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2023-04-28 22:54

花の下にて・・・・

 昨日は久しぶりの快晴でした。

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 それで午後から農試公園に行きました。

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 途中琴似の商店街へ寄ってみると、八百屋に筍が出ていました。
 それで大きいのを一本買いました。
 今年二本目の筍です。

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 筍はワタシと妹の大好物ですが、母から煮方を教わったのがワタシなので、毎年ワタシが煮て妹に分けています。

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 数年前、妹はワタシの煮た筍を、更に友達におすそ分けしたそうです。
 そしてその友達はお母様にワタシの筍を持って行ったそうです。
 
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 そのお母様は「こんな手の込んだ料理を」と喜んでくださったそうです。
 北海道では孟宗竹は生えないので、道産子だと筍の料理を知らない方も多いのです。

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 ワタシもヒッキー生活が長く、自分の料理を人に食べてもらう事など絶えてなかったので、そうやって褒められた話を聞いて、凄く嬉しかったです。

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 でも先週妹からそのお母様が亡くなられたことを聞きました。
 天寿を全うされてのご最後だし、妹の友達は孝養を尽くされたようです。

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 でも筍を買った後で、もうこの筍を食べていただく事はできないのだと思うと、悲しかったです。

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 お会いした事もない方だったけれど、自分の料理を食べてくださった方がいたと言うのは、幸せな事だったと思いました。

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 琴似で買った物で前籠を一杯にして農試公園に近づくと、ソメイヨシノが満開でした。

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 このソメイヨシノが生えているのは公務員宿舎で、この宿舎に住んでいるのは国税庁の職員です。
 それを思うとなんだかなあ・・・・なのですが、しかし桜は見事でした。

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 そしてここからほんの少し進むと農試公園です。

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 農試公園のソメイヨシノも満開でした。

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 農試公園には様々な桜が植えられています。

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 エゾヤマザクラなど最初に咲いた桜は、もう散り始めていましたが、大部分は昨日が満開でした。

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 快晴で素晴らしいお花見日和でしたが、ウィークデーなので花見客は少なく、殆どワタシの貸し切り状態で満開の桜を楽しめました。

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 桜花爛漫。

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 現実の世界ではないような美しさです。

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 花に酔って、公園の中を駆けまわっていると、日が傾いてきました。

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 気が付けば日は随分と長くなり、今は日没は6時過ぎです。

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 昨日はブログに「春は夕暮れ」なんて書いてしまったけれど、皆さまのコメントで気づいたのですが、枕草子では「春は曙」でした。

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 でもワタシは春の夕暮れが好きです。

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 特に爛漫の桜を一層艶やかに染めて沈む夕日が大好きです。

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 妹の友達のお母様は、きっとあの夕日の沈む彼方、西方浄土へ行かれたのだと思いました。

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2023-04-28 16:34

レイシスト登場 ラーム・エマニュエル駐日米国大使

 この数日ラーム・エマニュエル駐日米国大使が露骨な内政干渉を行っています。
 幾ら大切な同盟国と言っても、お互い主権国家なので、それぞれの国の法や文化は尊重し、内政干渉は避けるべきなのですが、エマニュエル駐日米国大使は、まるで箍が外れたような調子で、連日内政干渉のツィートを繰り返しています。

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  https://twitter.com/USAmbJapan/status/1650760354706919424

 これどう思いますか?
 完全な内政干渉でしょう?

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 結婚は人類が直立二足歩行を始めた頃から生まれた制度で、歴史上全ての民族・国家に存在しました。
 しかし結婚に関するルール、結婚の在り方の認識は国や民族により違います。
 そしてそれはそれぞれの国家や民族の家庭の在り方、文化、宗教に深く関わりますから、国家と民族にとって大変重要な問題です。

 そういう事に安直に無責任に介入すると言うのは、大使としての則を超えている、箍が外れているとしか言えません。
 しかしながらエマニュエル大使は、連日LGBT活動家と同調し、日本政府にLGBT理解増進法や同性婚の成立を要求するツィートを繰り返しているのです。

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 これを見ていると、この人は一体何をしに日本に来たのでしょうか?疑わしくなります。

 LGBT活動家が駐日米国大使をやっているのか?
 Youは何しに日本へ?
 アタマ大丈夫?

 と、本気で聞きたいレベルです。
 今、日本とアメリカには台湾有事やウクライナ支援など、喫緊の課題が沢山あるのに、この人はなぜかLGBTで脳内虹色なのです。

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 勿論それでも日本で同性愛者やトランスジェンダーが迫害されている、同性愛者への集団暴行など深刻な事件が多発しているとでも言うなら、それでも人権問題として発言する意味はあるでしょう。
 しかし日本ではそんな事は全く起きていません。

 歴史的には同性愛者への迫害をやっていたのは、アメリカとヨーロッパのキリスト教世界だけなのです。
 これは随分と酷い物で、例えば天才数学者アラン・チューリングは第二次大戦中ドイツ軍の暗号エニグマを解読し、更にソ連軍の暗号解読中に同性愛で逮捕されました。 そして自殺に追い込まれました。

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 一方日本では保守派、極右と言われる人達が、三島由紀夫を崇拝していました。
 三島由紀夫はゲイで、彼はデビュー作の頃からゲイの世界をギラギラに描写した作品を発表していました。
 でも晩年に国粋主義に心酔して「盾の会」などを作り、その理念を具現化すべく行動していたので、その理念に共感する保守派、右派は彼を崇拝しているのです。

 欧米では国家に多大な貢献をした掛替えのない人材であっても、同性愛なら逮捕されて自殺に追い込まれるけれど、日本では極右とか保守とか言われる人達でさへ、国家観や国家理念に共感できたら、性的指向など一切問題にしないのです。

 性的指向により人を差別しない。 

 この理念から言えば、日本の右派・保守派の三島由紀夫への対応は世界の模範です。
 一方、アラン・チューリング逮捕など欧米の同性愛者への迫害は全く非人道的なのです。

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 民主主義とその根幹でもある人権尊重の理念は欧米で確立し、そして具現化しました。
 これは欧米社会の人類への最大の貢献だったと思います。

