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No.20 『海を飛ぶ夢』


Mar adentro - 2004年 スペイン／フランス／イタリア
監督：アレハンドロ・アメナーバル
脚本：アレハンドロ・アメナーバル／マテオ・ヒル
キャスト：ハビエル・バルデム／ベレン・ルエダ／ロラ・ドゥエニャス／クララ・セグラ



No.19 『JFK ディレクターズカット』


JFK - 1991年 アメリカ
監督：オリバー・ストーン
脚本：オリバー・ストーン／ザカリー・スクラー
キャスト：ケビン・コスナー／トミー・リー・ジョーンズ／ゲイリー・オールドマン／ケヴィン・ベーコン



No.18 『存在のない子供たち』


کفرناحوم‎ - 2018年 レバノン
監督：ナディーン・ラバキー
脚本：ナディーン・ラバキー／ジハード・ホジェイリ／ミシェル・ケサルワニ／ジョルジュ・カッバス／ハーレド・ムザンナル
キャスト：ゼイン・アル・ラフィーア／ヨルダノス・シフェラウ



No.17 『バスケットボール・ダイアリーズ』


The Basketball Diaries - 1995年 アメリカ
監督：スコット・カルヴァート
脚本：ブライアン・ゴルボフ
原作：ジム・キャロル『マンハッタン少年日記』
キャスト：レオナルド・ディカプリオ／マーク・ウォールバーグ／ロレイン・ブラッコ／ジェームズ・マディオ



No.16 『リボルバー』


1988年 日本
監督：藤田敏八
脚本：佐藤正午／荒井 晴彦／ユタカ・カクタ
キャスト：沢田研二／村上雅俊／佐倉しおり／柄本明／尾美としのり／小林克也



No.15 『ムーンライト』


Moonlight - 2016年 アメリカ
監督：バリー・ジェンキンス
脚本：バリー・ジェンキンス
原作：タレル・アルヴィン・マクレイニー『In Moonlight Black Boys Look Blue』
キャスト：トレヴァンテ・ローズ／アンドレ・ホランド／ジャネール・モネイ／アシュトン・サンダース／マハーシャラ・アリ



No.14 『リチャード・ジュエル』


Richard Jewell - 2019年 アメリカ
監督：クリント・イーストウッド
脚本：ビリー・レイ
原作：マリー・ブレナー『American Nightmare: The Ballad of Richard Jewell』
キャスト：サム・ロックウェル／キャシー・ベイツ／ジョン・ハム／オリヴィア・ワイルド／ポール・ウォルター・ハウザー



No.13 『隠された時間』


가려진 시간 - 2016年 韓国
監督：オム・テファ
脚本：チョ・スルイェ
キャスト：カン・ドンウォン／シン・ウンス／イ・ヒョジェ



No.12 『1987、ある闘いの真実』


1987 - 2017年 韓国
監督：チャン・ジュナン
脚本：キム・ギョンチャン
キャスト：キム・ユンソク／ハ・ジョンウ／ユ・ヘジン／キム・テリ／ソル・ギョング／カン・ドンウォン／パク・ヘスン／イ・ヒジュン／ヨ・ジング



No.11 『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』


Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba – The Movie: Mugen Train - 2020年 日本
監督：外崎春雄
脚本：ufotable
原作：吾峠呼世
キャスト：花江夏樹／鬼頭明里／下野紘／松岡禎丞／日野聡



No.10 『マンディンゴ』


Mandingo - 1975年 アメリカ
監督：リチャード・フライシャー
脚本：ノーマン・ウェクスラー
キャスト：ペリー・キング／ジェームズ・メイソン／スーザン・ジョージ／ケン・ノートン／ブレンダ・サイクス



No.9 『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』


Mobile Suit Gundam: Hathaway's Flash - 2021年 日本
監督：村瀬修功
脚本：むとうやすゆき
原作：富野由悠季／矢立肇
キャスト：小野賢章／上田麗奈／諏訪部順一／斉藤壮馬



No.8 『悪い種子』


The Bad Seed - 1956年 アメリカ
監督：マーヴィン・ルロイ
脚本：ジョン・リー・メイヒン
キャスト：ナンシー・ケリー／パティ・マコーマック／ヘンリー・ジョーンズ



