やらない人は損してる!発音を学ぶことで得られる4つの効果「英語耳」

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対象:発音が苦手/リスニングが苦手/音読・シャドウイングが嫌い 
読了:約10分(6278文字) 
公開:2008年 
更新:2022-08/21 部分的に加筆・修正 
関連:発音 - 重要発音 / 音変化 / ディクテーション / シャドウイング / リピーティング / ICレコーダー

「発音は学ばなくてもいい。伝える中身が大事」という意見もあったりしますよね。確かに、いくら発音が流暢なスピーカーであっても、中身がなければ聞いてもらえません。逆に、発音は流暢ではないけど、人を魅了できるスピーカーがいるのも事実。

ですが、例えば、日本語を学ぶ外国人に「漢字は学ばなくていい。伝える中身が大事」って言えるかなと。

確かに、ひらかなとカタカナだけのぶんしょうでもよむことはできます。ですが、ひらがなとカタカナだけのぶんしょうというのは、よむひとにとってはよみづらいんです。どうですか、よみづらくないですか?かんじがないぶんしょうって、めっちゃよみづらいんですよ。

適切に書ける漢字が多いほど、相手は読みやすくなりますし、自分自身も読める漢字が増えます。
※まぁ、漢字が多すぎる文章も読みづらいですけどね(笑)

発音もこれに似ていて、丁寧な発音ができるほど、相手は聞き取りやすくなりますし、自分自身も聞き取れる音が増えます

というわけで、発音学習で得られる効果と、トレーニングの進め方についてのまとめていきたいと思います!<(゚Д゚ )
 

発音を学ぶことで得られる4つの効果


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(1) 正確に聞き取れる「音」の割合が増える

音声知覚の運動理論と脳内処理研究という小難しい理論と研究によると、リスニング時にもリーディング時にも脳内では発音が再生され、照合作業を行っているそうです。

つまり、自分の発音が間違っている(≒聞こえてきた発音と大きくズレている)と、脳内での照合作業に失敗する(≒聞き取れない)ことになります。


2007年にやり直し英語を開始した頃、「S」と「TH」をよく聞き間違えていました。

ですが、「英語耳』という発音練習本(後述)で3ヵ月くらい毎日反復練習しました。

その後も、発音と音変化に注意してシャドウイングしてきたことで、よほど崩れた発音でない限りは識別できるようになりました。

それで気づいたことは、ネイティブに近いレベル発音できる音が増えると、リスニングで聞き取れる「音」の割合も増えるということです。

メカニズムとしては次のような感じです。


CD/MP3音声通りに発音できる割合が増える
→ 脳の中に「音」のデータベースが増える
→ 脳内での照合作業に成功する割合が増える
→ 聞き取れる割合が増える


この数年で、シャドウイングリピーティングをかなり丁寧にやるようになってきたのですが、基本的に「自分が聞き取れない音 ≒ 自分が正確に発音できない&発話し慣れていない音」だと思うようになってきました。

興味のある方は、次の記事で詳しく説明しているのでぜひ。

【科学研究】リスニングで聞き取れない音 ≒ 正確に発音できていない音


(2) 音読やシャドウイングが楽しくなる(はず)

発音練習を続けていて、ちょっとネイティブっぽく言えたとき、嬉しくなるんですよね。

自分の発音が上達してくると、音読や【 オーバーラッピング&シャドウイング 】などの声に出す系のトレーニングが楽しくなってきました

「声に出す系のトレーニングが嫌い」という方って少なくないのですが、もしかしたら発音練習をしていないために、自分の発音に自信が持てないのが理由なのかもしれません。

発音が良くなる → 音読が楽しめる → 楽しいと継続できる → 継続は力なり。「楽しい」は好循環を生み出す起点になります。


People rarely succeed unless they have fun in what they are doing. [Dale Carnegie]
(自分がやっていることを楽しめない場合、成功することはほとんどない)


【参考】英語を1万時間勉強したので継続のコツをまとめてみた


(3) 発音が上達すると自信がつく

発音練習を続けていると、少しずつ上達してきます。

自分では気づきにくかったりもしますが、【 オンライン英会話 】の発音レッスンなどで、先生に「Your pronunciation is good.」と言ってもらえると「あー頑張ってきた甲斐があったな」という達成感を感じることができます。

英語学習ってなかなか上達を感じられないものだと思いますが、こういった小さな達成感はモチベーションになる → モチベーションがあると続けられる → 継続は力なり。


(4) 聞き返される割合が減る


19歳でアメリカの大学に行って、勉強してペラペラになったChiankiさんが、最初に感じたこと。

日本人の訛りが強いと通じないんですよね。

シアトルとか、ニューヨークとか、ロンドンもそうですけども、いろんな人種が集まってる場所は、そこに住むネイティブの方々はたぶん耳慣れしていると思います。

いろんな方々のアクセントに慣れているので、少し強いアクセント、訛りがあっても通じると思うんですよね。

でも田舎に行くと、…(中略)…ネイティブの人たちは(日本人の)訛りのある英語に慣れていないんです。聞いたことがないので、まったく理解ができない感じで、無視されたこともあります。


以前Facebookで知り合った(英会話の先生ではない)フィリピン人の方とスカイプで会話したことがあったんです。

アクセントが強い(訛りがキツい)のに加えて、早口な人だったので、会話中ずっと「ちょっと何言ってるかわかんない」状態で、正直「早く終わりたい…」と思っていました。

発音がいい加減だと、何度も「Sorry?」「What did you say?」と聞き返すことになるため、会話が盛り上がりにくくなります。

なので、丁寧な発音を学ぶことは、自分のためだけではなく、相手のためでもあると感じています。

TOEIC講師の森田鉄也先生のブログ記事「発音は向上させるべき」を拝読して、ネイティブ並でなくとも、伝わる発音はめざすべきだと再確認しました。



発音学習の進め方 3 Steps


発音学習の進め方を、3 Stepsに分けて説明していきたいと思います。

Step 1:「英語耳」で発音を練習する

「英語耳」をお薦めする理由たいていの方はご存知だと思いますが、発音練習本は、他にもいろいろ出てまして、ぶっちゃけ、どれをやってもいいと思います。

本屋さんでザッとみてる限りでは、発音練習本にはそんな悪いものはないように思えますし、実際にそれらを利用されている方のお話を聞いていると評判も悪くないです。

ですので、すでに発音練習本をお持ちの方は、この記事の他の部分を参考にしながら、それで練習されてもいいと思います。


そして、まだ発音練習本をお持ちでない方や、「持ってるけど、分厚すぎてやる気がおきない」という方には、次の言わずと知れた「英語耳」がおすすめです。

僕が英語の勉強を続けてこられた大きな理由の1つは、学習初期の頃に、この本に出会えたからです。



僕が持っているのは旧版ですが、この改訂版のほうが、洗練されててお薦めです。

僕がこの「英語耳」をお勧めする理由は、類書と比べて毎日練習しやすいからです。

「英語耳」よりも解説が詳しく書かれてある発音練習本はたくさんありますし、収録されてある発音の数がもっと多いものもあったり、「英語耳」には付属していないDVDが付いているものもあったりします。

