
ドラゴンクエストVIII for スマートフォン - SQUARE ENIX
対 象:ドラクエやFFが大好きな英語学習者
読了時間:約21分(10254文字) 公開日:2013-5/4
更新履歴:14-3/29 読みやすくなるように全体的に加筆・修正。
今まで英語をやってきて、「英語学習って、ドラクエやFFなどのRPGに似てるなー」って思うことがよくあったんです。コツコツ経験値をためないといけなかったり、900点取ったときの達成感と隠しボスを数時間かけて倒したときの達成感とか。
ドラクエやFFから学んだことって、英語学習や人生に役立ってるなと。そんな感じで、アイデアがいろいろ浮かんできたので、まとめてみることにしました。
英語やTOEICの勉強で悩んでいる方のブレイクスルーやヒントになれば幸いです!ヾ(゚Д゚ )
1. アビリティ「英語」を磨く

ファイナルファンタジーV - プレイステーション® オフィシャルサイト
ファイナルファンタジー(以下FF)シリーズでお馴染みの「アビリティ」という概念がすごく好きなんですよ。FFで言うところの「アビリティ」というのは、ジョブ(職業)に就くことで習得できる魔法や特技のことです。
「英語」を自分のアビリティとして真剣に伸ばしていく。そういうスタンスで勉強すれば、必ず英語力は伸びます。
●単語を覚える=呪文・特技を覚える
レベルが上がって呪文や特技を覚えたとき、すごくワクワクしますよね。「やっとルーラ覚えた!キメラのつばさ買わんくて済むわ」
「スクルト習得!これでボス戦ラクになるなー」
「よし、メラミ覚えたからカンダタ2倒しに行こかな」
※カンダタ2…ドラクエ3に出てくる中ボス。1回目に出てきたときと、なぜか体色が違う。
新しい語彙・表現に出会ったときも、僕は同じようにワクワク感じています。
最近では、「Good try.」という表現を覚えました。
によりますと、アメリカでは、スポーツなどで例え失敗したとしても、挑戦したことに対して「Good try!」と言って子供をほめたりするそうです。
(まぁ、すべての親がそうではないと思いますが)
こういう表現って、日本語にはないよなーって思うんです。
日本人は、「できて当たり前で、失敗したことを責める」傾向にあるように思います。減点思考というヤツです。この育て方では、失敗を怖がるように育ってしまうと思うんですよね。
あ、話が脱線していきそうなので、元に戻します(笑)。
このように、言葉には一つ一つ、その言葉の持つ意義や、その言葉が使われる背景が必ずあるんですよね。それを調べていくと、けっこう面白いんですよ。
ですので、新しい語彙・表現に出会ったときや、どうしても覚えられない難しい語彙は、単に訳語や例文を見るだけでなく、語源や語義イメージを調べてみたり、上記のような書籍で「調べ直す」ことによって、記憶に定着しやすくなるとともに、自分が使える語彙になっていきます。
そして、この「自分の使える語彙や表現が増える」という感覚が、RPGで「自分の使える呪文や特技が増える」感覚と非常に似ていると思ったんです。
使える呪文や特技が増えれば、それだけ戦略・戦術の幅が広がるじゃないですか?
それと同じで、使える語彙や表現が増えれば、自分の言いたいことがより的確に、伝わりやすくなり、表現力の幅も広がります。
ですので、新しい語彙・表現に出会ったときは、「この語彙・表現は、どんな意味があって、どういう場面・状況で使えるんだろう?」といった好奇心を持って調べていくことをお勧めします。
【関連記事】
●【英語】苦手な単語を確実に覚えるための10の方法
●レベルアップは小さな経験値の積み重ね

ドラゴンクエストV 天空の花嫁 - SQUARE ENIX
本屋さんにいくと「1ヶ月でペラペラ」「1ヶ月でTOEIC 900点」みたいなタイトルの英語書籍がありますが、実際に1ヶ月でペラペラになった人や900点を取れた人を僕はお見かけしたことがありません。また、生まれて1ヶ月でペラペラになった赤ちゃん、見たことあります?
