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公開:2016-10/10
更新:2022-06/29 一部加筆・修正
関連:準1級合格談 / 語彙 / 読解 - キーワード / ライティング - 書き方のコツ / リスニング / 2次試験4コマ - 4つの質問
お陰様で2016年の秋に英検準1級に合格できました。
今まで勉強してきたこと、今回の受験で気づいたことをまとめてみました。各パートの難易度は、今まで解いてきた過去問と比べて感じた主観なので参考程度に(^_^ゞ
この1年で勉強してきたこと
2015年09月に再度TOEIC 900点を超えてから、英検の勉強を本格的に開始しました。
実は2014年に一度、1級の過去問での勉強を始めたのですが、知らない語彙が多すぎて【 精読 】に時間がかかり過ぎたんですね。
それで準1級の過去問を解いてみたら、僕の英語力にちょうどいい難易度だったんです。1級ほど難しくはないけど、だからと言ってカンタンかと言うとそうでもないなと。
そして、2015年の10月から2016年10月まで、過去問約18回分の音声と英文を使って勉強・トレーニングしてきました。ただ、今買うなら最新の2022年度版をお勧めします。
2022年度版
英検準1級 過去6回全問題集
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リスニングとリーディングに関しては、勉強のやり方はTOEICのときと同じです。
【参考】TOEIC初心者が確実に600点獲れる勉強法 / 700~800点 / 900点
【結果】合格 CSEスコア:2488点
各キャプチャ画像はクリック(タップ)すると、別画面で大きく開きます。
お陰様で合格してました\(・ω・)/
英検準1級では、2016年から合否判定の方法が変更になりました。
リーディング・リスニング・ライティングの各スコアがそれぞれ750点満点で、満点の合計が2250点。そのうち3技能の合計が1792点以上あると、1次試験は合格になるみたいです。詳しくは英検の次のページを参考にして下さい。
【参考】2016年度からの新しい合否判定方法について
リスニングの出来が悪かったのと、ライティングは時間がなくて、120 wordsも書けなかったので、確実に落ちたと思い込んでいたのですが合格していました。
ライティング満点は正直、運がよかっただけな気がするので、今回の合格はマグレ感が半端ないです(;´∀`)
とりあえず詳しく振り返ってみます。
リーディング:626点 (33/41)
語彙:やや難(18/25)
● 間違えた問題
No. 03 (3) 未知語No. 04 (2) 未知語
No. 05 (4) 未知語
No. 07 (3) ポカミス、よく読めば気づいたはず
No. 10 (3) なぜかchange of paceに気づけなかった
No. 11 (4) administerのこの用法を知らなかった
No. 25 (2) 未知語
※( )内の数字は僕が選んだ不正解の選択肢です。
いつもは句動詞のほうがもっと間違えるのですが、今回の句動詞はNo. 25以外は易しく感じました。むしろ、前半の単語のほうが知らないものが多かったです。
「語彙」は過去問を解いていると、最近はたいてい20点を超えるのですが、今回は知らない語彙の割合が少し多かったなと。
● 語彙で勉強してきたこと
TOEIC Part 5・6でやってきた勉強とだいたい同じやり方で勉強してきました。【参考】TOEIC スコアもリーディング力も向上する勉強法 Part 5・6編
不正解の選択肢の語彙はあまりチェックしていません。
過去問の不正解の語彙が、今後の試験の正解の語彙として出題される可能性もあるので、本当はきちんとチェックして勉強したほうがいいのですが、わざわざ辞書引いて例文を読むのは面倒なのでやっていません(笑)
● TOEIC高得点ホルダーは語彙に強いかも
2015年に準1級の勉強を始めたときから、「語彙」は15~20問くらい獲れたんですよ。英検準1級の語彙問題と、TOEICの語彙問題は、そこそこ被るなと。
今回であれば、No. 2, 6, 8, 12, 15, 16, 17, 19, 20, 21, 23, 24の正解の語彙はすべてTOEICで覚えたものなんですよね。
