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Fuji Rock & Summer Sonic

日記:フジロックフェスティバル2022 Part1

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フジロックに行ってきた。今年で22回目の参加で、3日間参加するのは中止となった2020年を除くと18年連続となる。毎年、行く直前には前年の日記を読み、美味しかったゴハンをおさらいして今年の出店有無や出店場所をチェックしているので、これは来年のためのメモでもある。Part1では前夜祭と1日目について書いた。





【7/28 thu. 前夜祭】
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都内発のオフィシャルバスツアーにて13時頃出発。めちゃくちゃ暑い。去年のバスは乗車率50%以下で前後1列空けていたけど、今年は若干増えて6、7割といったところ。乗車口の除菌スプレー設置、背もたれには飛沫防止パネル、そして車内での食事は禁止というあたりは去年と同様。


赤城高原SAで15分間の休憩。車内で食事できないので15分だけなのはキツイ。去年も致し方なくミニカレーしか食べられなかったが、今年はメロンパンと飲むヨーグルトにした。パンであれば食べ終われなくてもビニールに入れて持ち帰り、ホテルに着いてから食べればよい。私は普通の人より食べるスピードが遅いので、案の定時間内には食べきれなかった。

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会場に近づくにつれ雨が降り始めた。まあいつものことなのであまり気にしない。が、16時少し前に苗場に到着した時には土砂降りに。ナウキャストの予想ではあと数分したら小康状態になるが、バスから降りるよう案内があり、折り畳み傘を差しつつ大雨の中を大きな荷物抱えて降りることになった。周囲には、傘を持っておらずずぶ濡れで走る人も。私のスニーカーも浸水してしまうほどだったが10分程度で小降りになり、15分後には止んでいた。あと10分、バスで待機させてくれれば…いや、休憩をもう10分長くとってくれれば雨にも濡れず、お昼もちゃんと食べれたんだけどなー。

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ホテルに到着する頃には雨も完全にあがり虹が


去年に続き今年も苗プリが取れたのは奇跡中の軌跡と言ってよい(私が当てたわけではないけど)。去年はまだ人が少ないから取れたというのもあるだろうけど、年々当選倍率は高くなっているように感じる。15階のハンモックルームに到着し、先ほどのメロンパンの残りを食べるなどしてゴロゴロ。


18時になり、前夜祭へ出発。エントランスゲートは去年と同様、2019年以前よりも手前に設置されており、検温やアルコール消毒をしたうえで入場。また今年はアプリ登録も必要になっていた。

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ゲートを通ると飲食エリアのYELLOW CLIFFがあり、大きなスクリーンも用意されている。PALECE OF WONDERは今年もなかったが、私は今のスタイルの方が快適だし理に適っていると思う(パレスの異国情緒溢れる雰囲気は大好きだったが)。昨年同様、2019年以前入場ゲートだった場所は「ただのフォトスポットとしてのゲート」になっており、皆ここで写真を撮っている。リストバンドチェックしたり検温するゲートと同じだと密になってしまうから、これは良い方法だし今後もこうしてもらいたい。


OASISエリアに到着すると、人の多さにまず驚き。去年は例年の1/10くらいだったが(そりゃそうだ、前夜祭自体がなく、ただの"前夜"にただ飲み食いに来た人しかいなかったのだから)、今年は例年以上に多いんじゃないかと思うほど。苗場音頭の盆踊りも行われたし抽選会も復活、スマイリー原島さんのしゃがれ声も響き「いつものフジロック」ではあったが、2020年に他界したポーキーさんの姿がないのは寂しいものがある。


まずは毎年恒例「元祖 越後もち豚」にてエチゴビールともち豚串、これがなくては始まらない。今年もにんにく味噌味がなかったのは残念。また復活してほしい。花火の後、レッドマーキーでの前夜祭ライブがスタート。DJ MAMEZUKAやおとぼけビ~バ~の音を聴きつつ「汁なし担々麺 担担担」の汁なし担々麺を食べた。まあまあ美味しいが、スタッフが受付と調理の2人しかおらず明らかに回しきれていないのが気になった。提供スピードが非常に遅いので長蛇の列ができていたし、すでに麺が出来上がっているにも関わらずカウンタースタッフは別の客のオーダー受けや会計をしているもんだから、出来た麺もしばらく放置されてしまっている。OASISエリアの他の飲食ブースはどこも常時8人くらいはいるのに。

