英文法が苦手な人にこそ読んで欲しい!おすすめ文法書8選と勉強法

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対象:英語初心者~/文法が苦手/学生時代から勉強してない 
読了:約15分(8976字) 
公開:2013年 
更新:2016-07/16「3. 文法を「分かる」→「使える」にする学習法」加筆・修正 
関連:文法書 - TOEIC文法 / 辞書サイト / ライティング便利サイト

僕は大人になってから(2008年頃から)英語の勉強を始めたので、小さい頃から英語を学んでいる上級者の方々にはまったく敵わないです。

また、英語講師やTOEIC満点ホルダーの方の文法の解説をお聞きしていると、900点前後の僕の文法力はまだまだだなと痛感させられます。

それでも、TOEICのアビメのR5(文法が理解できる)は、基本的に毎回90%を超えるようになり、【 オンライン英会話 】の先生にも、「ミスはたくさんあるけど、基本的には正確な文法で話すことができているね」と言ってもらえるレベルまできました。

僕がやってきた中で、もっとも効果を感じた勉強・トレーニングは次の3つかなと。

(1) 大西泰斗先生の本のお陰で、文法を「イメージ」で学んだ
(2) Part 5・6だけで合計1000問解いた
(3) 瞬間英作文のお陰で、文法が「分かる → 使える」ようになってきた

特に大西先生の本を読むと、「英文法がキライ」だった人は、おそらく英文法に対するイメージが変わると思います。また、TOEICのPart 5・6に出てくる文法問題も解きやすくなるはずです。

この記事では、大西先生の本の中で個人的にオススメな文法書と、他のおすすめの文法書をご紹介しています。
 

1. おすすめ文法書・文法読本まとめ

文法書

一度通読した後に手元に置いといて、不明な文法事項や文法用語が出てきたら調べるための文法の辞書です。

先ほどもお伝えしたように、「辞書・文法書を引いた回数と英語力は比例する」ので、分厚目の文法書は何か1冊持っておくといいと思います。


『一億人の英文法』


特  徴●イラストが多く、ネイティブのイメージで文法を理解できる
●分厚いわりにイラストやスペースが多く、文字が大きいので、
 すぐ通読できる
●類書の中では、例文が実用的で、口語体のものが多い
●大西泰斗先生の本の中では、文法項目の網羅率は最強
▲とは言え、フォレストやロイヤルにくらべると、文法項目の網羅性は低い
▲索引がない(慣れれば目次からいける)
東進ハイスクールのサイトでPDFサンプル版が読める
大西先生の本の中では、最も網羅率の高い、先生の集大成的な文法書です。

大西先生の本の特徴は、従来の小難しい文法用語で堅苦しく説明するのではなく、イラストを多用して、ネイティブのイメージで文法事項がつかめるようにしてあるところだと思います。

お時間のある方は、東進ハイスクールのサイトにあるPDFファイルの「サンプル版」が読めるのでぜひ!特に、P.12からの「英文法の歩き方」は必読。

僕は大西先生の文法書のお陰で、

 ●過去形と現在完了の違い、使い分け
 ●各助動詞の違い
 ●「a」「the」「all」「every」などの限定詞の違い
 ●「some」「any」「several」の違い
 ●主要前置詞・接続詞・副詞のコアイメージ
 ●主要動詞のコアイメージ
 ●「make」「have」「let」の違い
 ●「can」と「could」の違い、「will」と「would」の違い
 ●仮定法はなぜ過去形や過去完了形になるのか

などがスッキリ分かるようになりました。

本屋さん行かれた際は、ご自身が苦手な文法項目を一度この本で読んでみて下さい。おそらく、「へぇ、なるほど!これは分かりやすい!」と思っていただけると思います。

非常に分厚い本ではありますが、文字が大きく、文章が面白く、イラストが多いので、意外とスラスラ読めると思います。この本はできれば通読したほうがいいタイプの本なのですが、「全部読む時間なんてないよ~」という方は、

