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2018-07-28 14:07

差別されてされていないと言ったら差別?

 杉田水脈議員バッシング祭がいよいよ燃え上がっています。
 今日、こんなのを拾いました。

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   https://twitter.com/seisei_talk/status/1022438825224593408

 これ「杉田水脈の議員辞職を求める自民党本部前抗議」と言うハッシュタグが付いているところを見ると、杉田議員に対する抗議のようです。

 動画が貼れないのでリンク先で見てください。
 要するにLGBの人達が、それぞれ自分の性行動は自分で決める、誰にも変えられないという事を言っているのです。

 ところでこの騒動の元になった、杉田議員の論文の全文のネットにアップされました。

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 杉田水脈著『「LGBT」支援の度が過ぎる』57-60.『新潮45』2018年8月号

 この1年間で「LGBT」(L=レズビアン、G=ゲイ、B=バイセクシャル、T=トランスジェンダー)がどれだけ報道されてきたのか。新聞検索で調べてみますと、朝日新聞が260件、読売新聞が159件、毎日新聞が300件、産経新聞が73件ありました(7月8日現在)。キーワード検索ですから、その全てがLGBTの詳しい報道ではないにしても、おおよその傾向が分かるではないでしょうか。
 朝日新聞や毎日新聞といったリベラルなメディアは「LGBT」の権利を認め、彼らを支援する動きを報道することが好きなようですが、違和感を覚えざるをません。発行部数から言ったら、朝日新聞の影響の大きさは否めないでしょう。
 最近の報道の背後にうかがわれるのは、彼ら彼女らの権利を守ることに加えて、LGBTへの差別をなくし、その生きづらさを解消してあげよう、そして多様な生き方を認めてあげようという考え方です。
 しかし、LGBTだからと言って、実際そんなに差別されているものでしょうか。もし自分の男友達がゲイだったり、女友達がレズビアンだったりしても、私自身は気にせず付き合えます。職場でも仕事さえできれば問題ありません。多くの人にとっても同じではないでしょうか。
 そもそも日本には、同性愛の人たちに対して、「非国民だ!」という風潮はありません。一方で、キリスト教社会やイスラム教社会では、同性愛が禁止されてきたので、白い目で見られてきました。時には迫害され、命に関わるようなこともありました。それに比べて、日本の社会では歴史を紐解いても、そのような迫害の歴史はありませんでした。むしろ、寛容な社会だったことが窺えます。
 どうしても日本のマスメディアは、欧米がこうしているから日本も見習うべきだ、という論調が目立つのですが、欧米と日本とでは、そもそも社会構造が違うのです。
 LGBTの当事者たちの方から聞いた話によれば、生きづらさという観点でいえば、社会的な差別云々よりも、自分たちの親が理解してくれないことのほうがつらいと言います。親は自分たちの子供が、自分たちと同じように結婚して、やがて子供をもうけてくれると信じています。だから、子供が同性愛者だと分かると、すごいショックを受ける。
 これは制度を変えることで、どうにかなるものではありません。LGBTの両親が、彼ら彼女らの性的指向を受け入れてくれるかどうかこそが、生きづらさに関わっています。そこさえクリアできれば、LGBTの方々にとって、日本はかなり生きやすい社会ではないでしょうか。
 リベラルなメディアは「生きづらさ」を社会制度のせいにして、その解消をうたいますが、そもそも世の中は生きづらく、理不尽なものです。それを自分の力で乗り越える力をつけさせることが教育の目的のはず。「生きづらさ」を行政が解決してあげることが悪いとは言いません。しかし、行政が動くということは税金を使うということです。
 例えば、子育て支援や子供ができなカップルへの不妊治療に税金を使うというのであれば、少子化対策のためにお金を使うという大義名分があります。しかし、LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子供を作らない、つまり「生産性」がないのです。そこに税金を投入することが果たしていいのかどうか。にもかかわらず、行政がLGBTに関する条例や要項を発表するたびにもてはやすマスコミがいるから、政治家が人気とり政策になると勘違いしてしまうのです。
 LGBとTを一緒にするな
 ここまで私もLGBTという表現を使ってきましたが、そもそもLGBTと一括りにすることが自体がおかしいと思っています。T(トランスジェンダー)は「性同一性障害」という障害なので、これは分けて考えるべきです。自分の脳が認識している性と、自分の体が一致しないというのは、つらいでしょう。性転換手術にも保険が利くようにしたり、いかに医療行為として充実させて行くのか、それは政治家としても考えていいことなのかもしれません。
 一方、LGBは性的嗜好の話です。以前にも書いたことがありますが、私は中高一貫の女子校で、まわりに男性はいませんでした。女子校では、同級生や先輩といった女性が疑似恋愛の対象になります。ただ、それは一過性のもので、成長するにつれ、みんな男性と恋愛して、普通に結婚していきました。マスメディアが「多様性の時代だから、女性(男性)が女性(男性)を好きになっても当然」と報道することがいいことなのかどうか。普通に恋愛して結婚できる人まで、「これ(同性愛)でいいんだ」と、不幸な人を増やすことにつながりかねません。
 朝日新聞の記事で「高校生、1割が性的少数者」という記事がありました(3月17日付、大阪朝刊)。三重県の男女共同参画センターが高校生1万人を調査したところ、LGBTは281人で、自分は男女いずれでもないと感じているXジェンダーが508人。Q(クエスチョニング=性的指向の定まっていない人)が214人いて、合わせて1003人の性的少数者がいたというものです。それこそ世の中やメディアがLGBTと騒ぐから、「男か女かわかりません」という高校生が出てくる。調査の対象は思春期の不安定な時期ですから、社会の枠組みへの抵抗もあるでしょう。
 最近の報道でよく目にするのは、学校の制服問題です。例えば、「多様性、選べる制服」(3月25日づけ、大阪朝刊)。多様な性に対応するために、LGBT向けに自由に制服が選択できるというものです。女子向けのスラックスを採用している学校もあるようです。こうした試みも「自分が認識した性に合った制服を着るのはいいこと」として報道されています。では、トイレはどうなるのでしょうか。自分が認識した性に合ったトイレを使用することがいいことになるのでしょうか。
 実際にオバマ政権下では2016年に、「公立学校においてトランスジェンダーの子供や児童が“心の性”に応じてトイレや更衣室を使えるようにする」という通達を出しました。先ほども触れたように、トランスジェンダーは障害ですが、保守的なアメリカでは大混乱になりました。
 トランプ政権になって、この通達は撤回されています。しかし、保守派とリベラル派の間で激しい論争が続いているようです。Tに適用されたら、LやGにも適用される可能性だってあります。自分の好きな性別のトイレに誰もが入れるようになったら、世の中は大混乱です。
 最近はLGBTに加えて、Qとか、I(インターセクシャル=性の未分化の人や両性具有の人)とか、P(パンセクシャル=全性愛者、性別の認識なしに人を愛する人)とか、もうわけが分かりません。なぜ男と女、二つの性だけではいけないのでしょう。
 オーストラリアやニュージーランド、ドイツ、デンマークなどでは、パスポートの性別欄を男性でも女性でもない「X」とすることができます。LGBT先進国のタイでは18種類の性別があると言いますし、SNSのフェイスブック・アメリカ版では58種類の性別が用意されています。もう冗談のようなことが本当に起きているのです。
 多様性を受けいれて、様々な性的指向も認めよということになると、同性婚の容認だけにとどまらず、例えば兄弟婚を認めろ、親子婚を認めろ、それどころか、ペット婚、機械と結婚させろという声が出てくるかもしれません。現実に海外では、そういう人たちが出てきています。どんどん例外を認めてあげようとなると、歯止めが効かなくなります。
 「LGBT」を取り上げる報道は、こうした傾向を助長させることにもなりかねません。朝日新聞が「LGBT」を報道する意味があるのでしょうか。むしろ冷静に批判してしかるべきではないかと思います。
 「常識」や「普通であること」を見失っていく社会は「秩序」がなくなり、いずれ崩壊していくことにもなりかねません。私は日本をそうした社会にしたくありません。

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 一読してわかりますが、杉田水脈議員は別にLGBの人達に、そういう性行動を止めろなどとは言っていません。
 
 またTの人達は肉体と精神の性が一致しないという苦痛をかかえているのだから、性適合手術の公的保険適用などの救済処置を取るべきだと言っています。

 因みにを現在の医学では、性適合手術を受けると、元々もっていた生殖器を取り去る事はできますが、臨む性の生殖器をちゃんと機能するような形で作る事はできません。

 だから男性だった人が女性になっても、子を産み母親となる事はできなし、同様女性だった人が男性になっても、女性を妊娠させて父親となる事もできません。

 性適合手術を受けなければ、彼等は肉体的には「生産性」があったのですが、適合手術を受けるとそれを喪います。

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 それでも彼等の苦痛がそれで和らぐなら、この適合手術に公的に支援をしようと言うのもまた杉田議員の意見です。

 公的な支援と言うの物は、国家や社会全体を良くする為、或いは個人を貧困その他の不幸から救う為に行われる物です。
 
 だから性同一障害に対する適合手術への公的保険の適用などの処置は、苦しむ人を救済するという「生産性」と言う事で国民の理解を得られるのです。

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 それではLGBは?
 
 LGBは個人の性的指向だから、苦しむとかそういうわけではないのです。
 
 欧米で同性愛やバイセクシャルに対する差別や迫害が起きたのは、キリスト教がこれを「悪魔によるもの」と忌避したからです。 だから近年まで厳しい刑事罰があったし、同性愛者であることが明るみに出ると、社会的に抹殺されました。

 しかし日本にはそういう伝統はありません。 

 だから皆さん、どうぞすきにおやんなさい!!

 日本は古来、性生活に信仰を持ち込み善悪を決めるような発想はなく、家庭や社会に害をなさない限り個人の自由、他人は干渉しないのが伝統です。
 
 この動画の人達の性生活になんか、誰も干渉する気はないのです。
 杉田議員もワタシも日本国政府も、貴方達が誰とやろうと文句は言いません。

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 それで彼等は一体何を憤激しているのでしょうか?

 彼等はそれが許せず、憤激しているのです。

 つまり「日本にはLGBに対する差別はないから、皆さんすきにおやんなさい!!」と言われるのが絶対に許せないのです。

 これって所謂被差別利権団体の特徴ですね。
 だって被差別利権団体とすれば、差別があるから被差別利権にあずかる事ができるわけで、だから「差別はない」と言う人達を必死になって「レイシスト!!」「差別主義者!!」「人権侵害!!」などと攻撃するのです。

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 それではここで彼等が言うLGBTへの差別ってなんですか?
 
