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公開: 2013-2/3
この記事はしばらく更新できていないので、「TOEIC 700~800点を確実に獲る!6つの戦略と勉強法」や「TOEIC 900点を確実に獲る!6つの戦略と勉強法」で紹介している参考書・問題集を参考にされることをオススメします(^_^ゞ
また、TOEIC初心者~600点未満のの方は「TOEIC初心者が確実に600点取るための6つの戦略と勉強法」で紹介している参考書・問題集をオススメします。
TOEIC 730点を取るために必要な問題数
ぜひ、覚えておいていただきたいのが、TOEIC 730、900点を取るのには、必要な問題数があるということです。詳しいことは、TOEIC730点を取るのに必要な問題数 に書いてあるのでぜひ!
そして、TOEIC 730点を取るには、約800~1200問(模試4~6回分相当)を解いて、音読・瞬間英作文などでトレーニングする必要があります。
僕は、模試1回分(200問)の復習・トレーニングに、約1ヶ月くらいかけてきたので、模試4~6回分をやろうと思うと、4~6ヶ月くらいかかる計算になります。
大変な労力ですが、逆に言えば、これだけやれば誰にでもTOEIC 730点は取れるということです。
また、「約800~1200問くらい解いてきたけど、TOEIC730点に到達できていない!」という方は、おそらく復習・トレーニングが足りていないということも分かります。
ですので、まずは約800~1200問をめざして頑張ってください(・∀・)b
「発音練習本」で音を聞き取る力を向上する
英語耳[改訂・新CD版]
発音ができるとリスニングができる
著:松澤喜好
出版社:アスキー・メディアワークス
発売日:2010/08/12
価格:¥1,680 中古:¥1,275 より
(2013/01/28現在の価格)
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僕は英語のやり直し学習を開始した初期の頃にこれをやりました。これをやったお陰で、リスニング時の音の聞き取りが格段に向上しました。
やり方としては、本に記載されてある通りで、CDをMP3化して、100回以上発音の練習をしました。
※50回目以降は苦手な発音や注意したほうがいい発音だけやりました。
流暢に発音できると自尊心が高まりますし、何度も繰り返すと、リスニングの音の聞き取りが格段に上がってきます。
※ただし、リスニングの意味の聞き取りは、発音練習では上がらないので注意→瞬間英作文をやること。
「文法書 or 文法問題集」で文法を復習する(苦手な人)
一億人の英文法
すべての日本人に贈る「話すため」の英文法
著:大西 泰斗 , 他
出版社:ナガセ
発売日:2011/09/09
価格:¥1,890 中古:¥1,450 より
(2013/01/28現在の価格)
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僕が初めてのTOEICで560点が取れた理由、TOEICにすんなり入っていけた理由の一つに、高校時代、文法に強かったからというのがあります。
そして、文法に強かった理由は、大西泰斗先生の本で勉強していたからです。
この「一億人の英文法」は、その大西先生の集大成かつ最新の文法書です。
大西泰斗先生の本で勉強すると、英文法を理屈で丸暗記するのではなく、ネイティブが捉えるイメージで感覚的に文法を理解できるようになります。
ですので、文法が苦手な人は、この本を通読しておくか、もしくは辞書的文法書として手元に置いておくことをおすすめします。
それだけで、今後の、TOEICや英語における成長速度が変わると思います。
また、「いやー文法書を通読する時間はないッスよ…」という方は、TOEICのPart 5・6の問題を解きながら、中学文法を復習できるという一石二鳥の文法問題集
新TOEICテスト中学英文法で600点!
