推奨:英検2級/TOEICリスニング300点以上
読了:約14分(8501字)
公開:2022-06/30
更新:2022-07/01 部分的に加筆・修正/Step 10 コピーイング(暗唱)追記
関連:準1級合格談 / 語彙 / 読解 - キーワード / ライティング - 書き方のコツ / リスニング / 2次試験4コマ - 4つの質問
お陰様で英検準1級は2016年に受かったのですが、「リスニングの勉強法の記事も書く」と言っておきながら、書く書く詐欺状態になっていました。申し訳ありません。
過去問は当時、2007年第3回~2015年第2回の24回分をやり込んだのですが、実はまた準1級過去問のリスニングで勉強していまして、2015年第3回から初めて、2022年06月現在2017年第1回でのトレーニングに入りました。
また、第二言語習得や脳科学などいろんな本を読んで、より効率的な勉強法が分かってきたので、それも踏まえてまとめてみました。参考になれば幸いです!
やはり王道は過去問集
2022年度版
英検準1級 過去6回全問題集
旺文社
2022-02/28
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上述したように、2008年度版からやり始め、現在は2018年度版に取り組んでいます。
ちなみに、僕は「英検に受かるため」というよりも、TOEICで身につけた英語力では心もとないと感じたので、「英語力を上げる(広げる)ため」に英検で勉強している、という感じなんですよね。なので、数をこなすことを重視してきました。
ただ、多くの方は「英検準1級を取ることが目標」だと思うので、最新版の過去問を購入するのをお勧めします。
【参考】TOEICでは身につきにくい、英検で獲得できる6つの英語力
リスニング 勉強の進め方
英検準1級リスニングの勉強のやり方は、基本的にはTOEIC Part 3・4とそんなに変わっていません。
02日目:1題ずつ解き直す
Step 1: 再度問題を解く
Step 2: (脳内)ディクテーション
Step 3: 答え合わせ
Step 4: 発音・音変化
Step 5: 正解と不正解の選択肢のチェック
Step 6: キーワードのチェック
Step 7: 精読(単語・文法・文構造のチェック)
Step 8: 0.5~0.75倍速シャドウイング
Step 9: リピーティング
03日目以降:0.5~0.75倍速シャドウイング
06日目以降:0.8~0.9倍速シャドウイング
11日目以降:等速シャドウイング
16日目以降:1.1~1.3倍速シャドウイング
詳しく説明していきます。
01日目:本番通りに問題を解く
本番に弱いタイプですか?、僕は弱いです(笑)。
「ギタリストのための全知識」という本に書いてあったことなのですが、プロのギタリストは練習時もライブと同じギターとアンプを使ったり、同じセッティングにしたりして、可能な限り同じ環境で練習しておくことで、本番でも練習と同じような気持ち・リズムでプレイできるようになるそうです。
普段から可能な限り本番に近い状況で問題を解くようにしておけば、当日の緊張感やミスする確率いくらか下げることができます。
上級者でもマークミスはやってしまうので、普段からマークシート、そしてマークシート用シャーペンを使って慣れておくことが大切です。
ちなみに、僕が使っているシャーペンは、KOKUYOの1.3mm(PS-P101D-1P)です。
0.5mmよりも速く塗りつぶせるのと、円筒形ではなく丸みのある三角柱なので転がりにくく、机から落ちる心配を減らせるんですよね。
コクヨ 鉛筆シャープ
芯径1.3mm 黒
PS-P101D-1P
特に英検は、TOEIC Part 3・4のように設問文が記載されていないので、聞き逃すとアウトです。マークミスで消して塗り直す余裕はないと思っておいたほうがいいです。
そして、問題を解き終えても、答え合わせはしません。02日目以降に再度問題を解き直していくからです。
ただ、準1級のリスニングパートは約30分なので、1日にリスニングに1時間以上費やせる方は、後述する02日目以降の勉強・トレーニングをやっていってもOKです。
02日目:1題ずつ再度解く&トレーニング