TOEICのPart 5・6は文法問題もあるので、TOEICをされない方にはオススメではないですが、『TOEIC Part 5・6対策本』を1000問解いて、Part 7のテスト10回分の英文を【 通読 】すると、アビメ「語彙が理解できる」で90%くらい獲れるようになります。
というわけで、TOEICkerはTOEICで身につけた語彙力が、英検の語彙問題対策になっているという件でした。
● 他のパートによく出る語彙からも出題される
英検って語彙対策から始める人が多い印象なのですが、少なくとも準1級に関しては、先に過去問からやったほうが効率的かもしれないなと。というのも、準1級の語彙問題は、過去問の他のパート(読解・リスニング)の問題文や問題音声で出てきた語彙が、正解・不正解の選択肢としてかなり出てくるんですよ。
例えば、No. 1, 2, 7, 8, 9, 12, 14, 15, 16, 18, 19, 20, 21, 24なんかは、読解やリスニングにも出てくる語彙なんですよね。
つまり、過去問をやり込むだけで、語彙問題はそこそこ獲れるようになるのではないかと。
まずは過去問を徹底的にやり込んで、それでも20問獲れなかった場合にのみ、評判の『パス単』や『出る順』をやるというのも勉強の進め方の選択肢としてアリかなと。
僕みたいに過去問をやり込むだけで、語彙問題で20問くらい獲れたら、単語集を買うお金も、単語集をやる時間も節約できます(笑)
読解(語句補充):易 (6/6)
● 間違えた問題
なし。この数ヶ月は、上述した2010年度版(2007年3回~2009年2回)をずっとやっていたのですが、個人的にはこの頃のほうが難しく感じました。最近は易しい気がします。
英検の読解は、話が面白くて読み浸ってしまいます。試験中なのに「へぇ」ボタンを押したくなる衝動に駆られました。
読解(内容一致):やや易 (15/16)
● 間違えた問題
No. 41 (1) きちんと読めば分かった問題。※( )内の数字は僕が選んだ不正解の選択肢です。
読解全体で1問間違いなので、これだけ見ると優秀な感じですが、読むスピードがまだ遅いんですよね。自分の今の理想の時間配分は次の通りです。
◆ 英検準1級 筆記のタイムテーブル ◆
10:00 語彙 No. 1-25(13分)
10:13 読解(語句補充) No. 26-28(6分)
10:19 読解(語句補充) No. 29-31(6分)
10:25 読解(内容一致) No. 32-34(8分)
10:33 読解(内容一致) No. 35-37(10分)
10:43 読解(内容一致) No. 38-41(12分)
10:55 英作文(エッセイ) (30分)
10:25 リスニングパート先読み(5分)
今回は読解(内容一致)がちょっと時間がかかってしまって、英作文に入ったのは11:00でした。
● 読解で勉強してきたこと
読解も、TOEICのPart 6・7と同じ要領で勉強・トレーニングしてきました。それを英検の読解用にアレンジしたものが次です。
(2) 時間を測らずにじっくり解き直す
(3) 答え合わせ、選択肢の言い換えチェック
(4) 不正解の選択肢、キーワードのチェック
(5) 精読(英文解釈)
(6) スロー音読~速音読
リーディング力の伸ばし方は、「洋書を読んで読解力を上げる」という選択肢もありますが、英検合格が最優先なのであれば、英検の過去問をやり込むほうが時間対効果は高いと考えています。
読解の詳しい勉強法は次の記事でまとめています。
【参考】英検準1級 読解で8~9割取るための対策と勉強法
ライティング:750点 (16/16)
エッセイ(英作文)で時間がなくなってきて、手が震えてきたんですよ。スラスラ書いてる女子高生の隣で、緊張して手が震えて文字がちゃんと書けない38歳(笑)
TOEICだと緊張して手が震えてもマークするだけなので何とかなりますが、英検のライティングはそうはいかないですね。やはり普段から書くトレーニングをしておく必要があるなと。
今回のトピック。
TOPIC
Do you think that Japanese companies need to improve their treatment of female workers?
