年間/半期ベスト[2022年] |
2012年以降毎年恒例となっている、その年に初聴きした旧譜の年間ベスト。CDを購入もしくはレンタルし、今年初聴きした中から50作品を選出した。
No. 50 Plastic Tree / アンモナイト (2011)
No. 49 TETORA / me me (2020)
No. 48 ずっと真夜中でいいのに。 / ぐされ (2021)
No. 47 MONDO GROSSO / 何度でも新しく生まれる (2017)
No. 46 FAKE TYPE. / FAKE LAND (2021)
No. 45 鈴木実貴子ズ / 外がうるさい (2020)
No. 44 Lady Gaga / Chromatica (2020)
No. 43 Stray Kids / NOEASY (2021)
No. 42 中島みゆき / 愛していると云ってくれ (1978)
No. 41 中森明菜 / Resonancia (2002)
No. 40 ermhoi / DREAM LAND (2021)
No. 39 大貫妙子 / Sunshower (1977 / 2007 Reissue)
No. 38 桑田佳祐 / フロム イエスタデイ (1992)
No. 37 核P-MODEL / гипноза (Gipnoza) (2013)
No. 36 X JAPAN / ART OF LIFE (1993)
No. 35 The Cardigans / Gran Turismo (1998)
No. 34 平沢進 / SOLAR RAY (2001)
No. 33 CHAGE&ASKA / CHAGE&ASKA VERY BEST ROLL OVER 20TH (1999)
No. 32 SOFT BALLET / FORMs ~remix for ordinary people~
No. 31 andymori / 革命 (2021)
No. 30 CASCADE / 80*60=98 (1998)
No. 29 中森明菜 / D404ME (1985)
No. 28 中森明菜 / BITTER AND SWEET (1985)
No. 27 中森明菜 / Femme Fatale (1988)
No. 26 BUMP OF CHICKEN / jupiter (2002)
No. 25 中島みゆき / 寒水魚 (1982)
No. 24 The Cardigans / Life +5 (1995)
No. 23 インナージャーニー / 片手に花束を (2020)
No. 22 V.A. / 機動戦士ガンダムSEED COMPLETE BEST (2003)
No. 21 T.M.Revolution / 1000000000000 (2006)
No. 20 宇多田ヒカル / First Love (1999)
No. 19 a子 / 潜在的MISTY (2020)
No. 18 遊佐未森 / 空耳の丘 (1988 / 2021 Remaster)
No. 17 宇多田ヒカル / ULTRA BLUE (2006)
No. 16 Wink / WINK MEMORIES 1988-1996 (1996)
No. 15 Paramore / Brand New Eyes (2009)
No. 14 中島みゆき / 生きていてもいいですか (1980)
No. 13 工藤静香 / I'm not (1998)
No. 12 平沢進 / 現象の花の秘密 (2012)
No. 11 中森明菜 / CRUISE (1989)
No. 10 中森明菜 / Cross My Palm (1987)
No. 9 宇多田ヒカル / HEART STATION (2008)
No. 8 中森明菜 / UNBALANCE+BALANCE (1993)
No. 7 中森明菜 / Stock (1988)
No. 6 インナージャーニー / 風の匂い (2021)
No. 5 中森明菜 / CD'87 (1987)
No. 4 andymori / andymori (2009)
No. 3 中森明菜 / 不思議 (1986 / 2012 Remaster)
No. 2 平沢進 / SWITCHED-ON LOTUS (2004)
No. 1 文藝天国 / 夢の香りのする朝に。 + 秘密の茶会 (2021)
50枚のうちParamore、The Cardigans2作品、Lady Gaga、Stray Kidsの計5枚を除く大部分を邦楽が占め、昨年同様の傾向となった。昨年から引き続き音源を集めている平沢進は核P-MODEL名義も含めると4作品、中島みゆきと宇多田ヒカルはそれぞれ3作品と、複数ランクインしているアーティストも多いが、いずれもマイブーム的な感じで個人的に盛り上がったアーティストたちである。
中でも特筆すべきは、10作品がランクインしている中森明菜だろう。今年はデビュー40周年で、中国で再ブームになったとか、紅白出場の噂があったとか何かと話題だが、それらがきっかけでアルバムを聴こうと思ったわけではなく、TV番組でのAdoの「最近中森明菜さんとか聴きますね」という発言がきっかけだった。これまでベスト盤はいくつか聴いたことがあったけど、そういえばオリジナル・アルバムって聴いたことないなと思って調べてみたら、時期にもよるがシングルとアルバムを全く別軸でリリースしていて──シングルはシングルでドラマタイアップなどのために制作されアルバムには未収録、アルバムは作品ごとに異なるコンセプトの下で実験的なスタンスで制作されるといったような──そこに興味を惹かれたからである。TOP10で見ても半数を占めるなど、2022年はまさに中森明菜に大ハマりした年だったと言える。
中でも最高位の『不思議』は、Mike Oldfieldの『Tubular Bells』にインスパイアされ、Cocteau Twins的なサイケデリアとSiouxsie and the Banshees的な呪術的サウンド、そしてプログレ要素を纏った、J-POP史における大傑作(問題作?)だと思う。こんなマニアックな音がオリコンで3週連続1位、年間でも15位だったことに驚愕。
カモシタサラ率いる4人組バンド、インナージャーニーに昨年ハマり、彼女らのミニアルバム2枚を買ったほか、バンド名の由来であるandymoriに拡げていったり、関ジャムの宇多田ヒカル特集をきっかけに未聴アルバムがまだ結構あることに気付いてアルバム揃えたり(『First Love』が未聴だったのには自分でも驚いた)、Night TempoきっかけでWINK聴いたり、ガンダムSEEDきっかけでT.M.Revolution聴いたり、SASAMIきっかけでThe Cardigans聴いたり、それぞれ些細なことや何気ない会話から「じゃあ、これも聴いてみよう」となったものばかりだが、こういう「日常の中にある出会いのきっかけ」はとても重要なことだし、最新の楽曲やアーティストと出会うためのものとはまた異なるアンテナなので、その感度は常に磨いていきたいと思っている。
1位になった文藝天国にも触れておきたい。まず形態が「バンド」ではなく、香水を作ったり、お菓子を作ってお茶会を開いたり、服飾班や映像班などマルチなアートフォームを持つ中の一つとして音楽班の活動がある点がとてもユニーク。文藝天国のオフィシャルサイト直販で購入したので「秘密の茶会」特典ディスク付きだったが、それ込みでの評価のためタイトルを「夢の香りのする朝に。 + 秘密の茶会」としている。
上位にランクインした作品のうち、YouTubeにオフィシャル音源のあったもののみ5曲を紹介したい。
文藝天国 - "生活をとめて"
andymori - "everything is my guitar"
インナージャーニー - "グッバイ来世でまた会おう"
宇多田ヒカル - "HEART STATION"
工藤静香 - "Blue Velvet"
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