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PUBLIC IMAGE REPUBLICブログは、2010年2月に最初の記事が投稿されてから間もなく15周年を迎えます。そこで、15周年特別企画をいくつか考えています。
一つはオールタイム邦楽ベストアルバムです。2014年にも一度やっているけど、その後出会った作品も含めて2025年アップデートver.をやる予定です。多分前回とはガラッと変わったラインナップになると思います。
[過去記事]オールタイム邦楽ベストアルバム(120位-71位)
[過去記事]オールタイム邦楽ベストアルバム(70位-21位)
[過去記事]オールタイム邦楽ベストアルバム(20位-1位)
もう一つは、このブログの15年間を振り返る企画をやりたいと思ってます。こんなことやったよね、あれが楽しかったよねみたいに懐かしんだり、そもそも何でブログ始めたんだっけ?何でPUBLIC IMAGE REPUBLICというブログ名にしたんだっけ?何が楽しくて15年もやってるの?みたいなことを振り返れる内容にしたいと思ってます。ただ、一人で長々と語っても駄文にしかならないと思うので、いろいろ訊いてくれる人、いわゆるインタビュアー的な第三者がいてくれたらいいなと。ということで記事作成にご協力いただける方を募集します。ちなみにギャラは出ませんのであしからず。
基本的にその人からいただいた質問はどんなことでも答えたいと思っています。ブログ15周年企画なのでブログに関することが理想だけど、「好きな食べ物は?」みたいなものでもちゃんと答えます(それが本当に知りたいことなのであれば)。
以下、募集要項です。ご興味のある酔狂な方はぜひご応募ください。
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15年目を迎えたPUBLIC IMAGE REPUBLICブログ。この度、Xアカウントを開設することになりました。
ツイート内容はブログの更新お知らせ、過去記事紹介、記事内容の紹介など。中の人などいないのでbotだと思ってください。なのでメンションやリポストには反応しません。いいねもフォローバックも基本行いません。個別のご連絡はDMにてお願いします。
なぜ急にXアカウントを作ることになったのかは後日記事にしたいと思います。
PUBLIC IMAGE REPUBLIC Xアカウント:
@public_img_rep
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このブログは普段コメントを無効にしているけど、初めてコメント機能を使った募集企画をやってみたいと思います。お題はタイトルの通り、「2000年代半ば~後半のおすすめ邦楽アルバム」。
理由は、この時期本当に邦楽をあまり聴いていなくて詳しくないから。もう少しこの時期の自分の音楽ライブラリを充実させたいなと以前から思ってはいるものの、ネットで邦楽名盤など調べたりしてもこの時期の作品があまり取り上げられていなかったりして、全然掘れていないので。
コメントの書き込みがあれば、まずはサブスク(普段はSpotifyを利用)でアルバムを全編通して聴いてみようと思います。もし気に入ったらCDを買うかレンタルします。おすすめのアルバムがあればぜひコメント欄に書き込んでいただければと思います。
以下、注意事項などです。
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2002年のライブ時の写真(強めに加工してあります)
先日、20代の頃やっていたバンドのメンバー4人で数年ぶりに集まって飲んだ。前回集まったのが何年前で、その時に何の話をしたのかメンバー(40代半ば~後半)の誰も思い出せないという状況ではあったものの、音楽の話でかなり盛り上がり、自分的にも結構興味深い内容であった。何年後になるかはわからないが、次に集まった時の話のネタとして記録しておこうと思う。
これに似たものとして以前にも「かつて音楽を通じて親しくなった旧友たちにアンケートとってみた結果」という記事を書いたことがあるが、あれはかつての音楽好き仲間(今回のメンバーとは異なる)と集まったときに「最近、音楽何聴いてる?」「特に何も聴いてない」みたいな感じで話がすぐに終わり、健康や仕事の話ばかりになりがちだった状況から、「かつての音楽仲間が、音楽にあまり興味関心を抱かなくなってしまった」という寂しさ、「自分はこれからも変わらず音楽を好きでいられるんだろうか」という不安感、そして「音楽をずっと好きでいたいな」という願望から書いたものだった。しかし後から読み返してみると「自分は最近の音楽も追っているのに、友人たちはそれが出来ていない」みたいな不満がにじみ出た、いささか上から目線な書き方になってしまっていたと思う。