僕らはすでにドラクエやFFから学んでいるんです――小さな経験値の積み重ねがレベルアップにつながるってことを。
レベル上げはやっぱり、毎日コツコツが大切なんです。
確かに、ずっと英語の勉強を続けていくと、たまにメタルスライムに出会って、「かいしんのいちげき!」や「どくばりがきゅうしょをちょくげき!」が決まって数匹倒したときのように、大幅にレベルアップを感じるときもあります。
※どくばり…ドラクエ3から出てきた武器。急所に当たると必死。メタル系で当たるとよく狂喜乱舞した。
ですが、それは普段の積み重ねがあってこそ、なんですよね。
●レベル上げを楽しめると英語はグッと伸びる

ニンテンドーDS版『ドラゴンクエストVI 幻の大地』スペシャルサイト
大人になると、RPGをじっくりプレイできる時間があんまりないので、レベル上げがついつい面倒に感じてしまいますが、
レベル上げを楽しめる人は、
●効率よくレベルを上げられるエリアをネットや攻略本で探す
●モンスターの弱点属性を調べる
●今まで使ったことのない呪文・特技・アイテムを試してみる
という感じで、いろんなことを調べたり、工夫したり、試したりしてる気がします。
同様に、英語やTOEICにおいても、普段の勉強やトレーニング自体を楽しめる人は、
●どうすればもっと効率的に覚えられるかを
ネットや英語指南書で調べてみる
●自分の苦手な部分を分析してみる
●今までに試したことのない勉強法・トレーニングを試してみる
ということをしていると思います。
RPGでレベル上げを楽しんでいる人と、英語で勉強やトレーニングを楽しんでいる人は、何となく似てるなと。
確かに、
「TOEIC 730点取ったら○○を買う」
「月○○時間勉強したら美味しいスイーツを食べる」
という、頑張ってる自分へのご褒美も大切だと思います。ですが、普段の勉強・トレーニングを楽しめるように工夫することが、一番「継続は力なり」につながりやすいと確信しています。
【関連記事】
●英語版「となりのトトロ」の歌で楽しく発音練習&リーディング
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●英会話の上達に効果抜群の独学勉強法「瞬間英作文」
●「HP」は「さいだいHP」を超えない
これは、今の自分の限界を超えるような何かをしないと、今よりも一つ上のレベルには成長できない、って言いたかっただけです(笑)。例えば現在、英語力やTOEICのスコアがしばらく伸び悩んでいるようであれば、
●30分~1時間だった1日の勉強時間を2~4時間にしてみる
●1周終わった問題集を10周してみる
●今まで避けてきた、瞬間英作文や暗唱のトレーニングを試してみる
などをやってみることで、ブレイクスルーにつながることは多いです。
英語初心者の方で、今までTOEICの参考書や問題集を最後までやり終えたことのない人は、一度最後までやり終えてみて下さい。
また、参考書や問題集を1周しかしたことのない人は10周してみて下さい。問題を解くスピード、リスニング時・リーディング時の反応速度が確実に変わります。
そして、音読やシャドウイングの回数をいたずらに重ねるだけのトレーニングに甘んじている人は、瞬間英作文(和文英訳)や暗唱を試してみて下さい。リスニングパートの英文・和訳を使って、瞬間英作文や暗唱した後に、その音声を再度聞くと、文頭からきちんと理解できるようになります。
例えば、TOEIC Part 5・6対策本「文法特急」シリーズ。
こういったタイプの問題集は、5周すると、問題はほぼ間違えなくり、10周もすると間違えないようになることはもちろん、かなり速く解けるようになります。
この境地は、1~3周くらいしかしたことがない人には分からないです。
ですので、自分の「さいだいHP」を増やしてみましょう、というお話です。
※さいだいHP…命の木の実で増やせるステータス。管理人は木の実を誰に使うか迷って最後まで残してしまう派。
TOEICで勉強されている方は、次のような記事で「さいだいHP」を増やす方法が見つかると思います(・∀・)b