ですが、最近英語の勉強を始めた人が、発音数が大量にある分厚い発音練習本や、いちいちPCやプレイヤーを起動しないといけないDVDで、毎日練習できるのかなと。

発音練習に限らずですが、どんなテキストも毎日やらなければ上達しない = 毎日練習できないテキストは持っていないのと同じなんです。
※ただし、辞書・文法書系を除く。


ですが、この「英語耳」は、練習する音の数が絞られてる(=1回当たりの練習時間が短い)→ 毎日練習しやすい → 続けやすい → 継続は力なり。

僕はこの「英語耳」のCD(約30分~40分)で、トータルで100周以上やりました。
※MP3化して、50周目以降くらいから、苦手で重要な音だけにしました。
※歌は「Top of the World」を300周以上歌いました。


英語は、勉強し続けてもなかなか上達を感じれなかったりしますが、そんな中で、発音練習は、毎日続ければ1か月後には何らかの変化を感じられ、3ヶ月強(100回)続ければ、日本人にしては悪くない発音になるはずです。

なので、挫折しやすい英語学習初期にはもってこいのトレーニングだと個人的には考えています。


この「英語耳」で何度も反復して、自分の発音が流暢になればなるほど、リスニングの音の聞き取りが良くなっていきますし、「おっ今の僕の発音、ネイティブっぽくね?」と、自己陶酔できます(笑)


Step 2:音の連結・消失のルールを学ぶ


上述の「英語耳」などで、発音練習を100周(100日)以上繰り返すと、基本的な発音は身についてくると思います。

次は、音の連結(ユニゾン)や消失のルールを学びます。

例えば…

 ●Thank you. サンク・ユーではなく、サンキュー とつながる、
 ●Check it out. チェック・イット・アウト ではなく、 チェケラウ になる
 ●restaurant レストラン:最後の t の音が消える
 ●little リル:途中の t  の音が消える

のように、英語では、前後の単語の音がつながったり、音が消えたりするのは、皆さん何となくご存知だと思います。

こういった音の連結・消失には、よくあるパターンがありまして、それらをあらかじめ学んで練習しておけば、TOEICのリスニングや、英会話・リスニング系の教材をやるときにスムーズに入ることができます

次の記事で詳しく解説してあるのでぜひ(・∀・)b

【参考】初心者必見!リスニングのコツがつかめる7つの発音ルール


「ディクテーション」で苦手発音が分かる

ディクテーションとは、英文スクリプトや日本語訳を一切見ずに、CDやMP3の音声を聞いて、紙に書き出す(もしくはPCでタイピングする)トレーニングです。

このディクテーションをやると、自分が聞き取れない音、苦手な音が分かるようになります。

ディクテーション時に聞き取れなかった音を、【 オーバーラッピング&シャドウイング 】で毎日練習すれば、それらの音を聞き取れるようになります。

【参考】リスニング苦手な人はディクテーションで道は開ける|効果、やり方


Step 3:音読・シャドウイング時に発音練習

『英語耳』での100回反復トレーニングをきちんとこなすと、日本人にしては悪くない発音になってくると思いますが、そこで発音練習が終わるわけではありません。

英会話の先生に「Your pronunciation is good!」と言ってもらえることはありますが、「Excellent!」と言われたことはまだありません(笑)

それに、まだまだスラスラと発音できない単語はありますし、海外ドラマなんかを見てると音の変化で聞き取れないものがまだまだ大量にあると感じています。

ですので、普段のトレーニングの際に、少し時間を取って、発音・アクセントの不明な単語を調べ、CD・MP3音声に合わせて何度も口に出すようにして、引き続き、発音練習を続けていこうと思っています。

僕が普段よく使っている発音が確認できる無料のサイトを挙げておきますね。


Oxford:英米の発音の違いが聞ける
Weblio:Oxfordよりも、発音が聞ける単語が多い
Google 翻訳:機械音声だが、固有名詞も発音を確認できる
Forvo:一般ネイティブの生の発音が聴ける



『英語耳』で効果を感じられた読者さん


この記事を参考に『英語耳』にトライされた読者さんをご紹介しておきます。

まず、TOEIC 985点を取得されたコウセイさんのコメント。

『英語耳』→勉強の初期段階で取り組んだことで、その後の4技能のトレーニング全ての効果が上がる。これをやるまでは発音記号をわかっていなかった・・・。


続いてnoririnさん(850点)のコメント。

色々やりましたが、効果があったと思われるのが、『英語耳』での発音特訓です。

今まで発音をそんなに重視してこなかったのですが、確実にこれをやってから映画などを見て聞き取れる言葉が増えました


他にも、TARACO-DXさん(820点)あかむらさん(900点)makotoさん(840点)が『英語耳』にトライされていました。

皆さん、ご報告いただいて本当にありがとうございます(*_ _)人



発音練習のお悩み相談

「発音練習が楽しくない」

僕は発音練習が楽しい人なのですが、「発音練習、苦しいです」というご相談をいただきます。そこで、好きな洋楽アーティストの歌で発音練習するのはいかがでしょうか?

僕は『英語耳』で紹介されていた「Catpenters」の「Top of the World」がすごく気に入ったのでコレで300回練習しました。




ボーカルのカレンの声がとても美しく、米語の発音もナチュラルです。また、「Carpenters」の曲は、楽器の数が少なく、落ち着いて聴けるので、勉強中のBGMとしてもおすすめ。



「一人で練習するのは不安」「モチベが続かない」

nc-実践発音-01

オンライン英会話スクールの「ネイティブキャンプ」で「実践発音|教材で自己流から卒業」というレッスンをたまに受けています。

独学は大事だと思いますが、発音がキレイな先生の「実践発音」のレッスンを受けてフィードバックをもらえば、より早く成長できると考えています。

【参考】レッスン受け放題の「ネイティブキャンプ」を2ヶ月やってみた


東京にお住まいの方は、僕が信頼しているTOEIC講師・花田徹也先生 の新宿にある塾で「発音・リスニング強化クラス」に通うという選択肢もあります。

実は2012年、花田先生の「第2回花田塾チャリティーセミナー」に参加させていただいたことがありまして、花田先生の発音もすごく流暢だと感じました。


また、「経済的に余裕がない」「妻に財布を握られている」という方は、自分の発音を録音するという方法がお勧めです。

最近、オンライン英会話のレッスンでは、PC上で流れるすべての音声を録音できる無料ソフト「Moo0」を使って、レッスンを録音しています。

そうすることで、自分の発音やスピーキングを客観的に聴くことができ、改善点が見つかるんですよね。


「完璧な発音をめざすべきか?」

まず、1つ残念なお知らせがあります。


第二言語習得(Second Language Acquisition)における母国語の影響は「言語転移」と呼ばれています。

つまり、学習者の母語の知識が第二言語に転移するのです。これは第二言語習得のあらゆる場面で観察することができます。発音、単語、文法、文化など、様々な形で母語の影響が現れます。(P.6)