 ●予備知識的な項目・上級者向けの項目を飛ばして読む
 ●苦手なとこだけ読む

ようにすれば、早く通読できると思います。

●索引がない
ただ1つ残念なことは、この本には索引がついておらず(目次はついているので、たいていはそこから探せますが)、ネット上からPDFファイルをダウンロードして印刷する必要があります。

「一億人の英文法」の出版社である、東進ハイスクールのWeb上から、索引PDFをダウンロードできるので、印刷して本に挟んでおくといいかも。

●ポストイットを貼っておくといいページ
索引がないので、少しでも調べやすくなるように、ポストイットを貼っておいて、頻繁に読み返した方がいいページを載せておきますね(=゚ω゚)ノ

 P.111 基本動詞
 P.136 メジャーな不可算名詞一覧
 P.143 注意すべき名詞
 P.152 複数形で注意すべき名詞
 P.251 カレンダー関連の言い回し一覧
 P.260 程度副詞
 P.263 頻度副詞
 P.269 基本副詞
 P.333 助動詞まとめイラスト
 P.379 基本前置詞
 P.614 等位接続詞
 P.622 従位接続詞
 P.666 数の表現


『Forest』


特  徴●英語学習者の間では「鉄板」のオーソドックスな文法書
●文法項目の網羅性はかなり高く、説明も丁寧
▲例文が少し受験英語的で文章体が多いので、
 会話で使うにはカタイものがある
●桐原書店の「Forestのページ」で、少しだけPDFサンプル版が読める
「英語の文法書と言えばForest」というくらい、英語学習者の間では有名な文法書です。

学生用のオーソドックスな文法書の究極系で、説明が丁寧で、文法項目の網羅率は「一億人の英文法」よりも多いです。ただ、「一億人の英文法」と文字が小さく、イラストでの説明は少なめです。

また、受験英語系書籍の悪い特徴ですが、英文が古臭く、文章体のものが多いので、英会話で使うのには注意が必要なものが多いです。

これからの英語書籍は、口語体か文章体か、アメリカ英語かイギリス英語か、今でもよく使われている文法・表現なのか、最近ではあまり使われないものなのかの違いを明確にする必要があると思っています。

ですが、この「フォレスト」や下記の「表現のための実践ロイヤル英文法」などは、そういう区別があんまりないんですよね。
※「一億人の英文法」も完璧ではないですが、実用性を重視しているのがいいです。

ですので、文法が苦手な人は、1冊目は「一億人の英文法」にして、文法が少し分かってきて、上記の違いが少しずつ分かってきたら(=「一億人の英文法」で物足りなさを感じるようになったら)、「フォレスト」か下記の「表現のための実践ロイヤル英文法」を買ってもいくというのがいいと思います。


『表現のための実践ロイヤル英文法』


特  徴●英語で発信することに重点を置いた文法書
●文法項目の網羅性は高めで、説明も丁寧
●別冊「暗唱例文300」は瞬間英作文ができるレイアウト
▲例文が少し受験英語的で、文章体が多い、
 会話で使うにはカタイと思われるものがある
僕のTOEICの先輩である のむさん お勧めの文法書です。英語を発信すること(スピーキング・ライティング)に重点を置いた文法書。

特に、別冊の「暗記用例文300」(CD付き)は、文法項目別の【 瞬間英作文 】をやりたいカタにはお勧めです。あ、なんか気づいたら、「英作文のための暗記用例文300」だけ、PDFファイルでダウンロードできるようになっています。


ただ、「フォレスト」同様、例文が受験英語的でカタイ(文章体気味)もの散見されます。著者がおじいちゃんだからかなぁ。

ちなみに、僕はこの本自体を購入したのではなく、SIIから出ている電子辞書「DF-X8000-SII電子辞書」に入っていたのを使っています。というよりも、この電子辞書を購入した理由の1つが、「表現のための実践ロイヤル英文法」が入っていたから、といった方がいいですね。

