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初聴きディスクレポート

初聴きディスクレポート Vol.46(2013年4月)

2013年4月に初聴きした音源の感想まとめ。前回から、今年以前のリリース作品にも5つ星が付きやすいように基準が変わりました。

<★の解説>----------------------
★★★★★ 年間ベストアルバム20位以内クラス*
★★★★☆ すばらしい
★★★☆☆ 標準レベルの良作
★★☆☆☆ 若干気になる部分あり・もっと聴きこみ必要
★☆☆☆☆ 期待ハズレ
☆☆☆☆☆ 全然ダメでした

*今年リリース作ではない場合、旧譜のみから選ぶ年間ベストアルバムの20位以内クラス
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さて、それでは4月の「Album of The Month」です。


アーティスト別ベスト

The Smashing Pumpkinsのマイ・フェイバリット・ソングBEST20

ひとつのアーティストの作品をじっくりと振り返り、個人的ベストソングを考えながら再評価をしていく不定期企画。今回は2013年のサマーソニックにも出演が決定しているザ・スマッシング・パンプキンズ(The Smashing Pumpkins)を取り上げたいと思います。

smashing_pumpkins.jpg
何とも爽やかで仲睦まじい雰囲気の写真(泣)。2013年現在のメンバーはビリー(左から2人目。この時は髪があります)のみ。


ところでスマパンについてよく知らない人って、彼らについてどんなイメージを抱いているのでしょうか?勝手な予測ですが、「背のデカいスキンヘッドのボーカルが、怒り狂ったネコみたいな声で叫びながら歌う、ハードでヘヴィなバンド」みたいなイメージでしょうか。

まあ、確かにその通りなんですが(笑)。ボーカルのビリー・コーガンはもう何年もスキンヘッドだし、身長は192センチ。1997年のグラミーで「最優秀ハードロック・パフォーマンス賞」を受賞したこともあります。声質は、苦手な人は本当に苦手だと思います。わかりやすくいうと「ニ"ャ"ー」みたいな感じですから…。

ただ、彼らの楽曲において「ハードでヘヴィ」というのはほんのいち側面に過ぎません。ハードでヘヴィな曲と、繊細で美しい曲との絶妙なコントラストが最大の魅力と言えるでしょう。個人的には後者のタイプの曲が好きなので今回ランクインした曲の大半は繊細で美しい曲ばかりになりましたが、かといってハードでヘヴィな曲も捨て難く、要は双方あってこそがスマパンなのだと思います。そして今回改めて、曲調の激しい/大人しいに因らず、やはりメロディーの美しい曲が多いなと思いました。

今回もまた、20曲では到底好きな曲が収まりきらなかったので次点の10曲も加えさせていただきました。


■The Smashing Pumpkinsのマイ・フェイバリット・ソング
BEST20

※カッコ内は収録作品

ライブレポート

ライブレポート:Godspeed You! Black Emperor@恵比寿LIQUIDROOM

4月9日・10日に恵比寿リキッドルームで行われたゴッドスピード・ユー!ブラック・エンペラーの来日公演2DAYS、2日目の方に行ってきました。

gybe.jpg
※写真は当日のものではありません


フリートーク

スルメ盤の話。 -Teen DreamとBright Lights-

beach house teen dreamelliegoulding_brightlights.jpg


「スルメ盤」という言葉がありますよね。聴き込むほどにアジが出てどんどん好きになっていくような、飽きの来ないアルバム。今回はそんな「スルメ盤」についてのお話を。


The Postal Service

The Postal Service - Give Up [10th Anniversary Edition] (2013/4/8Release)

00年代におけるエレクトロ・ポップの金字塔的作品が、10周年を記念してデラックス版としてリイシュー。

postalservice.jpeg



Giant Drag

Giant Drag - Waking Up Is Hard To Do (2013/3/5Release)

現在はアニー・ハーディ嬢のソロプロジェクトとなっているジャイアント・ドラッグ(Giant Drag)のアルバムが知らぬ間にひっそりとリリースされておりました。

Giant Drag Annie1
キュートな小悪魔系ビッチロックンローラー、アニー・ハーディ。



アーティスト別ベスト

The Flaming Lipsのマイ・フェイバリット・ソングBEST20

ひとつのアーティストの作品をじっくりと振り返り、個人的ベストソングを考えながら再評価を高めていくための不定期企画。今回は4月1日にリリースされた新作「The Terror」のリリース記念として、ザ・フレーミング・リップス(The Flaming Lips)を取り上げたいと思います。

flaminglips_20130403010519.jpg
今とはルックスも雰囲気も異なる活動初期の写真。左端がウェイン


現代のインディーバンドの中でも、最も祝祭感と多幸感に溢れたライブパフォーマンスを行うことで人気の彼ら。活動の歴史は古く、今年で30周年を迎えます。今となっては、生まれ故郷であるオクラホマの州歌に彼らの楽曲が選ばれたり、2003年にグラミーの「ベスト・ロック・インストゥメンタル・パフォーマンス賞」を受賞するなど、国民的インディーバンドとしての人気を確立していますが、活動初期は猟奇的かつ退廃的なムードを漂わせ、ドラッギーでノイジーなサウンドを奏でるカルト的なバンドでした。

やがて彼らは、陽性のメロディーを持つUSオルタナ・ポップ、そして壮大かつシンフォニックなサイケ・ポップ、さらにはエレクトロニカを取り入れたドリーミー・ポップと、その音楽性を少しずつ変容させながら、他アーティストとのコラボ作やカバーアルバム、一曲で24時間という曲、映画製作、USB内蔵の頭蓋骨型グミ、ギネス記録への挑戦など、枠にはまることなく貪欲に新しい試みにチャレンジし続けています。

これまでにリリースされたオリジナルアルバムは、企画色の強い作品(カバー作・コラボ作)を除くと13枚。収録曲のほとんどがランクインするアルバムもあれば、一曲もランクインしないアルバムもあるなどかなり偏った結果になったので、上位20曲の他に次点の10曲も追加掲載します(それでも一曲もランクインしないアルバムが複数ありますが)。


■The Flaming Lipsのマイ・フェイバリット・ソングBEST20
※カッコ内は収録作品

新譜リリース情報

新譜リリース情報(2013年4月)

毎月初めに定期アップ、随時更新している新譜リリース情報です。4月以降も注目タイトルのリリースがまだまだ続きますね。


今月の注目盤



The Flaming Lips / The Knife / Major Lazer
Yeah Yeah Yeahs / Phoenix / Neon Neon


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