●TOEICの点数が伸びない人によくある7つのパターンとその対策
●TOEIC リスニングが苦手な人によくある5つのパターンとその対策
●TOEIC リーディング Part 5・6が苦手な人によくある症状とその対策
●TOEIC リーディング Part 7が苦手な人によくある症状とその対策
●次のレベルまであと…
今まで4000時間くらい勉強してきて、ふと思ったことなんですが、どうも英語にも「○○時間やると□□のレベルになる」みたいなものがあるっぽいです。TOEICにおいても目安があります。
TOEIC講師のTEX加藤先生がマイナビのインタビューで、
毎日3時間勉強すると、3カ月間で約100点スコアがアップするという結果がでました。つまり、200~300時間勉強で100点もアップすることができるのです。
とおっしゃっておられます。
※僕の場合、サボりまくったのもあって、もう少し時間かかりました(~∀~;)
また、900点をめざすなら、
●少なくとも1500時間勉強する
●模試10~15回分の音声・英文をほぼ完璧(約9割)に覚える
必要があります。
詳しくは、「TOEIC 730点・900点を取るのに必要な勉強時間と問題数」をご覧ください。
もちろん、何の勉強をどういうやり方でやるかによって、成長の仕方は違うでしょうし、成長の速さも変わるとは思います。ですが、「何をどれだけやれば、どういうスキルが伸びるのか?」が分かりにくい英語においては、目安があると勉強しやすくなるなと。
マラソンも中間地点ってありますもんね。
【余談】
最近のドラクエって、いちいち王様や神父様に聞きに行かなくても、「つよさをみる」で「次のレベルまでの経験値」が分かるので助かりますね。
●自分の成長のさせ方は人それぞれ

ドラゴンクエストX 公式プロモーションサイト
確実に廃人になる自信があるので、ドラクエ10を買わないように何とか耐えているツウです(笑)。
そのドラクエ10では、自分の職業を選択するときに、
●「せんし」で敵をタコ殴りにするのが好きな人
●「まほうつかい」になって全体攻撃するのが好きな人
●「そうりょ」でサポート役になるのが好きな人
※そうりょ…回復系の呪文が使える職業。ドラクエのお陰で知った言葉の1つ。
などに分かれるようです。
また、最近のドラクエでは、盗賊の「ぬすむ」など、特定の特技を覚えるために一時的に転職したりしますよね?
この発想って、自分の勉強の方向性や、リアル自分の職業(仕事)選びにも役立つなと。
「英語ってどう勉強していったらいいのか分からない」という方ってけっこう多いのですが、英語の勉強の仕方も、RPGと同じように、自分のめざすべき理想の仕事(職業)や、身につけたいアビリティ(特技)は何か?を自問してみるといいです。
英語を勉強し始めた頃は、
「洋画を字幕なしで見られるようになりたい」
「ネイティブ並みにペラペラに話せるようになりたい」
といったステレオタイプ的な目的で英語を始める人は多いと思うのですが(笑)、
TOEICが楽しければ、TOEICを中心に勉強していけばいいし、海外ドラマが面白ければ、海外ドラマで音読やシャドウイングしていけばいい。最近なら、TEDやポッドキャストなんかもアリですよね。
当然、英語の基本である、発音や文法学習などはやっておく必要があります。
ですが、基本をやった後は、自分という唯一無二のキャラを、好きなように成長させていきましょう(=゚ω゚)ノ
【関連記事】
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●やらない人は損してる!発音を学ぶことで得られる4つのメリット:英語耳
●英文法が苦手な人にこそ読んで欲しい!おすすめ文法書8選と勉強法
●TOEIC攻略はボス攻略と同じ

ドラゴンクエスト for スマートフォン - SQUARE ENIX
ボスを攻略するとき、人によっては「俺は一切準備しないぜ!」という方もおられると思います。