 欧米では同性愛に刑事罰を課していました。 これは勿論差別、と言うより迫害です。
しかし日本ではこのような事は一切ありません。

 LGBTに対しても法の下の平等は徹底していたのです。

 そうなるとLGBTに差別があるかないかは、個人がLGBTの人達をどう思うかと言う話にしかなりません。

 それでは聞くけど、そもそも人を性的指向や性的な行動で差別しない人を人なんかいるんですか?

 この杉田議員バッシング祭の主催者である立憲民主党などは「人が性的指向で差別されない社会を目指す」と言うけれど、それはどういう社会ですか?

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 ワタシは差別します。
 だって当然でしょう?

 もしもある夜突然、我が家に男性が来て「今夜一晩泊めてほしい」と言われたら?

 ワタシはその男性がもしジャックさんなら、喜んで泊まっていただきます。 

 しかしもしその男性が安倍総理だったら、絶対に拒否します。

 安倍総理もジャックさんもワタシが非常に尊敬する人であることは同じなのです。

 そしてジャックさんはホモですから、一人暮らしのワタシの家に泊まって頂いても何の問題もないでしょう?

 でも安倍総理ならなそうはいきますまい。
 安倍総理はどう考えてもゲイではなさそうだし、そうなると昭惠夫人にだってなんと思われるか?

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 個人生活で人を性的指向で差別するのは当然でしょう?

 例えば反安倍の聖者である前川喜平氏は出会い系バーの常連でした。 あの出会い系バーは違法スレスレだったようですが、しかし検挙もされていないので一応合法でしょう?

 でもああいうバーへ通い、若い女性と関係するのを趣味にしているような人を、ワタシは気持ち悪く思うし、近づきたくないです。

 でもこれはこれは前川氏を聖者と崇める反安倍界隈の人達も同様でしょう?
 だから前川氏は「貧困調査」などと言う見えすいた嘘を吐き、彼等もそれを信じるのです。

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 反安倍界隈で前川喜平氏を尊崇する人達と現在杉田議員バッシング祭に参加している人達とは、ぴったり重なるのようです。

 しかしその彼等とて「前川喜平氏の出会い系バー通いは違法ではないし、このバーを通じての女性と性交渉があっても、彼女達の自発意思だから無問題。 人を性的指向や性行動で差別するな」とは言わないのです。

 それどころか彼等は合法・違法関係なく、異性愛の男性の性的な行動に関しては、狂信的なピューリタンさながらの異常に不寛容な反応を示します。

 でもこれって彼等式に言えば、「異性愛男性への不当な差別」じゃないですか?

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 それではピューリタンが同性愛を忌避したら問題なのでしょうか?

 欧米では近年まで同性愛に対する厳しい刑事罰がありました。 それはキリスト教が同性愛を「悪魔によるもの」として厳しく禁じており、この宗教意識から生まれた性意識がそのまま法律に反映されたからです。

 しかし日本では信仰上の理由から同性愛を忌避するようなキリスト教徒は、同性愛者よりはるかに少ない超マイノリティーでしょう?

 そこで杉田水脈バッシング祭をやっている人達に聞きたいのですが、貴方達はこうした超マイノリティーの人達の信仰も許さないのでしょうか?

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 信仰による同性愛の忌避でも、欧米のように同性愛を忌避する信仰をする人が社会の圧倒的多数派であれば、彼等が宗教の自由からの同性愛の忌避を実践すると、同性愛者は社会からボイコットされてしまいます。

 だからそういう社会であるなら、同性愛者の人権を守る為には、こうした信仰に対抗して同性愛者を保護するような公的な支援や立法なども必要でしょう。

 しかし日本では同性愛者よりキリスト教徒が少ないのです。 そういう状況ではこうした宗教を幾ら認めても、現実に同性愛者の生活に問題が出るとは思えません。

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 そもそもに対する好悪と言うのは、人間にとって最もデリケートで、生理的な感覚なので、好きな物は好き、イヤな物は絶対に嫌なわけです。 

 これはそれこそLGBTの人達が一番実感している事でありませんか?
 だから近年までの欧米では、厳しい刑事罰があるのを知っても、同性愛を止められず、大変な迫害に遭う人達がいたのです。

 だったら同性愛は嫌い、気持ち悪いという人達だって同じです。
 いくらポリコレ棒で殴っても、こうした人達の同性愛に対する嫌悪感や不快感はなくなりません。

 しかしそもそも個人の性的指向をあるがままに認めろと言うなら、同性愛やバイセクシャルと共にこうした特定の性的指向に対する嫌悪を持つ事だって認めるべきではありませんか? 

 最初に貼ったツィートの動画の人達も「自分の性的指向は変えられない」と叫んでいるでしょう?
 だったらそういう性的指向に嫌悪を持つ人達の嫌悪感だって同じです。

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 そして性に係る問題は、個人対個人の問題であり、国家が立ち入る問題ではありません。

 そうなると法の下の平等が確立されており、しかも元来個人の性に対しては立ち入らないのが原則と言う日本の文化で「性的指向による差別を禁止する」と言うのはどういう意味を持つのでしょうか?

 言っている本人たちが意味不明なのではありませんか?

 だから例えば「友達にゲイだと打ち明けたら、同じ部屋で寝るのを拒否された!! 差別だ!!」「同性愛は気持ち悪いと言われた差別だ!!」とか訳の分からない事をいうのではありませんか?

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 同性愛者で同性の友達と一緒の部屋で寝るのがイヤだと言ったら差別?

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 異性愛者なら妻でも恋人でもない異性に、「一緒の部屋で寝よう」なんて絶対に言えませんから。
 そんなことを言ったら、セクハラになってしまいます。

 それはいくら友達でも一緒の部屋で寝たら性的な関係を迫らる危険があるからです。
 だったら同性愛者の場合でも同じでしょう?

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 同性愛を気持ち悪いと言ったら差別?

 自分と性的指向の違う性交渉なんて、誰でも基本気持ち悪いのです。
 だからしないんでしょう?

 同性愛の人達は異性との性交渉が気持ち悪いから、異性とは性交渉をしないのでしょう?

 でも「同性愛を気持ち悪い」と公言する人達でも、日本の場合は「オレはイヤだから、オレの見てない所でやってくれ」と言っているのです。

 これは「自分の嫌いな食べ物は自分の食卓にだけはだしてくれるな」と言うのと同じで、別に不当な要求でも何でもないでしょう?

 禁煙ファシストのように「オレはタバコが嫌いだからこの世からタバコを亡くせ」と言っているのとは違うのです。

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 日本では同性愛の禁止など性的指向を問題にする法はなく、法の下の平等は確立しています。 
 そして他人の性生活には干渉しないという文化です。

 だから「同性愛が気持ち悪い」と言う人達も、性に関係ない付き合いでは、同性愛者を忌避するわけではなく、普通の隣人として付き合います。

 勿論そういう人は同性愛者のことは理解してくれません。

 しかし他人の性なんて元来理解しないのが当然ではありませんか?

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 逆に聞くけど、それでは「同性愛者を理解しろ」とか「LGBTの教育をしろ」とか言っている人達は、同性愛者を嫌う人達を理解する意思があるのでしょうか?

 イヤ、彼等にそんな気持ちは欠片もないでしょう?

 だからこんな杉田議員バッシング祭が起きるのでしょう?

 彼等に自分達とは違う人間を理解しようという意思があれば、杉田議員の意見に反対ならなぜ反対かをきちんと説明するだけで済む話です。

 そしてお互いが理解しあえるように地道な議論をすればよいのです。

 しかし彼等はそんなつもりはありません。
 だから「人権侵害!!」「黙れ!!」「議員辞職しろ!!」とヒステリックに泣きわめくばかりなのです。
 
 自分達は他者を理解する意思はない。
 しかし他者が自分達を理解しないのは絶対に許さない!!
 そしてその理解とは、つまり全て自分達の意見に賛同することである。

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 そうだね。
 こんな連中なら嫌われて当然だよね?

 オマイラが言う差別って、要する自分があまりに自己中でバカだから、周りが辟易している事じゃね?

 こんな連中がLGBTの代表を名乗って騒ぎまくり、その為に世の中の人達がみんな「LGBTっ頭オカシイ?」「LGBTに関わったら大変!!」とか思うようになっては、大多数のマトモなLGBTは大迷惑でしょう?

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 でも彼等はそんなことは全く考えていないでしょう?
 だって彼等の目的はLGBTが差別されている事にして、被差別利権にありつくことです。

 「差別はない」と言うのは「差別主義者」なのです。

 そしてそれに不都合な人間の言論は封殺するのです。

 しかしこんな言論封殺をやらせておいたら、民主主義が破綻します。

 そしてこうした被差別利権団体の後ろにあるのは、民主主義を破壊したいという勢力です。
 実際この杉田議員バッシング祭の主催者も、社民党、共産党、立憲民主党など親北朝鮮、親中国の共産主義者でしょう?
  1. レイシスト
  2. TB(0)
  3. CM(27)

2018-07-26 11:31

モンスターマザー LGBT

 ワタシの卒業した高校は、札幌では裕福な家庭の子が多く、坊ちゃん高校との評判だったせいか精神的に脆弱な校風で、一年置きに自殺者が出ていました。
 ワタシの学年からも自殺者がでました。

 いじめ等はなかったので、殆ど全ての自殺者は、本人の精神的な悩みが原因だったと思います。

 こういう事で我が子を喪うのは、両親にとっては大変辛い事だったでしょう。 

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 そうやって我が子を喪った親の一人が、学校に鏡を贈りました。 その鏡は非常に巨大な物で、片隅にギリシャ文字が書かれていました。 

 その鏡は体育館に向かう通路の壁に取り付けられていたので、ワタシ達生徒は体育館に出入りする度にこの鏡を見ました。
 
 ワタシは何でこんな鏡があるのか?
 ここに書かれた文字は何か?
 
 見る度に気になっていたのですが、ある日授業中に先生がこの鏡の由来と、文字の意味を教えてくれました。
 それはギリシャ語で「汝自身を知れ」と言う意味で、古代ギリシャの格言でした。

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 そしてこの鏡を贈った両親は、我が子この言葉をかみしめていれば自殺しないで済んだのだという思いがあったのではないでしょうか?

