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公開:2016-12/20
更新:2016-12/21 部分的に加筆・修正
新形式のTOEICを受けた方はもう体験しておられると思いますが、最後まで解き終えるのがより難しい試験になりました。
【参考】新形式TOEIC リーディング対策・時間配分と勉強法まとめ
そこで、「多解き」をすることで速く解けるようにする選択肢もありますし、洋書の多読などで読むスピードを高める方法もありますが、いくつかの理由から、僕は速音読トレーニングを試してみることにしました。
「通読とどう違うねん?」と思われるかもしれないですが、「速く音読する」という点以外は、特に変わらないです(笑)
ただ、リーディングパートのすべて英文を一気に読む「通読」ではなく、1文書ずつ繰り返し音読するのを試しています。
どちらがいいかはまだハッキリ分からないですが、1文書ずつ丁寧に理解しながら繰り返し読んで、徐々に速度を上げていくほうが効率的かもしれないと思い始めています。
そんなわけで、速音読トレーニングについてまとめてみました。ただ、初めてからまだそんなに経っていないので、ベータ版です。効果ややり方は変わってくると思います。なので(仮)と付けました。
なぜ速音読をやることにしたのか?
多解きよりも大切なこと
問題集をたくさん解くことで、問題パターン、文書の流れのパターン、言い換えのパターンのストックが増えるので、確かに解くスピードは上がります。が、正確に、かつ、速く読めるリーディング力がないと、結局、最後まで解けないんですよね。
新形式のTOEICでは、180~200 wpmくらいの速さで読む必要があると個人的には感じています。
※wpm(Word Per Minute):1分間に読める単語数
というのも、旧形式では最後まで解けることが多かったのに、新形式では最後まで解けなくなってしまった僕が120~150 wpmくらいだからです(笑)
【参考】TOEIC リーディングで時間が足りない!対策と勉強法 Part 5・6編 / Part 7編
多読は歳月がかかりそう(´・ω・`)
2016年の頭に、「ラダーシリーズ」や「Oxford Bookworms Library」などのいわゆるGraded Readers(語彙制限本)で約40万語の多読をしたのですが、僕のレベル(TOEICリーディング430点前後)ではあまり大きな効果は感じられませんでした。語彙制限本は小説が多いです。小説とTOEICに出てくる文書は、語彙や文法の基礎の部分は被っているので、100万語も読めば、リーディングパートのスコアも上がってくると思います。
ただ、ある程度のレベルに到達すると、小説とTOEICに出てくる文書で使われる語彙や表現はかなり異なると感じるようになってきます。どうせ読むのなら、TOEICの英文を読んだほうが時間対効果は高いなと。
洋書の多読だと、TOEICの英文を200 wpmで速読できるようになるまでには、200~300万語くらい読まないといけないかもしれないですね。
そんなわけで、多読をせずに、TOEICや英検の英文を速く読めるようになる方法はないか?と何となく考えていたんです。
速聴は効果がある → 速音読も効果あるのでは?
リスニングパートで【 速聴 】していてふと思ったんです。同じ音声を、1.2倍速で繰り返し【 オーバーラッピング&シャドウイング 】したり、1.5~2.0倍速で速聴してきたことで、多聴していないにもかかわらず、徐々に速い英語を聞き取れるようになってきつつある。
であれば、これはリーディングにも有効なのではないか?
手元にある『公式問題集』のリーディングパートのすべての英文を200 wpmで速音読できるまで繰り返し読むようにしていけば、TOEICによく出る語彙・表現・文法の、リーディングにおける処理速度(理解速度)は向上するはず。
その結果、洋書の多読をしなくても、本番で速いスピードで読めるようになるでのはないか?