しかし今回はかなり音楽談義に花が咲き、各々この数年の間で聴く音楽が徐々に変化して今ではバラバラながら、音楽に対する情熱とか想いはあの頃と変わらないよねという感じが非常に面白かったし、とても新鮮で有意義に感じられた。
というわけで、飲みの席での4人の音楽談義を対談形式っぽく書いてみた。はたして他人が読んで面白いのかは不明だが…。もちろん飲みの席でのことなので一言一句覚えているわけではないけど、年齢が年齢だけに固有名詞がなかなか出てこないあたりもしっかり再現。各メンバーの名前はバンドをやっていた時のパート名(Vo&Gt、Gt、Ba、Dr)で書く。ちなみにドラム(Dr)は私で、年下なので唯一敬語を使っている。
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コロナ禍以降、その多くが中止や延期を余儀なくされた音楽フェス。しかし今年は例年通り開催というところが多く、近頃は各フェスの出演アーティストも続々と発表されている。
そんな中、あることに気が付いた。5年くらい前までは洋楽を中心に聴いていたから、出演アーティストをチェックするフェスと言えばフジロックやサマソニが主だった。しかし最近は邦楽を聴く機会の方が多いので、以前はさほど気にしていなかったライジングサンやロックインジャパンといった邦楽フェスも、どんなメンツか気にするようになっていたのだ。
とはいえ、邦楽フェスのラインナップの中に自分が観たいと思うアーティストの名を見かける機会はまだまだ少ない。ではどんなラインナップだったら行きたいか?などと考えているうちに、自分が邦楽フェスの主催側で、ブッキング担当者だったらどんなラインナップにしたいか?と考え始めてしまい、最近ハマっていたり注目している邦楽アーティストを並べていたら楽しくなって、ついにはフェス名やステージ名決め、タイムテーブル組みまでしてしまった次第。まあ、妄想するだけなら自由だしね。
さて、ここからはすべて私の妄想です。
そんな中、あることに気が付いた。5年くらい前までは洋楽を中心に聴いていたから、出演アーティストをチェックするフェスと言えばフジロックやサマソニが主だった。しかし最近は邦楽を聴く機会の方が多いので、以前はさほど気にしていなかったライジングサンやロックインジャパンといった邦楽フェスも、どんなメンツか気にするようになっていたのだ。
とはいえ、邦楽フェスのラインナップの中に自分が観たいと思うアーティストの名を見かける機会はまだまだ少ない。ではどんなラインナップだったら行きたいか?などと考えているうちに、自分が邦楽フェスの主催側で、ブッキング担当者だったらどんなラインナップにしたいか?と考え始めてしまい、最近ハマっていたり注目している邦楽アーティストを並べていたら楽しくなって、ついにはフェス名やステージ名決め、タイムテーブル組みまでしてしまった次第。まあ、妄想するだけなら自由だしね。
さて、ここからはすべて私の妄想です。
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平成元年(1989年)にオープンした葛西臨海水族園にて撮影
『関ジャム 完全燃SHOW』 (テレビ朝日系列)で5月6日にオンエアされた特番「関ジャムJ-POP史 令和に活躍する若手アーティストが選ぶ最強平成ソングベスト30曲」を観た。
このブログの記事カテゴリを見てもお分かりいただけるように、私自身こういった「時代ごとのベスト・ソング」みたいなランキング企画が好きなので、この特番も非常に楽しみにしていた。同番組では、趣旨の近い企画として2021年にオンエアされた「関ジャムJ-POP20年史 プロが選ぶ最強の名曲ベスト30」という特集(2000年から2020年までの曲が対象)もあったが、そのときも"わかりみ"があったりなかったりしつつ、ナンダカンダ楽しめた。
今回は「令和に活躍する若手アーティストが選ぶ」ということで、当然自分とは価値観や捉えかたが大きく異なるであろうから、一体どういう結果になるのか、きっと前回以上に驚きの連続になるんだろうという点で興味深かった。もちろんそれに対して「何であの曲が入ってないんだ!」とか「平成を全くわかってない!」など野暮なことを言うつもりは毛頭ない。単純に、自分とは別の観点・感性で選ぶとどうなるのかという好奇心が大きかった。
今回の記事では番組で紹介されたランキングを振り返りつつ、番組を観ながら感じたことを曲ごとに書き綴っていきたいと思う。
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安らかに
Foo Fightersのドラマーであり、Alanis MorissetteのツアーサポートやTaylor Hawkins and the Coattail Riders、The Birds of Satanなど数多くのプロジェクトで活躍していたテイラー・ホーキンス(Taylor Hawkins)が亡くなった。素晴らしいドラマーだった。心からご冥福をお祈りいたします。
