TOEIC 800~900点突破のカギになる「言い換え」とは?

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対象:現在TOEIC 700~800点台で伸び悩んでいる/Part 3・4・7が苦手 
読了:約9分(4306字) 
公開:2013-03/13 
更新:2014-12/04 タイトル変更、全体的に加筆・修正 

TOEIC 800点前後で1年くらいウロウロしていた僕が、その停滞から脱出できた理由は2つあります。

  • あ~るさん(@r_toeic)さんのメルマガで「言い換え」について学んだ
  • 毎日Part 3・4の英文と和訳で瞬間英作文、Part 7の英文を毎日通読した


  • この「言い換え(パラフレーズとも言う)」について学び始めると、

    問題作成者の意図が分かるようになる
    →正解の選択肢と不正解の選択肢が瞬時に見極められるようになる
    →問題を解くスピードが上がる
    →最後まで解けるようになる

    その結果、2012年の10月に910点を取ることができました。

    もっと早く「言い換え」を学んでおけば、もっと早く900点台に到達できていただろうなと。そんなわけで、この記事ではその「言い換え」について、詳しくご説明していきたいと思います(=゚ω゚)ノ
     

    1.「言い換え」とは?


    TOEICをそれなりに勉強されている方はおそらくご存じだと思いますが、Part 3・4の問題音声、Part 7の問題文(本文)に出てくる語彙・表現は、設問や選択肢で「言い換え」られることがよくあります。

    例えば、問題文で「driver's license」と出てきたのが、正解の選択肢では「photo identification」と言い換えられたりします。

    なぜ言い換えられるのかというと、問題文に「driver's license」と出てきて、正解の選択肢にも「driver's license」とあったら、初心者でも正解しやすくなるからです。

    ヒロ前田先生の最新(2014年11月)の著書『TOEICテスト パート3、4 出るのはこれ!』によりますと、Part 3・4においては選択肢の約半分が言い換えられているそうです。




    2. 「言い換え」を学ぶことで得られる3つの効果

    (1) 正解を選びやすくなる・速く解ける

    TOEICを独学で勉強している上級者は、例えばPart 7の問題文で「Thank you for registering for our annual workshop...」というフレーズを見かけたら、


  • おそらくこの文書の書き手は研修の開催者で、読み手は参加者
  • 研修は毎年行われている
  • 去年と今年で、研修の場所・時間・内容が違う可能性がある
  • 選択肢では「annual」が「every year」に言い換えられてる可能性がある
  • 「研修講座は今年初めて行われた」という不正解の選択肢もありえる


  • といったことを瞬時に想定します。

    これは多くの問題を解いてきた結果、あらゆる「言い換え」のパターンがストックされてきたからです。

    そして、こういった推測が瞬時にできるようになると、Part 3・4・7において、正解の選択肢を選べる確率が上がりますし、速く解けるようにもなります

    速く解けるようになれば、即座に次の問題へ進むことができるので、

  • Part 3・4では【先読み】のリズムを維持しやすくなる
  • Part 7も時間内に解ける

  • ようになってきます。

    つまり、Part 3・4・7においては、「言い換え」のパターンをたくさん知っていればいるほど、高得点が取りやすくなるというわけです。


    (2) 問題作成者の心理が見えてくる

    あ~るさんのメルマガを読んでると、問題作成者の心理みたいなものが分かるようになってきます。

    これが分かるようになると、設問に絡みやすい語彙・表現、不正解の選択肢になりやすいもの、正解の選択肢になりやすいものなどが何となく分かってくるようになるんです。

    もちろん、問題文で正確な根拠を見つけることが一番大切だと思います。


    ですが、リーディングセクションで450点くらいになるまでは、英文を読むスピードが遅いので、最後は何問かぬり絵してしまうんです。
    (ぬり絵:テキトーにマークすること。主に、Part 7で時間がなくなって最後にザッと塗り潰していく悲しい作業を指す)

    ぬり絵するくらいなら、各文書で「こりゃ解答の根拠を探すのにかなり時間がかかりそうだな…」という設問を捨てて、自分の今の実力で確実に解けるであろう問題に対処した方が、リーディングセクションの正答率は上がります。

    その捨てる設問に対して、「何となくこの選択肢は正解っぽい」という直感はすごく役立ちます。

    もちろん、見事にヒッカケ問題にヤラれる場合もあるので(笑)、時間がないときの最終兵器としてご使用下さい。


    (3) ゲーム感覚になり、勉強・試験が楽しくなる

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    「言い換え」パターンのストックがたまっていくと、問題文を読んだときに、上述したように、いろいろ推測できるようになり、瞬時に正解の選択肢が選べる割合が増えてきます。