 しかしながら実は本当にそれで全てが完璧だったわけではありません。
 現実にはアメリカでは1970年代まで人種差別が存在したし、また同性愛者などLGBTと言う割れる人々への迫害も続いていたのです。
 これは単に「黒人は嫌わる」とか「キリスト教では同性愛は罪である」など言う個人レベルの思想宗教信条や、感覚の問題ではなく、法律で差別が明記されていたり、刑事罰が科されていたりしたのです。

 それが1970年代になって漸く人種差別反対運動がおこり、黒人を差別する法律が廃止されました。
 そして法的な差別とは別に社会に残る差別を解消する為の努力が始まりました。
 結果、アメリカ軍の参謀総長が黒人になり、更に黒人の大統領まで生まれました。
 ここまでは大変良かったのです。

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 そしてアメリカで黒人大統領が生まれた頃、今度は同性愛者など所謂LGBTの差別反対が叫ばれるようになったのです。
 勿論、これも当然なのです。
 欧米で同性愛者が差別されて迫害されたのは、キリスト教やユダヤ教の教理で同性愛が禁じられているからです。
 しかし民主主義が宗教を盾に、個人の性生活に干渉して、これを禁止したり迫害したりするのはオカシイのですから。

 しかしそれって日本には関係のない話です。
 だって前記のように日本では、欧米のようなLGBTへの差別も迫害も存在しません。
 同性愛に刑事罰を科した事はありません。
 同性カップルは日本独特の養子制度を使って家族としての法的保護を得ていました。
 存在しない差別を禁止する法案など作ろうとしたら、極めて異常なモノになるのは必定でしょう?

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 そして現実の欧米社会が、この状況になっているのです。
 つまりLGBT差別反対も、黒人差別反対も、善良な人々の努力の結果、立派に成果を挙げて、これまでのような無残な差別はなくなったのです。
 だからここでこの話は打ち止めにするべきでした。
 法の下の平等が実現し、機会の平等が保障された以上、もうこれ以上やるべき事はないのですから。

 民主主義国家で保障できる平等は法の下の平等と、機会の平等だけです。
 これ以上の平等、例えば結果平等などを求めると、自由権など平等権と同様に重要な人権を浸食する事になりますから。

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 ところがそれで終わらなかったから、これまた無残なのです。
 人種差別反対運動は、いつの間にか白人憎悪運動になって、白人である事が罪だと言う逆人種差別運動に転換してしまいました。
 そしてLGBT差別反対運動は、Tつまりトランスジェンダーの暴走になりました。

 トランスジェンダーの理論・トランスジェンダリズムでは、性別は自分で決められるのです。 よって誰でもいつでも自由に性別を変えらるのです。
 これはどう考えても異常な理論なのですが、しかし欧米ではこれが法制化されていったのです。

 それで強姦魔でも「自分は女」だと言えば女として女子刑務所に入るとか、男が女子トイレや女子更衣室に入りこみ、それを追い出そうとした女性が「差別」として通報されるとか、もうあり得ない痴漢天国を産んでしまいました。

 更に許せないのが、未成年への性適合手術です。
 アメリカでは子供が性違和感を訴えると、親の許可なしでも性適合手術を受けられるのです。 
 こ、こんなことをして子供が成人してからその性違和感が消えたらどうなるのでしょう?

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 この惨状にアメリカの州にはこれまで暴走の巻き戻しが始まてっています。
 この巻戻しが始まっているのは共和党優勢の州であり、逆にこれまでこの暴走を主導してきた民主党優勢の州では、何とか暴走を続けようと頑張り続けています。

 結果がエマニュエル大使の連日のツィートなのでしょう。

 しかしこれ見ていると思いますね。
 コイツマジに白人史上主義者でレイシストだって。

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 コイツがホントに「多様性」を尊重する民主主義者なら、日本の内政に干渉する前に、日本の文化の中でLGBTがどんな扱いを受けてきたかをちゃんと学んだでしょう。
 そして結婚や性的指向などの問題で国家の政策に介入するなんて事は夢にも思わなかったでしょう。

 でもエマニュエル大使が、こんな愚劣な内政干渉ツィートを繰り返すのは、この人が白人至上主義者で差別主義者だからでしょう。
 この人の脳内は19世紀まだ南北戦争前ぐらいのレベルで、白人が無知な有色人種を導くべきだと本気で思い込んでいるからではないでしょうか?

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 だって民主党だもの。
 民主党って南北戦争時、奴隷制度の維持を求めて南北戦争を戦った政党です。 
 南北戦争敗戦後もKKKを作って黒人をリンチにかけるなどの暴力行為を繰り返しました。
 そして70年代公民権運動が起きるまで、民主党を支える大勢力でした。 
 バイデンの若かりし頃はKKKの支援なしで、当選できる議員なんかいなかったのでは?

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 で、こうやって見ると、反差別を掲げながら、結局やっている事は結局白人至上主義丸出し、人種差別丸出しですからね。
 だからワタシは反差別とか多様性とか言う人間は、絶対信用しない事にしています。

 それにしても、駐日米国大使がここまでオカシナ内政干渉を発言を繰り返すのは、なでしょう?
 これが日米の外交上プラスになるとは全く思えません。
 それにこの人自身はLGBT当事者や活動家ではないようです。

 それでもこうした愚劣な活動を支援するのには、一体どういう理由があるのでしょうね?


