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Albums of the Month

Albums of the Month (2024年9月)

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9月10日から始まったL'Arc~en~Ciel公式X上でのカウントダウンにテンションが上がってしまった私。10日は「3」、11日は「2」ときたので「0」になるのは13日の金曜日。hydeは13とか666みたいな不吉な数字が好きなので、これは13という数字がキーになっている…?もし2025年の初頭にアルバムがリリースされたら13年振り13枚目だし、これはもしや…。


などと思っていたら、Perfumeやベイブレードの公式Xでも同じタイミングで同様のカウントダウンを開始しており、13日になるとTVアニメ「BEYBLADE X」のOP曲をラルクが、ED曲をPerfumeが手掛けることが発表された。アルバムの発表ではなかったことでやや肩透かしではあったものの、OP曲となるニューシングル「YOU GOTTA RUN」は10月に配信リリースということで、ラルクに関しては新曲がリリースされるだけでもありがたいというものだ。


でもまだアルバムの望みはあると思っている。今回のカウントダウンも実はフリなのでは?前作アルバム『BUTTERFLY』は2012年2月リリースだから「13年ぶり」と謡うのであればせいぜい来年の夏ごろまでだろうけど、それまでに「13日の金曜日」は今年12月と来年6月の2回ある。例えば12月10日に再び同じようなカウントダウンが開始され、13日に「13年ぶり13枚目のオリジナル・アルバム、2025年6月13日(金)リリース!」という線もあるのではないだろうか。


前作『BUTTERFLY』には、アルバムの4年前にリリースされたシングルも収録されている。欧米のアーティストだとそんな事例はほとんどないが、J-POPにおいては何年も前のシングルでも次のアルバムに収録してしまうのはわりとある話だ。『BUTTERFLY』以降のシングルも今回の新曲で6枚目になるし、それらを全部収録して残り5曲ほどを半年くらいかけて作れば6月にアルバム出せるのでは…?まあそこは「才能と個性のぶつかり合い」のバンドなので、そんな簡単な話ではないのだろうけど。


そんなわけで2024年9月に初聴きした音源まとめ。久々に旧譜もあるし、邦楽×2、洋楽×2、K-POP×2でバランスの取れたラインナップになった。






彩Saya / 彩:Saya (2024)
★★★★☆
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沖縄電子少女彩から彩Sayaにリブートして初となるアルバム。自身のアイデンティティとしても機能していた「沖縄」「電子」「少女」の冠を全て取り去るというのは相当の覚悟が必要だったはずなので、一体どんな作風になっているのか「期待8:不安2」くらいでとても気になっていた。


まず一曲目の「ミレニアムベイビー」で度肝を抜かれた。よりポップな方向に行くことはある程度予測していたし、これまでも「white」「仮面」「勇気とダイヤモンド」などにさんざん驚かされてきたけど、またもやこんなに驚かされるとは…。この曲はいわばリブートの決意表明的な立ち位置なのかもしれない。アコースティック・ギターを前面に押し出してJ-POPマナーに則ったメロディアスなこの楽曲は、同じ沖縄出身であるCoccoをも連想させた。


新しい一面が見れたことに喜びつつも、「もしアルバム全体がこういう曲調だと、これまでのダークで実験的な電子音が好きだった自分としてはちょっと寂しい気もするな…」という思いもあった。が、2曲目「Don't hurt yourself」はドラムンベース調で従来の電子的な路線が展開されその懸念も払拭。さらに新垣睦美をフィーチャーした3曲目「赤田首里殿内」ではこれまで以上に民族的な要素が強まり、さっきまでのJ-POP感は何だったんだと言わんばかりの対極的なサウンドを展開。冒頭3曲でこの振れ幅はなかなか凄い。


その後も重厚な琉球ダブステップ「母の海」、ダビーな「てぃんさぐぬ花 feat:HARIKUYAMAKU」、ハウス・チューンの「チュー!ハイサイ!ハイタイ! feat.ORIONBEATS」、そして「NEO SAYA」に収録されていた「リズム」にアーメンブレイクのサンプリングなども加えてリメイクした「リズム-鼓動-」などが続き、改名によってより自由になったからこそ生み出すことができる、奔放で貪欲なチャンプルーアルバムになったと思う。今後の活動もますます楽しみになった。