デイファイラーを購入して2ヶ月経って気づいた点を1つ。

文法書を通読する場合は、リアル書籍の方が視野が広い分読みやすいですが、文法事項をサッと調べたいときは、電子辞書に入っている文法書の方が調べやすいなと感じました。

「一億人の英文法」はリアル書籍で、「表現のための実践ロイヤル英文法」は電子書籍で、という組み合わせは悪くないと思います。


文法書より読みやすい文法読本

『ハートで感じる英文法』シリーズ



特  徴●イラストが多く、ネイティブのイメージで文法を理解できる
●通読しやすいが、文法項目の網羅率は少し低め
●Amazonの中古が安いことが多い
●左の本だけAmazon「なか見!検索」で試し読み可
この2冊も大西先生の本で、まだ「一億人の英文法」が出ていなかった頃に買った本です。3周通読しました。イラストが分かりやすく、説明も面白いので、すぐに読み終わると思います。

ノーマルと会話編とありますが、「会話編だから、会話に適している」というわけでもない気がしました。2冊とも扱っている文法項目が違うんです。

2冊のそれぞれの文法項目を知りたい方は、下記の方のまとめサイトが分かりやすいと思います。

読めて聴ける英語>新着情報>ハートで感じる英文法のご案内
※中段くらいにある「書籍内容比較」で読めます。


TOEIC学習者向け

文法を勉強したいけど、中学校のテキストをやるというのもなんだかなーという方におすすめの、TOEICの英文を使って文法を学習できる一石二鳥な文法書をご紹介(*'-^*)b

こういう本は、最低3周、できれば5周くらいすると、かなり定着します。


『TOEIC TEST やさしい文法レッスン』


特  徴●英語が"超"苦手な人、学生時代に英語をサボりまくった人にお勧め
●中学レベルの文法項目をイチから学べる
●Amazon「なか見!検索」で試し読み可
TOEICの英文を使って文法を学べる本って意外となくて、次にご紹介する「中学英文法で600点」くらいしか見当たらなかったのですが、最近、TOEIC講師の神崎正哉先生がお勧めされてたのがこの「やさしい文法レッスン」です。

Amazon「なか見!検索」をご覧いただくとお分かりいただけますが、中学で学習する順序で文法事項を復習できます。英語がメチャクチャ苦手で、学生時代にサボりまくった人で、イチからやり直したいという方にお勧め。

「学生時代はそこそこ英語を勉強した」という方は次の本のほうがいいと思います。


『新TOEICテスト 中学英文法で600点!』


特  徴●TOEIC Part 5・6形式で、中学英文法を復習できる本
●上記の「やさしい文法レッスン」よりも実践的
●Amazon「なか見!検索」で試し読み可
TOEIC講師・小石裕子先生のTOEIC初心者向け文法問題集。
「学生時代に、英語は一応勉強したけど、けっこう忘れてしまっているので復習したい」という方にお薦め。

上記の「やさしい文法レッスン」と比べると、Part 5・6対策としては、こちらのほうが実践的です。ただ、「英文法が超苦手」「英文法をイチからやり直したい」という方は、「やさしい文法レッスン」のほうが、より初心者向けだと思います。

さすがにこれ一冊で600点を取るのは難しいと思うので、タイトルは若干煽り気味だと思います、中身はすごくいい本ですよ(・∀・)b


持ち運びに便利な文法単語集

『英単語イメージハンドブック』


特  徴●イラストが多く、ネイティブのイメージで文法を理解できる
●中学レベルの文法事項を手軽に学べるので初心者にお勧め
●目次・索引が使いやすく調べやすい
●コンパクトなので、外で勉強する派の人にお勧め

大西先生の基本単語別文法書。TOEIC 800点くらいまでずっとお世話になってました。

「一億人の英文法」よりコンパクトで持ち運びやすいので、スキマ時間や外出先で勉強する派の人に最適です。

掲載されている基本単語は下記のようなものです。

 ●「a」「the」「all」「every」「each」などの機能語
 ●「talk」「make」「have」「take」などの主要動詞の違い
 ●「can」「may」「must」「will」「should」などの助動詞の違い
 ●「at」「in」「of」などの前置詞
 ●「and」「but」「as」「since」などの接続詞の違い
 ●現在形・過去形・進行形・完了形の時制の違い
 ●「very」「so」「quite」などの強調表現の違い
 ●「hardly」「often」「rarely」などの頻度表現の違い