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2023-04-26 11:55

住民監査請求とは? WBPC

 暇空茜氏が東京都に出していた2021年度のWBPへの住民監査請求の結果が出ました。
 WBPとは「若草プロジェクト」「BONDプロジェクト」「パップス」の三団体の事で、これらの団体は昨年暇空さんが住民監査請求を出したColaboと同様に、東京都から若年女性支援事業の委託を受けています。
 結果は「問題なし」として請求人(暇空さん)の請求は完全に退けられました。

 この問題を追っている方ならご存知とは思いますが、Colaboの監査結果も無茶苦茶ですが、とりあえず再監査と言う話にはなりました。 
 しかし今回は再監査にもなりませんでした。

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 一方、この3団体の事業報告書と会計報告書は、Colabo以上に酷く、そもそも若年女性支援の実態がほとんどありません。 また実績と呼べるものも皆無です。
 しかし東京都の若年女性支援事業ではこの3団体もまたColaboと同様2600万円の委託費を受け取っています。
 
 そこで暇空さんは事業報告書と、そして会計報告書を精査した上で、監査請求をしたのですが、東京都監査委員会は「監査の結果問題なし。 請求人の請求を退ける。」と回答したのです。

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 これは100%善意に解釈すれば「疑わしきは罰せず」でしょう。
 そもそもこれらの団体は都から若年女性支援事業を委託されるに当たって、事業計画書を提出しています。 この事業計画書通りの仕事していれば、事業報告には問題がない事になります。
 ところがこの事業計画書が最初から意味不明でした。

 つまりこの事業計画書自体がポエムのようなモノで、実際にどんな支援をするのか?それによってどの程度の人数を救済できるのかなど、具体的な事が全く書かれていなかったのです。
 だから実際にやった仕事がどんなにお粗末でも、都との委託契約に違反しているとも言えないのです。
 
 そして事業その物が、全くのポエムである以上、その事業に使った予算もまた意味不明になるしかありません。

 例えば「若草プロジェクト」は報告書の作成を朝日新聞系列の会社に依頼し230万円も支払っています。 総額2600万円の予算から230万円出すのですから、大変な出費です。
 しかもここで作った言う報告書は、会計士に依頼しても20万弱でできるようなモノした。 
 しかしこれも監査委員会は問題にしていません。
 要するに予算のこうした使用法を禁止するような契約ではなかったと言う事でしょうか?

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 簡単に言えば、東京都はこれら団体に若年女性支援事業の予算を「好きに使っていいよ」と言って渡したので、これらの団体が「好きに使った」事を、責められないのです。

 それでもColaboだけが再監査になったのは、Colaboは若年女性支援事業を委託された4団体のうちでは唯一比較的具体的な事業計画書を提出しており、よって一番具体的な会計報告書を出したので、都の会計監査委員会はその齟齬を突っ込む事ができたのです。

 しかしホントに「好きに使う」と言ってポエムの事業計画書しか出さなかった団体には、突っ込みようもなかったのです。 だってポエムと会計の齟齬なんてどう突っ込めばよいのでしょうか?

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 勿論、自治体がこんな契約をすること自体が大問題なのです。
 実際、Colaboも含めて若年女性支援事業の委託は、都の規則もまた国の規則にも違反していました。
 都の規則では1000万円以上の委託費を払う場合は、都財務局との相談や都知事への報告が必要だし、またなぜその団体に委託したかについての理由も明記しなければなりません。
 しかしこの若年女性支援に関しては、このような規則を全部無視して、担当した都の福祉保健局の局長の裁量だけで、この4団体に各2600万円の事業が委託されていたのです。

 東京都、福祉保健局は一体何でこんな馬鹿な事をしたのでしょうか?
 これが最大の問題です。
 ところが東京都側は、何とかこれを隠蔽したいのか、この2021年の予算に関わった福祉保健局の職員は全部、小笠原諸島などに転勤になったり、辞職したりしています。

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 勿論こんな出鱈目な話には、暇空さんが納得するわけがありません。 勿論この監査請求の経緯を見ていた人達も全く納得できません。
 だから暇空さんはこの件に関しても住民訴訟を行うと宣言しています。
 但し東京都も簡単には引き下がらないでしょうから、この訴訟は最高裁までもつれ込む覚悟だそうです。 そして裁判費用の総額は5000万円と予想しているそうです。

 暇空さんの所に現在集まっているカンパの総額は8000万円弱です。 暇空さんはこの他に東京都庁に情報開示訴訟などをしているし、またこのWBPCに関連して、個人への名誉棄損裁判も抱えています。
 だからカンパで集まったお金を全部使っても結構ギリギリかもしれません。

 勿論、訴訟費用が足りなくなればまたカンパを募るだろうし、その時はまたカンパが集まるでしょうが・・・・・。

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 しかしこうしてみると住民監査請求と言う制度、そしてそれに関して住民訴訟制度の問題が浮かび上がります。

 そもそもこのWBPC以前に東京都で住民監査請求が通った例は、舛添前都知事の公用車問題だけで、それ以外は全部却下されています。
 理由は簡単で、これまで住民監査請求をしてきた連中の大多数が、これを政治利用と言うか政治ショーに使っていたからです。
 
 例えば安倍総理の国葬に関して、東京都だけでなく日本各地の自治体に住民監査請求が出ました。 勿論これらは、全部却下されています。
 だって国葬は内閣が決めた事で、費用も全額内閣府から出ています。
 だから東京都などの自治体に監査請求するような物ではないのです。
 それでもいくつもの自治体に監査請求が出されたのは、共産党など国葬に反対する政治勢力が、最初から却下されるのを承知で、支持者向けに「オレタチはこんなに頑張っている」とアピールする為に出したのです。

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 こんなのばかり出ては住民監査請求の意味はないのです。
 住民監査請求は本来、住民がその自治体の予算の使途を明らかにすることを請求するモノです。
 住民が納めた税金の使途を決めると言うのは、民主主義の根幹ですから、住民監査請求制度は民主主義の根幹なのです。
 しかし、この本当の住民監査請求は大変です。

 暇空さんの例を取ると、彼は昨年の夏からColaboの活動に疑問を持ち、都にColaboに関する情報開示請求を始めました。 そして開示された資料を読み解いて、Colaboの事業と会計報告書の出鱈目さに気づき、住民監査請求をしたのです。
 暇空さんは非常に高い知性の持ち主で、しかも資産家で無職と言う立場なので、自分の時間と能力をフルに使ったのですが、それでも会計のプロではないし、また都の予算使途や都の行政規則などには全くの素人でした。
 だからそういう物を自分で勉強しながらのアプローチでした。

 一方、都オンブズマンや都の監査委員会など、本来、こうした都民を支援するべき立場の人達からは助言さえも得る事ができませんでした。 それどころか些細なミスで難癖をつけられて請求ができなくなったりしました。
 それで結局最後には弁護士を雇って、法的な問題をクリアして住民監査請求を提出できたのです。
 