書いた内容をあんまり覚えてないのですが、覚えている部分を載せておきます。ライティングは撃沈したと思い込んでいたので、メモすら残してませんでした(^_^ゞ
First, one reason for the low birthrate in Japan is that most Japanese companies are not providing a good environment...日本の出生率が低い理由の1つに、ほとんどの企業が女性にとって子供を育てやすい(child raising)環境を提供していないというのがある、みたいなことを書きました。
Second, 女性にとって働きやすい環境を提供することで(or 女性の待遇を良くすることで?)、企業は優秀な女性を集めることができ、結果的にそれは会社の成功(success of the company)につながるはずだ、みたいなことを書いた気がします。正直、書いている途中で、あんまり説得力ないなと気づきましたが時間がなかったので押し通しました(笑)
For these reasons, I believe that Japanese companies need to improve their treatment of female workers.
ライティングはあんまり勉強できていないので、導入と締めは凝ったことはできず、テンプレ通りにしました。「英検新試験情報サイト | 旺文社」にある「英作文問題を解いてみよう!」のPDFを参考にしました。
「男女平等」に関しては、【 オンライン英会話 】で先生とわりとよく話すトピックだったんです。
ただ、男女平等について、きちんとしたエッセイを書く、ということはしたことがなかったので、かなり苦戦しました。
準1級のライティングでは120-150 wordsで書かないといけないのですが、構成を考えることに時間をかけすぎたせいで、時間が足りなくなり、120 wordsも書けなかったんです。おそらく100~110 wordsくらいだったと思います。
そのときは全然ダメだ~と思ったのですが、満点が獲れました。ぶっちゃけ、この満点はさすがに運が良すぎた気がしています。
● ライティングは運的要素が大きい
まず、そのトピックについて話す・書くことをしたことがなければ、説得力のある意見を書くことができないんですよね。せめて日本語ででも背景知識があれば、僕は【 瞬間英作文 】をしている(=和文英訳がある程度できる)ので、何とかなるんですよ。
今回満点が獲れたのは、たまたま僕にとって馴染みのあるトピックだった、という点は大きいです。
もちろん、いろんな社会問題について書けば書くほど、確率を上げることはできますが、それでも受験した日のライティングで、自分が得意なトピックに当たるかどうかという運的要素は非常に大きいと感じました。
また、1級を受験された方が、「私のライティングのスコアよりも高い!」と仰られました。準1級はLRWはそれぞれ750点満点ですが、1級は各850点満点なんですよね。
なので、準1級の人のスコアが、1級の人を上回る可能性は十分あります。
ただ、準1級の人のスコアが、1級の人よりも高かったとしても、1級の人よりも英語力が高いとは限らない、ということに今回気づいてしまいました。
今回の1級のほうのトピックは「Should democratic nations actively promote the spread of democracy to nondemocratic nations?」というかなり高度なものでした。
僕は【 オンライン英会話 】で、安楽死、世界平和、紛争、貧困、セクシャルマイノリティ、自殺、イスラム教など、わりといろんなトピックでディスカッションしてきました。
ですが、民衆主義の普及については話したことはないので、もし僕が1級を受けてたら完全に撃沈してます。。。そんなわけで、準1級のスコアと1級のスコアは単純比較できないなと。
また、「採点者」という運的要素もあります。
英検講師の山中昇先生も、ご自身のサイト「第5章 英作文の書き方|英検1級道場」で次のように仰っています。
「実はここ(ライティング)だけは採点者の主観が入り、点数の基準がよくわからない箇所です。採点基準は当然あると思うのですが、私の経験では、充分書けなかったと悔やんでいるのに高得点だったり、自信作なのに期待値を大きく下回ったりして、よくわからない部分です。