ですが、僕みたいに「ボスは確実に倒したい」タイプの人は、攻略本や攻略サイトでボスの倒し方などの情報を集め、レベル上げをしっかりして、武器・防具はその町で最も強力な装備にしておくと思います。
TOEICの攻略も同じです。
例えば、Part 3・4の正答率を上げるためには、設問や選択肢を瞬時に理解する必要がありますし、リーディングセクションを時間内に解き終わるためには、タイムマネジメントを徹底する必要があります。
本番を想定した準備力。
そのためには、普段から模試のPart 3・4の設問・選択肢を速読するトレーニングをしたほうがいいということになりますし、
リーディングセクションのタイムマネジメントを考えると、普段から問題集を解くときは時間を測って解く必要がありますし、読むのが遅いという人は、Part 7の英文を精読した上で何度も音読・速読して、正確に速く読むリーディング力を身につける必要があります。
僕の知る限り、留学せずに独学でTOEIC 900点を取る人たちは、こういったこと一つ一つ確実にやっていってます。TOEIC 900点というボスキャラを攻略するには、相当な準備が必要です。
(ドラクエ5なら、TOEIC 900点を「ミルドラース」とすると、990点は裏ボスの「エスターク」)
2. アビリティ「英語」を人生に活かす
●「まほうつかい」はどこで、誰と組むべきか?

ドラゴンクエストIII そして伝説へ… - SQUARE ENIX
ドラクエ3のイシスの北にあるピラミッドの地下1階で、「おうごんのつめ」という武器が手に入りますが、その地下1階、呪文が使えないことを覚えておられます?
※おうごんのつめ…武闘家専用の武器。売ると財布がホクホクに。初プレイ時はなぜか怖くて売れなかった管理人。
そこでもし、あなたが「まほうつかい一人旅」をしていた場合、ピラミッドの地下1階には絶対行かないと思うんです。
それは、呪文が使えることが強みである「まほうつかい」が、呪文が使えない場所に行くのは、不適材不適所だと知っているからです。
英語人生もこれと同じで、まず、自分の強みを明確にした上で、自分の強みが発揮できるエリアで戦うべきなんですよね。
例えば僕みたいに、社会人になってから英語を始めた人は、小さい頃からアメリカに住んでいた「バイリンガール英会話 Bilingirl English」のちかさんのような方々には、どう足掻いても敵わないわけですよ。だから、彼らと同じエリアで戦ってはいけない=同じことをしてはいけないんです。
自分の強みを把握し、その強みを活かせるエリア=人と違う何かを探し、そして、自分の強みを活かせる人たちとパーティを組むことが大切だなと思います。
「でも、そもそも自分には強みと呼べるものがないでやんす」という方もおられると思います。そういう方は次の項目へ(・∀・)b
●社会人は「赤魔道士」をめざせ!

FINAL FANTASY Ⅲ - SQUARE ENIX
※ジャンプするといきなり音楽が鳴り出すので注意!
中級レベルまでの白魔法と黒魔法が使え、戦士ほどではないけれども、そこそこ戦士系の強力な武器が使えて、なおかつ、物理攻撃力もそこそこある、FFのジョブ「赤魔道士」。
大人になってから英語を始めた人は、この「赤魔道士」をめざすべきだと思うのです。
上述したように、「英語」というアビリティ1本だけでは、小さい頃から英語をやっている方々には敵いません。
「赤魔道士」は、魔力、使える魔法のレベル、最大MPにおいて、「黒魔道士」や「白魔道士」にはかなわないのと同じですね。
※黒魔道士…攻撃系の黒魔法がすべて使えるジョブ。白魔道士は回復系ジョブ。
ですが、大人になってから英語を始めた人は、帰国子女が持っていない、英語以外のアビリティ(強み)を必ず持っているんです。
友達が言っていて「なるほど」と思ったのですが、人間のステータスって、トータルは変わらないと思うのです。
戦士のように力が強いと、魔法防御が弱かったり、素早さが低かったり、黒魔道士や白魔道士のように魔法が使えるキャラは、物理攻撃力やHPが低かったりしますよね?