などが、目次と巻末の索引(単語別)が便利で調べやすいです。

この本は、まだ「一億人の英文法」が出る前に購入したものなのですが、当時、この本のお陰でイメージのつかみにくかった文法関連の基本単語はかなりスッキリ理解できるようになりました


中・上級者向け文法書

『例解 和文英訳教本 文法矯正編』


100冊以上の英語・TOEIC書籍を持っていますが、個人的には確実にベスト10に入る良書です。

この本は、厳密には文法書ではなく、英作文本・和文英訳本です。一見、大学受験向けっぽいタイトルに聞こえますが、社会人も学びやすいように配慮されていて、実際の会話で使える文法が丁寧に説明されています。

瞬間英作文や英会話をやり始めて慣れてくると、

  • 「a か the か迷う」
  • 「現在形か進行形か迷う」
  • 「IF節を使うか、WHEN節を使うか迷う」

  • みたいなケースがよく出てくるのですが、この本はそういった文法の悩みを解決してくれます。

    「一億人の英文法」で、文法に関してはある程度のイメージはつかめるようになりますが、実際にそれをスピーキングで使い分けられるようにするためにはトレーニングが必要になります。

    この本は、「一億人の英文法」で理解した文法事項を、英作文することで「使える文法」にしてくれる本だと感じています。

    この本の詳しいレビューと使い方は次の記事で(・∀・)b

    【参考】「例解 和文英訳教本」レビュー&使い方



    2. 自分に合った文法書の選び方


    「これだけ文法書があるとどれを買ったらいいか分からん!」という方も多いと思いますので、自分に合った文法書の選び方を伝授しましょう!ヾ(゚Д゚ )

    1) 不明な文法事項をメモする

    普段、TOEIC対策本や英会話本などのテキストで勉強していて出会った不明な文法事項を、いくつかメモしておきます。僕はよく、スマホの「附箋メモ」「Evernote」「Google Keep」などのメモアプリ・ウィジェットにメモってます。


    2) Amazonレビューなどネットの情報をチェック

    Amazonやネット上の情報をチェックして、すでに文法書を利用している人たちの感想を読みます。


    3) 実際に本屋さんでチェック

    実際に本屋さんに行ってみて、1)でメモした不明な文法事項を、複数の文法書でチェックしてみます。

    それで「これが一番わかりやすい」「これが自分に一番合っている」と感じたものを選ぶと間違いが少ないです。


    4) 迷ったときは、直感・好みで選ぶ

    もし、「比較は、こっちのほうが分かりやすいけど、現在完了についてはあっちのほうが分かりやすいな」と迷うようであれば、とりあえず今はどっちか1冊、自分が好きなほうを選んでおいて、お金に余裕ができたときに、もう一方を買うといいです。

    どの文法書にもメリットとデメリット両方がありますし、1冊の文法書で、英語のすべての文法事項をまかなえるはずがないと思うようになってきました。

    今は「一億人の英文法」と「表現のためのロイヤル英文法(電子辞書に入ってる)」を持っています。余裕が出てきたら書籍版「Forest」も買うかもしれません。

    実際、英語上級者の方々を見てますと、皆さん複数の文法書を持っていらっしゃいますし。



    3. 文法を「分かる」→「使える」にする学習法


    最近、【 オンライン英会話 】の先生に、「ツウは、文法的にはそこそこ正確に話せているから、次はスピードと語彙力ね」と言われました。

    得意なトピックだとスラスラ言えますが、苦手なトピックだとたどたどしくなる点を指摘されたんです(^_^ゞ

    ですが、「文法的には正確に話せている」と言ってもらえたのは嬉しかったなと。

    誤解のないようにお伝えしておくと、三単現の「S」が抜けたり、時制の一致を忘れたり、語法を間違えたりなどの文法間違いは今でもた~くさんあります。

    でも、僕がら100%正しい文法で日本語を話せていないのと同様に、ネイティブですら100%正しい文法で話せているわけではないので、会話中に細かい文法をあまりに気にしすぎて、話すスピートが落ちてしまうのは良くないと思うようになってきました。