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こないだ見かけた日刊サイゾーのこんな記事。
瀕死状態の洋楽雑誌、にわかにメタルブーム到来?「背に腹は変えられない」厳しい裏事情
記事の趣旨としては、洋楽雑誌見る限り最近ハードロック/ヘヴィメタル(以下HR/HM)ブームが来てるみたいよ、でも内情としてはそもそも若者の間で洋楽人気がないし、コロナ禍でアーティストの来日もないので記事のネタがなく、洋楽雑誌は売上のために昔からの根強いファンの多いHR/HMに頼らざるを得ない状況に過ぎない、といったところ。が、個人的にこの捉え方には少々違和感を感じた。
なぜなら自分の体感では、ここ最近の洋楽ロック&ポップスにおいてはHR/HMだけに留まらず、グランジやメロコア/ポップ・パンク勢も巻き込んでの"ハード&ヘヴィ・ミュージック"、所謂ラウド音楽が活況を呈していて、アメリカやイギリスのヒットチャートを見る限り、2010年代と比べて明らかに音圧の高い音楽が増えてきていると感じるからだ。
例を挙げるならば、メタルを出自としながら現在はメジャーなシーンにおいても重要な存在になってきているBring Me The Horizonの躍進だったり、Halseyが新作でNine Inch Nailsのトレント・レズナーらをプロデューサーに迎えたことのほか、YungbludやラッパーのMachin Gun Kellyがメロコア/ポップ・パンクを取り入れたり、イングランドのメタルコア・バンドArchtectsが9作目にして初の全英1位を獲ったり、The Horrorsが初期とはまた異なる次元のヘヴィ路線に回帰したり、少々前ではあるがThe 1975がラウドな「People」をアルバムの先行シングルとして発表したり、ニューウェイヴ直系サウンドでデビューしたPale Wavesが2000年代初頭のポップ・パンクからの影響を感じさせるサウンドに転換したり…といったところだが、つまるところそれら80年代半ば~00年代初頭のグランジやらパンクやらHR/HMやらをひっくるめた"ハード&ヘヴィな音楽"は今まさに最重要トレンドと言えるわけで、雑誌でその本流を辿る特集を組むというのは至極真っ当な判断であるように思える。
The Horrors - "Against The Blade"
サイゾーの記事では『レコード・コレクターズ』と『rockin'on』における特集記事について言及されているが、私はこれらの雑誌の読者というわけではないから、該当の特集を読んだわけではないし雑誌側の肩を持ちたいわけでもない。ただ、少なくとも日刊サイゾーの記事に書かれているような「古参のHR/HMファンに媚を売ってすり寄った」というようなネガティヴな理由ではないはずだし、レココレやロキノンの編集部も昨今の盛り上がりを見てこのような特集を組んだのではないだろうか。
さて、そんな私も数年前から、すっかりハード&ヘヴィな音楽に傾倒している。サイゾーの記事中に掲載されている『レコード・コレクターズ』の表紙写真には、自分が好きな作品のジャケットも散見できる。そこで自分も"ハード&ヘヴィ"をテーマに、そういう気分のときについつい再生してしまうアルバムを100枚選んでみたのでここに掲載してみたい。
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先日、おかしのまちおかで買い物をしていた時の話だ。
「オイサオイサ♪オイサ♪オイサ♪オイサオイサオイサ♪オイサ♪オイサ♪オイサオイサオイサ♪…」
一度聴いただけで脳内の隅々まで浸透してしまうような、強烈なインパクトを放つエレクトロ・ポップが流れてきた。阿波踊りのような独特のリズム感と独特の音階に、店内で思わずあの「振り」(指を閉じて掌を広げ、左右にかざす動き)をしてしまったほどだ。あまりにも気になったのでShazamしてみると、ばってん少女隊の「OiSa」という結果が表示された。
何だこの曲。やべえ。
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先日買った本。
市川哲史×藤谷千明『すべての道はV系に通ず。』
(シンコーミュージック 2018年初版)
ここ数年、私にとってヴィジュアル系(以下V系)は密かなブームとなっている。すでに30年以上の歴史を持ち、その中で複雑に枝分かれし現在ではさまざまなカルチャーと結びついたV系の世界は、これまで表面的にしか触れてこなかった私にとって大変刺激的で興味深く、知的探求心をそそるものだ。