02日目以降は、1日1題ずつのペースで、再度問題を解いて、答え合わせと精読とシャドウイングをやっていきます。02日目は
Part 1-No. 1のみ解く
→ディクテーション
→答え合わせ
→言い換え・ヒッカケ・キーワードのチェック
→シャドウイング
という流れです。
03日目は、昨日やったPart 1-No. 1の音声を復習的にトレーニング(脳内ディクテ→シャドウイング)
→最後に次の問題(Part 1-No. 2)を解く&答え合わせ&精読など。
04日目は、02日目と03日目にやった問題音声の復習トレーニング
→今日はさらに次の問題(Part 1-No. 3)を解く&答え合わせ&精読。
リスニングパートは、Part 1が12題、Part 2が6題、Part 3が5題あるので、全部で23日かけて、再度1日1題ずつ問題を解き直していくことになります。
Step 1: 再度問題を解く
上述したように、もう一度問題を解き直していきます。ですが、今回は音声を途中で止めても、何回聞いてもOKです。ただし、スピードは落とさず、答え・英文スクリプト・和訳は一切見ないこと。
このトレーニングをやることで、
(1) 試験中の緊張感を感じずに、問題音声に集中できる
(2) 「音声だけを聞いて問題を解くこと」に慣れることができる
という目的があります。
Step 2: (脳内)ディクテーション
リスニングパートの素点が半分(15点)未満の方は、聞き取れない音変化の割合が非常に多いと考えられます。
まずは「ディクテーション」で、自分が何を聞き取れていないのかを把握しましょう。
ディクテーションというのは、音声のみを聴いて紙に書き取る or PCタイプする勉強法で、自分が聞き取れない原因を解明できます。かなり簡単な単語が聞き取れていないことに気づけるはずです。
音声が速いと感じる方は、語学プレーヤー(無料アプリ)やICレコーダーの速度変更機能を使い、0.5~0.8倍速に落としてやる書き取れる割合が増えるとはずです。
素点で半分(15点)以上取れる方は、書き取らなくても、脳内でのディクテーションで大丈夫だと思います。Step 1で問題を再度解く際に同時やれるはずです。
ちなみに、ディクテーションをやると文法力も向上することが研究で分かっています。
ディクテーション
英文を聞いて書き取ること。(単文ではなく)一定の長さがある文章のディクテーションを行うことで、実際の文脈の中で文法項目がどのような意味を持つのかを学ぶことができる。
逐語的に書き取るのではなく、一文聞いたら音声を止めてまとめて書き出すことで、より練習の効果が上がる。【関連研究】Wajnryb (1990) (P. 32)
英語学習の科学
中田 達也・鈴木 祐一・他9名
研究社
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ディクテーションが終わったら、ディクテで判明した自分の苦手な発音と音変化を重点的に、後述するシャドウイングとリピーティングで反復練習していくことで、効率的に聞き取れる割合を増やしていけるようになります。
僕は英語を始めた頃、シャドウイングをやってもあまり伸びない時期があったのですが、もし当時ディクテーションも同時にやっていたら、結果は違っていただろうなと後悔しています。
ディクテの詳しいやり方については次の記事をぜひ。
【参考】聞き取れない原因が分かるディクテーション!やり方・効果
Step 3: 答え合わせ
ディクテーションが終わって初めて、答え合わせをします。といっても今日の問題分のみです。ただ、リスニングが超苦手という方や難しい問題でない限りは、ディクテが終わった時点でおそらく答えは分かると思います。
Step 4: 発音・音変化
答え合わせが終わったら、僕はオレンジ色のペン(PLAY COLOR 2 WS-TP 28 だいだいいろ)で、聞き取れなかった発音と音変化をチェックし、テキストに書き込みます。初めて発音を知ったものは発音記号とアクセントも書き込んでおきます。
米語と英語で発音は違うことが多いので、Cambridge Dictionaryなどの米英両方の発音が聴けるサイトやアプリでチェックします。