 こういうのを見ると、もう常人がマトモに住民監査請求をすることなど不可能だとわかります。
 だから住民監査請求を出すのは、パヨクばかり、しかも監査委員会に監査してもらうのが目的ではなく、監査を却下されるのを承知でパフォーマンスとして監査請求をするのです。

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 因みに住民監査請求の結果に不服、或いは住民監査請求が却下された場合は、住民訴訟ができるのですが、しかしこの住民訴訟は勝訴しても原告には一銭のお金も入りません。
 前記の通り暇空さんは既にColaboの監査結果を不服して東京都を告訴しています。
 そして他の3団体の住民監査の結果についても告訴予定です。
 これらの訴訟には総額5000万円余が必要と想定されているのですが、しかし勝訴しても暇空さんには一銭も入りません。 都からのWBPCの支出が不当とされた場合、これらの団体から都にお金が戻るのです。

 これは住民訴訟の理念からは当然の事ですが、しかしこれでは一般都民がこんな訴訟はできるわけがありません。
 こうした問題を考えていくと、住民監査請求や住民訴訟は民主主義の根幹であっても、現実にはこうした行政相手の訴訟を行うのは、弁護士団体を抱えた共産党など特定の政治勢力ばかりと言う事になるでしょう。

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 こうした現実があるからこそ、行政側とすれば、共産党などやたらに訴訟を起こす団体にはひたすら忖度する一方、一般住民から住民監査請求を起こされる事など全く想定していないと言う事になるのでしょう。

 WRPCの住民監査請求について、ワタシもネットで結構情報を追っていたのですが、それにつけても呆れるのは、この団体の出鱈目さです。
 項目別の人数や支出の合計が合わないとか、毎年タイヤ交換費用を請求するとか、全く小学生の小遣い帳でもあり得ない程の出鱈目さです。
 そもそも最初から出鱈目な支出や仕事ぶりを誤魔化そうと言う意思さへ見られません。
 そして都はそれで予算を出し続けていたのです。

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 都にとってもWBPCにとっても暇空茜氏による住民監査請求は青天の霹靂だったのでしょう。 
 そして今もその霹靂を受け入れられないのかもしれません。
 一方都議会でもこの追及が始まっています。
 そして暇空さんは勿論訴訟を起こし最高裁まで戦う覚悟なのです。
 更に厚生労働省の方も「Colaboの不適切会計」を問題にし始めているし、厚生労働省の「困難な問題を抱える女性支援に関する法律」の施行に関する有識者会議は止まったままです。

 因みに都議会の追求の結果、福祉保健局が規則に反して都知事にも財務局にも相談せず、勝手に1000万以上の委託費を出した団体は実に13もあった事が判明しました。
 暇空さんが見つけたのはシロアリのうちの4匹であって、実はもっと沢山の白アリが巣くっている事が明らかになってきたのです。

 都庁と厚生労働省がこの白アリをどうするかは、我々日本人の意思の問題です。

  1. Colabo
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2023-04-26 10:28

春は夕暮れ

 一昨日は寒さに凍えたのですが、昨日は少し暖かくなりました。
 そして晴れました。

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 暖かいと言っても14℃なのですが、それでもこの一週間余、10℃割れの日が続いたので随分と暖かい気がしました。

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 それで午後からまた花見がてら外出しました。
 
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 昨日よりもまた開花が進んでいます。

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 家を出たのは3時過ぎです。

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 開花に一番乗りしたエゾヤマザクラは満開です。
 エゾヤマザクラの花は滴るばかりに濃く艶やかです。

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 この濃い色が嫌いだと言う人もいるのですが、ワタシは好きです。
 厳しい冬を耐えてた末の春の喜びが凝縮されているように思えるからです。

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 用事を済ませて帰ろうとしたら、自転車の後輪がパンクしました。
 後輪の空気がいきなり抜けて、走るとガタガタします。

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 幸い自転車屋は近いので、自転車を降りて押していきました。
 ところが自転車屋のおじさんが調べても、穴の開いた箇所が見つかりません。
 何とも違和感がありました。

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 で、結局タイヤを交換する事にしました。 
 タイヤは擦り経てってズンベラボウになっていたし、このままパンクを修理せずに帰って、今度は自転車屋から遠い所でパンクしても困ると思ったのです。

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 それで大枚6500円です。
 自転車の後輪のタイヤは2~3年おきに交換しなくてはならないので仕方ありません。

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 但し前輪は少し考える事にしました。
 実はこの自転車はかなり古くなっていて、ホントは新しいのを買おうかと思っていたところなのです。

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 この自転車は第二次安倍政権成立直後に買いました。
 第二次安倍政権成立直前に株屋に勧められて転換社債を買っていたのですが、それが第二次安倍政権成立のお陰で値上がりして、10万余儲かったのです。
 それでこの自転車を買いました。

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 だからこの自転車はある意味安倍総理の形見です。 
 でもあれから10年余乗り続けたのでかなりヘタレしまいました。
 それで今回は後輪だけ変える事にしました。 

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 因みに札幌の自転車屋は冬の間は休業します。
 この自転車屋も少し前まで休業していたのですが、昨日は大繁盛と言うか、ワタシの自転車のタイヤの交換をする間も、次々に客が来て、修理の終わった自転車を持ち帰ったり、修理を頼んだりしていました。

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 こうやって自転車屋を出たら、もう日が傾いていました。
 タイヤを交換したしせいか、自転車の乗り心地は非常に良くなりました。
 それで日没までまだ少し駆け回る事にしました。
 
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 一昨日と違って凍える事はなく、快適でした。
 桜花爛漫の夕暮れは非常に美しく、春は夕暮れと言う言葉を思い出しました。
 
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2023-04-25 12:10

7℃

 昨日は札幌医大の診察日だったので札幌医大へ行きました。 

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 医大へ行く道すがら、桜を見るとまた一段と開花が進んでいました。

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 桜の開花はもう10日ぐらい前から始まっているのですが、しかしその頃から気温が下がり、挙句に雪まで降りました。
 以来連日寒い日が続いているので、開花は遅々として進みませんでした。 

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 それでもさすがに花は開き続けて、昨日は3分咲きから5分咲きぐらいになりました。
 しかし寒いです。
 自転車を漕いでいると凍えます。