著:小石 裕子
出版社:アルク
発売日:2008/02/22
価格:¥1,680 中古:¥1,229 より
(2013/02/18現在の価格)
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もかなりオススメです。ちょっと古い問題集なので、問題が易しめですが、「中学文法からしっかり復習しなおしたい」「問題を解きながら勉強していきたい」タイプの人にはコチラがいいかも。
文法書について詳しく知りたい方は、英文法好きがおすすめする文法書 の記事を参照して下さい。
「テクニック本」で問題の解き方のコツを学ぶ
TOEICは、テクニックを知っているかどうか、100点~200点変わってきます。ですので、「少しでも早く730点・900点を取りたい」という方は、テクニック本をやったほうが最短距離を歩めます。
新TOEICテスト 直前の技術
原著:Robert Hilke , 他
出版社:アルク
発売日:2006/12/21
価格:¥2,310 中古:¥1,556 より
(2013/01/28現在の価格)
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一番最初に買ったTOEIC本です。この本は3回くらい繰り返しました。
僕が一番最初に受けたTOEICで、560点が取れたのは、この本でテクニックを学んでから受けたから、というのは大きいです。
テクニックを学んでいなければ、おそらく500点切っていたと思います。
ただ、2013年現在からすると、この「直前の技術」は初版の発行は2006年とかなり古く、最新の傾向とはかなりズレてきているので、今テクニック本を買うなら下記の2冊のうちのどちらかをおすすめします。
はじめての 新TOEIC テスト
全パート総合対策
著:塚田 幸光
出版社:アスク
発売日:2011/10/01
価格:¥1,890 中古:¥1,300 より
(2013/01/28現在の価格)
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テクニック本の中では最近のイチオシ。
2色刷りで見やすく、
解説が丁寧でとても分かりやすいです。
新TOEIC TEST
正解特急 ルール55
著:森田鉄也 , 他
出版社:朝日新聞出版
発売日:2011/05/06
価格:¥735 中古:¥426 より
(2013/01/28現在の価格)
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TOEIC満点講師・森田鉄也先生のテクニック本。
満点ホルダー・あ~るさんのコラムも
TOEICの貴重な情報が得られます。
テクニック本は、とりあえずどちらか1冊だけでOKです。その1冊を、ザッとでいいので、2週間~1ヶ月くらいで、3周して下さい。そうすると、基本的なTOEICの問題の解き方やテクニックは分かってくると思います。
そして、また分からないことがあれば、その都度テクニック本を読み返せばOKです(・∀・)b
その上で、模試・公式問題集を解きます。
「公式問題集・模試」は復習のやり方次第で上達速度が変わる
僕がTOEIC 730点を取るのに一番メインで使ったのは公式問題集です。公式問題集のリスニングパートは音読や瞬間英作文(和文英訳)したり、リーディングパートは精読した上で、何度も音読・速読しました。当時、日本にはあまりいい模試(本試験に近い模試)がなかったので、僕は公式問題集からやりましたが、公式問題集は、解説がイマイチで、問題の解き方のコツも記載されていないので、後述の「究極の模試」「超リアル模試」から先にトライされることをおすすめします。
TOEICテスト新公式問題集〈Vol.5〉
著:Educational Testing Service
出版社:国際ビジネスコミュニケーション協会
発売日:2012/06
価格:¥2,940 中古:¥2,500 より
(2013/01/28現在の価格)
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このVol.5が最新。
問題の傾向は、最新のTOEICに近いが、
難易度は、下記のVol.4より難易度はやや低め。
TOEICテスト新公式問題集〈Vol.4〉
著:Educational Testing Service
出版社:国際ビジネスコミュニケーション協会
発売日:2009/08
価格:¥2,940 中古:¥2,195 より
(2013/01/28現在の価格)
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2009年と少し古いが、
問題の難易度は、Vol.5よりもやや高め
※僕が実際やったのは、Vol.3とVol.4ですが、Vol.3は古いので、最新のVol.5を載せました。
公式問題集は、TOEICテストの制作機関である「ETS」が作っているので、英文や問題の質は非常に本番に近いです。僕が730点を取れたのは、公式問題集2冊のすべてのパートのすべての英文を音読・瞬間英作文などのトレーニングでひたすら復習したからです。