ちなみに、Cambridge DictionaryはEnglish-Japaneseモードでお気に入りに入れておくと、英英と英和の両方を同時に調べられるので重宝しまっせ(・∀・)b
間違って発音を覚えると将来矯正するのが困難になるんですよね……
また、音変化で疑問に感じた箇所は、YouGlishにコピペして、ネイティブの生の音変化をチェックしてみるといいです。
【参考】英語 リスニングのコツがつかめる7つの発音ルール
Step 5: 正解・不正解の選択肢のチェック
【正解の選択肢のパラフレーズ】発音・音変化のチェックが終わったら、今度は正解の選択肢のパラフレーズ(言い換え)をチェックしていきます。
必ずではないですが、正解の選択肢の単語・フレーズは問題音声では言い換えられることが多いです。
正解の選択肢と問題音声で同じ単語・フレーズが使われていると、リスニングが苦手な人でも正解できてしまうからです。
なので、そのパラフレーズをチェックしていきます。僕は赤ペン(PLAY COLOR 2 WS-TP つつじいろ)で下線を引いてます。
知っているパラフレーズのストックが増えれば増えるほど、正解の選択肢を選びやすくなります。ちなみに、TOEICでもパラフレーズはよくあるので、TOEICをやっているとパラフレーズに強くなります。
次の記事でも、パラフレーズがある程度学べますよ。
【参考】英検 読解とリスニングPart 2で高得点が取れるキーワード200
【不正解の選択肢のヒッカケ】
正解の選択肢だけでなく、不正解の選択肢も分析していきます。
間違えた問題はもちろん、2択で悩んだ末に選んだものがたまたま正解した問題も、なぜその選択肢に吸い寄せられてしまったのかを分析しましょう。
ちなみに、正解の選択肢と異なり、不正解の選択肢では逆に、問題音声の単語・フレーズが使われることが多いです。リスニングが苦手な人が選びやすくなるからです。
また、時制が違っていたり、否定文になっていたり、「all/every」「never/only」などが付いていたりします。
Step 6: キーワードのチェック
TOEICにもあるのですが、英検にも答えそのもの、もしくはそのヒントになるキーワードがあります。このキーワードを聞き取れると、正解を選べる確率・不正解を見抜ける確率が上がります。
キーワード集は次の記事でまとめています。一度目を通してみて下さい。主に読解とPart 2用のキーワードですが、Part 1やPart 3にも出てくるものがわりとあります。
【参考】英検 読解とリスニングPart 2で高得点が取れるキーワード200
Step 7: 精読(単語・文法などのチェック)
【単語・品詞・語法・チャンク】
知らない単語はもちろんですが、知っている単語でも「なんでこんな和訳になるんだ?」と疑問に感じたら、辞書で調べてみましょう。意外な意味や違う品詞・語法が見つかります。
英辞郎のほうがヒットする確率は高いですが、Weblio英和和英辞典のほうが品詞・文法・語法の解説が詳しいのでお勧め。
英英辞書を使いたいなら、先程のCambridge Dictionaryか、Collins Dictionaryがお勧め。
【参考】英語学習で重宝するオンライン辞書&便利サイトまとめ
また、チャンク(決まり文句・フレーズ・定型表現)がないかもチェックしていきましょう。
単語単位よりも、チャンク単位で覚えていったほうが リスニングはもちろん、スピーキングのfluency(流暢さ) と accuracy(正確さ) が向上することが研究で分かっています。
母語話者の発話の6割から8割がチャンクによって構成されており (Altenberg, 1998; Eman & Warren, 2000)、チャンクを覚えることは重要です。(P. 117)
流暢に話せる学習者は、多くのチャンクを使用できることも研究から分かっています。Tavakoli & Uchihara (2020) の研究では、チャンクを多く使用する学習者ほど話すスピードが速く、言い直しをする回数が少ないことがわかりました。
英語学習の科学
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チャンクについては次の記事で詳しく説明しているので、興味のある方はぜひ。