僕と同じように「飽きっぽい」という人は、「新しく何かを始めたり、何かを変えることにあまり抵抗がない」というアビリティを持っていたりします。
また、最近読んだ「聴覚障害者の強み - 高齢・障害・求職者雇用支援機構」というページに次のようなことが書いてありました。
”聴覚障害を持つ人の集中力というのは健聴者の比じゃないということ。健聴者のほうが耳から不必要な情報が入るせいか、集中力が途切れがちなんです。
この、聴覚障害者がもつ『際だった集中力』は、歯科技工士という仕事において非常に有力な武器だと思いますね”
つまり、苦手なことがあるということは、その分、必ず何かに秀でているってことなんですよね。
また、「弱み」が「強み」になるケースもあります。
僕の「高卒」というのは、「大卒」と比べたら就職や転職では弱みになりますよね。
ですが、去年1000はてブを記録した大ヒット記事「高卒の僕が独学でTOEIC 900点を取るまでにやってきた40のこと」は、おそらく「高卒の人でもTOEIC 900点が取れるのなら、自分にもできるかもしれない」と思っていただけるタイトルだったのではないかと。
僕が「高卒」であることで、人に希望を与えられ、結果的に読者の英語力やTOEICスコア向上につながったとしたら、「高卒」は僕にとってもはや「弱み」ではなくなります。最近ではネタにしてるくらいですから(笑)。
「強み」は、人と比べるのではなくて、自分の中で相対的に比較して、どのアビリティが秀でているかを自分で見つけて上げることが大切だと思うのです。
英語 + 何か、自分のオリジナルアビリティ(強み)を磨いていく。
「自分のアビリティが分からん」という人は、自分のアビリティを見つける面白い方法の一つに、「ストレングスファインダー」というのがあります。
●自分の「強み」の見つけ方
この本には、アクセスコードが付いてまして、「ストレングスファインダー」のウェブサイトでそのコードを入力すると、全部で34項目ある強みのうち、自分の強みベスト5を見つけることができます。これらの本を購入する際の注意点として、中古だとそのアクセスコードが使用済みである可能性があるので、診断テスト目的で購入する際はご注意。
内容を想像しにくい本だと思いますので、本屋さんでチェックしてみたほうがいいと思います。
ちなみに僕は、
1. 最上志向:優秀な人・熱い人から影響を受けることで成長できる
2. 学習欲:1つのことを極めるより、新しいジャンルを学んで開拓していくのが好き
3. 目標志向:目標設定をすることで前にガンガン進める
4. 社交性:新しい人と出会うことで強みを発揮できる
5. ポジティブ:自分に対してだけでなく、他者に対しても前向きなエネルギーを贈れる
でした。当ブログを熟読されている常連さんには「確かに」と思っていただける結果かなと(笑)。
また、ストレングスファインダーをやらなくても、
●自分が小さい頃から続けていること
●自分が一番時間を費やしていること(仕事・趣味・勉強)
●心の底から楽しめること
●本棚にある本でもっとも多いジャンル
などはたいてい自分の強みになります。その強みを磨いていけば、必ず自分の「オリジナルアビリティ」になります(・∀・)b
「そういうのすらない…orz」という人は、今から作ればOK。「自分はどういうアビリティを身につけたいのか?」をしばらく自問してみるといいと思います。
すぐに答えは出てこないと思いますが、興味のあることに片っ端からトライして、常に自問するようにしていたら、潜在意識が答えを見つけてくれるので、あるときパッとひらめきます。
●どんなジョブでも必ず何かを学べる
最初の項目で、ジョブ(職業)とアビリティの話をしましたが、これについてもう少し触れておきたいと思います。僕の前ジョブは「サポートセンターの電話オペレーター」で契約社員でした。
当時、知り合いの社長さんには「君、電話オペレーターなんて仕事してたらアカンで」とバカにされました。彼からしたら「電話オペレーターなんて、底辺の仕事」というわけです。