    大切なことは、「この人、何言ってるのかサッパリ分からん」と誤解されてしまうような致命的な文法間違いを減らしていくことだと思います。「not」を言い忘れるとか、語順を間違えるとか。

    そんなわけで、僕が今までやってきて文法の勉強法をまとめておきます。


    Step 1 文法書の通読

    学生時代に英語をそこそこ勉強された方は、この【Step 1】は飛ばして下さい。万一、苦手な文法項目が残っていたとしても、【Step 2】で復習することになるので大丈夫。

    ですが、「英語が超苦手」という方、「学生時代、英語を完全にサボってしまった」という方は、上述した文法書の通読をオススメします。

    「一億人の英文法」や「Forest」などの分厚い文法書だと、1周が精一杯だと思いますが、それ以外の薄めの本なら、反復回数が多ければ多いほど、文法事項の定着度は高まり、英語力は向上しやすいです。

    あと、 「貧乏すぎるので、文法書を買うくらいなら食費にまわしたい」「可能な限りお金をかけずに英語をマスターするという縛りプレイをしたい」という方は、当記事の最後に記載した「おすすめ関連サイト」の英文法解説サイトで勉強すればOK(*'-^*)-☆


    Step 2 文法項目別の瞬間英作文本を数冊

    上述した、『例解 和文英訳教本』の著者・小倉弘さんが、



    英作文を勉強してはじめて文法が分かる。
    …使えてこそはじめて英文法を学習する意味がある。



    と仰られていて、「確かにそうだ!」と思ったんです。

    英語を勉強されている方で、「別に話せなくても、書けなくてもいい。英文を読めればいい。」というような方は、ゼロではないと思いますが、たいていの方は4技能ともにできるようになりたいと考えておられるのではないかと。

    そこで使えるための文法を身につけてくれるのが、当ブログでお薦めしている【 瞬間英作文 】です。

    例えば、スポーツや楽器を習っている方は、今日受けたレッスンの内容は、実践で使えるようになるまで毎日トレーニングしていきますよね。

    文法もそれと同じで、文法書で理解した後は、その理解した内容を、自由自在に使いこなせるようにするためのトレーニングが必要で、瞬間英作文はもっとも効果的な選択肢の1つだと考えています。

    瞬間英作文というのは、日本語訳を見て瞬時に英訳するトレーニングのことで、これがスラスラできるようになると、スピーキングができるようになるのと同時に、



    瞬時に言える英文
    =瞬時に聞き取れる・読める英文



    になります。

    ちなみに、TOEICで勉強される方は、「文法項目別の瞬間英作文」を1冊でもやっておけば、リスニング・リーディングにおける文法の理解度が高まり、処理速度も向上するので、トレーニングがスムーズに進みやすくなる = スコアは上がりやすくなると考えています。

    【参考】TOEIC スコアもリスニング力も向上する勉強法 Part 1・2編 / Part 3・4編


    Step 3 英会話を始める

    2012年に「EnglishTalk」というスクールで【 オンライン英会話 】を開始してから、1000回以上のレッスンを受けてきました。

    2012~2013年頃は、瞬間英作文は毎日2~3時間やっていたのですが、英会話は週に2~3回程度でした。

    確かに、最初の頃は瞬間英作文をやればやるほど、使える語彙・文法がどんどん増えるので、やればやるほど話せるようになるのですが、ある一定のレベルから伸びづらくなってきたんです。

    そこで、2014年からはオンライン英会話を毎日やることにしました。そうしたら、2013年の頃よりも英語が出てきやすくなったんです。

    最初はたどたどしかったとしても、英会話で毎日使うようにする → 使い慣れて速く出てくるようになってくる ことに気づきました。語彙だけでなく、文法も使えば使うほど、スラスラ出てくるようになるんだなと。

    なので、毎日英語を話す機会を作ることをお薦めします。オンライン英会話でも、英会話喫茶でも、トーストマスターズクラブでも何でもいいので、とにかく英語を話す機会を増やすことをお勧めします(=゚ω゚)ノ

