18日は妹とJRタワーのランチバイキングに行きました。
妹の驕りです。
この日は朝から札幌医大の受診日で、まず医大に行きました。
ワタシの持病は季節の変わり目に悪化する事が多く、特に寒さが厳しくなる晩秋から年末に体調を崩す患者が多いのです。
それでワタシの受診する科は、毎年年末は大入り満員になります。
ワタシも毎年12月は、いつも体調を崩して、お節料理を作れなかったりした年も何度かありました。
けれども今年は凄く調子が良くて、気が付くと12月になってから一日も寝込んでいません。
そんな分けて診察は数分で終わりました。
そして医大を出ると、薬局で薬を貰い、そのまま妹のマンションで落ち合って、二人でJRタワーに向かいました。
妹とJRタワーに向かって歩くと、空は晴れ、温かく、道路に雪もなく、まるで晩秋の小春日和でした。
JRタワーは36階まであり、ランチバイキングはこの35階です。
JRタワーが札幌にできたのはもう何十年も前ですが、しかしワタシは実は今まで一度も上がった事がありませんでした。
だから35階からの展望が楽しみでした。
バイキングの会場から外を眺めると、日頃見慣れた山々の形が違って見えました。
地上から眺めるのと、35階の高さから眺めるのとの違いでしょう。
空の上の方は晴れて明るいのですが、しかし藻岩山の下の方が白く曇っていました。
タワーへ入る前は、全部明るかったのに・・・・・。
しかしそんなことはどうでもいい!!
食べなきゃ!!
妹と二人でまずは料理を取りに行きました。
料理の種類は非常に多くて、ほんの一口ずつ取っていったつもりなのに、直ぐにお皿が満杯になってしまいました。
そこでまた別のお皿をお盆に乗せて、更に取っていきます。
こうやって取っていると、今度はお盆が満杯になって、もうこれ以上は持てなくなってしまいした。
というわけでまずはテーブルに戻りました。
席に戻って窓を見ると、窓は一面真っ白なっていました。
ワタシと妹が料理を取っている間に、さっき藻岩山の下の方から湧いてきた雲が、ここまで広がり雪を降らせていたのです。
窓ガラスの外では雪が真っ白く舞い踊り、眼下のビル街が真っ白く霞んでいきます。
妹は自分は何度もこのランチバイキングに来ているからと、ワタシに窓が見える席を譲ってくれました。
その上、マカロンが直ぐなくなるからと、マカロンを全種類2人分確保しておいてくれました。
だから食べている間も安心して雪の舞いを見る事ができました。
料理はとても美味しかったです。
デザートもマカロンのほかにもケーキが何種類もあって、しかも大変小さいので、何種類も食べる事ができました。
しかし哀しい事に、胃袋の老朽化が思いのほか進んでいたようです。
ワタシは最初に料理を取って戻った後、まずはこれで一通り味見をして、それで気入った料理を後でまた取ってこようと思っていたのです。
けれども料理の方は最初の一回分でもう満腹してしまい、食べられなくなりました。
デザートだって随分小さなケーキなのに、全種類は食べられなかったのです。
妹は杏仁豆腐が美味しいと言っていたけれど、ワタシはとってきたケーキで満腹になり、食べる事ができなくて大変心残りでした。
それでも妹が確保してくれたマカロンは意地でも食べたのです。
美味しかった♪
というわけで、食べようと思っていた量の半分ぐらいしか食べられなかったけれど、でもとても楽しかったです。
時間はあるのだから頑張って、空腹になるのを待つ事も可能でしたが、しかしその前にもう料理を見るのが苦痛になったので、店を出る事にしました。
そのころには窓の外は猛吹雪になっていました。
しかし街中ですから遭難する事もないでしょう。
JRタワーから地下街へ降りると、クリスマスの飾りで一杯です。
平日なのに地下街も買い物客であふれていました。
地下街を出ると吹雪です。
雪は街の喧騒に関係なく粛々と降り続きます。
但し奇妙に暖かく、歩いていても全然寒くありませんでした。
しかしどうもドジをやりました。
ワタシはこの日、新しく編んだカーディガンを着てそれに合わせて靴から帽子まで全部バッチリコーディネイト来たのですが、この靴が失敗でした。
色と形があうからと長らく履いていなかった踵の少し高いブーツをはいたのですが、これが合わず足が痛みだしたのです。
長い間、踵の高い靴を履かないで楽をしている間に、足が横に広がって、靴に合わなくなってしまったようです。
やっぱり、お洒落も怠けるとダメですね。
けれども何とかまた妹のマンションにたどり着き、夕方まで二人でおしゃべりしました。
この数か月、妹と二人でおしゃべりする機会がなかったので、とても楽しかったです。
とても楽しい一日になりました。
でもこの夜、家に帰ってからお風呂に行き、帰りに湯冷めして風邪をひきました。
それで一日寝込んだのですが、しかしこの何十年来、12月は10日前後寝込むのが当然だったのですから、一日ぐらいは寝込まないと・・・・・。
そして寝込んだ事で漸く年末になったのだなあ・・・・と、実感した次第です。
考えてみたら12月には体調を崩して寝込む事が年中行事になっていたのに、今年は全然寝込んでいない為、12月になったという実感が全くなかったのです。
というわけで、今年はどうやら大変幸せに終わりそうです。