No.7 『ジョーカー』


Joker - 2019年 アメリカ
監督：トッド・フィリップス
脚本：トッド・フィリップス／スコット・シルヴァー
原作：ボブ・ケイン／ビル・フィンガー／ジェリー・ロビンソン
キャスト：ホアキン・フェニックス／ロバート・デ・ニーロ／ザジー・ビーツ／フランセス・コンロイ



No.6 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』


Once Upon a Time in... Hollywood - 2019年 アメリカ
監督：クエンティン・タランティーノ
脚本：クエンティン・タランティーノ
キャスト：レオナルド・ディカプリオ／ブラッド・ピット／マーゴット・ロビー／エミール・ハーシュ／マーガレット・クアリー



No.5 『タクシー運転手 約束は海を越えて』


택시운전사 - 2017年 韓国
監督：チャン・フン
脚本：オム・ユナ
キャスト：ソン・ガンホ／トーマス・クレッチマン



No.4 『天気の子』


Weathering with you - 2019年 日本
監督：新海誠
脚本：新海誠
原作：新海誠
キャスト：醍醐虎汰朗／森七菜／小栗旬／本田翼



No.3 『フォードvsフェラーリ』


Ford v Ferrari - 2019年 アメリカ
監督：ジェームズ・マンゴールド
脚本：ジェズ・バターワース／ジョン＝ヘンリー・バターワース／ジェイソン・ケラー
キャスト：マット・デイモン／クリスチャン・ベール／ジョン・バーンサル／カトリーナ・バルフ



No.2 『ブラック・クランズマン』


BlacKkKlansman - 2018年 アメリカ
監督：スパイク・リー
脚本：スパイク・リー／デヴィッド・ラビノウィッツ／ケヴィン・ウィルモット／チャーリー・ワクテル
原作：ロン・ストールワース
キャスト：ジョン・デヴィッド・ワシントン／アダム・ドライバー／ローラ・ハリアー／トファー・グレイス



No.1 『グリーンブック』


Green Book - 2018年 アメリカ
監督：ピーター・ファレリー
脚本：ニック・ヴァレロンガ／ブライアン・ヘインズ・カリー／ピーター・ファレリー
キャスト：ヴィゴ・モーテンセン／マハーシャラ・アリ／リンダ・カーデリーニ

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その他の観た作品も、記録のために掲載(公開年順)。


『非常の罠』
Killer's Kiss - 1955年 アメリカ
監督：スタンリー・キューブリック
脚本：ハワード・サックラー
キャスト：ジェイミー・スミス／フランク・シルヴェラ／アイリーン・ケイン／ジェリー・ジャレット


『日本のいちばん長い日』
1967年 日本
監督：岡本喜八
脚本：橋本忍
原作：大宅壮一
キャスト：三船敏郎／加山雄三／黒沢年男


『ベニスに死す』
Death in Venice - 1971年 イタリア／フランス／アメリカ
監督：ルキノ・ヴィスコンティ
脚本：ルキノ・ヴィスコンティ／ニコラ・バダルッコ
原作：トーマス・マン
キャスト：ダーク・ボガード／ビョルン・アンドレセン／シルヴァーナ・マンガーノ


『あゝ決戦航空隊』
The Originator of Kamikaze - 1974年 日本
監督：山下耕作
脚本：笠原和夫／野上龍雄／相良俊輔
キャスト：鶴田浩二／池部良／伊吹吾郎


『八甲田山』
1977年 日本
監督：森谷司郎
脚本：橋本忍
原作：新田次郎『八甲田山死の彷徨』
キャスト：高倉健／北大路欣也／加山雄三／三國連太郎


『THE IDEON 接触篇』
THE IDEON; A CONTACT - 1982年 日本
監督：富野喜幸／滝沢敏文
脚本：矢立肇／富野喜幸
キャスト：塩屋翼／田中秀幸／白石冬美／井上瑤／鵜飼るみ子／戸田恵子


『THE IDEON 発動篇』
THE IDEON; Be INVOKED - 1982年 日本
監督：富野喜幸／滝沢敏文
脚本：矢立肇／富野喜幸
キャスト：塩屋翼／田中秀幸／白石冬美／井上瑤／鵜飼るみ子／戸田恵子


『ダウン・バイ・ロー』
Down by Law - 1986年 アメリカ／ドイツ
監督：ジム・ジャームッシュ
脚本：ジム・ジャームッシュ
キャスト：トム・ウェイツ／ジョン・ルーリー／ロベルト・ベニーニ


