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初聴きディスクレポート

初聴きディスクレポート Vol.48(2013年6月)

2013年6月に初聴きした音源の感想まとめです。6月は以前に試聴して「これは絶対買う!」と思いつつも金銭的事情で購入を保留していたタイトルを買い込んだため、5つ星多めになりました。

<★の解説>----------------------
★★★★★ 年間ベストアルバム20位以内クラス*
★★★★☆ すばらしい
★★★☆☆ 標準レベルの良作
★★☆☆☆ 若干気になる部分あり・もっと聴きこみ必要
★☆☆☆☆ 期待ハズレ
☆☆☆☆☆ 全然ダメでした

*今年リリース作ではない場合、旧譜のみから選ぶ年間ベストアルバムの20位以内クラス
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では6月の「Album of The Month」から。


ライブレポート

ライブレポート:下北沢インディーファンクラブ2013

※タイトルは便宜上「ライブレポート」としましたが、出演アーティストや楽曲に関する予備知識がほとんどないのでほとんど日記的な形式で書きました。

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去る6月23日、下北沢のライブハウス、イベントスペース、劇場、レコードショップなど16の会場でライブが行われるイベント「下北沢インディーファンクラブ2013」に行ってきました。このイベントは2010年から年一行事としてスタートしていますが、実は僕がその存在を知ったのは去年のこと。しかもその時には既にソールドアウトしていて、来年は絶対に行く!と密かに思っていたのでした。

シモキタという、割とよく訪れる街とはいえ、各会場の入場システムとか混雑具合とか全くわからない上に、出演アーティストも「名前は知ってるけど曲は知らない」みたいなアーティストばかり。邦楽アーティストってオフィシャルサイトとか見ても(海外アーティストと比べると)音源聴けないのが多いんですよね。それでも普段Twitterなどでよく名前を見聞きして、何となくよさそうだなーと思っていた人たちがたくさん出る、という印象でした。

このフェスのいいところは、

・チケット代が安い(4,500円)
・出演アーティスト数が多い
・インディー精神に溢れた個性的なアーティストばかり
・ちょっとした移動の合間もレコ屋とか寄ったりできる
・全アクトのライブ持ち時間が30分とコンパクト
・飽きたらすぐに、別の会場のライブに移動できる
・なので未知のアーティスト開拓にはもってこい


というところ。特に最後のが重要で、僕も何か新しい発見があればいいなーくらいの気持ちで、あまりキッチリと予定を立てずに、その時の気分次第で動こうという感じで臨みました。

年間/半期ベスト[2013年]

The 20 Best Albums of 2013 So Far:2013年上半期 旧譜ベストアルバム20

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毎年やってるので今年もやります。2013年の上半期に(僕が)初めて聴いた旧譜アルバムのベスト20。旧譜の定義は「2013年以前にリリースされたもの」なので、古くは1983年のものから2012年の作品までとなりました。中には「これ今まで聴かずにいたの!?」というものもありますが…。


年間/半期ベスト[2013年]

The 20 Best Songs of 2013 So Far:上半期ベストトラック[10位-1位]

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PUBLIC IMAGE REPUBLICが選ぶ2013年上半期ベストトラックの20曲、10位から1位まで。対象は2013年1月1日から現時点までにリリースされたアルバム/EP/コンピレーションの収録曲もしくは単体曲で、購入またはフリーDL済みのものとしました。20位から11位はこちら


年間/半期ベスト[2013年]

The 20 Best Songs of 2013 So Far:上半期ベストトラック[20位-11位]

songs2013sofar20-11.png

PUBLIC IMAGE REPUBLICが選ぶ2013年上半期ベストトラックの20曲、20位から11位まで。対象は2013年1月1日から現時点までにリリースされたアルバム/EP/コンピレーションの収録曲もしくは単体曲で、購入またはフリーDL済みのものとしました。


フリートーク

Buena música española:スペインのインディー・ポップ/ロック特集

P5260095.jpg

先日、バルセロナで開催されたプリマヴェーラ・サウンド(Primavera Sound)2013に行ってきたわけですが、フェス前に出演アーティストをチェックしていて、地元スペイン出身の出演アーティストで気になるものが結構ありました。結局フェスでは他のメンツが豪華すぎて、これらの地元アーティストを観れなかったのですが、英米のアーティストのように日本にあまり情報は入ってはこないもののそのクオリティはかなり高く、英米のインディー・ポップ/ロックと比べても決して引けをとるものではありません。個人的に、今までスペイン出身って言うとロシアン・レッド(Russian Red)とデロレアン(Delorean)くらいしか思い浮かばなかったですけどね。今回はプリマヴェーラ・サウンド2013出演アーティストの中でも、特に気に入った5組を紹介したいと思います。

あと、滞在中にホテルで観たスペイン版MTVのようなチャンネルでやっていたチャート番組はポップ・チャートとラテン系チャートに分かれていたのですが、ポップ・チャートの方はほとんどがロック系で、EDMみたいなのは全然なかったです。なので、スペインは意外とロック系が強い国だなーという印象を受けました。そんな中で、現地音楽番組でめちゃくちゃヘビロテされていたアーティストも1組、最後にオマケで紹介します。それではプリマヴェーラ2013出演組からいってみましょう。


INTERVIEW

[INTERVIEW]#2:annie the clumsy

アーティストのインタビュー企画第二弾。基本的に、僕が直接いろいろお聞きしたい!と思えるアーティストと出会わない限りやらないので、こんなに早いペースで第二弾が実現するとは自分でも思っていませんでした。