    【参考】オンライン英会話を1000回受けたので効果と注意点をまとめてみた
    【参考】オンライン英会話を3年やったので勉強の軌跡をさらしてみた


    Step 4 不明な文法項目は常に調べる

    900点前後の僕でも、文法書で調べることはまだあります。

    「英語力は、辞書・文法書を引いた回数に比例する」とよく言われますが、今まで5000時間以上勉強してきた結果、これは間違いないと感じています。


    また、TOEICをやる人は、特にPart 5・6、Part 7を勉強するときに文法書を使い倒して下さい

    そして、AM(アビリディーズメジャード)のリーディングセクションの5番めの項目「文法が理解できる」が、9割を超えるまで頑張りますと、中学・高校レベルの文法はほぼ完璧となり、英文もかなり読みやすくなります

    【参考】TOEIC 弱点と対策が分かる!公式認定証(アビメ)の見方 ②リーディング編

    ですので、今後も不明な文法(語法・構文も)が出てきたら、その都度、文法書や電子辞書などで調べるようにしましょう。


    【補足】文法書関連の別売りCDは不要

    文法関連の本は、CDが別売りされていたりしますが、必ずしも買わなくてOKです。

    僕は、文法書は「文法事項を理解するための本」と割り切って、CDを聞いて【 オーバーラッピング&シャドウイング 】したりするトレーニングは、英会話系のCDを使ったり、TOEICのリスニングのCDを使って練習しています。



    4. おすすめ文法関連サイト


    無料で学べる文法サイトをいくつかご紹介しておきます。分厚い文法書を出先に持っていくのは大変なので、外で勉強する際には重宝するはず。

  • 英文法大全/英語 文法 表現 用法/英語学習
  • ちょいデブ親父の英文法
  • 英会話に使える英語の文法解説【誰でもできる!毎日5分英文法】

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    コメント

    勉強の仕方について
     はじめまして。ターと申します。英語の勉強をするにたりネットで情報を集めていたところ
    このブログにたどり着き参考にさせていただいております。
     
     現在の英語力は学生時代(中学では得意なほうでしたが、高校途中で文法等含めて挫折、
    以後ほとんど勉強していません。)に勉強して以後特になにもしていないのでかなり低いと思います。
    TOEICの受験経験はありません。現在の職業ですぐに英語を必要とするわけではありませんが、
    将来的な選択肢を広げるためにも勉強しようと考えています。
     
     目標としてはまずはTOEICで650点、将来的にはスムーズに会話できるのが目標です。どちらかと
    いうと会話できるようになることに重点をおきたいと考えています。
     
     上記のような状態の私ですが、どのような手順で勉強を進めていくべきか迷いご相談させていただ
    いております。まずは、文法が大切とのことだったのでこのブログでもおすすめされている「会話でき
    る英文法大特訓」を購入しました。ただ、途中でなぜこのような文法項目になるのか不明なところが
    あり、文法書の購入を検討しているところです。
    そこで、「一億人の英文法」か「Forest」を考えているのですが、「Forest」は高校生のときに
    感じた苦手意識があり、その一方で「一億人の英文法」はアマゾンのレビューをみると「逆に混乱する」
    という意見や「1冊目としてはForestのほうがいい」という意見もあり決めかねております。
    正直どちらのほうがおすすめ、もしくは他によい文法書はあるのでしょうか。また、その後の流れ
    としては、「新TOEICテスト 中学英文法で600点」を考えているのですがどうでしょうか。

     長文で申し訳ありませんが、文法書・今後の勉強の流れについてアドバイスをいただければ幸いです。
    よろしくお願いいたします。
    ターさんへ:ぜひ本屋さんでチェックしてみ下さい!
    ターさんへ

    はじめまして!参考にしていただいてありがとうございます!