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 円山公園までたどり着くと、オシドリ夫婦が出迎えてくれました。 但し奥様は控えめな方で写真はイヤだとおっしゃるので、旦那様だけを撮りました。

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 医大での診察は直ぐに終わりました。
 このところ症状は全く変化していないのっで、いつものお薬を貰うだけで済みました。

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 それで診察が終わると北海道神宮に寄ってみました。
 北海道神宮の境内は札幌の花見の名所です。 でも平日なのでどうかな?と思ったのですが、結構な人出でした。

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 参道には屋台も並び、花の咲いている境内にも沢山の花見客がいました。
 花も随分と咲いています。

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 桜だけでなく梅やモクレンも見事に咲いていて、ホントに華やかです。
 例年ならこの辺りは花見の宴をやる人で埋まるのですが、今年は全く見かけませんでした。

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 今年こそマスクの義務化も終わり、今はコロナの波も収まっているですから、今年こそ盛大に花見の宴ができるはずです。
 
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 それでも宴会をしている人達を見かけないのは、余りと言えば余りに寒いからでしょう。
 スマホで温度を確認したら7℃でした。

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 あんまりです。 
 これじゃ外で宴会なんかできるわけないです。
 ワタシも花見をしながらすっかり凍えてしまいました。

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 それで早々に帰宅する事にしましたが、帰宅途中自転車を漕いでいてまた凍えました。
 ムートン手袋のお陰で手がかじかむのは防げましたが、こんなに寒いのならもっとしっかりと防寒対策をしてくるべきでした。

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 家が近づく頃天気が良くなって、青空が見えてきました。
 でも気温は一段と下がりました。

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 例年桜の咲くころは、もう少し暖かいと言うか、25℃を超える事も珍しくないのです。
 それなのにこんなに寒いのは、そもそも雪解けが早すぎた事、そしてその為に桜の開花が早まったからでしょう。

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 だからこの寒さ自体は、この時期としては正常なのです。
 ただ雪解けの早さにつられて早まって咲いた桜が悪いのです。

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 空が綺麗に晴れて、太陽が輝くと桜も一段と美しく見えます。
 写真だってうまく撮れます。

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 そもそも天気予報では昨日は午前中から3時過ぎまで曇天、でもその後快晴となっていたので、その通りの天気になっていたのです。
 だからホントは3時過ぎまで北海道神宮で頑張れば、もっと綺麗な写真が撮れたのです。

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 でも凍えてそれどころではありませんでした。
 昨日は家に帰ってから体の調子が悪くなり、お風呂に入った後直ぐに寝ました。
 10℃以下のお花見は止めた方が良いです。
 
 

 
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2023-04-23 12:16

春の風物詩 韓国「桜の起源」

 札幌でも昨日あたりから漸く桜が咲きました。 実は先週から開花し始めていたのですが、そのあと雪が降ったりして、全然開花が進まず、昨日になって漸く「桜が咲いた」と言える状態になったのです。

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 ところで桜と言えば、韓国の「桜の起源」です。
 春になり桜が咲き始めると、毎年この記事がネットを賑わします。
 尤も最近は日本のネット民も飽きてきて、日本ではあまりでなくなったのですが、しかし韓国はまだこの話に執着しているようです。
 これを太師小さんがちゃんと解説してくださっていました。


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 太師小さんがこの記事をアップされたのは3月31日でした。
 その頃は札幌はまだ桜どころではなく、公園などまだ残雪が一杯でした。 しかしこの記事を読んだら「おお、本州は桜花爛漫の季節になったのだなあ・・・・・」と思いました。 
 春の桜、秋のノーベル症は、韓国記事の風物詩です。

 ところで太師小さんが紹介してくださった記事の裏には、実は長い長い伏線があって、この記事自体は大河小説のように続いて居ている話の一部です。
 そして記事自体も凄く長いのですが、読んでいるともう訳が分かりません。
 韓国の植物学者達が頑張り続けているのはわかるのですが、しかしもうホントに何をしたいのかもわからなくなってきました。

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 そもそもこの韓国の「桜の起源」の始まりは、ソメイヨシノ・王桜説です。
 ソメイヨシノは江戸時代にできた栽培種ですが、このソメイヨシノの原種は何か?と言う論争が、植物学者の間で明治初年から続いてきました。
 この中で出た諸説の一つが、ソメイヨシノの原種は済州島の野生種である王桜と言う物でした。
 韓国は国を挙げてこのソメイヨシノ・王桜説に飛びついたのです。
 以降韓国は桜の起源は韓国として、日本に抗議し続けています。

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 ところが2019年、遺伝子解析でこの論争にケリがついてしまいました。 遺伝子解析の結果、ソメイヨシノはエドヒガンとオオシマザクラである事が確定したのです。
 
 かくなるうえは韓国も観念するかと思いきや、韓国側はまだ何だか訳の分からない事を続けているのです。
 それが太師小さんの紹介してくださった記事なのです。
 もう科学的にケリのついた話に、これ以上何をしたいのでしょうか?
 それでも何かしようとしているので、訳が分からないのです。

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 そもそも何で韓国人はそんなにソメイヨシノに原種に執着するのでしょうか?
 しかし長く韓国の「桜の起源」の記事を読んできた人間ならわかります。
 どうも韓国人の脳内では桜=ソメイヨシノのようなのです。
 
 植物学では桜は、バラ科サクラ族と言われる植物で、北米大陸とユーラシア大陸の中部から北部全体の広大な地域で自生しています。
 野生種だけでも非常に多くの種類があるのですが、栽培種をその種類は膨大です。
 ソメイヨシノはその栽培種の一つに過ぎないのです。
 だからそのソメイヨシノの起源がどうでも、桜全体にはあまり意味はないはずなのですが、それでも韓国人がソメイヨシノに執着するのは、韓国人は桜=ソメイヨシノだからとしか思えないのです。

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 またこのソメイヨシノ=王桜説に絡んで、韓国の記事では日本にはソメイヨシノの自生地がないなどと言う不可解な物があります。
 ソメイヨシノは自家受粉ができません。 だからソメイヨシノは種を作れないので、挿し木で増やしてきました。
 だから自生地なんてあるはずもないのです。