完璧な発音を目指しても、大人の学習者の場合、完璧な発音を身につけるのはほぼ無理だ、ということも意識しておくべきです。(P. 175)




つまり、自分の発音をネイティブに近づけることは確かに大事だけど、この記事を読んでいる大人は、ネイティブレベルの発音は獲得できないということです(笑)


もう1つ考えておきたいのは「完璧な発音」とは何かという点です。

以前、オーストラリア人の親子のホームステイの受け入れをしたことがあるのですが、そのときにそのママさんが「アメリカ人の発音は訛り過ぎているわ。特に『R』の巻き舌!RRRRR!」と言っていました(笑)

そうなんです。

TOEICをやっていると「オーストラリア男性の発音、訛りすぎてて聞き取りづらい…」とか言ってしまいますが、オーストラリア人からすれば、アメリカ人の発音こそが訛っているんです。

厳密に言うと、「完璧な発音」なんてないというわけです。

Newsela」の「Not just cute, emojis are key to communication」という記事によると、3億4千万人が第一言語として、6億人が第二言語として、英語を話すそうです。

世界的な視野で見ると、アメリカ英語というのは、北米に住む人々の方言になるわけです。

そういうことを知ってから、発音は磨き続けるべきだけど、「完璧な発音」に囚われすぎるのもよくないなと思うようになってきました。


ただ、英語講師をめざすのであれば、少し話は変わってきます。

YouTubeで英語講師の方の動画を見ることがありますが、日本人的な発音が強いと、動画を見る気がしなくなるんですよね(笑)

また、オンライン英会話で訛りが強い講師に当たったときにも感じるのですが、発音が悪いと「この先生は英語力が低いのではないか?」と疑ってしまうことに気づきました。

なので、英語講師をめざす方は、できる限り発音を良くしたほうがいいというのが、いち英語学習者としての感想です。



【忙しい人用】最優先で学ぶべき重要発音


「発音練習やりたいけど、忙しくて練習する余裕がない」という方のために、リスニング・スピーキングでもっとも重要と思われる発音を選び、YouTubeで発音の仕方を丁寧に解説して下さっている先生方の動画も貼り付けた記事を作成しました。

【参考】【忙しい人用】最優先で学ぶべき重要発音13種&練習の進め方





◆ 「オンライン英会話」おすすめ記事 ◆
「オンライン英会話とは?」
効果と注意点まとめ / メリットとデメリット
おすすめのスクール / 勉強の軌跡

「オンライン英会話の準備をしたい!」
「始めてみたけど、どうしたらいいか分からん!」
初心者 5つの準備 / 便利フレーズ200
「自分を英語で説明できる」ようにする
いい先生の選び方
使い方&予習・復習のやり方 / 習慣化のコツ

「スピーキング力を上げたい!」
瞬間英作文 - 効果的なやり方 / 暗唱
● 流暢さ向上:英語で独り言 / カランメソッド
● 発音向上:発音練習 - 7つの発音ルール

「リスニング力を上げたい!」
ディクテーション
オーバーラッピング&シャドウイング
リスニングが上達しない4パターン

「最近伸び悩んでる…」「もっと上達したい!」 
上達しない5パターン / 英語学習 継続のコツ
オンライン英会話では身につきにくい英語力

 
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コメント

英語耳始めました
はじめまして、今年の5月のTOEICで400点だった、40代の英語学習初心者です。
今年の5月から「英語上達完全マップ」沿って、英語勉強を始めました。
「英語初心者の館」とても参考になりました。
本日から「英語耳」を始めましたが、なかなか難しいですね。
しかし、頑張って最低100周したいと思います。
瞬間英作文もしていますが、なかなか瞬間的にとはなりません。
今後とも、楽しみにしております。
発音がひどくて困っています。
はじめまして。ウタと申します。

ブログ拝読しました。
凄い充実ぶりですね。

お聞きしたいことが2つあります。

一つ目は、発音学習法についてです。
発音が、私にとって、最大のネックです。
最近、『超低速メソッド英語発音トレーニング』を教材にして、発音の改善を図ろうとしたのですが、挫折してしまいました。その前に、『DVD&CD付 日本人のための英語発音完全教本』を買ったのですが、あまりの完成度の高さに尻込みしていました。『フォニックス“発音”トレーニングBook』も持っているんですが、よく分かりませんでした。
今度は、管理人が薦めている『DVD&CDでマスター 英語の発音が正しくなる本』を買おうと思っているのですが、使われている発音記号が一般的なものではないと聞いたので、買うのをためらっています。
管理人様のご意見が聞けたら嬉しいです。

二つ目は、発音学習はどうやったら、挫折しないのでしょうか。
英語の文法、英作文、長文読解などは抵抗なく勉強は続くのですが、私は、発音はからきしダメです。愚問かもしれませんが、発音学習を続けるコツを教えていただけたら幸いです。

長々と書いてしまいましたが、ご回答のほど、よろしくお願い致します。
ウタさんへ
ウタさん、コメントありがとうございます。
「凄い充実ぶり」と言っていただけてとてもうれしいです。

>発音学習はどうやったら、挫折しないのでしょうか。

文面からの推測ですが、ウタさんはかなり気合を入れて発音を学ぼうとされているように感じます。

気合を入れて本格的にやってしまうがために、燃え尽きて続かないのかもしれません。僕がそういうタイプなんで(笑)。

もしそうなら、あまり気合を入れずに、「最初の1ヶ月くらいは、超苦手な音だけ毎日5分だけトレーニングする」というのはいかがでしょうか?

トレーニングを継続するコツの1つに、自分が苦痛を感じない、長期間毎日続けられるトレーニング時間にするというのはあると思うのです。

僕の場合は、英語耳を使っての発音練習が楽しく、毎日CDを通して練習していたので、最初の1ヶ月は毎日40分くらい発音練習に費やしていたことになると思います。

ですが、発音練習が楽しくない方、苦手意識を強く感じておられる方にとっては、30分以上のトレーニングはかなりツライと思います。

でも、毎日5分だと「できそう」だと思いません? それで1ヶ月続けられるようになったら、10分くらいにしてみるといいかなと。また、長くとも15分くらいが妥当だと思います。ウタさんのレベルだと、発音練習以外にもやりたい勉強・トレーニングがあると思いますし(^_^ゞ

また、「月によって練習する音を替えてみる」というのもいいと思います。「今月はLとR、来月はTH・S・SH」みたいに。



>発音練習の教材について

まず、「DVD&CDでマスター 英語の発音が正しくなる本」は、まだ未購入なので、具体的な感想が申し上げられないのですが、自分がチェックしている限りでは、とてもいい本だと考えています。発音記号を危惧されてますが、Amazonで中身を見た限りでは、発音記号は別に特殊なものではないと僕は感じました。

DVDとCDがついていると、「DVDで口の動きをチェックして学んでから、CDでトレーニングする」ということができるのがいいと思います。


ただ、ウタさんがすでにお持ちの3冊も悪くないと思うのです。

勉強法の一例ですが、「超低速メソッド英語発音トレーニング」は全部で、11 lessonsに分かれてますよね? Lesson1つにどれくらい時間がかかるのか分からないですが、CD1枚なら、1レッスン当たり5分程度なのかなと。