『火垂るの墓』
Grave of the Fireflies - 1988年 日本
監督：高畑勲
脚本：高畑勲
原作：野坂昭如
キャスト：辰巳努／白石綾乃


『いつかギラギラする日』
1992年 日本
監督：深作欣二
脚本：丸山昇一
キャスト：萩原健一／木村一八／多岐川裕美／荻野目慶子／石橋蓮司／千葉真一


『殺人の追憶』
살인의 추억 - 2003年 韓国
監督：ポン・ジュノ
脚本：ポン・ジュノ／シム・ソンボ
キャスト：ソン・ガンホ／キム・サンギョン／パク・ヘイル


『時をかける少女』
The Girl Who Leapt Through Time - 2006年 日本
監督：細田守
脚本：奥寺佐渡子
原作：筒井康隆
キャスト：仲里依紗／石田卓也／板倉光隆／原沙知絵／谷村美月／垣内彩未／関戸優希


『サマーウォーズ』
SUMMER WARS - 2009年 日本
監督：細田守
脚本：奥寺佐渡子
キャスト：神木隆之介／桜庭ななみ／谷村美月／富司純子／佐々木睦／谷川清美／信澤三惠子


『TIME/タイム』
In Time - 2011年 アメリカ
監督：アンドリュー・ニコル
脚本：アンドリュー・ニコル
キャスト：ジャスティン・ティンバーレイク／アマンダ・サイフリッド／キリアン・マーフィー／オリヴィア・ワイルド


『ダイアナ』
Diana - 2013年 イギリス
監督：オリヴァー・ヒルシュビーゲル
脚本：スティーヴン・ジェフリーズ
原作：ケイト・スネル『Diana: Her Last Love』
キャスト：ナオミ・ワッツ／ナヴィーン・アンドリュース


『サウスポー』
Southpaw - 2015年 アメリカ
監督：アントワーン・フークア
脚本：カート・サッター
キャスト：ジェイク・ギレンホール／フォレスト・ウィテカー／ナオミ・ハリス／カーティス・“50セント”・ジャクソン／ウーナ・ローレンス／レイチェル・マクアダムス


『バケモノの子』
The Boy and The Beast - 2015年 日本
監督：細田守
脚本：細田守
原作：細田守
キャスト：宮崎あおい／染谷将太／役所広司／広瀬すず／山路和弘／宮野真守


『日本のいちばん長い日』
THE EMPEROR IN AUGUST - 2015年 日本
監督：原田眞人
脚本：原田眞人
原作：半藤一利
キャスト：役所広司／本木雅弘／松坂桃李／堤真一／山﨑努


『メッセージ』
Arrival - 2016年 アメリカ
監督：ドゥニ・ヴィルヌーヴ
脚本：エリック・ハイセラー
原作：テッド・チャン『あなたの人生の物語』
キャスト：エイミー・アダムス／ジェレミー・レナー／フォレスト・ウィテカー／マイケル・スタールバーグ


『残穢 -住んではいけない部屋-』
2016年 日本
監督：中村義洋
脚本：鈴木謙一
キャスト：竹内結子／橋本愛／滝藤賢一／佐々木蔵之介／坂口健太郎


『貞子vs伽耶子』
2016年 日本
監督：白石晃士
脚本：白石晃士
キャスト：山本美月／玉城ティナ／安藤政信


『ゴースト・イン・ザ・シェル』
Ghost in the Shell - 2017年 アメリカ
監督：ルパート・サンダース
脚本：ジェイミー・モス／ウィリアム・ウィーラー／アーレン・クルーガー
原作：士郎正宗『攻殻機動隊』
キャスト：スカーレット・ヨハンソン／ピルー・アスベック／ビートたけし


『記者たち 衝撃と畏怖の真実』
Shock and Awe - 2017年アメリカ
監督：ロブ・ライナー
脚本：ジョーイ・ハートストーン
キャスト：ウディ・ハレルソン／ジェームズ・マースデン／ロブ・ライナー／ジェシカ・ビール／ミラ・ジョヴォヴィッチ／トミー・リー・ジョーンズ