 こういうのを見てみると、韓国人の脳内では、桜とソメイヨシノの関係、そして栽培種と野生種の違いが、全部ゴチャゴチャになっているのではないかと思います。
 それで済州島の野生種である王桜=ソメイヨシノ=桜を前提に、全ての話を作っていくので、桜の起源に関わる記事は全部意味不明になるのです。
 そしてソメイヨシノの起源にも凄く執着するのです。 

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 だから毎年毎年、この韓国の桜の起源の記事を見ると、凄く違和感があります。 
 ワタシは以前学習塾の講師をしていました。 ワタシが講師をしていた塾は底辺塾で、入学できる高校があればラッキーと言う生徒も多数いました。
 しかしそういう生徒でもリンネの分類学の話は、ほぼ全員理解するのです。
 動物や植物をその特徴で、個別の種に分け、さらにその種同志の特徴の違いや類似点から、大きなグループに纏めていくと言うのは、誰も理解できる話だからでしょう。

 ところが韓国の桜の記事を読むと、高学歴のはずの記者達が、このリンネの分類学の基本をすっ飛ばして桜とソメイヨシノをゴッチャして書いているのだから驚きます。
 サクラ属と個別品種の関係と言う基本を完全に無視して、ソメイヨシノの起源などを書こうとするから意味不明になるのは当然でなのです。

 彼等はホントに理解できないのか?
 或いは理解していても、敢えてソメイヨシノ=桜を書いているのでしょうか?

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 また栽培種と野生種の区別が今一の記事を読むと、結局韓国人は品種改良とは何か?を理解していないのでは?と思ってしまいます。
 栽培種を作るには大変な努力が必要なのですが、韓国人はその意味が理解できないので、韓国内で新品種を作れないし、日本の苺や葡萄を気楽にパクるのでは?と思ってしまうのです。

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 実先日、国立国会図書館のツィートを見ました。
 そこで天保8年(1883年)に発行された植学啓原と言う本が紹介されていました。
 これはヨーロッパの植物学の紹介書で、リンネの分類と分類の仕方も紹介しています。これは文字だけでは説明が難しいので、図版が付属しています。
 現在でも図や写真を入れると本の価格が跳ね上がって大変なのですが、江戸時代にこうした見事な図版の入った本を出版できるだけの、需要があったのです。
 蘭学と言えば医学のイメージだったのですが、実はこの時代には非常に広い分野でヨーロッパの知識が入っていたのですね。

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 因みに品種改良も江戸時代には庶民が朝顔の品種改良をして、奇抜な花を競いあったり、農民が米や野菜の品種改良を続けて地域独特の野菜を栽培する事が行われてきました。
 この農民による品種改良は近代ヨーロッパの植物学者達を驚かせるレベルでした。
 
 ワタシ達はこれを当たり前のことと思ってきたので、特に気も留めませんでした。
 でもこれってどこの国でも当たり前と言うわけではなかったようです。

  1. 差別ニダ!!
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2023-04-22 11:13

サクラが咲いた

 昨日辺りから桜が本格的に咲き始めました。

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 快晴の日が続いて、桜がほころび始めたと思ったら、いきなり雪が降ったりしたのですが、それでも桜は負けずに開花し続けました。

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 暖かいと一期に開花するのですが、開花が始まってから寒い日が続いているので、非常にゆっくり開花しています。

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 それで昨日ようやくエゾヤマザクラの中で、ほぼ満開になる樹が出てきました。

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 梅もようやく本格的に開花してきました。
 今年は珍しく梅が桜より先に咲き始めたのですが、それでも蕾のままの樹が多くて、なかなか花は開かなかったのです。

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 特別に暖かい場所ではソメイヨシノも咲いていました。

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 ソメイヨシノは花も大きく華やかで、桜を代表する品種とも言えますが、寒さにはそれほど強くないせいか、札幌ではソメイヨシノだけを植えている場所はありません。

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 公園などでは色々な品種を適当に混ぜて植えていますが、いつも一番に咲くのはエゾヤマザクラです。

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 エゾヤマザクラは寒さに強く、毎年一番乗りで開花します。
 花は小さいのですが、花の色が濃く鮮やかです。

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 桜と一緒にモクレンや辛夷なども咲いていきます。
 
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 また木々も芽吹き始めます。
 
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 芝生の緑も鮮やかになります。

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 だから桜の開花と共に、モノトーンだった色彩が、一期に鮮やかになります。

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 青み始めた柳と桜は友禅の振袖のような艶やかさですが、一週間前は桜も柳も完全な枯れ木だったのです。

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 さらに艶やかなのはレンギョウです。

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 これも桜と一緒に咲きます。
 丈夫な木でしかも挿し木で簡単に増えるので、どこにでも咲いています。

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 このところ天気が悪く、花見には寒すぎるし、写真も綺麗には撮れません。

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 しかしお陰で開花が遅れ、その分散るのも遅くなるのでしょう。
 だからその分長く楽しめる事に感謝します。

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 桜は寒い中頑張って咲いてくれます。
 例年より一週間は早い開花でしたから、桜も大変だったと思います。

  1. 札幌の四季
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2023-04-20 21:18

法の下の平等と結社の自由 会員制ゴルフ場入会拒否

 今日こんな記事を拾いました。
 これはチョッと驚きのニュースです。

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 元外国籍であることを理由に入会を断られ精神的苦痛を受けたなどとして、三重県桑名市の40代男性が愛岐カントリークラブ(岐阜県可児市)に対し、慰謝料など約330万円の損害賠償を求めた訴訟で、津地裁四日市支部は19日、男性の請求を棄却した。私的団体であるゴルフクラブが元外国籍であることを理由に入会を拒否することに違法性はないと判断した。男性は控訴する方針。

 判決によると、元韓国籍で2018年に日本国籍を取得した男性は22年2月、知人と同クラブでプレーし、入会を申し込んだ。その後、クラブ側から「元外国籍を含む外国籍の会員の枠に空きがないためすぐに入会することはできない」として入会を断られた。男性は「法の下の平等」を定めた憲法14条に抵触する、などと主張していた。