もう1つ感じたことがあります。
TEX加藤先生(TOEIC満点私の勉強法)やあ~るさん(1万5千問解きました)を始め、多くの満点ホルダーの方々がされてきたように、このままTOEIC本をひたすらやり込んでいけば、950点以上は取れるようになるだろう。
ただ、今までテスト約40回(8000問)分のTOEIC本をやってきたものの、ぶっちゃけ、どの本も100%やり込んだとは言えない。
新しいTOEIC本をやらずに、今までやってきたものを200 wpmで速音読できるまでトレーニングしてみて、それでリーディングパートのスコアが上がったら面白いな(笑)
プロが速音読していた
極めつけがこれです。
「Aquaries School of Communication」という英語の達人を養成する学校を運営されている植田 一三先生の2016年に発売された著書
を最近よく読み返しています。そしたら、リーディングに関する章で次のような記述に出会いました。
最初は200 wpmを目指し、徐々に300 wpmの速さで英字新聞、TIMEなどを音読できるように努力しました。
……300 wpm近くのスピードでTIMEやニューズウィークなどの英字誌を音読できるようにトレーニングした結果、200 wpmのスピードで社会問題について話したり、CNNニュースなどを楽にシャドウイングしたりできるようになりました。(P.168)
150 wpm→英検準1級に合格するのに最低必要なスピード。
200 wpm→TOEIC 950点突破や英検1級に合格を狙うのに必要なスピード。(P.170)
僕は2016年現在、TOEIC 920点&英検準1級を持っていますが、読むスピードは(文書にもよりますが)だいたい150 wpm前後です。なので植田先生のこのデータに当てはまっている感じだなと。
また、同時通訳者の横山カズ先生も、著書『英語に好かれるとっておきの方法(Amazon)』で、次のように書かれていました。
ここ最近の私のタイムアタック音読は、1分あたり300~360語くらいです(P.81)
パワー音読では、スピードを強調したい。話すスピードが速ければ、ほかのすべての技能に余裕が生まれるからです。(P.96)
お二人の著書を読んでいていて、どうも音読時やスピーキング時における発話スピードと英語力には相関関係があると感じたんです。
速音読トレーニング 5つの効果
速音読トレーニングの効果をまとめておきます。本格的なトレーニングは最近初めたばかりなので、今後新たな効果を発見したら、追記していくかもしれません。
(1) 4技能の処理速度(理解速度)が向上する
(2) 黙読スピードはさらに速くなる
(3) 速く発話(発音)できるようになる
(4) 英会話レッスンの密度が濃くなる
(5) 繰り返し読むことが苦痛でなくなる
(6) 速い英語に対する抵抗が薄れる
(1) 4技能の処理速度(理解速度)が向上する
今年2016年は「速さ」を意識してきました。最初の頃は「ネイティブYouTuberの動画を観る」「1.2~1.5倍速で速聴する」など、主にリスニングのみだったのですが、夏に『英語スピーキング力』を読んでから、「速く音読する」「瞬間英作文で速く言えるまでトレーニングする」ことも心掛けてきました。
その結果、スピーキングとライティングの処理速度、リスニングとリーディングの理解速度が少し上がってきました。速い英語に慣れてきつつあるなと。
TOEIC 800点を超えてくると、自分なりの勉強法が確立してくるので、勉強しやすくなってくるのですが、悪く言えば、自分の居心地のいいペースで、漫然としたトレーニングに陥ってしまいがちになります。
いわゆる「コンフォート・ゾーン(comfort zone)」です。
という本の「第一章 コンフォート・ゾーンから飛び出す限界的練習」という項目に次のようなことが書かれてありました。
限界を少し超える負荷を自身にかけ続ける。そこに秘密がある。(P. 27)