ただ、公式問題集は解説があまり丁寧ではなく、問題を解くテクニックの記載もないので、1冊めにやる模試としては、後述する「究極の模試」や「超リアル模試」などを先にやり、公式問題集は2冊め以降にやることを強くおすすめします。
公式問題集は、本番でも出る問題・単語・表現の宝庫です。
僕は、Part 1・2は、なめらかに言えるまで音読・オーバーラッピング(CD音声に合わせて音読)しました。
また、Part3・4の問題文(全80文)は100回以上音読・オーバーラッピングをしました。
当時、リスニングが300点を超えたのは、この2つのトレーニングの効果が大きいと思ってます。
ただ、730点取得後、この音読・オーバーラッピングをし続けても、リスニング力は思ったほど伸びず、
「文頭から瞬時に聞き取れない」
「一発で聞き取れない」
といった症状に数ヶ月悩まされることになります。
それを解決できたのが、「瞬間英作文」でした。
瞬間英作文は、もうご存知の方も多いと思いますが、日本語訳を見て瞬時に英語を言うトレーニングで、
日本語訳を見て瞬時に言える英文
=リスニング時に瞬時に聞き取れる英文
になります。
※その英文の音が聞き取れることが前提です。
瞬間英作文については、TOEICにも効果抜群!瞬間英作文に詳しく書いてあるので、興味のある方は参照して下さい。
また、Part 7については、
①すべて問題文(設問・選択肢も含む)を印刷
②印刷したものに、精読(語彙・文法・文構造をチェック)
③30回音読(慣れてきたら速読)
したところ、リーディングも400点に到達しました。
結局、Part 7に関しては、新しい模試をやる度に、この精読した上で、音読・速読トレーニングを続けてきたおかげで、900点を取るリーディング力が身につきました。
Part 7の英文は、精読した上で、何度も音読・速読すると、他のパートでも出てくる重要語彙を自動的に覚えていきますし、Part 5・6の語彙問題・コロケーション問題に強くなります。
精読・音読・速読することで、リーディングスピードも上がってくるので、Part 7を解ける問題数も増えますし、Part 3・4の先読みもしやすくなります。
精読の詳細なやり方については、TOEICのスコアもリーディング力も確実に上がる!Part 7の英文を使った精読のやり方(お手本画像あり) を参照して下さい。
TOEICテスト究極の模試600問
著:ヒロ前田
出版社:アルク
発売日:2012/05/31
価格:¥2,730 中古:¥2,135 より
(2013/01/28現在の価格)
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個人的に一番おすすめの模試。
問題の質が本番に近いですし、解説がとても丁寧です。
リーディングパートの音声がWeb上でダウンロードできるので、
リーディングパートでも音読やシャドウイングができます。
TOEICテスト
超リアル模試600問
著:花田 徹也
出版社:コスモピア
発売日:2011/02/25
価格:¥1,890 中古:¥1,557 より
(2013/01/28現在の価格)
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究極の模試より古いですが、難易度も悪くないですし、
充分使える、優れた模試です。
コンパクトで安いのも特長。
新TOEICテスト でる模試 600問
著:ハッカーズ語学研究所
出版社:アスク
発売日:2012/11/04
価格:¥2,310 中古:- より
(2013/02/18現在の価格)
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上述の「究極の模試」と同様、去年出た模試の中で、
ネット上やTOEICブロガーの間で評判が良かった模試。
解答の根拠を探すための「言い換え」が分かりやすいです。
リスニング対策
上述のテクニック本、公式問題集・模試をやっていれば、730点はまず取れるので、特別にリスニングパートの問題集をやる必要はないですが、「Part 3・4の解き方がイマイチ分からない」という方には、以下の本をおすすめします。TOEICテスト
Part 3 & 4 を一気に3問解けるようになる本
編集:1600
出版社:小学館
発売日:2009/04/15
価格:¥1,680 中古:¥999 より
(2013/01/28現在の価格)
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Part 3・4に特化したテクニック本+問題集、という感じです。この本のお陰で、Part 3・4で重要なテクニック「先読み」の仕方・解き方など、基本的なことが学べました。
音声が最新のTOEICと比べるとゆっくりなので、それを良しとするか悪しとするか、ご自身のレベル・好み次第ですね。
リーディング Part 5・6対策
1駅1題
新TOEIC TEST 文法特急
著:花田 徹也
出版社:朝日新聞出版
発売日:2009/10/07
価格:¥798 中古:¥797 より
(2013/01/28現在の価格)
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新TOEIC TEST