 また先生達もこの自殺した生徒の両親と同様、生徒達が自分自身を正しく知り受け止める事で、自殺などしないようにとの思いを込めて話したのだと思います。

 何でこんな話を思い出したかと言うとこの記事を読んだからです。

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「大学に殺された」と母親が訴え 一橋大学生の転落死で対応を批判
 共同通信 
 

 一橋大法科大学院の男子学生=当時(25)=が校舎から転落死したのは、同性愛者であることを同級生に暴露され、大学が適切な対応を取らなかったためだとして、両親が大学に損害賠償を求めた訴訟の口頭弁論が25日、東京地裁(鈴木正紀裁判長)で開かれ、母親は本人尋問で「大学に殺されたと思っている」と訴えた。 
 訴状によると、学生は2015年6月、同性愛者であることを同級生から無料通信アプリLINE(ライン)のグループ内で暴露された。学生は、学内のハラスメント相談室や教授に相談。しかし、同年8月、授業中に教室を抜け出し校舎から転落、死亡した。

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 この一橋大学法科大学院の学生が転落死したことについては、この学生の両親とLGBT利権団体が一緒になって散々に騒ぎ続けています。

 彼等はまずこので自殺した学生が同性愛であることを暴露したという友人を告訴しました。 しかし彼とは一応、和解が成立しました。

 すると今度は大学側を告訴したのです。

 この学生転落死の顛末は、ウィキの「一橋大学アウティング事件」で見ると簡単にわかります。

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2015年4月に一橋大学法科大学院の男子学生Aが同級の男子学生Bに対しLINEを介して「好きだ。付き合いたい」などとメッセージを送って恋愛感情を告白したところBは「付き合うことはできないが、これからも良い友達でいたい」などと応答した[1][2]。その後Bは同級生である友人たちが見ているLINEグループに「お前がゲイであることを隠しておくのムリだ。ごめん(Aの実名)」と投稿し[5][6]、Aが同性愛者であることを第三者に暴露した[3]。このLINEには同級生10名ほどが参加していたとされ[5][6][7]、結果的に7人に対してAが同性愛者であることが暴露されたともいわれている[3]。なお、訴訟の原告代理人弁護士である南和行は、BがLINEでのアウティング以前にも、3人の同級生にAが同性愛者であることを暴露していた、とも述べている[5]。
その後Aは授業でBと同席すると吐き気や動悸が生じるといったパニック障害の発作を起こすなど[5]、心身に変調をきたすようになった[3][7]。7月以降、Aは心療内科を受診し、不安神経症と診断される[5]。この間Aは法科大学院の教授や、大学のハラスメント相談室に相談をしており[2][5]、大学はAの状態を把握していたが、クラス替えなど特段の対策は取らなかった[6]。
8月24日に行われていた必修の「模擬裁判」の授業中にAはパニック発作を起こして大学の保健センターで投薬などの処置を受けた後に授業に戻るとして保健センターを出た[5]。Aはクラス全体のLINEグループに「(Bの実名)が弁護士になるような法曹界なら、もう自分の理想はこの世界にない」「いままでよくしてくれてありがとう」などと投稿した上で[2]、大学構内のマーキュリータワー6階ベランダから転落してのちに死亡が確認され[5]、投身自殺したものとされた[7]。
Aの両親はBと大学の責任を追及して300万円の損害賠償を求める民事訴訟を起こして2016年8月5日に東京地裁で第1回の口頭弁論が開かれた[6]。8月20日に一橋大学の校門前で大学関係者や性的少数者/LGBTらによる追悼集会が開催された[8]。
裁判の中でBは交際を断った後もAから食事に誘われるなどしたことで精神的に追い詰められてこれを回避するには暴露しか手段がなかったと主張し、大学は対応は適切だったと主張している[1]。
2018年6月に、同年1月15日付で遺族とBの間で和解が成立したことが公にされた[9]。具体的な内容は、口外禁止条項により明らかにされていない[9]。また、一橋大学との裁判は継続となっている[9]。
この間、2018年4月には、国立市が、全国で初めて「アウティング禁止」を盛り込んだ条例を施行した[9]。 

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 この事件に関する記事は他にも沢山あるのですが、経緯については皆このウィキに書かれた通りです。

 しかしこれアウティング以前に完全なセクハラじゃないですか?

 この自殺した学生A君は随分、しつこくアウティングをしたという学生B君を追い回しました。 だからもしA君が自殺する前に、B君が大学側に「A君からセクハラを受けている」と相談していたらどうなっていたでしょうか?

 セクハラは同性同士でも成立します。

 B君も法科大学院の学生なのですから、そのぐらいは知っていたでしょう。 でも友人だったA君をセクハラで訴えるのはあまりに惨いと思って我慢したのでしょう。

 それなのにA君の両親は、B君を告訴したのです。

 そしてB君と和解すると今度は大学を告訴しています。

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 そこで思い出すのが、最初に書いたワタシの高校時代の話です。

 我が子を喪ったら悲しいでしょう。 それが自殺では猶更悲しいでしょう。

 何で誰も我が子の自殺を止めてくれなかったのか?

 そう思う気持ちはわかります。

 しかしそれで大学を訴えるというのは滅茶苦茶でしょう? 

 まして「大学に殺された」と言うなんて完全なモンスターマザーです。

 学生と言っても25歳の法科大学院の学生です。 完全な成人です。

 大学は元来こうした成人に学問を教える場であって、メンタルのケアをする義務はないし、また大学側には勝手に学生の内面に立ち入る事もできないのです。

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 ワタシの高校で自殺した生徒達の親も、皆心の奥底では「学校が我が子の悩みを受け止めてくれたら・・・・」と言う思いはあったでしょう。

 しかしそれでも高校の先生が、両親にも理解できなかった生徒の内面にまで入り込んで面倒を見る事など不可能なのは明らかなのですから、それで学校を責める事は自制していたのです。

 それを思うと大学に法科大学院の学生の精神的な悩みを何とかしろと言う感覚は理解不能です。

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 それでもこの両親(父親は弁護士!)がこんな横車を押すのは、要するに死んだ息子が同性愛者だったことから、反LGBT差別に便乗したのでしょう?

 もしこれが同性愛者でなくて、女性に言い寄り、こんなセクハラをしていたらどうなったでしょうか?

 それで女性から酷く嫌われて振られて、挙句の果てに友人知人一同に「あいつキモイ癖にアタシを追い掛け回すのよ」なんて言いふらされてたらどうでしょう?

 それで本人がどんなに辛い思いをしようとも、大学側からケアしてもらうどころか、停学などの処分を食らっても文句が言えないのではありませんか?

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 イヤ!! それでもこの学生はLGBTなのだから特別扱いしろ!!

 と言うのなら、これはもう完全なLGBT特権ではありませんか?

 そしてLGBTがそういう特権を認めないとならない面倒な人達なら、もうできるだけ近寄らないようにするしかありあません。

 だってLGBT以外の人達にすればLGBTは性的に受け入れられないし、それでこんな風に言い寄られてセクハラをされたら、加害者にされちゃうですから堪りません。

 こんなモンスターを被害者様に祭り上げて騒いでいると、結局LGBTの人達が社会から敬遠されて、忌避されてしまいます。

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 今、パヨクが杉田水脈議員のバッシング祭をやっています。

 杉田議員はバッシングの原因となった新潮の論文の中で「LGBTは差別されていない」と書いた事も、「生産性」と並んでバッシングのされています。

 しかしワタシこの一橋大学アウティング事件を見ていると、全く差別なんかされていないと思わざるを得ません。

 異性愛者の息子が恋愛のもつれで自殺した事で、親が相手の女性を告訴したり、大学を責めたりしたら何と言わるか?

 これを見るとわかるのですが、LGBT活動家はこのモンスターマザーと同類のモンスターなのです。

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 彼等は「差別」を梃子に、LGBTを特権階級化しようとしているのです。

 彼等はまず自分達を被害者のポジションに置き、マスコミに「カワイソウ」を張らせる事で、「加害者」を追い込んでいくのです。 それに人権派弁護士が便乗するのです。

 このモンスター達のやり方は丸子実業高校生自殺事件福岡殺人教師事件を見るとよくわかります。

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2018-07-25 12:47

福島瑞穂と山本太郎がリベラル?

  先日「枝野は保守本流?」と言うエントリーでのコメントで、こんな記事を教えていただきました。

 リベラルが保守反動となった理由
2013年09月03日 16時24分 JST | 更新 2013年11月02日 18時12分 JST 

 社民党の福島瑞穂氏は、反原発の旗を掲げて参議院議員となった元俳優の山本太郎氏と会談し、「リベラル勢力結集の要となりたい」と述べました。このとき社民党の所属議員は衆院で2名、参院で3名で、山本氏が「結集」してもそれが4名になるだけです。それに対して議員定数は、衆院が480名、参院が242名です。
 この会談のあとに福島氏は選挙の責任をとって党首を辞任しましたが、目標と現実のすさまじいギャップを考えれば10年間よく重責に耐えたともいえます。
 ところで、リベラル勢力はなぜ日本の政治からいなくなってしまったのでしょうか。
リベラルはリベラリズム(自由主義)の略で、その根底にあるのは自由や平等、人権などの近代的な価値に基づいてよりよい社会をつくっていこうとする理想主義です。
 リベラルが退潮したいちばんの理由は、その思想が陳腐化したからではなく、理想の多くが実現してしまったからです。「いまの日本には真の自由や平等はない」というひともいるでしょうが、リベラリズムが成立したのは、権力者に不都合なことを書けば投獄や処刑され、黒人が奴隷として使役され、女性には選挙権も結婚相手を選ぶ自由もなかった時代なのです。
 リベラルが夢見た社会が実現するにつれて、理想の弊害が目立つようになってきます。こうして、過度な自由や平等、人権の行使が共同体の歴史や文化、紐帯を破壊しているという保守派の批判がちからを増してきます。最近では共同体主義者(コミュニタリアンと呼ばれる彼らは、近代以前の封建社会に戻せという暴論を唱えているのではなく、リベラリズムの理想を受け入れたうえでその過剰を憂えているのです。
 社会がリベラル化するにつれて、「いまのままでじゅうぶんだ」という穏健な保守派がマジョリティになるのは先進国に共通しています。その一方で、少数派に追いやられたリベラルはより過激な理想を唱えるしかなくなります。
 とはいえ、「革命」が熱く語られた時代もいまでは遠い過去になってしまいました。"革命の理想"を実現したはずの旧ソ連や文化大革命下の中国の実態が明らかになるにつれて、夢は幻滅に変わってしまったからです。
 こうした有為転変を経て、日本のリベラルはいま憲法護持、TPP反対、社会保障制度の「改悪」反対、原発反対を唱えています。こうしてみると、原発を除けば、リベラルの主張はほとんどが現状維持だということがわかります。
 理想が実現してしまえば、その成果である現在を理想化するしかありません。こうして夢を語れなくなったリベラルが保守反動となり、穏健な保守派が"ネオリベ的改革"を求める奇妙な逆転現象が生じたのです。
 今回の参院選で、「リベラル勢力が結集」したのは日本共産党だということがはっきりしました。この政党もいまでは共産主義革命の夢を語ろうとせず、「アメリカいいなりもうやめよう」という不思議な日本語のポスターをあちこちに張っています。これは右翼・保守派の主張と同じですが、リベラルが反動になったのならなんの不思議もありません。
 共産党と右翼団体が瓜二つになっていくことにこそ、「リベラルの現在」が象徴されているのでしょう。