 判決理由で升川智道裁判長(日比野幹裁判長代読)は、「元外国籍であることが入会拒否の唯一の理由ではない」というクラブ側の主張を退け、入会拒否は元外国籍であることが理由だと認めた。一方で、クラブは会員となるために正会員2人の紹介と理事会の承認を得る必要があるなど「会員同士の人的つながりが強い閉鎖的かつ私的な団体」だと指摘。「平等の権利への侵害の程度は憲法の趣旨に照らし、社会的に許容しうる限界を超えるとは認められない」とした。

 原告代理人の尾市淳二弁護士は「非常に残念。時代の流れとも逆行する」と話した。男性は「まったく納得できない。差別を受け精神的苦痛を受けることも私的団体内であれば許されるのか」と述べた。【寺原多恵子】

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 原告男性は元在日コリアンでしたが、日本国籍を取得していました。
 しかしゴルフ場側は元外国人である事を理由に入会拒否をしました。
 入会拒否の理由が元外国籍だったことは、裁判所も認めています。
 しかし裁判所はそれでも「会員同士の人的つながりが強い閉鎖的かつ私的な団体」「平等の権利への侵害の程度は憲法の趣旨に照らし、社会的に許容しうる限界を超えるとは認められない」として原告敗訴になりました。

判決では、私人である団体は、憲法21条で結社の自由が保障されており、構成員の加入条件について原則として自由に決められると指摘。団体内の問題に法の介入が許されるのは、個人への権利侵害の程度が「社会的に許容し得る限界を超えるような例外的な場合に限られる」との判断枠組みを示しています。

 因みに2002年にも同様の裁判があって、最高裁でも原告が敗訴しています。 

2002年 ゴルフダイジェスト社

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 おそらくこの判例が影響したのでしょうね。
 ここでも津地裁の判決と同様、ゴルフ場側の結社の自由が重視された形です。

 理論的には当然の判決だと思います。
 
 会員制ゴルフ場始め、会員制クラブなどは、会員になるのに所得制限、他の会員から紹介が必要などの条件を課しています。
 法の下の平等を言えば、こうした条件だって憲法違反です。

 さらに言えば、会員と会員以外の客で、料金やクラブハウスの使用などに差をつけている所もあります。
 これだって法の下の平等に反します。

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 しかし会員の「質」も選べない、まして会員と会員以外で待遇の差もつけられないとなると会員制のゴルフ場やクラブなど存在できないのです。
 むしろ会員制のクラブのような物に、法の下の平等を強制する事自体がオカシイとしか言えません。
 そんなことをしたら「結社の自由」など吹き飛んでしまいます。

 法の下の平等を守る為に、結社の自由がなくなれば、政党や政治団体、宗教団体のような物でも、構成員を選べない事になり、こうした団体は存続できなくなります。
 そしてそうなると民主主義その物が存続できないのです。

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 自由と平等は民主主義の根幹ですが、しかし残念だけれど両立は不可能です。
 全体の状況を見て、お互いが折り合う所を探すだけです。
 
 ゴルフ場と言うのは、唯の娯楽施設だし、しかも会員にならなければ生活に困るわけでもない、だからゴルフ場側の結社の自由が法の下の平等に優先したのです。
 
 尤もワタシはチョッと以外でした。
 とりあえず「差別が~~!!」と喚けば、自由権が蹂躙される例ばかり見ていましたから。

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 ゴルフ場会員の問題での裁判について解説しているサイトがありました。


 ワタシとしてはここに出てくる性同一障害による入会拒否で、ゴルフ場側が敗訴した方が気になりました。

Hカントリークラブ事件(東京高判平成27年7月1日)
B氏は、性同一性障害により男性から女性へ性別変更しており、これを理由に入会及びゴルフ場経営会社の株式譲渡承認を拒否されました。

そこで、B氏は、Hカントリークラブとゴルフ場経営会社に対して慰謝料等の支払いを求めて訴えを提起しました。

クラブ側は①性同一性障害者(性転換者)の入会は、会員(特に女性会員)がロッカールーム、浴室等を使用する際などに不安感を抱き、クラブ競技の出場資格などに疑義を生じ、親睦、交流のクラブ目的に反する結果となる、②50年以上皆で築いてきたクラブの親睦、交流の一体感を傷つけたくない等と主張しました。

しかしながら、裁判所は、性同一性障害が本人の意思に関わりなく生ずる疾患であることが社会的にも認識されており、被告らが構成員選択の自由を有することを考慮しても、憲法14条などの趣旨に照らし、社会的に許容しうる限界を超え、違法であると判断し、原審の静岡地裁浜松支部、東京高裁ともに、慰謝料100万円、弁護士費用10万円の損害を認めました。

本件は、医学的疾患である性同一性障害が問題となった特殊な事例であって、①B氏が戸籍のみならず声や外性器を含めた外見も女性であったこと、②B氏が女性用の施設を使用した際特段の混乱等は生じていないことからすれば、被告らが危惧するような事態が生じるとは考え難いこと、といった事情が影響したものであって、一般化することは困難であろうと思われます。

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 女性としたら外国人の男性が入会するより、性適合手術を受けて戸籍変更をしていても、前は男だったとわかっている人と更衣室や浴室で一緒になる方が嫌です。
 前は男性だったと知らなければ気にならないけれど、男性だったことを知ってしまえばやっぱり違和感はあります。 
 だから女性会員の気持ちを尊重して、入会を拒否したゴルフ場側の対応が当然だと思うのです。

 但しこちらは「法の下の平等」が優先して、原告が勝訴しています。
 こうした裁量の基準はどこにあるのでしょうか?
  1. 差別ニダ!!
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2023-04-19 11:46

人権と差別と多様性 えり・アリフィヤ

 千葉5区の衆議院補欠選挙で自民党推薦の候補者えり・アリフィヤ氏が「自分の名前を選ぶのは、基本的人権」と仰っていますが、自分の名前を選ぶ権利って人権ですか?