……20年の経験がある医者、教師、あるいはドライバーは、五年しか経験がない人よりやや技能が劣っている可能性が高い。というのも、自然にできるようになってしまった能力は、改善に向けた意識的な努力をしないと徐々に劣化していくためだ。(P. 42)
自らのコンフォート・ゾーンから飛び出すというのは、それまでできなかったことに挑戦するという意味だ。……壁を乗り越える方法は「もっと頑張る」ことではなく、「別の方法を試す」ことだ。(P. 50)
スティーブはある段階まで上達し、行き詰まると、その壁を乗り越えるための新たな手法を探し、それを見つけ、次の壁にぶつかるまで着実に上達していった。(P. 51)
身体システムにホメオスタシスを維持できないほどの負荷がかかると、身体はそれに反応してホメオスタシスを新たに確立することを目的とする変化を生み出す。(P. 74)
ホメオスタシス(恒常性)というのは、「生物および鉱物において、その内部環境を一定の状態に保ちつづけようとする傾向のこと(Wikipedia)」です。
速い英語を聴いたり、速く音読することは、最初のうちはかなり脳の負担になります。脳が「いやいや、こんなん速くて無理。居心地いい元の速さに戻してんかー」と速い英語に拒否反応を示します。
ですが、その速い英語をインプット&アウトプットし続けていると、脳が次第にその速さを「スタンダード」だと思うようになり、速い英語で処理することがフツーになってくるんです。
(2) 黙読スピードはさらに速くなる
「音読ばかりしていると、速読できるようにはならない」という批判があります。これは音読が原因というよりは、自分のペースでゆっくり音読してしまうことが原因なのではないかと個人的には考えています。
音読スピードが向上すると、黙読のスピードはそれ以上に速くなります。
2012年にTOEICで初めて900点を超えたときの試験中での出来事です。リーディングパートを解いていて、「あれ、なんか家で音読してたときよりも、速く読めてる」と感じたんです。
リーディングパートで残り時間がなくなってきて、「速く読まないと最後まで解けない!」というプレッシャーがかかり、普段の音読でも試したことがないような速さで読まざるを得なくなりました。それでも、そこそこ理解しながら速く読むことができたんです。
なので、音読のスピードが上がると、発話してなくていい分、黙読のスピードはそれ以上に速くなるんだなと。
ただ、当時は200 wpmといったような具体的なスピードは意識していなかったので、150 wpmというコンフォート・ゾーンで止まってしまったのだと思います。僕のせいではなく、ホメオスタシスのせいです(۳˚Д˚)۳
(3) 速く発話(発音)できるようになる
上述の『英語スピーキング力』に次のようなことも書いてありました。私の場合、最初は……(黙読による)速読ばかりしていました。しかしネイティブと話しているときに、発音がひどく間違っていて通じない(特に固有名詞)ことがあったり、情報量は増えても語彙表現力を始めとする英語の発信力があまりUPしなかったりして、…(P.167)
次は横山カズ先生の著書『パワー音読入門(Amazon)』より。
「速く音読すること」の効果は、まず単純に口が速く回るようになることです。口が英文の形を覚えてしまうので、いざ「これを言おう」と思ったときに、スピーディーに英文が口から出てくるのです。
速く言えることはゆっくり言うこともできますから、限界速度で口を回せるようにしておくと、話すときにも余裕が生まれます。(P. 49)
「TOEIC LRにはSW(スピーキング/ライティング)はないんだから、必ずしも音読(オーバーラッピング・シャドウイング)は要らない」というのを聞いたことがあります。
これはある意味、正しいです。音読せずに満点取られた方がおられましたし。
ただ、音読せずにTOEIC高得点を取得できたとして、スピーキング力はどうなんでしょう?発音は通じるのでしょうか?