(※ 『週刊プレイボーイ』2013年8月26日発売号に掲載された記事の転載です)

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 面白い記事ですね。
 ワタシもこの記事の後半には完全に同意します。

 元来リベラリズムと言うのは、市民革命の前に生まれた自由民権思想です。 
 その頃のフランスは精神は教会、世俗は国王が完全に支配しており、人民はただそれに従うべきと言う状態だったので、自由とか人権とか言っていれば、無問題だったのです。

 自由や人権の為に権力と戦うと言う、今の自称リベラリストが大好きな話、反権力思想は、相手が国王や教会ですから、民主主義実現の為の正義と言えます。

 しかし市民革命が成功し、民主主義国家が成立してからは、話が面倒になりました。

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 なぜなら民主主義国家は、主権者は国民であり、国家権力とはその国民が選んだ物なのです。 そういう状況で権力のひたすらなる権力との戦いとか、権力の敵視とは、結局国民の敵視、国民との闘いと言う事になります。
 
 これはもう民主主義の否定であり、それ以前に自分自身の敵視なのですから、論理矛盾以前に滑稽で無意味なのです。
 
 つまり元祖リベラリズムが持っていた反権力思想は、民主主義国家の成立により放棄するべき物だったのです。

 ところがそれでも反権力思想は放棄されず、生き続けました。
 しかしそれだって悪い話ばかりではなく、それにより普通選挙制や婦人参政権が実現し、社会をより民主的にしていく役には立ったのです。

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 しかしそうやって反権力で頑張り続けたら無限に民主化できるものか?

 それは無理でしょう?

 リベラルが夢見た社会が実現するにつれて、理想の弊害が目立つようになってきます。こうして、過度な自由や平等、人権の行使が共同体の歴史や文化、紐帯を破壊しているという保守派の批判がちからを増してきます。

 だから現在の社会を守る努力をしようと言う発想を、ワタシは全面的に支持します。 つまりワタシはこの記事で言う「共同体主義者(コミュニタリアン)」なのでしょう。

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 世界史上で見れば、豊で自由な民主社会を作っても、それを維持していくのは容易な事でありませんでした。
 だから実現不可能な理想を求めて暴れまわるよりも、そういう現在現実に手にしている自由で民主的な社会を守る為の努力をするべきなのです。

 そして現在中国や北朝鮮のような独裁国家が、日本の安全を脅かしている状況では、これは極めて喫緊で深刻な問題です。

 しかしそれを阻害しようとしているのがこの記事の前半に紹介されている自称リベラリスト達です。

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社民党の福島瑞穂氏は、反原発の旗を掲げて参議院議員となった元俳優の山本太郎氏と会談し、「リベラル勢力結集の要となりたい」と述べました。

 ??

 社民党福島瑞穂と山本太郎がリベラル?

 社民党は社会党の後継政党です。 つまり社会主義政党です。
 社会党はだから北朝鮮やソ連とはきわめて親密でした。

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 社会党は小泉訪朝まで北朝鮮による拉致はなかったと言い続けました。 そして警察の捜査や拉致に関する報道を妨害し続けました。
 
 1988年、ヨーロッパ滞在中に行方不明になっていた石岡亨さんの実家に、ピョンヤンから手紙が届きました。 北朝鮮に拉致された石岡さんが、旅行者に託して日本の家族に送った手紙でした。
 そこには有本恵子さん、松本薫さんの三人で助け合ってピョンヤンで暮らしていると書かれていました。

 この石岡家からこの連絡を受けた、有本恵子さんの両親は、北朝鮮と関係の深い社会党に相談しましたが、社会党はこの手紙を握りつぶしました。
 石岡家にも有本家にもその後一切連絡はないのです。

 しかしただ握りつぶしただけなのでしょうか?
 石岡家や有本家に無断で、北朝鮮に手紙の件を知らせていた可能性も否定できません。

 そういう政党なのです。

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 この後継政党である社民党が、リベラル?

 そして山本太郎に至っては核マル派です。
 暴力による共産主義革命を目指し、あまりの暴力性に共産党からも敬遠される集団です。

リベラルはリベラリズム(自由主義)の略で、その根底にあるのは自由や平等、人権などの近代的な価値に基づいてよりよい社会をつくっていこうとする理想主義です。

 もう悪い冗談だとしか思えません。

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 しかし現実的に自由や人権、民主主義がここまで達成された状況でなお、その拡大だけを叫ぶの事を「リベラル」と言うのであれば、そもそもマトモな人間ではないのです。

 南極点に到達したのに「もっと南に進め!!」と言う人間がいれば、それはもう南ではなく北を目指しているのです。

 つまり自由や人権や平等などの近代的な価値は破壊して、北朝鮮のような独裁体制を作りたいという事でしょう?

 リベラルの理想がほとんど実現されて、自民党(Liberal Democratic Party of Japan)でさへ、敢えてリベラルを表に出す必要はなくなりました。 
 
 そこでその隙をついて本来リベラルとは最も程遠い連中が、リベラルを僭称し始めたのです。

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 これでは自称リベラルの目指す物が変質するのは当然でしょう?

 中身が共産主義者だから、自称リベラリスト達は反差別を金科玉条にしての言論弾圧に狂奔するのではありませんか?

 そして国民がこれら自称リベラルに辟易するのもまた当然なのです。

 それにしてもこの記事の著者は明らかに核マル派山本太郎や親北朝鮮社会主義者政党である社民党福島瑞穂のような、明らかにリベラルでない人間達が、リベラルを名乗る事への違和感はないのでしょうか?

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 でも考えてみればこれも当然なのかもしれません。
 実はこの記事はハフィントンポストからの転載です。
 
 ハフィントンポストは元々アメリカのメディアでリベラルを標榜しています。

 しかし去年のクリスマス、アメリカのハフィントンポスト記者が「一番欲しいクリスマスプレゼントは完全な共産主義」とツィートして問題になりました。
 そして日本のハフィントンポストはこのアメリカのハフィントンポストと朝日新聞の系列なのです。

 で、朝日新聞の歴代社長は、マルクス主義者です。

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 これなら彼等にとって親北朝鮮社会主義者や核マル派が、リベラルを僭称するのをとがめるわけもないのです。
  1. 戦後民主主義
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2018-07-25 10:50

快晴

  昨日は快晴でした。

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 この2ヶ月余り、雨と曇りばかり続いたので、たまに晴れても全然信用しなくなっていたのですが、しかし昨日は本物の快晴でした。

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 本来札幌の夏はこんな日が続くのですが、今年はこんな本物の快晴は昨日が初めてでした。

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 それで一体どうしようか?と思ったのですが、少し遠出をすることにしました。

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 遠出と言っても大通り公園ですが・・・・・。

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 天気は良いのですが、涼しくて非常に快適でした。

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 本州は40℃前後の猛暑だと言うニュースを聞くと申し訳ないのですが、この日の最高気温は24℃でした。

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 この夏札幌は完全な冷夏で、30℃を超えたのはたった二日だけです。

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 これもオカシイとは思うのですが・・・・・。

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 ウィークデーの大通り公園は静かだろうと期待していました。
 
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 確かに薔薇園は静かでした。

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 しかし薔薇は2~3種を残して、ほぼ終わっていました。

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 そして薔薇園の向こうにはビアガーデンのテントが・・・・・。

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 ホントは薔薇が満開の頃に来たかったのですが、その頃は連日の雨でした。

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 それでロイズローズガーデンも見逃したのです。

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 そして薔薇が終わるとビアガーデンです。

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 実はこの日は大通り公園の風景でも撮ろうかと思ったのですが、いけどもいけどもビアガーデンです。

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 この季節、国内の大手ビール会社だけでなく、ドイツからくる会社までが、大通り公園にビアガーデンを開きます。

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 だから公園内がビールの屋台やテントや椅子やテーブルで埋まっているのです。

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 しかも昼間は営業していません。

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 無人のビアガーデンを見ても仕方ないので、道庁へ行ってみました。

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 勿論ここは観光客で一杯です。

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 道庁の池の鯉でも撮ろうと思ったのですが、鯉は見当たりません。

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 鯉はいなくなったのか?
 それともパンで持ってこないと出てきてくれないのか?

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 しかし気づくと日が傾いています。

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 そもそも家を出たのが2時半でした。

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 少し前ならこれでも疲れ果てるまで日は暮れなかったのです。

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 しかし今は4時を過ぎたら日暮れの気配です。

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 日が短くなったのです。
  1. 札幌の四季
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2018-07-24 12:08

LGBTは生産性がない?

 「LGBTには生産性がない」と言ったとかで、杉田水脈参議院議員のツィッターが炎上したそうです。
 しかし「LGBT]に生産性がないというのは事実でしょう?