彩Saya - "交わる魂"




優河 / Love Deluxe (2024)
★★★★☆
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TVドラマ「妻、小学生になる。」主題歌に起用された「灯火」、そしてその曲を収録したアルバム『言葉のない夜に』でも話題を集めたSSWの新作。岡田拓郎プロデュース、レコーディングメンバーは魔法バンドという点は前作と変わらないが、リズム・アプローチに重きを置いてダンサブルな作風になっているのが大きな変化となっている。

優河 - "Don't Remember Me"




LE SSERAFIM / CRAZY (2024)
★★★★☆
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5人組ガールズ・グループによる、早くも今年2作目となるミニアルバム。アップテンポでダンサブルなタイトル曲「CRAZY」をはじめ、「Pierrot」や「1-800-hot-n-fun」などヒップホップ要素も強め。ちなみに最近やたらとメガネっ子スタイルなユンジンVer.を購入。

LE SSERAFIM - "CRAZY"




xikers / HOUSE OF TRICKY : WATCH OUT (2024)
★★★★☆
xikers HOUSE OF TRICKY WATCH OUT

先輩ATEEZに続けと言わんばかりに快進撃を続けるKQエンターテインメントの10人組ボーイズ・グループ。こちらもルセラ同様に今年2枚目のミニアルバム。カムバのペースが速いのは今勢いがあることの証。


前作『HOUSE OF TRICKY : Trial And Error』のイントロダクションだった「Trial and Error (whereabouts)」のエクステンデッド版とも言えるタイトル曲「WITCH」がとてもカッコイイ。やはりEDENおよびEden-aryは裏切らない。

xikers - "WITCH"



というかこの曲、ダンスパフォーマンスが凄い。韓国の音楽番組「ミュージックバンク」でのパフォーマンス動画の2:20~の部分、重力を感じさせない乗り方がキレイすぎるし、3:05~の手が長く見えるのキモすぎ(褒めてる)。何これアイデアがスゲー。

xikers - "WITCH" [Music Bank] KBS WORLD TV 240906




Hinds / Viva Hinds (2024)
★★★★★
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スペインの元4人組ガールズ・バンドが、2人のメンバー脱退を経てリリースする最初のアルバム。ほどよいローファイ加減とほどよいオシャレ感、ほどよいガレージ感があり、かわいらしくさと力強さを兼ね備えた作品。BeckとFontaines D.C.のグリアン・チャッテンもゲスト参加している。

Hinds - "The Bed, The Room, The Rain and You"







Fontaines D.C. / Skinty Fia (2022)
★★★★☆
Fontaines DC Skinty Fia

今年のフジロックで素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたアイルランドの5人組バンドによる3作目。今年8月にリリースされた4作目『Romance』も注文していたけど、未だ届かないのでしばらくこちらを聴いて待ちたい。

Fontaines D.C. - "Jackie Down The Line"







■今月のAdoさん
ツアーの地方遠征は、奥さんと一緒にであればBUCK-TICKの札幌、京都、香川、広島公演に行っているけど、単身としては初の遠征ということでAdoの全国ツアー「モナ・リザの横顔」仙台公演に行ってきた。日帰りなので観光もできなかったし、行きの新幹線が1時間遅延するトラブルに見舞われたものの、お陰で物販はハナから諦めて仙台駅近くの「味の牛たん喜助」でゆっくり牛タンランチを楽しむことができた。

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▲特切り厚焼定食(2枚4切)、2,512円。麦めしとテールスープ、お新香、味噌南蛮のほか、期間限定サービスでとろろ付き。ご飯は大盛り無料


仙台駅近くからシャトルバスに乗り45分くらい(結構渋滞してた)かけて会場のセキスイハイムスーパーアリーナに移動し、恒例のAdoみくじを引いたりガチャをやったり衣装展示を観に行ったりして開演までを過ごした。

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▲去年の横アリ公演でもらったうちわ。当日は結構暑かった

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▲衣装展示

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座席はアリーナの前後左右ともにちょうど真ん中の位置。会場は代々木第一体育館をふた回りほど小さくしたような雰囲気だった。オープニングアクトとしてAdoがプロデュースを手掛けるレトロホラー・アイドルのファントムシータが登場し10分ほどのパフォーマンスで会場を温めた後、いよいよAdoのパフォーマンスがスタート。ライブの感想は…「イェーイって感じ」。ツアーの千秋楽となる10月13日まで緘口令が敷かれているためここでは書かないけど、とりあえず10月24日(Adoの誕生日)リリースのシングルがとても楽しみになった。