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翌日以降は一応3人に増えたが、それでも捌き切れていなかった


食べ終わってからHELSINKI LAMBDA CLUBだけ観て、22時前にはホテルへ戻った。前夜祭で1組しか観ないのって初めてかも。





【7/29 fri. 1日目】
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※[ ]内はおおよその滞在時間
■11:00-12:00 THE HU [11:00-11:20] (グリーン)
■11:40-12:40 おお雨(おおはた雄一+坂本美雨) [11:45-12:40] (ピラミッド)
■13:10-13:40 downt [13:30-13:40] (ルーキー)
■13:00-14:00 OAU [通過中チラ見] (グリーン)
■14:20-15:10 THE NOVEMBERS [14:20-15:10] (ホワイト)
■15:00-16:00 Original Love [15:20-15:55] (グリーン)
■16:00-17:00 Night Tempo Ladies In The City Live Set [16:00-17:00] (レッド)
■17:00-18:00 clammbon [17:05-17:50] (グリーン)
■18:00-19:00 Awich [18:20-19:00] (レッド)
■19:00-20:10 HIATUS KAIYOTE [19:05-20:05] (グリーン)
■20:10-21:10 SYD [20:10-21:10] (レッド)
■21:10-21:50 SMTK [21:10-21:50] (苗場食堂)
■21:10-22:40 VAMPIRE WEEKEND [21:55-22:40] (グリーン)
■23:40-24:40 清春 [23:40-24:40] (ピラミッド)



朝はところどころ雲もあるものの概ね晴れ。今年の苗プリは朝食バイキングが付いていたのだが、去年初めてピラミッド・ガーデンで朝食を食べてロケーションも食事も最高だったので、今年も一日だけここで朝食をとることに。去年と同様「PYRAMID COFFEE STAND」のベーコン&フライドエッグのパンケーキレモネードを注文。やはりおいしい。

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食後は一旦部屋に戻り、身支度してからいよいよ出発。まずはグリーンでモンゴルのバンド、THE HUから。フジロック以外で観る機会がなさそうな貴重なバンドだったが、11:40からピラミッド・ガーデンでのおお雨を忘れていた。THE HUは20分だけ観たところで離脱し、ピラミッド・ガーデンまで戻ることに。


この道のりが思ったより長い。20分を見積もっていたが25分かかってしまい、おお雨は5分遅刻。淡いブルーのワンピース姿の美雨さんの声はそんな疲労感を吹き飛ばすほどに癒してくれた。おおはた雄一が楽曲提供した坂本美雨の「おだやかな暮らし」やエルヴィス・プレスリーのカバーなどを披露。


にしても、THE HUを20分だけ観るために往復50分は結構な体力ロスだ。THE HUはホテルで配信を観て、おお雨からスタートすればその後ホワイトのKIKAGAKU MOYOに行くこともできたが、初っ端から結構体力使ってしまったのでKIKAGAKU MOYOは諦め、OASISの「Asian Soup Kitchen」でマッサマンカレーを食べることに。

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西友の「お墨付き」のマッサマンに比べるとやや薄味


食後、ルーキー・ステージへ。去年からルーキーはかつてのWorld Restaurantエリアに移転し昼間に演奏することになったが、そうすることでより多くの人の目に留まるようになったと思う。とはいえ去年はタイムテーブル的に一つも観ることができなかったので、downtがこの場所になって初めて観るルーキー・アーティストとなった。

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グリーンでOAUを流し見しつつホワイトのTHE NOVEMBERSへ。途中、映画『AKIRA』のラッセーラッセー!って曲のカバーを織り交ぜていた。意外なようでなかなかサマになるカバーだ。

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東京ほどの湿度はないが気温は高く、川に入る人も多かった


この後はしばらくグリーンとレッドでケツカッチン(死語)の移動が続く。Original Loveは20分ほど遅れての到着だったが「接吻
」も聴けた。バンドメンバーには相変わらずカッコイイ木暮晋也や真城めぐみなど、ヒックスヴィルな人たちが。


Night Tempoは大きく3つのセクションに分かれており、冒頭は通常のDJタイム。中盤は女性ヴォーカリストを迎えた新プロジェクトのお披露目。昭和の女性アイドルのような古風なイメージを持つシンガーだった。そして終盤は2021年のアルバム『Ladies In The City』のライブ・セットということで、BONNIE PINKと野宮真貴が登場してそれぞれの参加曲を披露。曲の合間はNight Tempoがかなりの尺を取ってしゃべっていたが、BONNIE PINKや野宮真貴の純粋なファンの少年みたいな感じでかわいかった。