 ここで杉田議員が言う「生産性」とは、経済活動や文化活動についての話ではなく、子供を産み次世代を作ると言う意味での「生産性」です。
 そして杉田議員がこの「生産性」を持ち出したのは、LGBTカップルへの公的支援をするか否かと言う話の中です。

 現在の日本では正規の婚姻をしている夫婦には、扶養控除その他、幾ばくかの公的支援があります。
 また婚姻自体が法で守られている制度です。

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 しかしLGBTのカップルにはこうした支援はありません。
 そもそも現在の日本では、同性婚と言う制度がありません。

 そこでLGBT反差別活動家達が、同性カップルへの公的支援を要求し始めました。

 杉田議員の「LGBTは生産性がない」発言は、この公的支援に対する反対論の中で出てきた言葉です。

 杉田議員は「正規の婚姻をしている夫婦に公的支援をするのは、これらの夫婦が子供を産み育てる事を基本にしているから。 しかしLGBTカップルが子供を産むことはあり得ないので、公的支援の対象にならない。」と言っているのです。

 ワタシはこれは全くの正論だと思います。

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 ワタシの知人で、中年すぎてから恋人と同棲して事実上夫婦生活をしてるカップルがいますが、彼等は正規の婚姻ではないので、公的支援は全く得ていません。
 
 若いカップルでも正規で婚姻でない場合は、公的支援を得られません。
 
 理由は簡単です。
 婚姻届けが出ない限り、国も自治体も彼等がカップルとして暮らしているかどうか自体を把握できません。

 そして彼等が婚姻届けを出さないのは、殆どの場合、そもそも子供を作る意思がなく、その場合敢えて入籍するメリットはないからです。 
 公的支援なんて言っても微々たる物なので、入籍することで抱え込む義務を考えると、二人一緒に楽しく暮らすだけなら、ワザワザ入籍なんかする必要はないのです。

 それでは同性婚が制度として存在しない状況で、どうやったら公的に支援できるのでしょうか?
 そもそも何のために支援するのでしょうか?

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 婚姻とは元来、子孫を産み育てるのが目的なのです。 そして子孫ができないと社会は存続できません。
 だから古代から婚姻は尊重されたし、国家や社会がそれを支援してきました。
 けれどもそれと引き換えに、婚姻したカップルにはお互いの貞操義務や、扶養の義務など非常に重い義務も課してきたのです。 

 婚姻の尊重と支援は、こうした義務を伴うからこそ行われてきたものでもあるのです。

 しかし子供を産み育てると言う目的でないカップルには「生産性はない」ので、こうした支援はしてこなかったのです。

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 逆に言えば、LGBT反差別活動家が言うように、子供を作る目的ないカップルでも支援しろと言うなら、カップルだけを支援しろと言うのがオカシイのです。

 カップルを作らない独身者だって支援するべきではありませんか?
 例えばゲイの男性の中には、非常に性的にアクティブで、日常的に大勢の男性と性交渉を楽しむので、カップルなんか作っていられないという人も多いのです。

 LGBTカップルに公的支援がない事を差別と言うなら、上記のような理由で独身でいる人達に公的支援がないのも差別でしょう?
 
 そしてこの世にはLGBTでなくても独身でいる人が沢山います。(例 ワタシ) こうした独身者にも公的支援をしないのは差別になります。

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 そもそもGBT反差別活動家は何のためにLGBTカップルへの支援を要求しているのでしょうか?

 イヤそれ以前に彼等の言う差別ってなんでしょうか?
 
 少し前まで大騒ぎしていたLGBTトイレはどうなったのでしょうか?

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 マジにこの漫画の通りでしょう?

 実はワタシが行きつけの病院が、新築移転した時にLGBTトイレなるものを作ったのです。
 ある日その病院へ行ったとき、ワタシがそのトイレの傍を通りかかると、80過ぎと思えるお爺さんが出てきたのです。
 ワタシはそれを見て、一瞬「このお爺さんゲイ? それともバイセクシャル?」と思ってしまいました。

 考えてみればこのお爺さんは、LGBTの表示が何のこと知らなかっただけだと思うのです。 だから気楽に入ったのでしょう。
 しかし当事者ならこんなトイレに入るのは躊躇うでしょう?

 だってカミングアウトしている人達だって、病院や駅やスーパーなどで、見知らぬ人達の不作法な好奇の目にさらされるのは絶対いやでしょう?
 ましてLGBTであることを隠していたい人にすれば、こんなトイレに出入りするところを、知人に見られるのを想像したらそれだけで恐怖でしょう?

 因みにこのLGBTトイレは不評だったのか、その後この表示は外されました。

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 ところが彼等はこんなトイレを作れと言いながら、一方でアウティング(友人等がLGBTであることを知った場合、それを他の人に言う事)は人権侵害だ、アウティングで自殺者が出たと言って騒いでいるのです。

 ??
 コイツラ一体何がしたいの?

 LGBTの人達にとって、LGBTであることを知られるのがそれほどの苦痛なら、こんなトイレを作って、トイレの出入りの度のアウティングを強制しようという神経がわかりません。

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 結局彼等はLGBT差別をネタに騒ぎたいだけではありませんか?
 1970年代のアメリカでの公民権運動やウーマンリブを皮切りに、現在の西欧先進国と日本では、差別反対が絶対正義になりました。

 そこでこうした反差別活動をビジネスとする人々や、それに集る政党政治家が生まれました。

 しかし本来民主主義国家で保障できる平等は法の下の平等だけです。
 そして女性や黒人への法の下の平等は、直ぐに達成されたのです。

 でもこれで困る人達が出てきました。 つまり反差別ビジネスパースン(ビジネスマンと言うと差別だと騒がれちゃいますから)やそれに集る政治家達です。
 そこで彼等は法の下の平等では満足せずに、結果平等や個人や他人を平等に扱う事を要求するようになりました。

 しかしそれだけでは足りず、人種差別や女性差別とは別な差別を取り上げる必要が出てきたのです。

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 それで目を付けたのがLGBTです。
 尤も欧米の場合は、キリスト教の教理から同性愛は罪とされたし、その為刑事罰もありました。 だからこうした刑事罰の廃止などは、実際に大きな意味があったのです。

 しかし問題はそれを直輸入した日本の活動家です。
 日本では古来同性愛など個人の性的な指向に国家や社会が干渉するという歴史はなく、同性愛者が迫害された歴史もないのです。

 ところが欧米式の反差別ビジネスをするには、日本でも欧米並みの差別や迫害があった事にしないと商売になりません。

 だから彼等は差別がある事にしようとするのです。 しかし元々なかったものを作るのですから、これは全くの無理筋で、その為やっている事は支離滅裂になるのです。

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 その為、トイレに出入りする度に、周りの人にアウティングを強制するLGBTトイレを作れと言う一方で、「アウティングは人権蹂躙だ~~!!」と喚くのです。

 こんな事をしていれば、この漫画の通り「世間の人達」は「LGBTってわけのわからない我儘ばかり言う厄介な連中」と認識するようになり、ホントに差別される事になってしまうでしょう?
 これはビジネス当事者以外のLGBTの人達には大迷惑でしょう?

 しかし相手はビジネスでこれをやるのですから、始末が悪いです。

 そしてビジネスの為だからこそ、この杉田議員「生産性」騒動のようなプロパガンダをやるのです。

 杉田議員はごく当たり前の話をしているだけなのですが、しかしこうしたビジネスパースン達は、全体の文脈を無視して一部の言葉だけを取り上げ、「差別だ~~!!」と騒ぐのです。
 彼等はこうした誹謗中傷プロパガンダのプロなので、こんな事をやりまくるのです。

 本当に始末が悪いですね。

  1. 差別ニダ!!
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2018-07-23 13:34

保守って何?

 7月20日の国会では、核マル派から800万円の献金を受けていた枝野幸雄が「私こそ保守本流」と大演説をしました。
 一方自民党側でも以外な人物が「ネトウヨから目の敵の野田聖子氏、私も保守なのよ」などと言っています。

 枝野やら野田聖子やらネトウヨから目の敵にされている連中が、「保守」を自称することが流行り出しているようです。
 こんな連中が揃って保守を騙り出したのを見ると、こんな鈍感な連中でも、もうリベラルのイメージが悪くなりすぎて、リベラルでは票が取れないとわかってきたのでしょうね。

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 しかし野田聖子はリベラルでないとまずいのでは?

 だって野田聖子は自民党の議員で、しかも今度は総裁選に出たいと言っているのです。

 ところで自民党は英語ではLiberal Democratic Party of Japanです。 
 自由(Liberal)民主(Democratic )党(Party )なのです。  
 英語圏ではこの頭文字を取ってLDPと呼ばれているのです。

 つまりリベラルで民主的であることを標榜する政党なのですよ。
 それが「保守」ですか?

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 だったら安倍総理は?
 
 実は昨日こんなコメントを頂きました。

 安倍晋三はリベラルである。それは間違いない。
 何故なら、保守と言えるような政策を出して来ていない。
 そもそも、安倍晋三は自民党の中でもリベラル色の強い
 派閥のプリンスであったわけで、TPPに代表される
 経済政策は新自由主義で、安倍晋三が保守というのは
 最早信者に近い安倍支持者が見ている幻想である。

 ええ、ワタシも安倍総理はリベラルだと思います。 だってLiberal Democratic Party of Japanの総裁なんですよ?
 リベラルで当然でしょう?

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 自民党と言うのは元来、自由主義と民主主義体制を守る為に、作られた政党です。
 それまで自由主義や民主主義を基本理念する政党は2つあり、戦前はそれが二大政党制をとっていたのですが、戦後になって社会党の勢力が急伸しました。

 そこでこれに危機感をもったこの二つの政党は、1955年に合体して一つの政党になり、自由と民主主義を守っていこうという事で自民党ができたのです。
 
 リベラルと言うのは元来自由を意味するのですから、つまりリベラルであることは自由を重んじるという事ですから、自民党の総裁はリベラルで当然なのです。

 実際安倍のミックスなど海外では完全にリベラル政党の政策です。 
 また賃上げや雇用の拡大など、本来ならリベラル政党や労働組合がやるべき政策を、今ちゃんとやっているのは安倍政権だけです。
 保守政党は雇用より財政規律を重視するのが普通です。

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 おお、だったら枝野や野田聖子が保守、安倍総理がリベラルって正しいではありませんか?
 彼等はひたすら財務省の意に従って、増税と緊縮を喚き、安倍のミックスに反対しているのですから。

 それでも自民党が、なぜか「保守」と言われているのは、自民党が保守を名乗ったというより、野党が「革新」とか「リベラル」を僭称したので、その対局と言う形で「保守」に分類されたという事でしょうか?

