初聴きディスクレポート |
2013年10月に初聴きした音源の感想まとめです。今月はここ数ヶ月と比べるとちょっと少なめ。前半はThe Killersばかり聴いていたし、後半はゆっくり音楽を聴く時間があまり取れませんでした。
<★の解説>----------------------
★★★★★ 年間ベストアルバム20位以内クラス*
★★★★☆ すばらしい
★★★☆☆ 標準レベルの良作
★★☆☆☆ 若干気になる部分あり・もっと聴きこみ必要
★☆☆☆☆ 期待ハズレ
☆☆☆☆☆ 全然ダメでした
*今年リリース作ではない場合、旧譜のみから選ぶ年間ベストアルバムの20位以内クラス
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では10月の「Album of The Month」から。
<★の解説>----------------------
★★★★★ 年間ベストアルバム20位以内クラス*
★★★★☆ すばらしい
★★★☆☆ 標準レベルの良作
★★☆☆☆ 若干気になる部分あり・もっと聴きこみ必要
★☆☆☆☆ 期待ハズレ
☆☆☆☆☆ 全然ダメでした
*今年リリース作ではない場合、旧譜のみから選ぶ年間ベストアルバムの20位以内クラス
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では10月の「Album of The Month」から。
フリートーク |
フリートーク |
先日、NMEが【最初から最後まで完璧な、捨て曲なしのアルバム60選】という企画をやっていましたね。
※1作品ごとにクリックしないと見れなくて面倒ですが、タイトル一覧はamassさんの方にまとめられています(なぜかQOTSAとかManicsとか略称表記)。
→amass:【NME誌の読者が「最初から最後まで完璧な、捨て曲なしのアルバム」のベスト・リスト入りを勧めるアルバム60選】
激しく同意なのもたくさんありつつ、あれ入ってないの?というのもあって、あれこれ考えてたら止まらなくなったので、自分もCD棚を端から眺めつつ選んでみました。個人的な主観なので、どうしても90年代以降の作品ばかりになってしまいましたが。
「捨て曲なし、全部いい曲ばかり」という作品は数あれど、それだけでは「最初から最後まで完璧」とは言えません。「最も1曲目に相応しい曲」が1曲目にあり、「最も2曲目に相応しい曲」が2曲目にきて…最後に「最もラストに相応しい曲」がくる必要があります。なのでこのセレクトは、単純にいい曲ばかりなだけでなく、曲順も完璧なものという基準で選んでいます。【国内盤】の表記があるものは、国内盤ボーナストラックを含めて曲順が完璧という作品です。特に表記がない場合はすべて海外オリジナル盤のものになります。
あと、The Avalanches「Since I Left You」とかJ Dilla「Donuts」みたいなシームレスに全曲が繋がることで完璧性を得ているアルバムは少しニュアンスが異なるので選外にしました。
気になっていて未聴のアーティストがこのリストの中にあれば、これらの作品から聴いとけば間違いなしなんじゃないでしょうか。
■PIBLIC IMAGE REPUBLIC presents
【最初から最後まで完璧な、捨て曲なしのアルバム70選】
※アルファベット順。NMEより10枚増えてるけど気にしないでください…(笑)
ライブレポート |
10月9日にディファ有明にて行われたThe Killersの単独公演に行ってきました。そのライブレポートなのですが、ライブそのものの内容的な部分は他の音楽メディアに任せるとして、ここではもう少しパーソナルな心情の部分を書き綴りたいと思います。「です/である」など語尾が統一されていないのはわざとなのでご了承ください。
まとめ |
ひとつのアーティストの作品をじっくりと振り返り、ベストソングを考えながら再評価をしていくこの企画も、これまでに19アーティストを取り上げ20回(Weezerは2回)やってきました。これ、最近あんまり聴いてなかったアルバム含めてまとめて聴き返すので、本当に(自分の中で)再評価したり再発見したり、毎回いろいろな発見があって楽しいです。アーティスト写真は敢えて初期のものを使ったりしているので、今の姿との違いもまた楽しかったり…。
当初は全20回で終わりにするつもりだったんですが、もう少しネタがあるので続けたいと思います。とりあえずこれまでの全20回分のまとめです(アーティスト名クリックで各記事に飛びます)。
当初は全20回で終わりにするつもりだったんですが、もう少しネタがあるので続けたいと思います。とりあえずこれまでの全20回分のまとめです(アーティスト名クリックで各記事に飛びます)。