英語上級者に到達するルートはたくさんありますが、僕の場合、ネイティブ並みではななくとも、きちんと通じる発音で英語を話せるようになることが目標の1つなので、「音読をやる」ルートで登っていきます。
(4) 英会話レッスンの密度が濃くなる
2012年頃からオンライン英会話を初めました。
【参考】オンライン英会話を1000回受けたので効果と注意点をまとめてみた
まだまだ「ネイティブ並みにペラペラ」にはほど遠いですが、英会話を始めた頃に比べたら、スラスラ言える語彙・文法はけっこう増えてきました。これはずっと続けている【 瞬間英作文 】のお陰でもあります。
オンライン英会話は1レッスン25分しかないですが、スピーキング速度が上がると、当然ながら1レッスン当たりのスピーキング量が増えます。
また、こちらのスピーキング速度が上がれば、先生も生徒に合わせて速く話すことになります。結果的に、会話のキャッチボール回数が増えます。
つまり、速く話すことができるようになると、同じ25分のレッスンでも密度が濃くなるなと。
(5) 繰り返し読むことが苦痛でなくなる
ある程度英語を勉強されている方は、繰り返すことに大切さはよくお分かりだと思います。とは言え、反復って苦痛なんですよね(笑)
でも、速音読トレーニングだと、その反復を楽しめるようにできるなと。
ただ単に「30回音読する」という意識だと苦行でしかないのですが、「150~200 wpmでなめらかに音読できるようになるまでやる」と意識すると、不思議なことに30回はわりとすぐに到達できるんですよね。
「どうすればもっとタイムを縮めることができるか?」
「どうすればミスを減らせるか?」
こういった感覚は、中学生のときにハマったスーパーマリオカートの「タイムアタック」とまったく同じだなと(笑)
日々のトレーニングを楽しめるように工夫できると、集中力が向上するので、トレーニングの質が上がります。イマドキの言葉で言えば「ゲーミフィケーション(Wikipedia)」ですね。
(6) 速い英語に対する抵抗が薄れる
速音読トレーニングをやるようになってから、「なるべく速く読むぞ!」という意識が芽生えてきました。その影響を受けて、リスニングにおいても、「なるべく速い英語を聞く時間を増やすぞ!」という意識になり、
● TOEICや英検は1.2~1.5倍速の【 速聴 】で聞く時間を増やす
● 映画・ドラマ・ネイティブYouTuberの動画などの生の英語に触れる
ことに対して積極的に時間を作るようになってきました。
速音読トレーニングのやり方
続いて、速音読トレーニングのやり方について説明していきます。流れとしては次のような感じです。
Step 2:精読
Step 3:スロー音読
Step 4:速音読
Step 1:自分の読む速さを知る
敵を知り己を知れば百戦危うからず。自分の英文を読むスピードを認識しておきましょう。例えば、英文の総単語数が270語で、読むのに180秒かかったとしたら、
270 ÷ 180 × 60 = 90 wpm
つまり、読む速さは90 wpmということになります。
ちなみに、その文書の総単語数が分かっていて、特定の速さで読みたいときの、音読にかかる秒数は次の式で求められます。
例えば、「英文の総単語数が100語で、200 wpmの速さで読み終わりたい場合、何秒で読まないといけないのか?」を知りたい場合は、
100 ÷ 200 wpm × 60 = 30秒
になります。
Step 2:精読
音読する前に、自分が知らない語彙・文法・文構造をあらかじめチェックしておきます。なぜかと言うと、意味や文構造が理解できない英文は、例え1000回読んだとしても、理解できるようにはならないからです。
また、発音が不明な単語は、発音もチェックしておいて下さい。僕はリーディングパートでも、発音記号を書き込むようにしています。
また、音の連結(リンキング)・消失もチェックしています。でないと、150~200 wpmでなめらかに音読するのは厳しいです。音の連結・消失については次の記事で。
【参考】英語 リスニングのコツがつかめる7つの発音ルール
精読の詳細なやり方については、次の記事をご覧下さい。
【参考】TOEIC スコアもリーディング力も向上するPart 7「精読」勉強法(TOEICker向け)
【参考】リーディング苦手な人は「精読」で道が開ける!精読の効果(TOEICker以外)
Step 3:スロー音読
最初は必ず、ゆっくり読んで下さい。文頭から理解しながら読める速度でゆっくり。最初から速いスピードで読んで、スラスラ音読できるようになっても、その速いスピードで文頭から理解しながら読めていなければ、ほぼ意味はありません。
1日当たり、1文書につき3周を、5日間くらいやるのが目安かなと。5周だとは僕はしんどいんです(笑)
また5日間が少ないようであれば、10日間やってもOKです。