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 そもそも元来保守と言うのは、「過去から続く価値観や体制の維持に努める」「無暗に現状を変えたくない」ぐらいの意味で、特定のイデオロギーや体制を指すわけではありません。 だから国により時代により何を「保守」とするかは違ってきます。

 例えばイランで保守派と言えば、ホメニイ体制、強硬なイスラム原理主義勢力を指します。
 プーチン政権確立以前、ロシアの保守派と言えばなんと共産主義者でした。

 イランは紀元前3000年から続く歴史を持つ国です。 その5000年余の歴史の中は、皇帝の独裁でした。 しかしその独裁が終わらせたのがイラン・イスラム革命です。 それで皇帝を追い出してしまったので、もう過去の国体には戻れません。

 そういう条件のもとで一番古い体制がホメニイ師によるイスラム聖職者の支配体制なのだから、イランの保守と言うのは、ホメニイ体制を指すしかないのでしょう。

 ロシアもロシア革命で皇帝一家を惨殺した以上、もう帝政には戻れません。 だからロシアの元の国体を共産党支配下のソ連とするしかないのです。

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 どんな国でも数百年、或いは数千年の歴史はあるわけで、その間に国家の体制は何度も変わりますし、国によって民族丸ごと入れ替わったりします。

 こうなるとそういう歴史の中で何をもって守るべき伝統、価値観、国体とするべきかは、議論すればきりがありません。
 だから普通は現実的に維持可能な過去の体制の維持を標榜する事を「保守」と呼ぶしかないのです。

 そしてその意味では枝野や野田聖子が保守と言うのは間違いではありません。

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 枝野や野田聖子が守りたい体制は、つまり戦後レジームです。
 これは1945年の日本の第二次世界大戦敗戦によるGHQの占領で作られました。

 立憲民主党の支持団体である労働組合は、この時GHQが作り、GHQと親密だった共産主義者がその専従職員として組合費を食い物にいして、政治運動を続けられる体制を作りました。
 大学や言論界もGHQの支配下に入りました。 この時GHQの権力を背景して支配的地位を得た人間とその弟子筋の人間が今もここを支配しています。

 だから彼等としては今もGHQの価値観を守りたいのです。
 その価値観こそが彼等の権威と権力の源なのです。 そしてその権威と権力によって、彼等は様々な利権を得てきたのです。

 その為には現在の状況を欠片でも変えたくないというのが、彼等の本音でしょう?

 その意味では彼等は完全に「保守」なのです。

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 GHQの作った戦後体制は、しかし日本にとって居心地の良い面もあったし、また何よりも牙を抜かれて丸裸になった状態では、これに逆らう事はできません。
 だから現実に政権を担う側も、これに従うしかありませんでした。
 
 しかし現実に政権を担っていれば、現実の変化にも対応しなくてはなりません。
 その為にはGHQの作った体制(つまり日本を戦えない国する為だけの体制)だけを守っているわけにもいかないのです。

 ここでLiberal Democratic Party of Japanとしても、憲法改正始めGHQの作った体制の変革を考えざる得なくなるのです。 
 ところがこれはちゃんと自力で戦って自国を守る事の出来る国になる事ですから、それはそのまま第二次大戦前の体制と重なります。

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 実際日本は明治維新以降、立憲民主制の確立に努めてきました。 そして大正時代には普通選挙制を確立して、民主主義国家となったのです。 
 だから自由主義国家、民主主義国家としての日本の国体、伝統を言うなら、ここまで時代をさかのぼって考えても構わないのです。

 そしてこれは現在の民主主義先進国諸国のリベラル政党でも普通に維持している政策です。

 そうなると日本は100年来の民主主義体制を守ろうとしているだけなのだから、これは「保守」と言う事になります。 だからLiberal Democratic Party of Japanの側も保守と言われても文句は言わないのです。

 むしろ異常なのは戦後70年余、ひたすらGHQの権威にすがり、その権威を盾に利権をむさぼり続けた連中が自分達を「革新」とか「リベラル」とか自称していたことではありませんか?

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 ワタシは立憲民主党始め護憲派左翼を見ると、近代以前のローマ法王庁を思い出します。

 近代以前のローマ法王庁は、体制派でしょうか?
 それとも反体制派でしょうか?

 ローマ法王庁は近代以前カソリック世界で、強大な権威を持ち、その権威により人々の精神を完全に支配しました。
 その意味では完全な体制派です。

 しかし法王庁は宗教者であるが故に、武力はなくその為世俗の支配者にはなれませんでした。
 歴代法王はそれでも何とか世俗の支配者を、自分の支配下に置こうと、血みどろの戦いを続けきました。
 だから世俗では完全な反体制派なのです。

 一方世俗の支配者にすれば、法王の権威は認め、また自身が敬虔なカソリック教徒であっても、現実の社会を統治する以上は、法王庁の掲げる宗教的理想主義ばかりに従ってもいられなのです。

 だから世俗の支配者と言うのは、勿論体制派ではあるけれど、一方で精神的には法王庁の権威に対する反体制にならざるを得ないのです。

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 ワタシは枝野とその仲間達は、まさにこの中世の法王丁だと思うのです。
 彼等はGHQによる戦後教育による「日本悪い教」の聖職者で、GHQが教育界や言論界を支配した時に、この教団に入信しました。

 そして日本国憲法と言う聖典を掲げて、戦後日本人の精神を支配し続けました。

 但しこの「日本悪い教」はキリスト教の原罪思想のように日本には侵略戦争と言う原罪を定めて、日本を否定してしまったし、しかも武力も放棄させてしまったので、世俗の支配者にはなれなくなりました。

 世俗の支配者は、国家の繁栄と国防に責任があるのですから、それを放棄する集団は結局世俗の支配者にはなれません。

 そこで彼等は戦後70年余日本の精神的支配者でありながら、しかし自分達は反体制であり、革新派でありリベラルであるという奇妙な錯覚を持ち続けてきたのです。

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 しかし遂に宗教改革が起きてしまいました。
 このGHQ教団の余りの腐敗堕落や、その教理の非現実性や不合理に気づく人々が増えて、この信仰を捨てる人が激増しているのです。

 キリスト教の宗教改革を促進したのはグーテンベルグによる印刷機の発明と、それによる聖書の普及でした。

 現在の宗教改革はインターネットの普及による、が寡占を保障したマスコミの衰退でしょう?

 そこで今や守勢に立たされた「本悪い教団」は、自分達に不都合な言論は何でもヘイトスピーチとしするなど異端審問を活発化させています。
 
 宗教改革とそれに続く宗教戦争は、西欧史でも最も陰惨な時代でした。

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 だから当面、「日本悪い教団」も陰惨で卑劣な抵抗を続けると思います。 枝野や野田聖子が「保守」を名乗り出した事や、モリカケだってその一つでしょう?

 でも自由と民主主義を守る為には、こんな連中に負けるわけには行かないのです。
  1. 戦後民主主義
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2018-07-22 12:15

枝野は保守本流?

 7月20日の国会で立憲民主党は内閣不信任案を提出しました。
 そしてそれに際して立憲民主党の党首枝野幸雄は「私こそ保守本流」と言う演説をしました。

 枝野氏が内閣不信任案で「私こそ保守本流」と演説

 核マル派から献金を受けているのに、枝野は2~3年前から「保守本流」を名乗り始めました。
 これはこの頃漸く枝野も社会一般での「リベラル」の評価に気づき、このまま「リベラル」を名乗っていては、票を得られないと考えたからでしょう。

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 立憲民主党とそれに同調する勢力、つまりネット用語でいう所の「パヨク」は元々は、「革新」を名乗っていました。
 連中は根が社会主義者や共産主義に憧れて、革命を夢見ているのですから、本来なら「社会主義者」「共産主義者」と名乗るべきなのですが、それでもそれはあまりに受けが悪いので、「革新」を名乗ったのです。

 しかし1991年ソ連が崩壊し、社会主義の内情があからさまになると、「革新」と言う名前も具合が悪くなりました。
 そこで彼等は「リベラル」を僭称するようになりました。

 「リベラリズム」とは本来、自由や人権を尊重する理念なので、共産主義や社会主義とは絶対に相いれないのですが、しかし呆れた事に日本共産党までが、なぜか「リベラル」の仲間に入っているのです。

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 おそらくこれは世界的な傾向なのでしょう。

 実はカカシさんがリベラルの変質についてエントリーされています。 

 180度変わってしまった昔のリベラルと今の後退派左翼

 つまり現在リベラルを名乗る連中は、本来リベラルが重視してきた原則とは全く違う物になり、後退派左翼になってしまったのです。
 
 これはつまりソ連崩壊以降、共産主義者や社会主義者がリベラルを僭称することのよって、自称リベラリストの中身が共産主義者や社会主義者になってしまったからでしょう。

 だから自称リベラリストの関心は、自由や人権ではなく、反差別を盾にした言論統制や、富の分配に変わったのです。

 そして「リベラリスト」は民主主義国家での「女性差別」や「人種差別」をネタに狂乱絶叫するのに、中国や北朝鮮などの共産主義独裁国家での虐殺や粛清にはだんまりを決め込むようになりました。

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 この名前を変えて中身を誤魔化す作戦には、多くのマスコミが協力しました。 それで一般国民も日本共産党を「リベラル」と呼ばざるを得なくなりました。

 しかし残念ながらそれで彼等のイメージが良くなることはありませんでした。
 国民は直ぐに彼等の中身が過去の社会党や共産党と何一つ変わっていない事に気づいたのです。

 彼等はリベラルを僭称して、社会主義や共産主義の看板を隠したので、代わりにひたすら非現実的な理想主義に執着するようになりました。 
 その結果、それでなくても元々乏しかった現実認識能力がますます減少して、現実的な提言をすることが全くできなくなってしまいました。

 そこでひたすら妄想平和主義と、反米、反自民だけに執着するしかなくなったのです。

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 だから次第にリベラルのイメージは悪化し、リベラル=後退派左翼、リベラル=パヨクと言う認識が一般化していきました。

 そしてそれに応じて自称リベラル派政党の支持率が、下がり続ける事になりったのです。

 そこで彼等はまた自称を変える事にしたのです。 つまり「リベラル」を「保守」に変えたのです。
 
 で、でも君達今まで一度も自分達が保守なんて言った事はないでしょう?
 今まで「革新」とか「リベラル」を名乗っていたのでしょう?
 それがいきなり「保守本流」なんて無茶苦茶でしょう?