例えばもし、僕の前に採点された人のエッセイがものすごく悪い出来だったとしたら、相対的に僕のエッセイは良く見えると思うんですよ。人間が採点する以上、どうしても主観が入ると思うんです。
しかも、準1級は1人で採点するという話なので、採点者の運的要素はかなり大きそうだなと。
● 気づいたこと
1つは、ワード数が多少足りてなくても、内容がTOPICに沿っていて、そこそこ説得力のあるエッセイを書くことができれば「内容」「構成」はそこそこいい点数がもらえるっぽいなと。「語彙」と「文法」も満点だったのですが、そんな高度な語彙は使っていないです。っていうか使えないです(笑) ただ、関係詞と無生物主語構文(lead to)は使いました。
「文法」の項目では「文構造のバリエーションやそれらを正しく使えているか」といったことが評価されるので、関係詞や無生物主語構文(lead to / make OC / cause A to do / result in / allow A to do)などは使えるようにしたほうが良さそうです。
僕は無料フラッシュカード(単語帳)アプリ/ソフト「AnkiDroid/Anki」に無生物主語構文を含んだ英文を登録して、【 瞬間英作文 】で回すようにしています。
パラフレーズもあまり凝ったことはできなかったですが、「need to → should」「female workers → female employees / women」に言い換えました。今気づいたのですが、「improve their treatment → provide a good environment」も言い換えと言えるかも。
イッチー先生を始め、エッセイの書き方に関する本で「同じ語彙・表現は使わず、パラフレーズしなさい」というアドバイスをよく見かけるので、可能な限り言い換えていったほうが良さそうです。
今から思うと、「companies → businesses / corporations」「raise children → bring up / rear(育てる) children」「improve their treatment → improve working conditions (労働環境) for women」などに言い換えることもできたかなと。
英検のリスニングPart 2の英文は、無生物主語構文とパラフレーズの宝庫で、読解ほど語彙も難しすぎないんですよね。
なので、【 暗唱 】するくらいまで音読しておけば、ライティングや(2次試験の)スピーキングにおける無生物主語構文とパラフレーズのストックを増やすのに役立つはずです。
【参考】英検準1級 英作文で高得点を取るための書き方 5つコツ
● 英作文(エッセイ)で勉強してきたこと
実はわりと最近までどうやって勉強していこうか悩んでいたパートなんですよね。勉強を始めたのは2016年08月に入ってからなので、正直あんまり対策できませんでした。
英作文の勉強法でよくあるアドバイス、「30分測って実際に書くトレーニング」を日課に加えるべきだと思うのですが、新形式に変わったライティングでどう書けばいいのか分からなかったのと、テーマもよく分からなかったんですよね。
仕方なく、英検1級の英作文用のテキストを使いました。
このテキストの解答例の英文を無料フラッシュカード(単語帳)アプリ/ソフト「AnkiDroid/Anki」に登録して【 瞬間英作文 】で回しています。
この本のChapter 1では、英検のエッセイの書き方を学べるので、それは非常に勉強になりましたし、瞬間英作文でまわしたことで、エッセイで使える表現が増えてきつつあるので、ムダにはなっていないです。
【参考】英検準1級に合格したので英作文の対策と勉強法をまとめてみた
● 1級と準1級の英作文の違い
当然ながら、ワード数が違いますし(1級は200~240で、準1級は120~150)、準1級はPOINTSが2つなんですよね。また、第1回と今回の第2回のテーマ、最近知った「英検新試験情報サイト | 旺文社」にある「英作文問題を解いてみよう!」のPDFにある予想問題のトピック見てみると、どうも1級の英作文と準1級の英作文はテーマの雰囲気が違う気もします。
1級はよりグローバルでユニバーサルなものが多く、準1級は比較的ローカルで、日本の問題に焦点を充てている感じがしました。
ただ、まだ新形式に変わって2回目が終わったところなので、今後はどうなるか分からないですけどね(^_^ゞ