Step 4:速音読
文書やパートにもよりますが、スロー音読を5日間くらいやると、英文を読んだときに内容が入ってくるスピード(理解速度)が速くなってくると思います。そうしたら、音読スピードを少しずつ上げていくといいです。ただ、無理は禁物です。上述したように、口先だけで速く音読できたとしても、内容を理解できていなければ意味がないからです。
1日当たり、1文書につき3周を、5~10日間くらいかけて、徐々に速く読むようにしていったほうがいいなと。
300点未満:100~130 wpm
400点未満:150 wpm
400点以上:200 wpm
英検準1級をめざす:150 wpm
英検1級をめざす:200 wpm
僕の新形式TOEICのリーディングのスコアは430点前後、読む速さはだいたい150 wpmくらいです。そして、これだと最後まで解けません(笑)
つまり、150 wpm前後のスピードだと、R400点を超えることはできるが、TOEICで最後まで解くのは難しく、R450点を超えるのも厳しいということが分かります。よほど解くのが速いとかでない限り。
なので、僕と同じような現在R400点以上の人は「200 wpmで読める」を目標にしたほうが良さそうです。
ただ、今の僕の音読力だと、Part 6やPart 7の易しめの英文なら200 wpmよりも速いスピードで音読できますが、Part 5やPart 7の「article」を200 wpmで音読するのはキツいです。
180 wpmくらいが限界です。黙読だと200 wpmいけそうですけど。冠詞や易しい単語が少ないからかなと。
「速音読トレーニングが大事なのは分かったけど、文書の単語数を数えるのは面倒臭い!」という方のために、頑張って数えました。
のTest 1のリーディングパートの単語数を数えました。次の記事でまとめています。
【参考】TOEIC 公式問題集 Test 1 リーディングパートの単語数(速音読用)
速音読トレーニングの注意点
上述した『超一流になるには才能か努力か?』には次のようなことも書かれてありました。
コンフォート・ゾーンのわずか上にいつづけることが重要……。身体機能の改善を続けたければ、負荷をかけつづけなければならないが、コンフォート・ゾーンをあまり越えすぎると身体を痛めるなど逆効果になる。(P. 76)
速く読む、速い英語を聴くことは大事ですが、自分の処理速度をはるかに超えていると、逆に効果は薄くなります。
【参考】速聴の効果と注意点まとめ
なので上述した「速音読の最終的にめざす速さの目安」を参考に、理解できる速度でなるべく速く読めるようになるまでトレーニングし続けてみて下さい。
僕は新形式の『公式問題集』2冊分(テスト4回分)で、速音読トレーニングをしていく予定です。ちなみに、3~4ヶ月くらいかかりそうです。
めざせ200 wpm!
200 wpmは上級者への入り口かも
現在中級レベル(TOEIC 800点・英検準1級くらい)で、上級をめざすのであれば、200 wpm以上の処理速度は必須だと思うようになってきました。映画やドラマを始め、ネイティブの多くは180~200 wpmくらいで話しますし、上述しましたが、植田一三先生が「200 wpm→TOEIC 950点突破や英検1級に合格を狙うのに必要なスピード」と仰っておられます。
なので、中級者は「200 wpmの英語を聞き取れる」「200 wpmで読める&話せる」のを目標にしていくと良さそうだなと。
200 wpmを体感せよ!
まず、200 wpmで読む速さは「Breaking News English | Reading at 200 wpm」でも体感できます。また、カナダ人YouTuberのShalraさんの次の動画の最初の1分間の単語数を数えたら、192語でした。つまり、平均すると192 wpmくらいで話されていることになります。もちろん、それよりも遅いときや、逆にかなり早口なときもあります。
【参考】ネイティブの速い英語に慣れる!おすすめYouTuberまとめ
現在TOEIC 800点(L400点)未満だと「なんじゃこの速さは?!」と感じるかもしれません。正直、僕も厳しいです(;´∀`) ですが到達目標を意識しておくのは悪いことではないはず。
完成予想図のないジグソーパズルってされたことあります?あれ、遅々として進まないんですよね。
つまり、完成予想図のあるパズルのほうが、圧倒的に早く完成できるわけです。漫然とやるよりも、到達目標があるほうが成長が早い。
同様に、「200 wpmの速さで処理できるようにする」という到達目標を常に意識しておけば、僕みたいに150 wpmで長年コンフォート・ゾーンに居続けることはなくなる(笑) = 成長は早くなるはずです!
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