 ええ、無茶苦茶です。
 でもそんなことはどうでも良いのです。

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 そもそも彼等は最初から「リベラリスト」でも「革新派」でもないのです。
 社会主義者や共産主義者です。
 或いはイデオロギーに関係なく、とにかく権力を得たいだけの人間達なのです。
 
 だから世論の受けの良さそうな名前があれば、平気でそれを名乗るのです。

 因みに我が在特会の正式名称は「在日特権を許さない市民会」ですが、別途に「行動する保守」を名乗っています。
 これは在特会が発足した10年前からです。

 そしてマスゴミと枝野等パヨクは、この在特会を「ヘイト団体」として必死にネガティブキャペーンを続けてきました。

 しかしそれでも現在の日本では「保守」の方が、「リベラル」より遥かにイメージが良いのです。

 そこで枝野等は臆面もなく今度は自分達が「保守」を僭称することに決めたのです。

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 それでは枝野等立憲民主党が「保守」を名乗れば、立憲民主党や枝野のイメージは良くなるのでしょうか?

 そしてこれまで「リベラル」な立憲民主党を支持してきた支持者たちは、困惑しないのでしょうか?

 例えば安倍総理が「自分はリベラル」と言い出したら、のけぞる支持者も多いでしょう?

 でも最初に紹介した記事を読む限り全然困惑していないようですね。 それどころか記事の著者は枝野に賛同して自分も保守の心算になったようです。
 だって彼等は枝野の同類です。

 だから「リベラルのイメージが悪くなったら、名前を変えれば良いじゃないか?」と言う感覚は枝野と同じなのでしょう。

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 そして枝野とその支持者達が「保守」を自称するようになったら、自称「保守」のイメージは良くなり、立憲民主党の支持率は上がるでしょうか?

 イヤイヤ、賭けても良いけど、それはないでしょう?
 
 枝野等が「保守」を名乗る事のよって、保守のイメージは間違いなく悪くなるでしょう。 これは彼等が「リベラル」を名乗る事によって、リベラルのイメージが悪くなって、遂には政党としての存続にかかわるようになったのと同じです。

 そしてそのことで立憲民主党の支持率が上がるわけもないのです。

 そもそも自分達がこれまでやってきた事、自分達の抱える問題とは絶対に向き合わず、ただひたすら「ウリは正しいニダ!!」「ウリは賢いニダ!!」「悪いのはウリを理解しないオマイラニダ!!」と認識だけで生きてきて、いよいよそれで世間の評判が悪くなれば「名前変えるニダ」と言う人達が、支持されたり信頼されたりするはずもないのです。

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 ああ、でもそうやって気楽に名前を変える人と達がいますね。
 でも枝野の「私こそ保守本流」発言を見ると、なるほどこの人達と立憲民主党は仲が良いわけだと思います。
 だってホントに同質同類だもの。 
  1. 民主党
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2018-07-21 12:43

昨日は暑かった

 一昨日の夕方から久しぶりに晴れてきました。

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 この前、晴れたのは7月8日ですから、10日ぶりの晴れでした。

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 それでもこの日は昼間は怪しい空で、夕方になって漸くちゃんと晴れたのです。

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 それにしてもこんな年は初めてです。

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 ワタシはこの10年来、午後は散歩に出て下手な写真を撮る事を日課にしてました。

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 そして天気が悪い日は家事をすることにしていました。

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 しかし6月からこれが壊れ始めました。

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 天気が悪いのが当たり前になってしまい、午後の散歩をしない日ばかりが続いたからです。

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 尤も体調もぐちゃぐちゃだったので、家事もサボって寝込んでいる日がほとんどでした。

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 しかし昨日は朝から晴れました。

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 しかし滅茶苦茶暑くなりました。

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 それで北海道神宮に行くことにしたのです。

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 深い木立のせいか北海道神宮の境内は、炎暑の日でも涼しいのです。

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 それじゃ今まで暑くなかったのかい?

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 ええ、全然暑くなかったのです。

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 あの大雨の中、本州は物すごい猛暑で死人も出ているようすが、こちらは7月に入ってからも20~25℃の日が続いていたのです。

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 でも昨日は午後からは30℃を超えたのでしょう。

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 凄く暑く感じました。
 それに湿度も高かったようです。

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 暑くて歩くのがイヤなので、参拝を終えると直ぐに神宮を出ました。

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 暑さ除けにとにかく自転車を走らせました。

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 電動自転車なので、走らせていれば涼しいです。

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 それで琴似まで来た時、街中の温度計を見たら33℃になっていました。

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 なるほど暑いわけです。

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 本州の標準なら「そんなの大したことはない」と言われそうだけれど、それまで20℃代前半の日々だったので、体が暑さに慣れていないのです。

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 それでも農試公園をうろつくうちに日が傾き、少し涼しくなってきました。

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 家に帰りついてから、窓に網戸を入れて、ストーブを片付けました。

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 まだストーブを片付けたなかったのかい?

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 ええ、7月の上旬までまだ肌寒く、ストーブを焚いた日がありました。

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 その後も天気が悪くて気温が上がらないし、体調を崩して寝込む日が多かったので、ストーブは片づけていなかったのです。

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 例年なら6月上旬には片づけていたんですけどね。

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 で、今日はまた天気が悪く、涼しいです。
 大丈夫だろうか?
 ホントにオカシイです。
  1. 札幌の四季
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2018-07-20 13:26

肉親にも韓国政府にも、どうでも良い朝鮮人の遺骨 パート2開始

  韓国の民間団体が北朝鮮と一緒になって、戦時中日本で死んだ朝鮮人の遺骨を返せと言っているようです。

 日本からの遺骨送還で南北協力 植民地時代の徴用巡り
 共同通信 
 

 【北京共同】南北交流を推進する韓国の民間団体「民族和解協力汎国民協議会(民和協)」は19日までに、北朝鮮側との間で、日本の植民地時代に徴用された朝鮮半島出身者の遺骨を日本から持ち帰る事業を南北共同で進めることで合意した。同日まで訪朝していた民和協代表の金弘傑氏が帰途、北京国際空港で記者団に明らかにした。
 金弘傑氏は韓国の故金大中元大統領の三男で、16日から訪朝。北朝鮮側代表を務める金永大最高人民会議常任副委員長と合意文に署名した。
 対象となる遺骨の保管場所や数について、金弘傑氏は記者団に「分散しているので準備作業が必要だ」と述べるにとどめた。

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 しかしこれ不思議な話です。
 
 実は戦時中、出稼ぎ等で日本に来て亡くなった朝鮮人の遺骨については、2009年にも当時の韓国政府との間いに返還交渉がありました。

 この話はどうなったのでしょうか?
 この時に遺骨返還は済んでいたのではないのでしょうか?

 この件についてワタシは2009年にエントリーしています。

 肉親にも韓国政府にも、どうでも良い朝鮮人の遺骨

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 リンク先を見ていただければよいのですが、これまでの経過を簡単に説明します。

 戦時中に出稼ぎ等で日本に来て、事故や病気で亡くなった朝鮮人の遺骨の返還については、日本政府は終戦直後から韓国政府に返還を申し入れていました。
 当時の李承晩政権は猛烈な反日政権で、韓国と日本の間に正式な国交はなかったのですが、遺骨の返還は人道問題ですから、日韓の政治問題とは別に人道問題として返還を申し入れたのです。

 ところが韓国政府はこの交渉を拒否しました。

 1965年、日本と韓国は日韓条約を締結し、第二次大戦以前の問題は解決して、正式な国交を回復しました。
 そこで日本政府は再度、韓国政府に遺骨の返還を申し入れました。
 
 ところが韓国政府はこれを拒否し、日本で埋葬するように要求しました。

 1975年、日本政府は遺族の高齢化を心配して、北朝鮮に本籍地のある遺骨は北朝鮮に返還する事を提案すると、韓国政府は全部一括して韓国に返還するように要求しました。

 しかしそれでは肉親の下に戻れない遺骨が出てきます。 そこで結局この話は頓挫し、遺骨はそのまま日本に保管され続けたのです。

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 韓国政府がこのように同胞の遺骨引き取りを拒否するのは、一つには遺骨返還を通じて日本政府と北朝鮮政府が話し合いを持つ事を恐れたからです。

 そこで2009年、親北朝鮮の廬武鉉政権になると、遺骨返還の話が進みだし、ごく一部ですが韓国に返還されたようです。
 
 しかし今回また遺骨返還の話が出たところを見ると、やはり・・・・・と言うか、殆ど遺骨は肉親の元に戻れないまま、日本に保管されているようです。

 そこでま親北朝鮮政権の成立でこの遺骨の話が出てきたというわけです。

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 因みに遺骨を保管し続けたのは、日本各地のお寺です。 
 朝鮮人の労働者が死んだ後、職場の仲間等が近所のお寺に遺骨を預けたのを、そのまま預かって供養し続けているのです。

 お寺に遺骨を預けて供養してもらうと、普通は相応の供養料を取られるのですが、朝鮮人の遺骨は親族の所在不明ですから、勿論無料です。
 それでもお寺の側は、遺骨を預かった時からその遺骨の氏名や本籍地なども控えているのです。

 尤も警察などの頼まれたならともかく、そうでなければ身元不明の遺骨なんかあずかれませんよね? そんなことをしたら犯罪の片棒を担ぐ嵌めにもなりかねませんから。

 だからちゃんと遺骨の身元は確認して預かっているのです。

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 つまり韓国側に普通に引き取りの意思があれば、いつでも韓国に返せる状態で返還を待ち続けているのです。

 だったら別に韓国政府が動かなくても、韓国側の肉親や在日コリアンが連携すれば、韓国に親族がいる遺骨は簡単に返還できたはずです。

 韓国側の親族達が直接赤十字や民潭などに帰らぬ親族の消息探しを依頼し、仏教団体がそれに協力すれば、どこのお寺に誰の遺骨があるかは直ぐにわかるはずです。

 因みに徴用者の場合は、終戦までは消息不明になるという事があり得ません。
 
 なぜなら徴用者を雇用する場合は、厚生年金加入が強制されました。 だからもし死ねば、遺族年金が支給されます。
 それで遺族には遺族年金支払いの通知がくるし、また年金記録からいつどこで死んだかも調べる事ができます。

 だからホントに徴用者の遺骨であれば、厚生省に聞けばほぼ一発で探し当てる事ができるはずです。

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 そしてお寺の側にすれば直接肉親が引き取りに来たら、遺骨を返さないわけには行きません。 日本政府や韓国政府も文句は言えません。

 このようにして政府を介さず民間団体を介して、直接遺族が遺骨を引き取る事にすれば、韓国に親族のいる遺骨は全部親族の元に帰れたのです。

 しかも1970年代ぐらいまでなら、戦時中に朝鮮人を雇用した企業側の人も、また徴用や出稼ぎで日本にきた朝鮮人も、その両親や兄弟も殆ど皆健在でしたから、こうした遺骨探しや消息探しは今よりはるかに簡単だったのです。

 だからこそ日本政府もこうした関係者が健在のうちに、遺骨返還を済ませようと急いだのです。

 ところがこうした民間や個人での遺骨引き取りの話もなかったのです。

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 つまり韓国人は肉親の遺骨なんかどうでも良いのでしょう?
 実際、そうでなければ李承晩政権や朴正熈政権による遺骨引き取り拒否は、国民から猛烈に非難されるでしょう?