これを使って、今月はLesson 1を毎日やる、来月はLesson 2、再来月はLesson 3という風にすれば、1年弱でひと通り、たいていの発音が学べると思います。

「超低速メソッド英語発音トレーニング」はDVDは付いていないので、各発音を練習する前に、「DVD&CD付 日本人のための英語発音完全教本」のDVDで口や喉の動かし方を軽くチェックするようにします。


すべての音を満遍なく練習するのではなく、重要度の高い音(ご自身が苦手な発音)からトレーニングしていくのがいいと思います。

発音に限らず、重要度・緊急度・実用度の高い順に勉強していく、というのが英語学習では大切な心掛けなのではないかと感じています。
レス、遅くなってすいません(__)
管理人様

ウタです。

レス、遅くなってすいません(__)

ご回答、本当にありがとうございました。

>文面からの推測ですが、ウタさんはかなり気合を入れて発音を学ぼうとされているように感じます。
ドキッ、どうして分かったんですか?
はい、そうです。
私は気合を入れて発音練習をしていました。
なんか、1日40分とか1時間とかやらないと、
勉強した気がしないんですよね。
1日5分だけの学習で効果はあるんですかね?

>ですが、発音練習が楽しくない方、苦手意識を強く感じておられる方にとっては、30分以上のトレーニングはかなりツライと思います。
そうですね。
私にとって、発音のトレーニングは苦行です。
だって、私にとって、単調すぎてつまらないんです。
例えば、「アー」を10回発声したりして(笑)。

>発音記号は別に特殊なものではないと僕は感じました。
ご存知のことと思いますが、
『DVD&CDでマスター 英語の発音が正しくなる本』は、
ジョーンズ式という発音記号を採用しているそうです。
世間では、IPA式という発音記号が一般的だと聞きました。

また、長々と書いてしまいましたが、
ご回答のほど、よろしくお願い致します。
ウタさんへ
ウタさん、いえいえ、全然お気になさらず。
こちらもすぐに返事できていない状況ですから(^_^ゞ


>私にとって、発音のトレーニングは苦行です。
>私にとって、単調すぎてつまらないんです。


ぶっちゃけ、発音練習をやらないという選択肢もアリです。
しんどくて続かないとなると、英語を途中で止めてしまう原因にもなり、そうなってしまうと本末転倒なので、発音練習をやらないというのも一つの選択肢なのかなと。


極論しますと、英語が母国語ではない日本人が、ネイティブ並みに発音できる必要はないんです。

発音が悪くても、瞬間英作文などで瞬時に話せる英語力を身に付ける=文構造を瞬時に把握する力が身につくので、その結果リスニングで聞き取れる割合は増えていきます。

また、スピーキングは最悪、通じればOKです。

外国人が日本人の英語で聞き取りにくいと感じるのは、「TH・S・SH」「L・R」の発音の違いと、アクセント・イントネーション、センテンスの句切れ目だと思うんです。

逆に言えば、それさえできれば、そこそこ聞き取ってもらえるように感じています。


>1日5分だけの学習で効果はあるんですかね?

「1日にたくさんの発音を1時間やるけれども、数日で燃え尽きて止めてしまう」よりは、例えば「今月はTHだけ練習」という感じで、練習する発音を絞って、例え5分でも1ヶ月くらい毎日やり続けるほうが発音力は伸びるのではないかと。

個人的には、英語は継続できるかどうかがもっとも重要なことの一つだと考えています。継続できない=トレーニングが楽しめていない or 効果を感じられない or トレーニングを信頼できない、という可能性が高いです。


お恥ずかしながら、ジョーンズ式・IPA式という発音記号の違いを始めて知りました(^_^ゞ ただ、個人的には、発音記号はあくまでも参考程度にしていて、発音が聞けるオンライン辞書サイトや電子辞書で、実際の発音を聞くことを重視しています。

というのも、アメリカ人でも、人種・州によって発音・アクセント・イントネーションが違いますし、イギリスにはアメリカ以上に多くの発音体型があります。

英語の発音の専門家になるのであれば、もちろんきちんと学習したほうがいいと思いますが、たいていの方はそういうのはめざしていないと思いますので、そういう方は、発音記号は参考程度にして、その単語の発音を聞いて確認することを心掛けたほうがいいように思います。
アドバイスありがとうございました
管理人様

ウタです。

レスが大変遅くなって申し訳ありません(__)

折を見て、
1日5分からの発音練習を
してみたいと思っています。

今まで、
丁寧なご回答
本当にありがとうございました。

今後も
アドバイスをいただくことがあれば、
その時はよろしてお願い致します。

それでは。

失礼致します。
ウタさんへ
ウタさんへ

いえいえ、全然お気になさらず!
僕のコメントにお返事をいただけることがないのが普通なので、まったく気にしていないです。ご丁寧にありがとうございます。
※僕の返事が遅いのは問題あると認識してますが(笑)

僕は今は、特別に発音練習の時間を作っているわけではないですが、それでも、苦手な発音・聞き取れない発音が見つかったときは、CD音声をしっかり聞いて、音読や瞬間英作文をするときに注意して発音するようにしています。

それを継続することで、少しずつ改善されてくるはずです。ぜひ頑張って下さい。

また何かあればご相談下さいね(・∀・)b
「発音がひどくて困っています。」のその後
管理人様

お久しぶりです。

ウタです。

ブログ、毎日拝読しています。ますますの充実ぶり、頭が下がります(__)

お聞きしたいことが2つあります。

一つ目は、私の発音練習の現在についてです。

今年に入ってから、発音練習を始めて、約2週間がたちました。おかげさまで、毎日続いています。

「毎日、少なくとも5分発音練習をする」と決めたのですが、5分じゃすみません。30分くらい費やした日も何日かありました。

「L・R」から始めて、1週間くらいたった後、管理人様の忠告をまたしても無視して、「ά」「æ」「ʌ」に手をつけ、それだけでは飽き足らず、「TH」まで練習しています。

調子に乗っています。

『DVD&CDでマスター 英語の発音が正しくなる本』を教材に練習しています。
やってみて感想は、テキストに書いていること、DVDで説明されていることが、頭の中にスラスラ入ってくるんです。発音練習をしていて、こんなに理解が進んだことは初めてです。

しかし、ICレコーダーに自分の声を録音して聴いているのですが、自分が本当に適切な発音をしているかどうか自信がありません。

管理人様は、私の発音を聴けないので、はっきりとしたお答えはできないことは承知の上で、私の発音練習の現在について、管理人様のご意見が聞けたら嬉しいです。

二つ目は、音読についてです。

音読を学習の中心に据える必要があるのは分かっています。しかし、発音練習を始めたばかりの自分に、音読が上手にできる自信がありません。
『DVD&CDでマスター 英語の発音が正しくなる本』で発音練習を一通り終えてから、音読に着手したいです。でも、音読は早く始めたほうがいい。