余談ですが、1級の英作文のトピックについては、1級ホルダー・おっちゃんさんのブログ記事「英検1級エッセイ問題を予想してみた」のまとめはとても勉強になるのでぜひ。
リスニング:592点 (18/29)
リスニング Part 1:やや難(9/12)
● 間違えた問題
No. 04 (4) 最初のほうの会話をきちんと聞き取れてなかったNo. 10 (4) 流れをきちんと追えてなかった
No. 11 (1) 肝心なところを聞き取れてなかった模様
自分的にはちょっと難しかったです。
あと、リサイクル問題が3題もあったのでビックリしました。TOEICと比べて英検は、ただでさえ問題数少ないのに、こんなにリサイクル問題出して大丈夫なの?と心配になりました(笑)
僕みたいに過去問をやりまくってた人にとってはラッキー回だったと思います。
● リスニングで勉強してきたこと
リスニングパートも、TOEICのPart 3・4でやってきた勉強法とほぼ同じです。【参考】TOEIC スコアもリスニング力も向上する勉強法 Part 3・4編
(2) すぐに答え合わせはせず、毎日1~2題ずつ解き直す
(3) 英文スクリプト・和訳・解説のあるページを印刷
(4) 脳内でディクテーション、精読で文構造、不明な語彙をチェック
(5) オーバーラッピング&シャドウイングを15~20日間やる
最初の頃は【 瞬間英作文 】や【 暗唱 】もやっていたのですが、TOEICやスピーキングの勉強時間を確保するために割愛しました。
リスニング Part 2:難 (6/12)
● 間違えた問題
No. 14 (4) 聞き取れそうで聞き取れなかったNo. 17 (2) 聞き逃した
No. 19 (1) 話がイマイチつかめなかった
No. 20 (3) 同上
No. 21 (2) 何となく話は分かったが正確に聞き取れていなかった
No. 22 (3) 同上
※( )内の数字は僕が選んだ不正解の選択肢です。
一番苦手なパートです。過去問をやっていると、10/12くらい獲れるときもあるのですが、今回のように半分くらいしか獲れないときもあり、正答数が安定しない = 勉強不足なトピックや語彙・表現が多いと撃沈するパートです(笑)
勉強時間してきたこと
Part 1とほぼ同じです。ただ、Part 1よりも知らない語彙が多いので、【 精読 】に時間がかかりますし、定着にも時間がかかるので、トレーニング日数も多いです。リスニング Part 3:易 (3/5)
● 間違えた問題
No. 26 (4) 肝心なところをきちんと聞き取れていなかったNo. 27 (3) 肝心なところをきちんと聞き取れていなかった
※( )内の数字は僕が選んだ不正解の選択肢です。
Part 3も苦手なんですよね。簡単な問題はすごく簡単ですが、難しい問題はどこがヒッカケなのかすら気づけていないです。
Part 3も1題だけリサイクルがありました。これがなかったら4/10だったかも(ノД`)
● 勉強時間してきたこと
Part 3もPart 1と同じです。Part 3は語彙はそんなに難しくないのですが、正確に理解するのが難しいパートなんですよね。よくできてるなぁと。うまく表現できないのですが、TOEICのPart 3・4とはまた違った難しさがあります。
リスニングパートは、最初の頃は20点以下しか獲れなかったのですが、過去問18回分でトレーニングしてきたことで最近は24~26/34くらいは獲れるようになってきました。今回の試験はひどい有様ですが(笑)
TOEICだと模試18回分もやれば、おそらく900点超えられると思うんですよ。ですが、英検は18回分やっても天井が見えてこないんですよね。未習得の語彙・表現がまだまだ大量にある感じがします。
範囲が広いので、未習得語彙やトピックの割合が少ない回は正答率がかなり高くなり、逆に未習得語彙やトピックが多い回は今回みたいにかなり低くなったりするなと。差が激しい。
1級合格への道のりは想像以上に長そうです( Д) ゚ ゚
スピーキング:520点
面接官は日本人の方が1人だったのですが、日本人と英語で話すのってやっぱりなんか変な感じです(笑)
以前、英会話クラブみたいなところに行ったことがあるのですが、「日本人同士なのになんで英語やねん」というのが頭から離れず、1回行ったきり辞めてしまいました。
外国人と話すために英語を学んでいるので、日本人と英語で話すのはなんか慣れないです。
(2) 父親と一緒にそのペットショップに行く。オウムを欲しがる子供と、それを買ってやる父親が何かを想像してる?