    僕も学生時代は、英語はそんなにできたわけではないですし、きちんと勉強し始めたのは、30代入ってからです。スタートラインの英語力はあんまり気になさらない下さい。


    >現在の職業ですぐに英語を必要とするわけではありませんが、
    将来的な選択肢を広げるためにも勉強しようと考えています。
    >目標としてはまずはTOEICで650点、将来的にはスムーズに会話できるのが目標です。どちらかというと会話できるようになることに重点をおきたいと考えています。


    将来、英語を使って仕事をするおつもりなのであれば、「会話できる英文法大特訓」の後は「中学英文法で600点!」に進み、

    その後は、TOEICの公式問題集や模試の音声・英文を使って、瞬間英作文をメインにトレーニングをし、仕事で使える英語力とTOEICスコアを同時に上げていくやり方がいいと思います。

    もうお読みいただいているかもしれないですが、次の記事に沿って勉強を進めていただければOKです(・∀・)b

     TOEIC初心者が確実に600点を取るための戦略と勉強法
     http://enjoylifeinenglish.blog112.fc2.com/blog-entry-261.html


    >「会話できる英文法大特訓」を購入しました。ただ、途中でなぜこのような文法項目になるのか不明なところが あり、文法書の購入を検討しているところです。

    文法書の選び方としては、まず、その「会話できる英文法大特訓」で出てきた、いくつかの不明な文法事項をメモしておきます。

    次に本屋さんに行って、「一億人の英文法」と「Forest」を立ち読みして、その文法事項を見比べてみて下さい。それで「分かりやすい!」と感じたほうを選ぶといいと思います。

    個人的には、英語を初めたばかりの方には「一億人の英文法」をお薦めします。ですが、「Forest」が悪いわけではないです。

     失敗しない!TOEIC参考書・教材の選び方 7つの注意点
     http://enjoylifeinenglish.blog112.fc2.com/blog-entry-264.html

    という記事にも書いてますが、英語書籍を買うときは、ネットの情報やAmazonのレビューで下調べしておくことは大切ですが、最終的にはご自身が手にとって試し読みしてみることをお薦めします。
    参考書の進め方
    ツウさん、今晩は。

    初めてコメントさせて頂きます。

    26歳の社会人で、中学レベルからスタートして四ヶ月ほどになります。

    3月9日に受けた、ToeicbridgeのスコアがL70R68T138でした。

    そして、5月25日にTOEICを初受験します。

    勉強時間は1日3時間ほどは確保できます。


    質問させて頂きたいのは、参考書の進め方についてです。

    ツウさんのブログ記事を読んで、英語の参考書といってもいろいろあるのだなと思い、Amazonで15冊ほど著者の違うものも含め買ってみました。

    そして、現在手元にそれらがあるわけなのですが、

    あっちもこっちも手を伸ばしてしまい、これでいいのだろうか。

    と少し勉強方法について迷っています。

    (TOEIC初受験が日に日にせまってきて、すべてが足りてないのでテンパってしまっている部分もあります)。


    ツウさんが、瞬間英作文関連の記事で、20周ほどしたら定着してくると書かれてあったと記憶しているのですが、

    すぐには結果がでなくても構わないので、1年後などを見据え英語学習に取り組んでいく場合、やはり参考書は1冊と決めてそれを徹底的にやり込んだ方が、実力はつくのでしょうか?

    お忙しい中すみませんが、よければお返事くださいm(_ _)m

    だいぽんさんへ:1冊1時間/テスト前の焦りをなくす方法
    だいぽんさんへ

    ブログ、参考にしていただいてありがとうございます!

    >すぐには結果がでなくても構わないので、1年後などを見据え英語学習に取り組んでいく場合、やはり参考書は1冊と決めてそれを徹底的にやり込んだ方が、実力はつくのでしょうか?