 韓国人がここまで自分達の同胞の遺骨に冷淡なのは、一つには韓国では遺骨を墓に納骨する場合に、盛大な儀式をするので、その経済的負担が半端じゃないという事があるようです。

 また在日コリアンの中には戦後不法入国して、死亡した朝鮮人の戸籍を乗っ取った人間が相当数いるので、遺骨返還に関して戸籍を再調査のようなことになるのは絶対に困るようです。

 そして戦死者や公務死者(徴用者が死亡した場合は公務死と言う事になる)の場合は、衷慰金や遺族年金を他の親族に黙って独り占めする為に、戦死広報が来たことも黙っている連中が多いのでしょう。

 とにかくそんなこんなで肉親の遺骨は引き取りたくないのです。

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 でも日本から謝罪と賠償をゲットするネタにするためなら、「遺骨返すニダ!!」と騒ぐのが朝鮮人です。
 だから今回もまた騒ぎだしたのです。

 こんな連中ですからね。
 朝鮮戦争時のアメリカ軍戦死者の遺骨返還だってマトモに対応するわけもないのです。

 しかしこれホントにアメリカを怒らせると思うんですけどね。



  1. 特亜
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2018-07-19 14:53

トゥキディデスの罠とペロポネソス戦争 その4(アテネの拡大政策)

 ペルシャ戦役(紀元前499~449年)でペルシャを退け軍事大国の地位を確保したアテネは、この軍事力を背景に更なる権益拡大に乗り出します。

 それでもアテネも最初はまずエーゲ海周辺からペルシャの勢力を追い払い、次には黒海へと勢力を伸ばすという政策でした。 エーゲ海とその沿岸一円は既にデロス同盟を作っていましたし、黒海沿岸は元々ギリシャ世界ではなく、またペルシャ帝国の勢力も及ばない未開の地でした。

 だから暫くは無事に済みました。

 しかしこれらの地域を完全に勢力下においたアテネは、今度はペルシャ帝国の支配下にあったエジプトやフェニキアにも侵攻しました。
 けれどもこれは当時のアテネ軍の指揮官であってペリクレスに軍事的才能がなくて失敗しました。

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 このペリクレスの時代にアテネは黄金時代を迎えます。 そして内政ではトゥキディデスが「「民主制と言いながら実は一人の男が支配した時代」と言われる時代になるのです。

 文字通り「ペリクレス一強」の時代を迎えるのです。

 しかしペリクレスは前記のように軍事的な才能はありませんでした。 この当時のギリシャでは国家の指導者は、戦争になれば自分自身が軍隊を指揮して戦わなくてはなりません。
 
 ペリクレスにはしかし軍隊指揮官としての才能はあまりなかったし、彼自身もそれを自覚していたせいか、エジプト遠征で失敗してからは、極力軍事的手段は使わないようにしました。

 その意味ではペリクレスは平和外交に徹する努力をしていたのです。 

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 そして紀元前450年、ペリクレスはペルシャ帝国と恒久的な平和条約を締結しました。 紀元前480年ペルシャ海軍がサラミスの海戦で壊滅してから30年後のことです。
 これで長く続いたペルシャ帝国との戦争が完全に終結しました。
 
 これでペルシャとギリシャ諸国との間は平和になりましたが、しかしこれはアテネにすると、当時ペルシャ帝国の支配下にあった地中海の東側への進出が不可能なったという事です。 
 
 ところがアテネはそれで権益拡大を諦めませんでした。
 そこで今度はその矛先を西地中海に向けたのです。

 しかしそこは元々、デーバイやコリントなどペロポネソス同盟諸国が権益を持つ地域でした。 元来古代ギリシャ世界の商業権益は、現在のギリシャ共和国を挟んで、東側はアテネ、西側はペロポネソス同盟諸国と言うすみわけが出来ていました。

 ところがペルシャ帝国との和平が成り立った事で、アテネはペロポネソス同盟諸国への権益に切り込むようになったのです。

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 ペリクレスはこれもできる限り平和的に、つまり直接武力に訴える事は出来るだけ避けてはいました。 
 けれどもそのやり方は実にえげつない物でした。

 その標的になったのがコリントです。 
 コリントは口が狭く細長い瓶のような形をしたコリント湾の一番奥にあります。 ところがペリクレスはこの瓶の口にあたるエウボイアを制圧します。 
  
 更に今度その対岸にあたる瓶の中ほどにあるナウパクソスも攻略するのです。

 これだとアテネはいつでもコリント湾を封鎖することができます。 
 これはもどう見てもアテネがコリントの商業圏を奪う心算だとしか思えません。
 
 コリントがこれに猛反発したのは当然でしょう?

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 それにしてもなんでもこんな事ができたのか? 

 ペリクレスには元々抜群の弁舌の才能があり、黒を白と言いくるめるのは朝飯前でした。 彼はこの弁舌の才でアテネの民意を思うままに操り、30年の長きにわたってアテネの政界でペリクレス一強を維持したほどの男なのです。

 そしてこうして長期政権を維持することで、ギリシャ世界全域とペルシャに広い人脈を持っていました。

 特ににスパルタ王アルキダモスとは長年の親友でした。 スパルタ王アルキダモスは毎年ペリクレスの別荘で一緒に過ごす間柄でした。

 ペリクレスはこうした人脈と弁舌を武器に、「平和外交」でペロポネソス同盟諸国の権益に切り込んでいったのです。

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 勿論スパルタ王もペリクレスとお友達だと言うだけで同盟国コリントを見捨てたわけではありません。 ペリクレスはスパルタにこれを認めさせる事で、スパルタ側に一定の利益が得られるようにしたからです。

 スパルタはこのころ奴隷階級であるへロットの反乱で苦労していました。 そしてこの反乱をしたヘイロット側との話し合いで、彼等がスパルタ領から立ち退く事を認める事でこの反乱を終わらせます。
 それではそのへロット達が立ち退いた先は?

 ナウパクソスです。

 スパルタとすればこれで漸く厄介払いができたし、アテネとすればナウパクソスへの入植者をゲットできました。
 スパルタとすればこれで十分なのです。
 
 スパルタはペロポネソス同盟の盟主ではありますが、自給自足の閉鎖経済の国家ですから、商業権益なんかどうでも良いのです。 
 
 まさにペリクレスならでは、魔法のような外交成果でした。

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 しかしコリントやデーバイなど他のペロポネソス同盟諸国は、アテネ同様の商業国家でした。 特にコリントはアテネ同様に海上交易で栄えた国です。
 
 コリントは元々三段櫂船40隻からなるギリシャ第二の海軍を持つ国でした。 そしてこれはアテネがペルシャ戦役に向けて200隻からなる巨大海軍を作る前は、ギリシャ最大最強の海軍だったのです。

 だからコリントはアテネが海軍を作ったころからアテネへの警戒心と嫉妬に燃えていました。 ところがそのアテネが自国に牙をむき始めたのです。

 それでもペロポネソス同盟の盟主スパルタがアテネと折り合った事で、一旦は引き下がりますが、しかしこれでコリントが納得するわけもないのです。

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 しかしペリクレスはこの後もこの手の「平和外交」による権益拡大を続けるのです。

 そしてついにギリシャ西岸の小都市エピダウロスの内紛をめぐって、アテネとコリントが衝突します。

 このエピダウロスの内紛は元々、貴族と言われる支配層と被支配層の確執でしたが、それが双方、アテネやコリントなど外国勢力を引き入れました。

 これはギリシャ人の悪弊ですが、ギリシャ人は同じポリス内でも激しい権力闘争をやり、しかもそうなると必ず外国に支援を求めるのです。 だからポリス内の権力闘争がそのまま外患誘致合戦になるのです。

 実はこれはローマ人は絶対にやらなかったのですが。

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 これで遂にアテネとコリントが衝突することになりました。 そしてこれがペロポネソス戦争の引き金になります。

 こうした辺境の小都市の内紛が、大戦争の引き金になるのは、サラエボが第一次大戦勃発の起点になったのと同様でしょう?

 新興国の台頭が周りとの軋轢や摩擦を生み、その摩擦熱が発火点にまで達していれば、思ぬ所から火が点くのです。

 だからこうした戦争の危険は、ペロポネソス戦争に倣って「トゥキディデスの罠」と呼ばれるのです。

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 ところで、当のエピダウロス内の内紛も際限もなくエスカレートします。 この経過をトゥキディデスは詳しく書いているのですが、読んでいるともう何が何だかわからないうちに、ドンドン殺し合いが酷くなって、女性や子供まで巻き込んで、最後には街が壊滅するような事態になってしまいます。

 当時のエピダウロスの人口はわかりません。 しかし超大国だったアテネでも10~15万と言うレベルです。 まして当時の小規模ポリスの人口なら1000人とか2000人とかいうレベルですから、エピダウロスだってそんな物でしょう?

 それが何でこんな無残な事になるのか?
 人口が数千人の小さな街なら、貴族だ平民だと言っても、殆どみんな知り合いで、先祖代々一緒に暮らしてきただろうに、何でこんな殺し合いになるのか?

 このエピダウロスの内紛は、ギリシャ人の性格に潜む暗黒面をそのまま見る思いです。

 ギリシャ神話を読んでいると、非常に明るく美しい話が沢山あって、だから今も世界中で愛されているのですが、でもあれよく読んでいると、実は非常に暗く陰惨な面が見えてきます。 

 ギリシャ神話には、精神病理学やギリシャ悲劇に描かれる暗黒世界が垣間見えるのです。

 このエピダウロスを巡る物語は正に、こうしたギリシャ人の暗黒面その物です。

 そしてこのエピダウロスを起点に、ギリシャ全土でギリシャ人の暗黒面を露呈するようになるのです。
 それがペロポネソス戦争です。
  1. 古本
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