このジレンマについて、
管理人様のご意見がうかがえたら幸いです。

また、長々と書いてしまいましたが、
ご回答のほど、よろしくお願い致します。

それでは。

失礼致します。
ウタさんへ
ウタさん、お久しぶりです!ヾ(゚Д゚ )

おお~2週間ですか!素晴らしいですねぇ。継続は力なりです。

>テキストに書いていること、DVDで説明されていることが、頭の中にスラスラ入ってくるんです。発音練習をしていて、こんなに理解が進んだことは初めてです。

それはよかったですね!(*'-^*)b
勉強がはかどっているのであれば、僕の忠告通りにやる必要はないですよ。


>自分が本当に適切な発音をしているかどうか

「発音は短期間にして成らず」です。僕も今の発音にたどり着くのに、数百時間は声に出していると思います。

また、今すでにウタさんがされているように、何度もDVDを見て、CDを聞いて、自分で発音してみて、それをICレコーダーに録音して聞き比べてみる、ということを続けていると、徐々に正しい発音の仕方というのが自ずと分かってきます

あと、オンライン英会話で発音レッスンを受けてみるという選択肢もアリだと思います。

必ずしもネイティブでなくてもOKです。フィリピン人の講師でも、とても流暢な米語発音をされる先生はおられますから。


>発音練習を始めたばかりの自分に、音読が上手にできる自信がありません

最初から自信がある人、うまくできる人なんていないですよ~(笑)
僕も最初の頃は、超いい加減でした。なので、発音練習と同時進行で大丈夫です。

このブログでは、今まで音読を猛プッシュしてきましたが、実は最近、「オーバーラッピングとシャドウイング+瞬間英作文で十分かもしれない」と思うようになってきました。

瞬間英作文でトレーニングをする際に、音読をすることになるので、取り立てて音読を別途やる必要もないのではないかと。


あと、「音を覚えること」を目的とするのであれば、オーバーラッピングとシャドウイングに時間を割いたほうがいいと思うのです。

例えばウタさんが、
英会話で自分の意見を説明できるようになりたいのであれば、旺文社の「ダイアローグ1200」などの会話系の本のCD音声を、TOEICのスコアアップが目的なのであれば、TOEICのリスニング音声を使い、

「ディクテーション」で自分が聞き取れない音を判別し、「精読」で発音やアクセントもチェックした上で、オーバーラッピングとシャドウイングで反復することで、発音練習で学んだことを実践していくことになります(・∀・)b

英語初心者・リスニングが苦手な人に!ディクテーションの効果・やり方
http://enjoylifeinenglish.blog112.fc2.com/blog-entry-343.html

精読
リーディングが苦手な人は「精読」で道が開ける!精読の効果、やり方
http://enjoylifeinenglish.blog112.fc2.com/blog-entry-346.html
音読パッケージ
管理人様

ウタです。

早速のご回答、ありがとうございます。
数百時間の積み重ねが必要なんですね。ゴールは遠いですが、日々、少しづつでも、発音の練習を続けたいと思います。

話は変わるのですが、音読を英語学習に取り入れようと思い、今、教材に何を使おうか悩んでいます。
私として、森沢洋介氏の提唱する音読パッケージをやってみたいと思っています。具体的には、『ぐんぐん英語力がアップする音読パッケージトレーニング 中級レベル』に取り組みたいのですが、今の私には、無理だと思います。なぜなら、1パッセージに必要なディクテーションやシャドーイング、リピーティングを、1日でこなせなさそうだからです。
管理人様が薦める『瞬時にわかる英語リスニング大特訓』を書店で手に取ってみました。思ったよりも取り組みやすそうな内容でした。1日のトレーニングの量も調整しやすいので、今の私にぴったりの教材だと思いました。音がカタカナ表記されていて、私にも理解できそうでした。しかし、いつまでも、カタカナ表記に頼らずに卒業して、発音記号が読めるようにならなければいけないと思いました。以前、瞬間英作文をしていたのですが、『瞬時にわかる英語リスニング大特訓』は瞬間英作文のうちに入るのだろうかと疑問に思いました。
しかし、『瞬時にわかる英語リスニング大特訓』は、発音練習が終わってからの教材だと管理人様が書いていたと思いましたので、今の私には早すぎるのでないかとも思いました。
直接見たわけではないのですが、『英語舌のつくり方 ――じつはネイティブはこう発音していた!』もいい教材だと聞きました。
参考までに、『DUO 3.0』はもっています。

それから、シャドーイングが全くできませんでした。音読パッケージで、リピーティングっぽいものはできるようになったのですが、シャドーイングは全くできませんでした。なので、シャドーイングが完成しているイメージというものをつかめません。

また、長々と書いてしまいましたが、管理人様のご意見がうかがえたら幸いです。ご回答のほど、よろしくお願い致します。

それでは。

失礼致します。
ウタさんへ
ウタさん、こんにちは。

>音読を英語学習に取り入れようと思い、今、教材に何を使おうか悩んでいます。

教材選びで重要なのは、ウタさんの英語を学習する目的とその優先順位を自問自答してみることです。

例えばもし、「今はできる限り早く、英語が話せるようになりたい」のであれば、旺文社の「ダイアローグ1200」などの会話系の教材でトレーニングしたほうが効率的です。

TOEICスコアの向上が最優先事項ならTOEICのPart 3・4で、ビジネス英会話ならビジネス英会話系の教材で、音読・シャドウイングしたほうがいいことになります。

森沢さんの音読パッケージ本は、詳しくは覚えていないですが、以前ザッと見たとき、小説などを中心にしたリーディング系の教材のように感じました。

ですので、もしウタさんが今、最も伸ばしたいスキルが、会話力なのであれば、音読パッケージは、ムダではないものの、会話系の教材をやるのに比べると、時間帯効果は低いということになります。

ぜひ、英語を学ぶ目的を洗い出して、その優先順位を考えた上で、その最優先事項に合った教材を選んでみて下さい(・∀・)b


>1パッセージに必要なディクテーションやシャドーイング、リピーティングを、1日でこなせなさそうだからです。

必ずしも1日でこなす必要はないですよ。特にシャドーイングは1日で完成できるようなものではないです。

僕は1スキットにつき、30日くらい毎日シャドウイングしています。毎日やり続けないと、なめらかにスラスラ言えるようにならないです。


>カタカナ表記に頼らずに卒業して、発音記号が読めるようにならなければいけないと思いました。

そうですね。最近は「weblio英和和英辞典」のように、発音が聴けるオンライン辞書サイトがありますが、発音記号が読めたほうが便利です。

「瞬時にわかる英語リスニング大特訓」は後半部分、瞬間英作文ができるレイアウトになっています。「発音が以前よりも少し良くなってきたかも」と思えたら、トライされるといいと思います。

「英語舌」も面白そうですが、同時にアレコレ手を出すと、どれも中途半端になるので、とりあえずご自身の発音レベルが上ってきて、今のトレーニングではこれ以上伸ばせないと感じたときに、別の教材を比較検討するといいと思います。