『劇場版 お前はまだグンマを知らない』
2017年 日本
監督：水野格
脚本：樫田正剛
原作：井田ヒロト
キャスト：間宮祥太朗／吉村界人／馬場ふみか／入江甚儀／加治将樹


『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』
Little Women - 2019年 アメリカ
監督：グレタ・ガーウィグ
脚本：グレタ・ガーウィグ
原作：ルイーザ・メイ・オルコット『若草物語』
キャスト：シアーシャ・ローナン／エマ・ワトソン／フローレンス・ピュー／エリザ・スカンレン／ローラ・ダーン／ティモシー・シャラメ


『ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷』
Haunt - 2019年 アメリカ
監督：スコット・ベック／ブライアン・ウッズ
脚本：スコット・ベック／ブライアン・ウッズ
キャスト：ケイティ・スティーブンス／ウィル・ブリテン／ローリン・マクレイン


『名もなき生涯』
A Hidden Life - 2019年 アメリカ／ドイツ
監督：テレンス・マリック
脚本：テレンス・マリック
キャスト：アウグスト・ディール／ヴァレリー・パフナー／ミカエル・ニクヴィスト


『ぼくらの7日間戦争』
Seven Days War - 2019年 日本
監督：村野佑太
脚本：大河内一楼
原作：宗田理『ぼくらの七日間戦争』
キャスト：北村匠海／芳根京子／宮沢りえ／潘めぐみ／鈴木達央／大塚剛央／道井悠／小市眞琴


『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形-』
2019年 日本
監督：藤田春香
脚本：鈴木貴昭／浦畑達彦／吉田玲子
原作：暁佳奈
キャスト：石川由依／子安武人／内山昂輝／寿美菜子


『Gのレコンギスタ III 宇宙からの遺産』
Reconguista in G III - 2021年 日本
監督：富野由悠季
脚本：富野由悠季
原作：矢立肇／富野由悠季
キャスト：石井マーク／嶋村侑／寿美菜子／佐藤拓也／福井裕佳梨／逢坂良太


『DUNE/デューン 砂の惑星』
Dune: Part One - 2021年 アメリカ
監督：ドゥニ・ヴィルヌーヴ
脚本：エリック・ロス／ジョン・スペイツ／ドゥニ・ヴィルヌーヴ
原作：フランク・ハーバート『デューン砂の惑星』
キャスト：ティモシー・シャラメ／レベッカ・ファーガソン／ジェイソン・モモア／ゼンデイヤ

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これら51作品を俯瞰してみると、特徴や傾向としては実話・歴史映画、戦争映画、アニメ作品、韓国映画、ホラー映画、SF映画、人種差別問題を扱った作品、それから2、3年前のヒット作・話題作(これはあまり映画館に足を運ばないせいだが)といったところだろうか。


『グリーンブック』や『フォードvsフェラーリ』、『タクシー運転手 約束は海を越えて』は、それぞれ粗暴で偏屈なキャラクターがとある人物と出会うことでだんだんと人情味のあるキャラクターに変わっていくさまが面白く感動的だ(これらの作品、偶然にもすべて「車」が関係していたりする)。『ブラック・クランズマン』と『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』はブラック・ユーモアが利いていて非常に豪快で痛快。…と、男性2人の信頼と友情みたいな作品が多いな。『リチャード・ジュエル』もそうだし、そういうところにグッときやすいのかも。


『天気の子』、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』、『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』は日本のアニメのクオリティの高さをあらためて実感できた。特に「閃ハサ」と「鬼滅」は4DXで観たから、臨場感も凄まじかった。


人の心が歪む過程を描いた『ジョーカー』、サイコパスの子供を描いた『悪い種子』、黒人奴隷時代のアメリカの闇をエグすぎるほどリアルに描いた『マンディンゴ』、冤罪事件の『リチャード・ジュエル』、中東の難民問題を描いた『存在のない子供たち』、尊厳死を描いた『海を飛ぶ夢』など現代社会が抱えるさまざまな問題を取り扱った作品も多かったが、観たあとに深く考えさせられたり、あるいはいつか自分にも降りかかるかも…と想像して恐怖感を覚えたりもした。


映画はやはり知的好奇心をくすぐるし、歴史や文化の勉強になるし、社会問題について考えるいい機会にもなるとあらためて気づかされた1年だった。2022年も引き続き、年間50本くらい観られればいいなと思っている。

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