(3) 泣いてる子供。オウムが逃げたと言う。残念そうな顔をする両親。
(4) 外来動物が増えているという新聞のニュース?
Q. 1 4コマ目の父親だったら何を考えるか?
Q. 2 学校は子供が自然に触れる環境をもっと作るべき?
Q. 3 過剰な漁獲?
Q. 4 政府はクローン技術が~?
すみません。質問内容はほとんど忘却してまして、正確な内容を覚えていません(笑)
4つめの質問なのですが、試験時は「cleaning technology」と思ったのですが、試験が終わってから、「cloning technology(クローン技術)」だと気がつきました(笑)
動物に関するトピックがメインなのに、「掃除技術」は明らかにおかしいw
4コマ漫画も文法的に変なことを言った気がするので、もう不合格だと思います、と期待値を下げておきます。
とりあえず、今回試験を受けてみたことで、2分という時間を体に染み込ませる必要がある、イラストや写真を描写する英語力が足りない、質問を一発で正確に聞き取り、即座に答えるのが難しいという気づきが得られたので、それで良しとします。
● スピーキングで勉強してきたこと
【 オンライン英会話 】を4年くらいやってきたので、スピーキングに関しては「何とかなりそう」くらいの自信があったんです。が、準1級の2次試験の勉強をしていて、オンライン英会話で身につきやすい「自分の興味のあることを英語で話したり、社会問題について自分の意見を述べる英語力」と、「イラストや写真を見てそれを描写する英語力」は違うということに気づいてきました。
6月頃から、準1級の過去問にある4コマ漫画ナレーションの模範解答を【 瞬間英作文 】でトレーニングしてきたのですが、ここは【 暗唱 】のほうが良さそうな気がしています。
【参考】英検準1級に合格したので2次試験の対策をまとめてみた(ナレーション編)
また、社会問題Q&Aに関しては、試験監督者の質問を正確に聞き取って、しかも瞬時に答えるようにするトレーニングが必要だなと。オンライン英会話では、かなり時間をかけて答えていたことに気づきました。
あと、なんかけっこう緊張して、「Well, let me see... / That's a tough/deep question.」などで考える時間を伸ばす作戦を忘れていました。
普段そんなに頻繁に考えることがない社会問題を7秒以内に答えるって、ライティングよりも難しいな…(;´Д`)
全体の感想と今後の勉強
受かっていても落ちていても、準1級でしばらく勉強するつもりです。理由は4つあります。
First, 準1級をギリギリで合格できるレベルだと、どのみち1級で苦労する。
Second, 1級の過去問集は高騰しているので(笑)、比較的値段が安い準1級の過去問をやり込んでしっかり力をつけてから1級に挑んだほうが良さそう。
Third, 2次試験の4コマ漫画ナレーションや社会問題Q&Aは、状況描写力&ディスカッション力向上につながる。
Finally, しばらく準1級を受験して、勉強のやり方をブログでまとめておくことで、英検を勉強されている読者さんの役に立つはず。
語彙・読解・リスニングについては、すでに購入してある準1級の過去問の『2016年度版』をやり始めています。
この6回分を1月の英検の試験までには終わらせたいなと。
TOEICと違って英検は手探り状態ですが、この手探りな感じも楽しんでいる自分がいます。
試験の結果・振り返りは以上になります。参考になれば幸いです(=゚ω゚)ノ
● 2016年合格/英語学習 継続のコツ
【 語彙・読解・英作文 】
● 語彙:対策と勉強法
● 読解:対策と勉強法/キーワード200
● 精読/速音読
● 英作文:対策と勉強法/エッセイの書き方のコツ
【 リスニング 】
● 対策と勉強法 - Part別注意点
● 発音/音の連結・消失/ディクテーション
● シャドウイング/リピーティング
● 瞬間英作文/暗唱/速聴
【 二次試験 】
● 「4コマ漫画ナレーション」対策/「4つの質問」対策
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