>シャドーイングが全くできませんでした。…シャドーイングが完成しているイメージというものをつかめません。

いきなりシャドウイングは厳しいと思います。僕も英語学習を始めた頃はそんな感じでした。

最初は、音読とオーバーラッピングから入ったほうがいいと思います。ディクテーションで自分の苦手な発音をチェックした上で、音読とオーバーラッピングを何度も繰り返していると、少しずつ言えるようになってきます。

シャドウイングとオーバーラッピングの違い、効果的な学習方法と注意点
http://enjoylifeinenglish.blog112.fc2.com/blog-entry-347.html

また、オーバーラッピングとシャドウイングをするときは、Windows Media Playerやウォークマンなどで、再生速度を0.7倍にスピードを落としてやると、やりやすくなりますよ。
「発音がひどくて困っています。」のその後②
管理人様

ウタです。

あれから、毎日発音練習に取り組んでいると言いたいところですが、風邪をひいてしまいまして、2、3日さぼってしまいました。継続するって、本当に難しいことなんですね。骨身にしみています。

管理人様が推奨する6つの発音の練習を一通り終えました。自画自賛ですが、少しはましになったような気がします。まあ、あくまで私の主観ですが。しかし、その成果を、個々の単語の発話や文章の音読に生かせそうにないです。どうしたらいいですか?

管理人様のブログを改めて拝読したのですが、『瞬時にわかる英語リスニング大特訓』に取り組む前に、『英語耳』を100周する必要があるみたいですね。『英語耳』を手にとって読んでみました。確かに、『DVD&CDでマスター 英語の発音が正しくなる本』よりは、100周できそうですね。管理人様は、100周の初期のころは、同じプラクティスを何度も繰り返し練習したのでしょうか?私は発音が上手じゃないんで、何度も同じところでつまづいちゃいそうです。私にとって、100周は夢のまた夢です。

オンライン英会話の記事、早速拝読しました。大変参考になりました。発音のチェックをしてもらいたいのですが、英語初心者の私には敷居が高そうです。一応、『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』を一通り終えました。でも、終了してから何か月もたっていますし、反射的に英語が口に出るレベルじゃ私はありません。しかし、管理人様の紹介しているオンライン英会話の比較サイトによると、日本語可のところもあって、心強いです。スカイプがあれば、十分だそうですが、舌の動きや口の形も見てもらったほうがベターなのでしょうか?


また、長々と書いてしまいましたが、管理人様のご意見がうかがえたら幸いです。ご回答のほど、よろしくお願い致します。

それでは。

失礼致します。
ウタさんへ:発音練習の活かし方・オンライン英会話での発音チェックについて
ウタさん、オンライン英会話の記事参考にしていただけて何よりです!


2~3日サボるくらいならどってことないです。日常生活で英語を使う機会がない我々にとって、英語を続けるというのは大変なことだと思います。

とは言うものの、毎日続けたほうが、英語は向上しやすいのも事実なので、自分が毎日続けたくなる勉強法・トレーニング、テキストを見つけることは大切だと思います。


>管理人様が推奨する6つの発音の練習を一通り終えました。
>自画自賛ですが、少しはましになったような気がします。まあ、あくまで私の主観ですが。
>しかし、その成果を、個々の単語の発話や文章の音読に生かせそうにないです。どうしたらいいですか?


それはよかったですね!過去の自分と比べて「上達している」と感じることは、英語学習の継続において、非常に重要です。

上達を感じるということは、ウタさんがされているトレーニングは間違っていないということになります。

発音練習に慣れてきたら、瞬間英作文や長文系の素材の音声を使って、ディクテーションし、それで聞き取れなかった音を中心に、オーバーラッピングとシャドウイングでトレーニングしていきます。

最初から完璧にはできないです。少しずつ慣れていくことが大切です。


>英語耳…100周の初期のころは、同じプラクティスを何度も繰り返し練習したのでしょうか?

はい、同じプラクティスを100周以上しました。

僕も最初は、右も左も分からない状態でしたし、よくつまづいてました。ぶっちゃけ、今でも「TH」や「R」などの発音はつまづくときもあります。

例えば「three」なんかは、おそらく小学生の頃から、日本語の「スリー」で発音して慣れてきたわけですから、大人になって「θríː」という発音の仕方を習っても、すぐに矯正できなくて当然なんですよね。

発音練習は、CD音声に合わせて、とにかく100周することが大切です。100周しても、いきなりネイティブ並みに流暢にはなりません。ですが、リスニング時の音の聞こえ方は確実に変わってきますし、日本人にしては悪くない発音になります。


>オンライン英会話で…舌の動きや口の形も見てもらったほうがベターなのでしょうか?

発音レッスンを受けてみること自体は悪いことではないですが、当然、英語は発音させ良ければ通じるというものではないです。

誤解を恐れずに言えば、発音が悪くても、文法的に正確に話すことができれば、たいていは通じます。そんな人をたくさん見てきました。

どんなに流暢に発音ができたとしても、瞬間英作文などで英文を組み立てるトレーニングをしなければ、話せるようにはならないですし、音読やシャドウイングなどのトレーニングをしなければリスニングは伸びません。また、英文を読まなければリーディングは向上しないです。

発音レッスンを受けるにしても、せめてあと2~3冊、瞬間英作文本でトレーニングして、とりあえず最低限の英会話ができる状態にしてから受けられたほうがいい気がします。
「発音がひどくて困っています。」のその後③
管理人様

ウタです。

いつも、丁寧で分かりやすいご回答ありがとうございます。

とりあえず、私の今の発音が正しいかどうか誰かに聞いてもらいたいです。こういう理由で、オンライン英会話を利用するのはどうでしょうか?

管理人様がおすすめするように、『英語耳』をメインのテキストにして、『DVD&CDでマスター 英語の発音が正しくなる本』を参考にして、発音練習に取り組みたいと思います。『DVD&CDでマスター 英語の発音が正しくなる本』はサイクル回しに向いていないと思うからです。でも、最初から1日で1周はできそうにないです。やったことがないので漠然と思うだけなんですが、1周するのに10日以上かかってしまう気がします。管理人様は『英語耳』を100周するのに何日かかったんですか?最初から、1日で1周したのですか?

また、長々と書いてしまいましたが、管理人様のご意見がうかがえたら幸いです。ご回答のほど、よろしくお願い致します。

それでは。

失礼致します。
ウタさんへ:発音のチェック・英語耳100周について
ウタさん、こんにちは。

「私の今の発音が正しいかどうか誰かに聞いてもらいたい」という方は、他にもおられるのではないかと思い、この記事の項目に「5. 発音レッスン・セミナーを受けてみる」を追加してみました。参考にしていただければ幸いです!


管理人様は『英語耳』を100周するのに何日かかったんですか?最初から、1日で1周したのですか?