TBS系『マツコの知らない世界』にて4月6日にオンエアされた「ヴィジュアル系バンドの世界」もかなり興味深く、楽しめる内容だった。番組では90年代V系シーンを中心に振り返りつつ、かつて一大ムーヴメントとなったシーンのその後──偏見や差別といった受難の時代を経て、アンダーグラウンド中心に進化を続け、現在ますますカオスで面白いことになっている──といったV系30年史的な内容だったが、番組視聴後にもっとV系についていろいろ知りたいと思いネット検索する中で出会ったのが、番組にも登場しV系の魅力や歴史について語っていた元自衛官のライター・藤谷千明さんと、音楽評論家の市川哲史さんによる対談形式のこの本である。
本の中では、V系30年史をその勃興からヤンキー文化→オタク文化への変遷、ビジネス・マネジメント面、プロデューサー、コミュニティツールの変遷(文通→チャット→SNS)、再結成ブームなどさまざまな角度からディープに分析・考察した超濃密な内容になっており、帯に書いてある通りまさに「ヴィジュアル系の教科書」だ。とは言ってもお固い内容ではなく、むしろ軽妙(市川さんに至っては「度が過ぎた悪フザケ」といった方が近い)なトークを交えた、非常に読みやすいテキストになっている。
私はV系に対し、これまで特に深い思い入れがあったわけではない。藤谷さんと同世代である私はV系が一大ブームとなった90年代中盤~後半に中高生時代を過ごしたので、ラジオやカラオケで必然的にV系の音楽に触れてきたが、あくまで小室系やビーイング系などと並んで「好きな音楽カテゴリのひとつ」でしかなかった。やがて嗜好の変化やブーム終焉も相俟って永らくV系とは距離を置いてきた(後述)が、20年以上の時を経てV系にハマるというのは何とも不思議な因果だ。
『マツコの知らない世界』を観たり、『すべての道はV系に通ず。』を読む中で「あの頃は確かにそうだったな」「いや、自分はこうじゃなかった」などいろんな「V系体験」を思い出したのだが、そのうちこんな疑問が浮かんだ。
自分はいつから「V系」をカテゴリとして意識し始めたのだろう?
自分はいつ、どういう理由でV系から距離を置くようになったのだろう?
今回の記事ではそんな疑問について、実体験を振り返りつつ考えていきたいと思う。
市川哲史×藤谷千明『すべての道はV系に通ず。』
(シンコーミュージック 2018年初版)
ここ数年、私にとってヴィジュアル系(以下V系)は密かなブームとなっている。すでに30年以上の歴史を持ち、その中で複雑に枝分かれし現在ではさまざまなカルチャーと結びついたV系の世界は、これまで表面的にしか触れてこなかった私にとって大変刺激的で興味深く、知的探求心をそそるものだ。
TBS系『マツコの知らない世界』にて4月6日にオンエアされた「ヴィジュアル系バンドの世界」もかなり興味深く、楽しめる内容だった。番組では90年代V系シーンを中心に振り返りつつ、かつて一大ムーヴメントとなったシーンのその後──偏見や差別といった受難の時代を経て、アンダーグラウンド中心に進化を続け、現在ますますカオスで面白いことになっている──といったV系30年史的な内容だったが、番組視聴後にもっとV系についていろいろ知りたいと思いネット検索する中で出会ったのが、番組にも登場しV系の魅力や歴史について語っていた元自衛官のライター・藤谷千明さんと、音楽評論家の市川哲史さんによる対談形式のこの本である。
本の中では、V系30年史をその勃興からヤンキー文化→オタク文化への変遷、ビジネス・マネジメント面、プロデューサー、コミュニティツールの変遷(文通→チャット→SNS)、再結成ブームなどさまざまな角度からディープに分析・考察した超濃密な内容になっており、帯に書いてある通りまさに「ヴィジュアル系の教科書」だ。とは言ってもお固い内容ではなく、むしろ軽妙(市川さんに至っては「度が過ぎた悪フザケ」といった方が近い)なトークを交えた、非常に読みやすいテキストになっている。
私はV系に対し、これまで特に深い思い入れがあったわけではない。藤谷さんと同世代である私はV系が一大ブームとなった90年代中盤~後半に中高生時代を過ごしたので、ラジオやカラオケで必然的にV系の音楽に触れてきたが、あくまで小室系やビーイング系などと並んで「好きな音楽カテゴリのひとつ」でしかなかった。やがて嗜好の変化やブーム終焉も相俟って永らくV系とは距離を置いてきた(後述)が、20年以上の時を経てV系にハマるというのは何とも不思議な因果だ。
『マツコの知らない世界』を観たり、『すべての道はV系に通ず。』を読む中で「あの頃は確かにそうだったな」「いや、自分はこうじゃなかった」などいろんな「V系体験」を思い出したのだが、そのうちこんな疑問が浮かんだ。
自分はいつから「V系」をカテゴリとして意識し始めたのだろう?
自分はいつ、どういう理由でV系から距離を置くようになったのだろう?
今回の記事ではそんな疑問について、実体験を振り返りつつ考えていきたいと思う。