ライブレポート |
9月30日に東京国際フォーラム・ホールAにて行われた、DOMMUNELIVE PREMIUM "NEW TRACKS"「my bloody valentine - World Premium Live with 相対性理論」に行ってきました。
アーティスト別ベスト |
ひとつのアーティストの作品をじっくりと振り返り、個人的ベストソングを考えながら再評価をしていこうという不定期企画。今回のお題はザ・キラーズ(The Killers)です。6年ぶりとなる来日公演を間近(10月7日・8日)に控え、さらに11月には初のベストアルバム「Direct Hits」がリリースされるということで絶好のタイミングなのではないでしょうか。
ご存知かと思いますが、The Killersと言えば欧米をはじめとした世界各国ではスタジアムまたはアリーナクラスのトップアーティスト。フェスではヘッドライナー当たり前。しかしなぜか日本では海外ほどの人気がありません。そんなわけで、今まであまり良さがわからなかったという人や、もしくはちゃんと聴いたことがないという人に、ぜひここにYouTubeを貼る上位10曲、いや上位3曲だけでも聴いてもらえたら嬉しいです。もし気に入ってもらえたら、来日公演のチケットはまだ間に合います!それか来月ベスト盤を買ってみるのも良し、オリジナルアルバム4枚ともにTSUTAYAでレンタル可能なので、まずは最新作「Battle Born」辺りから聴いてみるのも良し、です。
▼こちらはデビュー当時。Vo.ブランドン・フラワーズ(右から2人目)のイケメンっぷりを見よ。
▼最近のお姿。ブランドンは大人っぽいワイルドな雰囲気になったけど、やっぱりイケメン。
それにしても、今回の会場であるキャパ2400人規模の新木場STUDIO COASTの2DAYSなんて、正直ソールドアウトしたとしても彼らのギャラを考えたら赤字でしょう。バンドが通常よりも安いギャラでの公演を承諾したのか、主催者がその負担を負うのかは知りませんが、日本であまり人気がないからこそ、敢えて採算度外視でもライブをやる!という意気込みを感じます。
そもそもなぜ日本であまり人気が出なかったのでしょうか?アメリカ出身ながらイギリスで先にブレイクした彼らのファースト「Hot Fuss」は、音的にもイギリスのニュー・ウェーヴやポスト・パンク、ニュー・ロマンティクスからの影響が色濃いサウンドでした。この当時は日本でもそれなりに話題になっていたと思います。2004年のフジロックにも出たし(今では考えられないけどレッドマーキーの出演)。続いてのセカンド「Sam's Town」は自分たちのルーツであるアメリカの音楽に接近…なんてよく言われているけど、言うほどでもなくない?と思います。確かに「Exitlude」なんかはアメリカっぽいけど。とにかくこの「アメリカっぽくなった」という言葉がどうにも、繊細さや緻密さを好みがちな日本人の琴線にあまり触れず、ファンが固定されなかったのかな…と考えてみたり。
続く3作目「Day & Age」はひたすら良いメロディーとダンサブルなビート、キラキラしたシンセに彩られた、まさに「日本人好みなサウンド」だったわけですが…。リリース翌年のフジロックへの出演決定後にキャンセルがあり、さらに2010年の単独公演もキャンセルという不運が重なって、何だか日本のメディアからもリスナーからも冷遇されるようになった、そんな風に思えてしまいます。ちなみに2010年のキャンセルはブランドンの母親が亡くなったため。そりゃキャンセルも仕方ないです。
2012年にリリースされた4作目「Battle Born」は、アメリカでは当初、同日にアルバムをリリースする予定だったMUSEがリリース日を変更した際に「The Killersと重なって1位が獲れなくなるのを避けた!?」なんて説が流れるほど。一方そのMUSEは日本では、フジもサマソニもヘッドライナーを経験し、さいたまスーパーアリーナを大観衆で埋め、朝のTV番組にも出演してしまうほどの人気っぷり。一体この差はどこでついてしまったのか…。
なんて愚痴ってもしょうがない(ちなみにMUSEも大好きですよ)、とにかく少しでも多くの人に彼らの最高の曲たちを聴いてもらい、来日公演にぜひ足を運んでもらいたいなーと思います。2400人規模の会場でスタジアムクラスのバンドを観る。そんなシチュエーションを想像するだけでテンション上がります。