文法特急2 急所アタック編
著:花田徹也
出版社:朝日新聞出版
発売日:2010/09/17
価格:¥798 中古:¥529 より
(2013/01/28現在の価格)
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おそらく最も売れているTOEIC Part 5・6の文法問題対策本。僕はこの2冊を10回解いて音読したお陰で、Part 5・6の文法問題に強くなったのはもちろん、文構造をつかむのにも強くなり、Part 7の英文が読みやすくなりました。
1駅1題
新TOEIC TEST 単語特急
著:森田 鉄也
出版社:朝日新聞出版
発売日:2009/10/07
価格:¥798 中古:¥268 より
(2013/01/28現在の価格)
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新TOEIC TEST
単語特急2 語彙力倍増編
著:森田鉄也
出版社:朝日新聞出版
発売日:2010/09/17
価格:¥798 中古:¥721 より
(2013/01/28現在の価格)
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TOEIC Part 5・6の語彙問題対策本。この2冊を10回解いて音読したことで、Part 5・6の正答率が向上しただけでなく、Part 3・4・7に必要な語彙力もけっこう身につきました。
僕は、この4冊を、それぞれ10周したことによって、Part 5・6で7~8割取れるようになり、730点台に到達できるようになりました。
また、上記4冊は、リーディングの問題集ですが、問題文の音声を出版社のサイトからダウンロード することができます。
僕自身は、音声をダウンロードして音読するなどのトレーニングはやっていませんが、中には、特急シリーズの英文で音読・瞬間英作文をやることで、高得点を取れるようになった方もおられますので、興味を持たれた方はやってみてもいいと思います。
●文法特急・単語特急を使った具体的な勉強法
①1章分、時間を測って問題を解く
②その後、1問ずつ時間を測らずに解く
③答えと解説を読む→文法問題は不正解の選択肢が不正解になる理由を確認する
④問題文を2~3回音読する
これを1周として、合計10周やります。
1周目はかなり時間がかかりますが、2周目からは1周当たりの時間が短くなっていき、5周もするとかなり速く解けるようになり、まず間違えることはなくなります。その後に、ダメ押しで5周やると、問題文や選択肢を見た瞬間に解けるようになるので、かなり爽快です。
ただ、注意点が一つ。
単に問題を解いて答え合わせをするだけで、問題文の音読をせず、「不正解の選択肢が不正解になる理由を説明できいない」まま、100周もやっても、問題と答えを覚えるだけの作業になってしまうのでご注意。
※瞬間英作文(和文英訳)で100周とかはアリだと思います。
リーディング(Part 7)対策
上記で述べたように、Part 7の対策は、TOEIC730点までは公式問題集2冊を中心にしていたので、Part 7用の問題集はほとんどやりませんでした。「Z会のココを見よ!TOEIC Testリーディング」というのもやったのですが、かなり古い問題集なので、あんまりおすすめできません。
ただ、「英文を読むこと自体が苦手」「返り読みしてしまう」という方は、TOEIC Part 7の英文で、精読(英文解釈)を学ぶことができる、
新TOEIC TEST
正攻法で攻めるパート7読解問題
音読と文法の復習で実力アップ
著:小石 裕子
出版社:語研
発売日:2010/12
価格:¥1,680 中古:¥1,144 より
(2013/01/28現在の価格)
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TOEICの英文・表現を使って、英文の読み方を学べる本というのは非常にめずらしいです。CDも付いているので音読・シャドウイング教材にもなります。
Part 7に関しては、上述のテクニック本と「究極の模試」「超リアル模試」で十分なので、必ずしもやる必要はないと思いますが、「模試を解く前に、リーディング力を鍛えておきたい」という方には、おすすめだと思います。
「単語集」はやらなくても900点は取れる
僕は、単語集はやらずに、TOEIC 910点が取れました。模試や問題集をひたすら音読・瞬間英作文(和文英訳)などでトレーニングして反復していると、わざわざ単語集をやらなくても、TOEICで重要な語彙は自動的に覚えていきます。ですので、「単語集やりたくない!」という方はやらなくても大丈夫。もちろん、「単語集やりたい!」という方は、やってもOK。単語集はやらなくてもTOEIC 900点は取れる におすすめの単語集を紹介してあるので、参照して下さい。
TOEIC 730点を取るための詳細な勉強法に関しては、TOEIC 730点を取るための勉強法 の記事をお読み下さい(・∀・)/
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