    そうなってくるともうゲーム感覚です。楽しくなってきます(ノ´∀`)ノ

    普段の問題集を解くときも楽しいですし、模試を解くのも楽しいです。

    試験中も楽しくなってくるので、異様に緊張することはなくなりますし、冷静に問題に対処できるようになります。

    アメリカでは、テストを受ける人に「Enjoy your test.」と励ましの言葉を掛けたりするそうですが、あ~るさんのメルマガを読んできたことで、僕は間違いなくTOEIC testをenjoyできるようになってきました。それがTOEIC 910点獲得という結果に結びついているのは間違いないです。




    3.「言い換え」パターンの効率的な増やし方


    あ~るさん という方は、2013年3月現在、TOEICで7回満点を取得し、ニコ生でTOEICラジオもされておられ、個人的には、TOEICの専門家のお一人だと思っています。

    そして、そのあ~るさんのメルマガは、主にそのTOEICによく出る「言い換え」フレーズを集めたメルマガなんです。

    「言い換え」フレーズのストックを増やすには、本来、多くの問題集を解いたり、Part 3・4・7の英文を何度も音読したりする必要があります。もちろん、それは重要です。僕もずっとやってきました。

    ですが、あ~るさんのメルマガ・書籍を読むことで、TOEICによく出る「言い換え」を効率的に学ぶことができるのです。


    あ~るさんのメルマガ

    まずは、無料メルマガのバックナンバーがWeb上で70通も読める!ので、そちらを先に読まれるといいと思います。

    【参考】TOEIC本番ですぐに反応できて正解率up!言い換えフレーズコレクション(無料版)

    この無料版のメルマガを全部読むと、「言い換え」のパターンや傾向は何となくつかめてくると思います。それでもし、最新の言い換えも学んでおきたい」となったら、次の有料版のメルマガを申し込んでみてもいいかもしれないですね。

    【参考】TOEIC(R)TEST 言い換えフレーズコレクション(有料版)


    あ~るさんの「言い換え」Kindle本

    メルマガは登録がわずらわしいと感じる方もおられると思うので、そういう方はあ~るさんが執筆された「言い換え」本を購入する方法もあります。




    メガドリル リスニング

    「メガドリル」シリーズのリスニング編のPart 3・4はあ~るさんが解説されています。「言い換え」が分かりやすく記載されてあるのでオススメです。

    リスニングパートが12回分(1200問)収録されたドリル形式の問題集になります。問題量重視のため、解説は超詳しいというわけではないですが、レイアウトや構成は勉強しやすいように工夫されてあります。毎日解きたい中上級者向けだと思います。






    4.「言い換え」はTOEIC以外でも役に立つ

    (1) 英文はよく言い換えられる

    最近分かってきたことなのですが、「言い換え」というのは、何もTOEIC特有のものではないんですよね。

    TOEIC以外の英文もよく読むようになりましたが、「言い換え」というのは、英文ではよく使われるライティングのテクニックの1つなんです。ニュース記事などで多いと感じます。

    なぜ「言い換え」るのかというと、同じ語彙・表現を何度も使うと、子供っぽい感じがするからです。日本語でもそうですよね。


    (2) 英検・TOEFLにも役に立つ

    最近英検1級に向けて勉強していますが、英検にも言い換えはたくさん出てくるので、TOEICで学んだ「言い換え」がとても役に立っています。

    「あーこれは○○を言い換えたヤツだな」
    「これは言い換えられてないからヒッカケの選択肢かも」

    といったように選択肢に対して敏感になります。

    そんなわけで、TOEICで「言い換え」を勉強することは、将来英文を読む書く・話すとき、英検やTOEFLを受けるときにも役立ちます




    5.「キーワード」でより高速に読める・解ける


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    「言い換え」同様にぜひ学んでいただきたいのが、【キーワード】です。

    TOEICのPart 3・4の問題音声、Part 7の問題文には、話の流れがつかみやすくなる語彙、問題の答えやヒントによく使われる語彙というものがあります。

    例えば、メールの冒頭で「Thank you for...」とあれば、「企業側の人がお客さんに感謝を言う」ケースが多かったり、文の途中で「Unfortunately, ...」と出てきたら、何か悪いこと・不都合な点について述べようとしていることが分かります。

    こういった【キーワード】をたくさん知ってると、


  • Part 3:会話の流れ・話のトピック・話者の関係性
  • Part 4:トークの流れ・誰が誰に対して話しているのか
  • Part 7:話の流れ・誰の誰に対する文書なのか


  • などを推測しやすくなります。

    そんなわけで、僕が今まで出会ってきた「これは重要だ!」と感じたキーワード・キーフレーズを次の記事にまとめてあります。800点前後の方に「ツウさん、素晴らしいです!」と大好評をいただいているので、ぜひ読んでみて下さい。

    【参考】TOEIC Part 3・4・7 攻略のコツ&重要キーワード400


    「言い換え」と「キーワード」を学んで、ぜひとも高得点をゲットして下さいね!(・∀・)/

     
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