【研究】言語学者「英会話を上達させたいなら決まり文句(チャンク)を覚えるといいで」
【文法・構文・文構造のチェック】
文法も、苦手なものは文法書でチェックしていきましょう。
読解の記事でも触れましたが、アメリカの研究で、「文法分析能力の高い人だけが英語ネイティブに近いレベルまで達した」というものがあります。
【参考】英文法が苦手な人にこそ読んで欲しい!おすすめ文法書8選と勉強法
また、文構造がよく分からなかったものもチェックしていきましょう。特にPart 2の説明文問題は、関係詞や分詞で文構造が複雑になりがちです。
初心者の頃は、「主語」に「S」、動詞「V」、目的語「O」、補語「C」などを書き込むようにしていました。常にこれをやり続けていると、徐々に主語・動詞を見抜け(聞き分け)られるようになり、返り読みせずに前から処理していけるようになります。
Step 8: 0.5~0.75倍速シャドウイング
精読が終わったら、シャドウイングに入ります。
シャドウイングの効果は多くの研究によって支えられています。
……(音声知覚の)運動理論によると、インプット音声を知覚する際には、聞き手は同じ音声を頭の中で発音し、その発音とインプット音声とを照合することで、知覚していると考えられています (Lieberman ほか, 1967)。
例えば、/səpɔ́:t/ (support)という音が聞こえてきた際に、聞き手は頭の中で /səpɔ́:t/ と発音し、それを聞こえてきた音声と照らし合わせているのです
(裏を返せば、「自分で発音できない音は、正確に聞き取ることもできない」ということです。この理論によると、日本語母語話者の多くが /l/ や /r/ を正しく聞き取れないのは、その発音が正確にできないからだと言えます)。(P. 79)
【出典】英語学習の科学
つまり、シャドウイングで反復練習して、自分の発音や音変化が、モデル音声に近づけば近づくほど、脳内で再生される発音・音変化も正確になり、より正確に英語の音を聞き取れるようになるというわけです。
また、リスニングが苦手な方は、語学プレーヤー(無料アプリ)やICレコーダーなどで0.5~0.75倍速くらいに下げて、練習していきましょう。
リスニングが苦手なのにオリジナルスピードで練習していると、かつての僕のように伸び悩む可能性が高いです。シャドウイングは、まずは速さよりも”正確さ”が大事。
【参考】科学研究「初めてやる練習は”速さ”よりも”正確さ”を重視しよう」
また、最初の数回はオーバーラッピング(英文スクリプトを見ながら音読)でもいいですが、ずっとスクリプトを見ながらだとリスニング力は伸びにくいです。
スクリプトを見ずにやるシャドウイングのほうが難易度が高くなるのは、目から入ってくる文字情報がなくなるからです。しかし、実際の試験では当然、英文スクリプトはありません。
加えて、シャドウイングは耳からの情報のみで思い出して発話しないといけない分、オーバーラッピングをメインにするよりも、発音や音変化を覚えるスピードは速くなります。
【参考】シャドウイングで伸びないと感じる人に試して欲しい6つの処方箋
Step 9: リピーティング
シャドウイングをしていると必ず、スラスラと言えない箇所、苦手な音変化にぶち当たるはずです。
その場合は、一度音声を止めて、リピーティング(英文スクリプトを見ずに、聞こえた音声を声に出す)をしましょう。
僕がリピーティングをやり始めたのは2020年(英語を始めて13年)頃からですが、「もっと早く知りたかったこと」の1つで、大きな効果を感じています。
リピーティングは結局、聞こえてきた音声を思い出して発話するトレーニングなので、実験心理学で言うところの「検索練習(テスト効果)」に当たるんですよね。
音声を完全に止めて、自分で音声を思い出して発話しないといけないので、特に長文ほど、リピーティングは難しくなります。なので、最初はチャンク(フレーズ)単位でOK。ある程度聞き取れる人は、7~10語くらいのリピーティングならわりとできるかと。
ちなみに、ある音声で練習していて、スラスラと言えない箇所があまりに多い場合は、そのスピードはお主にまだまだ速過ぎるということでござる。意地を張らずに(笑)、速度を0.1~0.2倍速分落とすべし。正確さ最優先!
