちょっと面白そうなオジサン」くらいだった。しかし冒頭の「略歴」に書いた彼の活動や功績について知るうちに「なんか凄い人なんだな」となり、作品を聴きライブを観た後には「カッコイイおじ様」と思うようになった。華麗なターンでロングコートを翻しながらギター弾く細身体型の68歳なんてカッコよすぎだろ!

平沢進 - "BEACON"



あとはやはり独特のキャラクターにも触れないわけにいかない。シニカルでひねくれ屋、言葉遣いは丁寧で落ち着いており、ウィットにも富んでいる。感情を表に出さず基本無表情、人に媚びることはしないが時折お茶目な一面も見せる。それで聞いたこともないワードや聞いたこともない理論がポンポン飛び出すのだから、こちらは理解に追いつこうと必死なのだが、それを平気で煙に巻いたりもする、何ともサディスティックな人なのだ。


現在も 「170奇炉の1分間」というあらたなプロジェクトが展開されているのだが、公式によると

長らく停止状態でした「170帰路の1分間」が
改定版「170奇炉の1分間」として再開致します。

着火されると様々な周波数の音を発する170個の奇妙な炉(奇炉)が
「奇炉座標」の上に並んでいます。
平沢進のTwitter上に現れる、「着火された」というメッセージをもとに、
座標の中から170Hzを発する炉を探し、
そこからヒラサワを1分間だけ見れる「GATEWAY」を探し出して下さい。


なるほどわからん。どうやら次なるギターアルバムの完成を目指して進むイベントということらしいが、ようやく"馬の骨"2年生になる私にとってはナンノコッチャである。興味のある方は下記サイトをのぞいてみると良いだろう。
https://www.susumuhirasawa.online/170k2022


さて、だいぶ長いテキストになってしまった。今回"馬の骨"一周年を迎えるにあたり、私なりに平沢進のベスト・ソングを選んでみたので近日アップ予定。本人はこういったことを嫌う、あるいはまったく関心を抱かないだろうが、私としては一つの節目として是非やってみたいのだ。他の"馬の骨"の方々から「さすがまだ1年のヒヨッコ、何もわかっちゃいねえな」などと話のタネにでもなれば良いなと思う。

追記:アップしました
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