ですが、その底辺ジョブで、パソコンやネットに詳しくないおじいちゃんやおばさんのサポートを6年半やり続けました。トータルで約2万5千人に上りました。また、当時、論理的思考・問題解決などのビジネス書やハウツー本を読みまくりました。
そのジョブで習得した「問題を抱えた方の症状から原因を切り分け、その方の嗜好・レベルに合わせて分かりやすく説明し、解決に導く」というアビリティが、この月間15万PVブログの屋台骨になっています。
底辺と呼ばれるアルバイト・契約社員の仕事であっても、例えブラック企業であっても、自分の心掛け次第で、さまざまなことが学べますし、アビリティが身につくんです。
(とは言え、ブラック企業でずっと働き続けることを推奨はしないですがw)
結局、自分次第なんだなと。
ジョブ(職業)に貴賎なし、です。もちろん、法や倫理に触れるジョブはダメだと思いますが(笑)。
ですので、英語も大事ですが、仕事をしている人は、仕事も一生懸命やっておきましょう。それがいつかどこかで、必ず役に立つときがきます。
スティーブ・ジョブズも「スタンフォード大学でのスピーチ」で、「将来何らかの形で点(自分が興味を持って一生懸命やってきたこと)がつながると信じなければならない」といった言葉を残しています。
●人生はまさにRPGなり

ドラゴンクエストIV for スマートフォン - SQUARE ENIX
皆さんご存知だと思いますが、RPGは「Role Playing Game」の略ですね。
「play a role」で「役割を果たす・演じる」という意味になります。「role」には「役割」以外に「社会的な役目、任務」という意味もあります。
人生とは、自分というキャラクターに与えられた何かしらの役割(使命・ミッション)を果たすものという考え方が、僕にはシックリくるんです。
そして、その役割を果たすために、人生ではさまざまな試練が与えられるわけです。
もちろん、僕は聖人君子ではないので、その試練の渦中にいるときは、冷静に・客観的に捉えることはできないですが、スティーブ・ジョブズが、「スタンフォード大学でのスピーチ」で、
私がアップルをクビにならなかったら、これらのこと(NeXTとピクサーを立ち上げ、結果的にアップルに戻ってきたことなど)は1つも起こらなかったと私は確信している。
ひどい味の薬だったが、この患者(自分)には必要だったのだと思う。
と語っていたのが印象的でした。
どうも、失敗・逆境・挫折は、必要に応じて、人生のそれぞれのエリアで用意され、それらは自分を磨くために必要な試練っぽいなと。
そして、試練があるからこそ、それを乗り越えようと試行錯誤することで成長できるわけで、試練を乗り越えたときは、さらに冒険を楽しむことができるようになるんですよね。
僕はヘナチョコなのでそういう意識でいることはなかなか難しいのですが(笑)、そういった冒険者の気持ちで、英語人生を旅していけたらいいなと。
冒険の始まりは、もちろんこの曲っす!(`・ω・´)b。
ドラクエ9バージョンのオープンニング(ロトのテーマ)の出だしも好き♥
調べてみたら、CDも出てたので一応載せておきます。
【余談】英語版DSドラクエ・FFをやる
お手持ちの国内版のDSで、英語版(海外版)のDSソフトを遊ぶことができます。(国内版3DSで、海外版3DSソフトは稼働しないのでご注意!)
つまり、英語でドラクエやFFができるんです!懐かしの名作をぜひ英語で。
ただ、ネイティブ向けに作られてあるので、そこそこ英語が読めるリーディング力がないとちょっと厳しいです。目安としては、TOEICのリーディングで400点以上あると、辞書を引く回数はかなり減らせると思います。
詳しくは、「英語でドラクエ?!昔ハマったゲームを海外版DSソフトでプレイして英語を学ぶ」の記事をご覧下さい(・∀・)b

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