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▲今回ゲットしたもの。銀テ(持って帰る際にグシャグシャになってしまった)、ファンサイト会員限定のAdoみくじとウェットティッシュ、VIP特典のブローチ、ガチャで出たリストバンドとヘアクリップとキーホルダー


それと先日、握手会の抽選結果発表があったがあえなく全滅。まあ一口だけ申し込んだKアリーナ横浜公演のチケットが当選した時点で握手会の方は当たらない予感はしていたが…。






■今月行ったイベント
表参道ヒルズとラフォーレ原宿の2会場で同時開催された「ケイタマルヤマ遊覧会」に行ってきた。KEITA MARUYAMAの服は持っていないのだけど、学生時代に結構憧れのブランドの一つではあった。まず表参道ヒルズの会場では「FASHION」をテーマに過去のデザインスケッチや、芸術性の高い刺繍を中心とした数々の作品の展示、過去のコレクション映像、同ブランドを愛する著名人からのコメントなどを展示。ラフォーレ原宿の方はドリカムや野宮真貴、乃木坂46、浜崎あゆみらのステージ衣装が展示されていた。色とりどりで様々なテキスタイルや刺繍が施された、知性と遊び心が同居したデザインは見応えがあった。

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▲表参道ヒルズ会場 エントランス

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▲表参道ヒルズ会場 展示

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▲ラフォーレ原宿会場 エントランス

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▲ラフォーレ原宿会場 展示






■祝・BUCK∞TICK、メジャーデビュー37周年
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▲新たに公開された最新アー写。ある種の喪失感、寂寥感がないわけではないが、第二期の始まりを感じさせる何ともカッコイイ写真。杖(タロットからのモチーフ?)や「∞」などいろいろ意味深

9月21日はBUCK-TICKのメジャーデビュー記念日。今年で37周年を迎えた。日付が変わると早速、11月20日にニューシングル「雷神 風神 - レゾナンス」、12月4日にニューアルバム『スブロサ SUBROSA』をリリースすることと、12月29日の日本武道館公演のタイトルが「ナイショの薔薇の下」であることがアナウンスされた。来るニューアルバムは個人的にも今年最も楽しみでありつつ最も不安でもあり、一言では表せない複雑な感情が渦巻く作品になることは間違いないだろう。






■最近観ているサバ番
K-POPのサバ番を観るのは「I-LAND2 : N/a」ぶりとなるが、9月から配信スタートした「ROAD TO KINGDOM : ACE OF ACE」を観始めた。知っているグループも多いので楽しみだが、#1のエースバトルではONEUSのファンウンと8TURNのミョンホのパフォーマンスが凄いインパクトだった。1番手と2番手だったのでその後のパフォーマンスが物足りなく感じてしまったほど。しかしエースバトルで最下位だとグループバトルのパフォーマンスができないとか、ほんとK-POPのサバ番はエグくて面白いっす。






■最近観ているドラマ
先月も書いた、今クール観ている地上波ドラマが次々と最終回を迎えた。一番面白かったのは「スカイキャッスル」かな。毎回続きが気になる怒涛の展開だったし、原作の韓国ドラマ「SKYキャッスル~上流階級の妻たち」も機会があればぜひ観てみたい。


同シリーズとして過去イチの面白さだった「晩酌の流儀3」は、最終回の予告を観た段階では今シーズンで完結?と思ったが、今後も続けられそうな感じで終わって良かった。「夫の家庭を壊すまで」もなかなか衝撃的な展開が続いて面白かったし、「どうか私より不幸でいて下さい」は毎回いろいろツッコミながら観ていたのでいろんな意味で楽しめた。






■今月観た映画
地上波でやっていた三谷幸喜監督・脚本の2019年作『記憶にございません!』を観た。『古畑任三郎』シリーズは結構好きではあるものの、三谷幸喜の作風に関してはあまり得意でなく、これまで映画作品はほとんど観たことがなかった。プロット自体は面白かったけど、後半に行くほど細かい部分が自分の好みと合わなくなってきて正直微妙に思えてしまったかな。




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