    僕は900点を超えた今でも、1冊1冊を丁寧に勉強しています。一見遠回りに見えて、実は近道だと感じています。

    本のジャンルにもよりますが、1冊当たり1日1時間で3~4ヶ月かけて勉強すると身につきやすい=上達しやすいと感じています。

    1時間より短いと1周するのに時間がかかる=上達を感じにくい=挫折しやすく、1時間より長すぎるとダレて集中力が下がってしまいがちです。

    だいぽんさんは、毎日3時間勉強できるということなので、1日3冊が理想かなと思います。


    だいぽんさんの今の最優先事項が、TOEICスコアなのであれば、TOEIC対策本を中心に勉強されたほうがスコアアップはしやすいです。

    逆に、TOEICは実力を測るための物差しで、英語が話せるようになることが目標なのであれば、瞬間英作文とオンライン英会話を中心にトレーニングしていくといいですよ。


    TOEIC初受験が日に日にせまってきて、すべてが足りてないのでテンパってしまっている部分もあります

    僕もテスト前はよく焦ってました(˜∀˜;)

    ですが、「本気で英語を身につけるためには、一生英語と付き合う覚悟が必要で、腰を据えて毎日3~4時間は勉強する必要がある」と気づいてから、焦らなくなり、毎日3~4時間勉強するのが当たり前になりました。

    あと、TOEIC 730点くらいまでは、試験を受けても、聞き取れない音声、読めない英文、解けない問題のほうが圧倒的に多く、ボロボロになります。ですので、試験中は「聞き取れる音声があったらラッキー、読める英文があったらラッキー、解ける問題があったらラッキー」くらいに思っておくといいです。
    ありがとうございます!
    ご丁寧にありがとうございました。

    まずは、アドバイスをしていただいた通り「会話できる英文法大特訓」の後に
    「中学英文法で600点!」に進み、その後TOEICの公式問題集や模試の音声・英文を使って、瞬間英作文をメインにトレーニングしていきたいと思います。

    文法書については、本日本屋で2冊を読み比べて気に入ったほうをまずは購入したいと思います。

    勉強を続けるにあたりまたいろいろとご相談させていただくことが出てくるかと
    思いますが、その際にはアドバイスをいただければ幸いです。
    今後ともよろしくお願いいたします。

    有難うございます
    ツウさん

    お忙しい中、お返事していただき有難うございましたm(_ _)m

    参考書の進め方を具体的に教えていただき本当にありがたいです。

    また、文字を強調して書いていただいたところは、一見厳しい言葉ですが、真実なんだなと思いました。

    英語を話せるようになるのが一番の目標なので、教えていただいたとおり

    瞬間英作文をまずはしっかりしていきたいと思います。

    これからもブログの更新など楽しみにしていますね!


    ※このコメントは消していただいて大丈夫です。
    ターさんへ
    ターさんへ

    参考にしていただけて何よりです!
    はい、記事を読んでいてご不明な点が出てきたときは、またご相談下さい。

    お互い頑張っていきましょう!(=゚ω゚)ノ
    だいぽんさんへ:英語学習継続のヒント
    だいぽんさんへ

    いえいえ、とんでもないです!(=゚ω゚)ノ

    だいぽんさんは、仕事をされているので、1日3時間勉強するのはかなり大変だと思います。ですので、最初は1日1時間とかから初めてもいいですよ。

    僕も最初から3~4時間も勉強できていたわけではないですし、サボってばかりでした。ってか今でもサボることはあります(笑)。


    ですので、例えばもし、1日1時間が限界だなと感じたら、

     ●1日1時間、4ヶ月以内に100時間勉強する

    1日2時間できそうなら、

     ●1日2時間、2ヶ月以内に100時間勉強する

    を目標にしてみるのはいかがでしょう?どうしても勉強できない日はあると思うので、予備日を見積もってあります。

    1日に3~4時間勉強できる日があれば、期限よりも早く達成できることになりますし、1日の勉強時間が増えると、英語の成長スピードは確実に早くなります。


    目標を達成できたら、ご褒美として自分に何か買い与えてやって下さい(笑)。そして、次はトータル200時間→500時間→1000時間→3000時間とめざしていきます。

    勉強する習慣がついてくると、1日に勉強できる時間は自動的に増えていきます。「今の英語力を下げたくない!」という気持ちが湧いてくるので。


    そうやって勉強時間を測っていると、気がついたときには、僕みたいに5000時間に到達します。5000時間もやると、確実に英語力は上がってますし、その途中でTOEICの目標スコアにも確実に到達します。

    もし良かったら試してみて下さい(・∀・)b

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