ちなみにこの「マイ・フェイバリット・ソング」特集で取り上げるのはオリジナルアルバムを5枚以上出しているアーティストに限るというルールを設けているのですが、The Killersは4枚しか出していません。でも今やらないで、じゃあいつやるの?(以下略)ということで、特例ピックアップとなりました。それだけ、僕も今これをやりたい!という気合いと使命感に満ちています(笑)。前置きがかなり長くなりましたが、では。
■The Killersのマイ・フェイバリット・ソングBEST20
※カッコ内は収録作品
ご存知かと思いますが、The Killersと言えば欧米をはじめとした世界各国ではスタジアムまたはアリーナクラスのトップアーティスト。フェスではヘッドライナー当たり前。しかしなぜか日本では海外ほどの人気がありません。そんなわけで、今まであまり良さがわからなかったという人や、もしくはちゃんと聴いたことがないという人に、ぜひここにYouTubeを貼る上位10曲、いや上位3曲だけでも聴いてもらえたら嬉しいです。もし気に入ってもらえたら、来日公演のチケットはまだ間に合います!それか来月ベスト盤を買ってみるのも良し、オリジナルアルバム4枚ともにTSUTAYAでレンタル可能なので、まずは最新作「Battle Born」辺りから聴いてみるのも良し、です。
▼こちらはデビュー当時。Vo.ブランドン・フラワーズ(右から2人目)のイケメンっぷりを見よ。
▼最近のお姿。ブランドンは大人っぽいワイルドな雰囲気になったけど、やっぱりイケメン。
それにしても、今回の会場であるキャパ2400人規模の新木場STUDIO COASTの2DAYSなんて、正直ソールドアウトしたとしても彼らのギャラを考えたら赤字でしょう。バンドが通常よりも安いギャラでの公演を承諾したのか、主催者がその負担を負うのかは知りませんが、日本であまり人気がないからこそ、敢えて採算度外視でもライブをやる!という意気込みを感じます。
そもそもなぜ日本であまり人気が出なかったのでしょうか?アメリカ出身ながらイギリスで先にブレイクした彼らのファースト「Hot Fuss」は、音的にもイギリスのニュー・ウェーヴやポスト・パンク、ニュー・ロマンティクスからの影響が色濃いサウンドでした。この当時は日本でもそれなりに話題になっていたと思います。2004年のフジロックにも出たし(今では考えられないけどレッドマーキーの出演)。続いてのセカンド「Sam's Town」は自分たちのルーツであるアメリカの音楽に接近…なんてよく言われているけど、言うほどでもなくない?と思います。確かに「Exitlude」なんかはアメリカっぽいけど。とにかくこの「アメリカっぽくなった」という言葉がどうにも、繊細さや緻密さを好みがちな日本人の琴線にあまり触れず、ファンが固定されなかったのかな…と考えてみたり。
続く3作目「Day & Age」はひたすら良いメロディーとダンサブルなビート、キラキラしたシンセに彩られた、まさに「日本人好みなサウンド」だったわけですが…。リリース翌年のフジロックへの出演決定後にキャンセルがあり、さらに2010年の単独公演もキャンセルという不運が重なって、何だか日本のメディアからもリスナーからも冷遇されるようになった、そんな風に思えてしまいます。ちなみに2010年のキャンセルはブランドンの母親が亡くなったため。そりゃキャンセルも仕方ないです。
2012年にリリースされた4作目「Battle Born」は、アメリカでは当初、同日にアルバムをリリースする予定だったMUSEがリリース日を変更した際に「The Killersと重なって1位が獲れなくなるのを避けた!?」なんて説が流れるほど。一方そのMUSEは日本では、フジもサマソニもヘッドライナーを経験し、さいたまスーパーアリーナを大観衆で埋め、朝のTV番組にも出演してしまうほどの人気っぷり。一体この差はどこでついてしまったのか…。
なんて愚痴ってもしょうがない(ちなみにMUSEも大好きですよ)、とにかく少しでも多くの人に彼らの最高の曲たちを聴いてもらい、来日公演にぜひ足を運んでもらいたいなーと思います。2400人規模の会場でスタジアムクラスのバンドを観る。そんなシチュエーションを想像するだけでテンション上がります。
ちなみにこの「マイ・フェイバリット・ソング」特集で取り上げるのはオリジナルアルバムを5枚以上出しているアーティストに限るというルールを設けているのですが、The Killersは4枚しか出していません。でも今やらないで、じゃあいつやるの?(以下略)ということで、特例ピックアップとなりました。それだけ、僕も今これをやりたい!という気合いと使命感に満ちています(笑)。前置きがかなり長くなりましたが、では。
■The Killersのマイ・フェイバリット・ソングBEST20
※カッコ内は収録作品
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