というわけで今回インタビューさせてもらったのは、アニー・ザ・クラムジー(annie the clumsy)のステージネームで活動するAnnaさん。ウクレレやバンジョーなどを演奏しながら、独特の雰囲気を持つ艶やかな低音ボイスで、ユーモラスでウィットに富んだ英語詞を歌う注目の女性シンガーです。

annietheclumsy_01.jpg

彼女のインタビューはすでにmay.eさんのブログ「いきするひとたち」にも掲載されていたので、今回はそこに書いてあること以外でお聞きしたかった点をインタビューさせていただきました。なので彼女についてもっと知りたい人は、ぜひぜひ「いきするひとたち」の方のインタビューも読んでみてください。

アーティスト別ベスト

Jimmy Eat Worldのマイ・フェイバリット・ソングBEST20

ひとつのアーティストの作品をじっくりと振り返り、個人的ベストソングを考えながら再評価をしていこうという不定期企画。今回は3年振りのニューアルバム「Damage」リリース(6月11日)を記念して、ジミー・イート・ワールド(Jimmy Eat World、以下JEW)をピックアップしました。

jimmy-eat-world.jpg
彼らの中では比較的イケてるアーティスト写真だと思います(汗)


ところで彼らって世間的にどういう位置付けなのか、イマイチよくわかりません。デビューした90年代中盤はエモーショナル・コアの立役者としてザ・ゲット・アップ・キッズらと共にシーンを形成し、1999年の「Clarity」ではキーボードも多用、ハードでアッパーなだけではない繊細なサウンドで独自の地位を確立します。そして2001年にリリースされた4作目「Bleed American」ではアメリカ、カナダともにプラチナム級のセールスを記録し、フー・ファイターズのようにメインストリームで活躍するオルタナティヴ・ロック・バンドとなりました。

その後ポップ化したエモ・バンド・ブームが到来するわけですが、それらのポップ・エモ勢とは距離を置くように地味ルックスのまま、さらに繊細さとキラキラ感に磨きをかけていきます。そんな姿は、個人的には同じく「エモ」の文脈からスタートしたデス・キャブ・フォー・キューティーと重なって見えるのですが、今やUSインディにおいて最高の良心とも言える存在となったデスキャブに対し、JEWはインディとメインストリームどっちつかずのような気がするのです。

実は僕がJEWにハマったのは結構遅くて、2004年のフジロックがきっかけでした。それまでは勝手に、ポップ・パンクとまではいかないけどアップテンポでハードなギターの、よくあるUSメロディック・パンクだと思っていました。ライブがすごく良かったので「Bleed American」を借りて、こんなに繊細で美しいバラードや超キャッチーな曲があるバンドなんだ!と驚き、一気にハマりましたね。ちなみに以前ブログでやった「年代別・アルバム推定再生回数ランキング」の2000年代編では「Chase This Light」が2位にランクインしています。でも「Clarity」「Bleed American」「Futures」も最高だと思います。

「イイ曲」の率はウィーザー級なので、ベストソングを選ぶのは至難の技でしたが、ベスト・ソングは以下のようになりました。なお、彼らにはザ・ウェディング・プレゼント「Spangle」、ガイデッド・バイ・ヴォイシズ「Game of Pricks」、ワム!「Last Christmas」、ティーンエイジ・ファンクラブ「The Concept」など、いくつかの名曲の素晴らしいカバーがありますが、今回は彼らのオリジナル曲のみを対象としました。


■Jimmy Eat Worldのマイ・フェイバリット・ソングBEST20
※カッコ内は収録作品

Primavera Sound

ライブレポート:Primavera Sound 2013 [DAY3&後夜祭]

Primavera Sound 2013、前夜祭1日目(5月23日)そして2日目(5月24日)に続き、ラストとなる今回は3日目(5月25日)と後夜祭を合わせたレポートです。

▼5/25 観たアクト
Adam Green & Binki Shapiro
Apparat (plays "Krieg und Frieden")
Dexys
Wu-Tang Clan
Dan Deacon
Nick Cave & The Bad Seeds
Liars
My Bloody Valentine
Hot Chip


▼5/26 観たアクト
The Orchids
Julie Doiron



Primavera Sound

ライブレポート:Primavera Sound 2013 [DAY2]

Primavera Sound 2013、前夜祭1日目(5月23日)に続いて2日目(5月24日)のレポートです。まずはこの日、当初の予定では18:10から出演予定のKurt Vile & The Violatorsから観るつもりだったんだけど、前日の寒さと長丁場により疲労が激しく、この日はできれば朝5時までいたかったために諦めることに。しかし、この日が全日程で最も寒さの厳しい日だったので、まあKurt Vile諦めて正解だったかも…。

▼5/24 観たアクト
Daniel Johnston
Shellac
The Jesus And Mary Chain
Daughter
James Blake
Blur
Swans
The Knife
King Tuff
Disclosure
Daphni



▼というわけでこの日は19:30のDaniel Johnstonから。彼の出演するAuditori Rockdeluxは唯一の屋内ステージで、2階席もあるかなり大きなホール。この写真の紺色の建物です。このステージに出演するアクトの中でなぜかDaniel Johnstonだけ、優先入場するのに別途2ユーロが必要で、優先の人が全員入場し終わってから他の人が入場できる仕組み。それだけ彼の人気が絶大ということでしょうか。
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