リピーティングの詳しいやり方は次の記事で。
【参考】リスニング上達速度を加速するリピーティングのコツ・効果・やり方
リピーティングの際、5回連続チャレンジし、間違えたら1回目からカウントし直します。ダラダラ20回やるよりも効果があることが研究で分かっています。
【参考】シャドウイングや音読は何回反復すべき?→科学研究「5回連続でやるといいよ」
Step 10: コピーイング(暗唱)
問題を解いていると、たまに「この問題音声、何の話かほとんど分からなかったな…」という会話や説明文に当たって絶望に打ちひしがれることがあると思います。そういう音声は、ポジティブな視点で見ると、「自分が未習得の発音・音変化・語彙・チャンク(フレーズ)の宝庫」と言えます。
ぜひ、全文スラスラ言えるまでコピーイング(暗唱)してみて下さい。そうすれば、効率的に未習得のものをつぶしていけることになります。
Part 1~Part 3の音声でコピーイングをやればやるほど、語彙やチャンクはもちろん、予測文法(会話や説明文の流れを予測できるスキル)も身につくので、聞き取れる割は確実に増えていきます。
このブログで、TOEIC Part 3・4(会話・トーク)での暗唱を紹介してから、800~900点台に到達された方からご報告をいただいています。時間対効果はかなり高いと感じています。英検リスニングも有効かと。
【参考】言語学者「英語学習の暗唱(例文暗記)には3つの効果があるよ」
【参考】TOEIC Part 3・4が聞き取れない→「暗唱」で道は開ける!
03日目以降:0.5~0.75倍速シャドウイング
03日目は、02日目にやった音声を復習的にシャドウイングします。スピードはまだ0.5~0.75倍速のままで。昨日それなりにやり込んでも、翌日にあるとうまく言えなくなってることは多々あります。そういう箇所はリピーティングでスラスラと言えるまでトレーニングしましょう。
06日目以降:0.8~0.9倍速シャドウイング
05日目になる頃には、おそらく全体的にある程度は言えるようになってくるはずです。そしたら、06日目は速度を0.8~0.9倍速まで上げてみましょう。もし05日目の時点でスラスラと言えない箇所が大量にある場合、スピードが速過ぎるか、苦手箇所のリピーティングが足りていないと考えられます。
11日目以降:等速シャドウイング
11日目に入ったら、オリジナルスピードに戻して練習していきましょう。「ちょっとまだ苦手だな」「なんとなくスラスラと言えないな」と感じた場所は、リピーティングでつぶしていきます。
16日目以降:1.1~1.3倍速シャドウイング
16日目に入ったら、可能であれば、1.1~1.3倍速へとギアを上げてシャドウイングしていきましょう。速度を上げて練習すると、
(2) リスニングの処理速度が速くなる
(3) 苦手箇所がより明確になる
(4) 等速でやり続けるよりも脳が刺激される→飽きにくい
というメリットがあります。僕は最終的に1.3倍速まで上げて練習しています。悟空やベジータが徐々に重力を上げて修行する感じ
(笑)。
高速シャドウイングをやると、スラスラと言えない箇所(≒自分の苦手な発音・音変化)が明確になります。
そこはまたリピーティングでつぶしていきます。
【研究】科学研究「プラトー(伸び悩み・停滞・飽き)を感じたら◯◯するといいよ」
20日目が終わったらいったん完了です。30日までやり続けてもいいですが、個人的には30日やり続けたときの「時間対効果」はさほど感じないんですよね(˜∀˜;)
それよりは、過去問集の次の回に進んで、聞き取れない発音や音変化をつぶしていったほうが効果的な気がしています。
注意点
素点が半分以下なら2級から
英検分野別ターゲット英検2級リスニング問題 改訂版
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もしリスニングの素点が半分以下(29問中14点以下)なら、リスニングは「2級」のものから始めてもいいかもしれません。
このレベルだと、たとえ2級に合格していたとしても、2級のリスニングパートでの理解度は6~7割くらいではないかと推測されます。音的に聞き取れない箇所、意味が理解できない箇所が大量に残っているはず。
幸い、英検はTOEICと違って、上の級ほど語彙レベルが上っていくようになっているので、自分の現在の英語力に合ったテキストでトレーニングしていけるんですよね。これを使わない手はないなと。
公式サイトにある英検2級の過去問を解いてみて判断してみるといいと思います。
● 2016年合格/英語学習 継続のコツ
【 語彙・読解・英作文 】
● 語彙:対策と勉強法
● 読解:対策と勉強法/キーワード200
● 精読/速音読
● 英作文:対策と勉強法/エッセイの書き方のコツ
【 リスニング 】
● 対策と勉強法 - Part別注意点
● 発音/音の連結・消失/ディクテーション
● シャドウイング/リピーティング
● 瞬間英作文/暗唱/速聴
【 二次試験 】
● 「4コマ漫画ナレーション」対策/「4つの質問」対策
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