今年特に楽しみにしていたアーティストはYOASOBIとBlack Pumasだったが、前者はコロナ、後者はアーティストの都合でどちらもキャンセルに。そんなYOASOBIの代打で急遽出演が決まったclammbonはYOASOBIの曲を1コーラスだけ披露し、「続きは彼らがフジに戻ってきたときに取っておきます」みたいなことを言っていた。その後ミトさんかなり暴れてた。それからOASISエリアの「SPICE STAND 556」のスパイスカレー(たまごトッピング)で腹ごしらえ。

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これは去年オレンジカフェエリアで食べて美味しかったやつ


Awitchはだいぶ混んでいたので後方のテント外で観たがかなり盛り上がっていた。サプライズで中納良恵が登場し、EGO-WRAPPIN'『色彩のブルース』を披露する一幕も。Awitchがそこにラップを加えるわけでも、ヒップホップ風アレンジがされているわけでもなくそのままのカバーだった辺り、EGO-WRAPPIN'への純粋なリスペクトが感じられた。グリーンでHIATUS KAIYOTEを座ってまったり観た後はレッドでSYD。最初はかなり前方で観ていたが周囲はマスクしていない人や歓声をあげる人が多く、途中で後方に移動した。去年はマスクしていない人なんて一人も見なかったし声出す人もほぼいなかったけど、今回どうしちゃったんだろ。みんなすでにオミクロン罹患済みなのか?


21:10からヘッドライナーのVAMPIRE WEEKENDだったが、最初からは観ずに苗場食堂でSMTK。最近あちこちで名前を目にするドラマー・石若駿のバンドだが、彼もさることながらギターの細井徳太郎が暴れまくり弾きまくり凄い音出しまくりギターに吹っ飛ばされまくりで凄かった。ソロ名義の音源からは結構ポップな印象を抱いていたけど、こんなアグレッシヴな人なのか。

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ルーキーとステージ兼用になっていたけど、見やすくなって音響も良くなった


VAMPIRE WEEKENDは序盤に音声トラブルがあったらしいけど、SMTKが終わってからグリーンに到着した時には解決していたようす。ラストはBob Dylanのカバーで締めたけど、前回出演時(2019年)がBob Dylanの次の出演だったからだろうか。


VAMPIRE WEEKEND後、OASISの「麺屋『極』」で鶏白湯ちゃんぽんクラフトコーラを食べた。ちゃんぽんはかなりのボリューム。

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お腹は膨れたが甘いものが食べたい。去年も食べたクレームブリュレを探したらOASISエリアにて発見。このクレームブリュレ、期間中3回食べました…。

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深夜レッドのオウガとYaffleも観たかったけど、ピラミッド・ガーデンの清春は絶対観たかったし、そのあとレッドに戻る気力はなかったので断念。今年はなるべく体に負担を掛けず快適に過ごすのがモットーだからだ。疲労は免疫力低下のもとだから、コロナ感染リスクを最大限に抑えるにはそうする必要がある。


さて清春さんはフォークロア調の衣装に身を包み登場。多数のキャンドルを配したステージと雰囲気的にも相性バッチリで、バックバンドは外国の人っぽいギターとチェロ。「暑いんで脱ぎます」「さっき起きたばっかりなんだけど…」「フジロックは年齢層高いって聞いた」などのMCも面白かったが、「昔友達の家で俺の昔のヒット曲を聴いたりして、それらの曲を期待してる人もいるかもしれないけど、それは俺のポリシーとしてやらないんで」といった清春さんらしいお気持ち表明はかっこよかった。ピラミッド・ガーデン!と叫ぶところをピラニアと言い間違え演奏をやり直したり、バックバンドに対し「彼らいつも英語でしゃべってるから何言ってるかわかんない」などゆる~い感じもありつつ、いざ曲が始まると妖艶さと風格を感じさせる。I'm just a Japanese FAKE STARなんかじゃない、本物のロックスターだよ兄貴!またフジロックに出てほしい。


その後はホテルに戻り2時頃就寝。続き、2日目と3日目はPart 2にて。




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