毎日1周したので、100日かかっています。


最初から1日で1周はできそうにないです。やったことがないので漠然と思うだけなんですが、1周するのに10日以上かかってしまう気がします。

とりあえず、やってみましょうか(笑)。

CDは40分くらいなので、CDに合わせてやると、40分で終わります。途中でCDは一切止めずに、きちんと発音できなくていいので、とにかく最後までやりましょう。

発音練習は口のトレーニングです。CDにあるすべての音を”毎日”練習することで、徐々にうまくなっていきます。CDにある通りできなくても全然問題ないので、とにかく1日1周で合計100周やりましょう。
『英語耳』
管理人様

ウタです。

私のために、ブログの記事に「5. 発音レッスン・セミナーを受けてみる」の項目を、早速追加してくれて、本当にありがとうございます(__)
この項目を熟読して、今後の発音練習に生かしていきたいと思います。
重ね重ねお礼を申し上げます(__)

くどいようですが、教材は『英語耳』だけでいいのでしょうか?『DVD&CDでマスター 英語の発音が正しくなる本』は、副読本として使う必要はありますか?

また、長々と書いてしまいましたが、管理人様のご意見がうかがえたら幸いです。ご回答のほど、よろしくお願い致します。

それでは。

失礼致します。
ウタさんへ:「英語耳」と「英語の発音が正しくなる本」について
ウタさん、こんにちは。

私のために、ブログの記事に「5. 発音レッスン・セミナーを受けてみる」の項目を、早速追加してくれて、本当にありがとうございます(__)

いえいえ、こちらこそ、いい気づきをいただけだと感謝しております(・∀・)>


教材は『英語耳』だけでいいのでしょうか?『DVD&CDでマスター 英語の発音が正しくなる本』は、副読本として使う必要はありますか?

「英語耳」はとりあえず毎日1周やるとして、「DVD&CDでマスター 英語の発音が正しくなる本」は、「英語耳」の補完教材として、辞書的に使うのがいいと思います。

空き時間などに、「英語耳」のCDと本の説明ではよく分からなかった発音や口の動かし方などを、「DVD&CDでマスター 英語の発音が正しくなる本」のDVDで観てみるといいと思います。
『英語耳』その②
管理人様

ウタです。

『英語耳』を注文しました。管理人様がおっしゃる『英語耳』は、[改訂・新CD版]のほうですよね。旧版(?)ではないですよね。ちなみに、管理人様は、[改訂・新CD版]と旧版(?)の両方をもっていますか?

また、長々と書いてしまいましたが、管理人様のご意見がうかがえたら幸いです。ご回答のほど、よろしくお願い致します。

それでは。

失礼致します。
ウタさん:英語耳の改訂版について
ウタさんへ

僕が持っている「英語耳」は旧版のみですが、改訂版のほうが洗練されているので、今購入するなら改訂版をお薦めします。せっかくなので本文中にも追記しました。
TOEIC初心者です
初めまして!

このブログを初めて見たときに管理人様はとてもTOEICなど、英語に精通していると思いまして
今回初めて質問してみました。

自分はこの前大学受験を終え大学が決まり、これからTOEICの勉強を始めたいと思ったのですが、
なんせ初めてなので実際に書店に行き、手に取ってみても、どれがよいのかいまいちわかりません...

ひとまず、このブログでも載っている「新TOEIC TEST 入門特急 とれる600点」と「新TOEIC TEST 出る単特急 金のフレーズ」を買いました。
金のフレーズは電車の時などでもできるようにと買いました。

ほかにも揃えなければいけないと思っているのですが、このブログではあまりに充実した内容で、たくさんの初心者向けの参考書が紹介されているので、
初心者のわたしにはどの参考書が向いているのか悩んでいます。
もちろんどの参考書が向いてるかなどは人によって異なるのは理解しています。

ですので、
管理人様に「初心者であればまずはこのようなものをどのようにやるとよい」という参考書を教えてほしいです。

ちなみに将来はホテルマンや空港フロントなどの職業を目指しています。
ですので、もちろんTOEICの高スコアも目指してますが、英会話もできなければと思います。

長々すみません。

ぜひご回答よろしくお願いします。


Ramiさんへ:ホテルマン・空港フロントに必要な英語力について
Ramiさんへ

大学受験、お疲れ様でした&合格できてよかったですね!

少しネットで調べてみたのですが、外資系ホテルだと、社内でも英語を使う必要があったりするので、英語はけっこうできないといけないみたいですね。TOEIC 860点あっても面接に落ちたという人がいました。


●TOEICハイスコアだけでは厳しい時代になる

ご存知のように、今TOEICを勉強している人はとても多いので、これからは、TOEIC 800~900点は持っていて当たり前、そして、オンライン英会話の台頭で「英語が話せる」人も増えてくるでしょう。となると、「留学・ワーホリなどで海外経験がある」「英語以外にも何か技術・スキルがある」などで差がついてくる気がします。

そうなると、1年生の間に800~900点獲って、その後、半年くらいオンライン英会話と瞬間英作文で会話をある程度できるようにした上で、半年~1年くらい留学かワーホリで海外経験をし、サービス系の資格まで獲れたら、エントリーシートや面接では通りやすくなるのではないかと、素人考えですが思いました。


●TOEIC初心者におすすめの参考書

テキストですが、お持ちの「入門特急」を3周くらい繰り返したら、TOEICの概要、解き方、勉強のやり方、自分の弱点が何となく分かってくると思います。

そこで、「文法をもっと勉強したほうがいいな」と感じるようであれば、「新TOEICテスト中学英文法で600点」がお薦めです。

「英文を読むのが苦手」と感じるようであれば「新TOEIC TEST正攻法で攻めるパート7読解問題」で、TOEICの英文の読み方を学ぶ。

ですが、もし「文法は何とかなりそう」「英文はそこそこ読める」レベルであれば、いきなり「究極の模試」もしくは「公式問題集Vol.5」などの模試に入って、その模試の音声と英文を使って勉強していってもOKです。

TOEIC初心者にお薦めのテキストと勉強の進め方については、次の記事を参考にして下さい。

 TOEIC初心者が確実に600点を取るための戦略と勉強法
 http://enjoylifeinenglish.blog112.fc2.com/blog-entry-261.html


●ホテルマン・空港フロントに必要なスキルは?

Ramiさんの場合、発音や英語の敬語表現なども学んでおいたほうがいいかもしれないですね。ホテルマンや空港フロントは、直接外国人のお客様と触れる仕事……となると、採用する側としては、外国人のお客様が聞き取りやすい丁寧な発音や、お客様を気遣う丁寧な言葉づかい・マナーができる人を採用するのではないかと思うのです。

考えてみると、他にもいろいろありそうですね。
もしまだトライされていないのであれば、実際にホテルや空港フロントで働いている方々に、「ホテルマン・空港フロントで重要なスキルは何か?」「今何を最優先で学んでおくべきか?やっておくべきことは?」などを聞くことができるとよさそうですね。
ご回答ありがとうございます。

とりあえず手持ちの参考書をやりたいと思います。

また疑問があったときは、
ぜひ質問させていただきたいと思います。

そのときはよろしくお願いします!

Ramiさんへ
Ramiさんへ

はい、また何かあったらご質問下さい!
頑張って下さいね(=゚ω゚)ノ
発音練習をやらない英語学習
お久しぶりです。

ウタです。

唐突ですが、発音練習がおっくうです。

管理人様は、以前、下記のことを掲示板に書き込んでいました。

2013年11月14日(木) 23:51
ぶっちゃけ、発音練習をやらないという選択肢もアリです。
しんどくて続かないとなると、英語を途中で止めてしまう原因にもなり、そうなってしまうと本末転倒なので、発音練習をやらないというのも一つの選択肢なのかなと。

発音練習をやらない英語学習とは、一体どのようなものでしょうか?
例えば、発音がいい加減なままだと、音読しても効果はないのでしょうか?
発音がいい加減なままだと、リスニングも苦手なままなのでしょうか?
発音がいい加減なままだと、単熟語は覚えられませんか?

ちなみに、私の現在の英語力は、英検2級です。

長々と書いてしまいましたが、
ご回答のほど、よろしくお願い致します。

それでは。

失礼致します。
ウタさんへ:ウタさんは発音よりもシャドウイング・瞬間英作文を
ウタさんへ

>発音練習をやらない英語学習とは、一体どのようなものでしょうか?

要するに、「英語耳などの発音練習教材を使って練習するなどの、発音に特化した学習をやらない」ということです。オーバーラッピング・シャドウイング・瞬間英作文などを中心にトレーニングします。


>例えば、発音がいい加減なままだと、音読しても効果はないのでしょうか?
>発音がいい加減なままだと、リスニングも苦手なままなのでしょうか?
>発音がいい加減なままだと、単熟語は覚えられませんか?


音読すること自体に効果があります。アメリカ人の子供は、「発音練習をしてから絵本を読む」なんてことはしていないはずですよね(^_^ゞ

音読する場合は、発音練習よりも、精読のほうが重要です。

 リーディングが苦手な人は「精読」で道が開ける!精読の効果、やり方
 http://enjoylifeinenglish.blog112.fc2.com/blog-entry-346.html

英語力が高くなってくると、発音が悪くても、みなさんリスニングはきちんと聞き取れてますし、単熟語を覚えていらっしゃるので問題ないです。



確かに、この記事では発音練習の大切さを説いていますが、ウタさんは、逆に発音に囚われすぎていますね(^_^ゞ

もし外国人と会話をすることが目標なのであれば、発音がどんなに良かったとしても、会話ができなければ、意思疎通はできないです。

逆に、発音が悪くても、高い英語力を持っておられる方はたくさんおられます。というより、世界にはそういう人の方が圧倒的に多いと思います。

ウタさんの目的が「英会話力を身につけること」なのであれば、発音よりも、音読・シャドウイング・瞬間英作文などのトレーニングを重視されることをお薦めします。
管理人様の寛大さに感謝です(__)
管理人様

ウタです。

空気が読めない質問をしましたが、
的確な回答をしてくださいました管理人様の寛大さに感謝です(__)

管理人様の回答の中で、
一つ疑問に思うことがあるのですが、
発音がいい加減でも、シャドーイングはできるものなのでしょうか?

話は変わりますが、
私は、英検準1級を取得したいと思っています。

管理人様に言われた通り、
音読・瞬間英作文に取り組みたいのですが、
『ぐんぐん英語力がアップする音読パッケージトレーニング 中級レベル』と
『瞬時にわかる英語リスニング大特訓』のどちらから手をつければよろしいでしょうか?
管理人様は音読パッケージに肯定的ではないのは分かっていますが、
英検の対策としては、音読パッケージは効果があると思います。

長々と書いてしまいましたが、
ご回答のほど、よろしくお願い致します。

それでは。

失礼致します。
ウタさんへ:英検をやるなら英検の過去問をメインに
ウタさんへ

>発音がいい加減でも、シャドーイングはできるものなのでしょうか?

むしろ、「オーバーラッピングやシャドウイングで発音を覚えていく」という感じですね。CDに合わせてor遅れて何度も何度も何度も発音していくことで、徐々になめらかに言えるようになってきます。

以前にもお伝えしましたが、ウタさんは最初から完璧を求めすぎです(^_^ゞ

僕の発音も、ネイティブレベルには程遠いです。それでも900点は取れますし、英会話でも先生と話ができています。

今のウタさんは、とにかく発音を気にしないことをお薦めします。でないと前に進めないと思います。


>私は、英検準1級を取得したいと思っています。
>音読・瞬間英作文に取り組みたいのですが、
>『ぐんぐん英語力がアップする音読パッケージトレーニング 中級レベル』と
>『瞬時にわかる英語リスニング大特訓』のどちらから手をつければよろしいでしょうか?


英検準1級が目標なのであれば、英検準1級の過去問や対策問題集をトライされたほうがいいようです。

僕自身はまだ英検を受けたことはないですが、英検1級に合格されている方に話をお聞きしてますと、英検をめざすのであれば、英検の過去問・対策問題集をやるのが一番効果的、とアドバイスをいただきました。

僕はそろそろ英検1級に向けた勉強をし始めようと思っているので、

 1) 過去問を解く
 2) 解いた過去問の英文を精読する
 3) 精読した英文とその音声を使ってトレーニングする
  (音読・オーバーラッピング・シャドウイング・瞬間英作文)

という風に、TOEICをやっていたときと同様に勉強していこうと思っています。

お互い頑張っていきましょうね!
瞬時にわかる英語リスニング大特訓
管理人様

ウタです。

ディクテーションは、短文でやさしい語彙で構成された教材から始めようと思います。
そこで『瞬時にわかる英語リスニング大特訓』に取り組みたいと思います。
では一体、何回くらい音読・オーバーラッピング・シャドーイングをすればいいのでしょうか? サイクル回しはする必要はありますか? 目安みたいなものを教えていただけたら幸いです。

回答のほど、よろしくお願い致します。

それでは。

失礼致します。
ウタさん:1日5回を最低30日
ウタさんへ

オーバーラッピング・シャドウイング系のトレーニングは、1セクション1日5回を最低30日、毎日続けてみて下さい。30日後には、だいたいはスラスラ言えるなってくると思います。シャドウイングで余裕でスラスラ言えるようになった音声は1日1回にしていってOKです。

僕は今「ダイアローグ1200」で、一番最初にやった音声は、50日ほど毎日続けていることになりますが、50日もやると余裕になってくるので、1.2倍速シャドウイングにも挑戦しています。

また、全英文をAnkiに打ち込んで、毎日瞬間英作文もしています。お陰で、英会話で使える語彙・表現が増えてきています♪

僕は、今年はこの「ダイアローグ1200」と心中する気でいます。この教材を使って、瞬間英作文・オーバーラッピング・シャドウイングで徹底的にトレーニングするつもりです、というよりしています。

英語上級者の方々を診てますと、気に入ったテキストに出会えたら、半年~1年くらいかけてひたすらトレーニングされているんです。

ウタさんも「瞬時にわかる英語リスニング大特訓」と心中されてみてはいかがでしょうか?

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