 それだとワタシもワタシの兄も妹もずうっと人権を否定されていたことになります。
 だってワタシも兄も妹も、親の付けた名前をそのまま使っているのです。 自分の選んだ名前ではありません。 
 姓に至っては、恐らく明治の初年、農民や町人も姓を名乗る事になった時に、その頃の先祖が選んだ姓をそのまま受け継いでいます。 ワタシは独身なのでこのまま一生この姓を使うしかありません。

 名前は親からあまりに酷い名前をつけられたりしたときは、家裁に申し立てれば改名できます。 
 しかし姓は変えられません。 
 姓を変えるには結婚して配偶者の姓を名乗るか、養子に行くぐらいしか方法がありません。

 尤も夫婦別姓なら結婚しても変えらません。 何があっても先祖の姓を名乗るだけです。
 例えば東アジアの儒教圏、中国・朝鮮半島・ベトナムでは、元来夫婦別姓です。 儒教では姓は先祖からの血統を表す物です。 結婚で先祖が変わる事はないので、結婚しても姓は変わらないのです。
 尤も姓はそもそも存在しない国や民族は多数あります。

 名についてはどの民族でも国家でも全て子供が生まれた時に親か親の依頼で名付け親などがつけます。
 自分で名前を選ぶと言う民族と言うのは、聞いた事がありません。
 
 選択的夫婦別姓その物についてその是非はともかく、ここで「人権」を持ち出すのはあまりにナンセンスです。
 えり・アリフィヤ氏の発言を聞いていると、姓と名の意味も、また夫婦同姓や別姓の意味も、そして人権の意味も理解していないのではと思ってしまいます。
 なんでもいいから「人権」を振り回して、リベラルに迎合するのが正義と思っているような浅薄さに呆れます。

 ワタシは前にもえり・アリフィヤ氏についてエントリーしました。
 この時は「親戚が中国に居るが、日本と中国が戦争状態になった時に中国と戦うことはできますか?」と言う質問に、えり・アリフィヤ氏が「差別的な質問ですね!日本って多様性がないよね!」と答えた事を問題にしました。
 
 この件についてえり・アリフィヤ氏の支持者等が、「動画を切り取っている」「デマを拡散してえり・アリフィヤ氏を貶めている」と言う非難が上がってました。
 で、支持者達があげた元の動画を見ると、確かに動画の後半が切られていました。

 えり・アリフィヤ氏は「親戚が中国に居るが、日本と中国が戦争状態になった時に中国と戦うことはできますか?」と言う質問に、「差別的な質問ですね!日本って多様性がないよね!」と答えた後から、近親者は殆ど日本にいて、中国にいるのは「遠縁」の親戚だけだと答えています。 そして「中国と戦争になれば日本の為に戦う」と言っています。

 しかしワタシは凄く違和感があります。
 だって一般有権者はえり・アリフィヤ氏の親戚の居住地など知るわけはないのです。
 見るからに若い帰化一世となれば、常識的には親や祖父母など大切な近親者が出身国にいると思うのは当然です。
  
 一方、中国は中国在住の親族を人質にして、在外中国人にスパイ活動への協力を強要してます。 ケバブ屋とか日本語留学生など、権力にも機密情報にも全く無縁と思われるような人々が、この脅迫を受けて、中国への協力を強要されたのです。
 しかも中国はこれを日本だけでなく、世界中の在外中国人、或いは中国出身者に行っているのです。
 だから日本の国家権力や安全保障にかかわる人にとって、中国に親族がいるかどうかは、非常に重要な問題です。
 ところがえり・アリフィヤ氏はその質問にまず「差別的な質問ですね。 日本は多様性がないです。」と返したのです。

 もしアリフィヤ氏が「日本の為に戦う」つもりなら、この問題についての認識を問いたいです。
 他の中国出身者についてもこの質問をしたら「差別的」になるのでしょうか?
 中国出身者を自衛隊など防衛機密を扱う仕事から遠ざける、或いは厳格な身元調査をするのは差別でしょうか?

 しかしアリフィヤ氏の回答を見る限り、こうした安全保障上、情報防衛上の重要な問題への配慮は全く感じられません。
 これじゃもう戦わずして負ける事を期待しているとしか思えません。
 そういう悪意がないのであれば、この人は政治家はとにかく「差別」とか「多様性」とか振り回していれば良いと思っている非常にアタマの悪い人だとしか思えません。

 実際彼女の発言や政策を見ていると、全てがこの超愚かしく浅薄なポリコレのオンパレードです。
 そして日本と日本人を完全に見下しているとしか思えません。

 自分はアメリカの大学を出て国連でも働いていた超エリートなのだから、オマイラ下民に本場のポリコレを指導してやる。

 こんな感覚が見え見えで、しかもそれ以外の能力が全くなさそうなのです。
 それで何かと言えば「多様性」とか「差別」とか「人権」を振り回すのです。 それで日本人の言論を封殺する気満々なのです。
 でも最初の名前に関する発言を見ていてもわかるけれど、実は人権についてもまた人権が関わる問題についても全く理解できていないようです。
 
 「人権」って凄くありがたい呪文だから、アタシのようなエリートが使うのよ。
 オマイラ下民は黙れ。

 マジに自民党が何でこんな浅薄な屑を衆議院議員候補にしたのかわかりません。
 ホントは千葉の地元から選ぶはずが、党内派閥の関係でこの屑を押し込んだのだと言う説もあるそうですが、そんなの国民にはどうでもよい事です。
 一般国民から見れば屑は屑ですから。
 
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 ところで関係ないけれど、先日のテロに対する岸田総理の対応は100点満点でした。
 爆弾を投げられても予定を変えず選挙応援をこなし、さらに移動中にテロリストを取り押さえてくれた男性二人に直接電話をかけて礼を言ったそうです。
 これで総理がテロに一切動じなかった事がわかります。
 
 プーチンが同じ目に遭ったらそのままクレムリンの地下要塞に籠って寝込んでしまったでしょう。
 岸田総理の度胸を見せられて習近平も、色々計算が狂ったのではないかと思います。
 タカ派でもなく、お公家さんと言われた岸田総理でこれでは、武力で脅して日本を屈服させると言うプランは使えないと思うしかありません。

 と言うわけでワタシの中では岸田株はストップ高になっているのですが、しかしそれでもこんな屑を衆議院候補に出したのは残念です。
 尤も安倍総理だって随分屑を推薦していますから、政治って難しいですね。
 
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2023-04-15 13:22

女性として勤務する? トランスジェンダー

 某保守派の大先生が、トランスジェンダーの問題について、トイレやお風呂の問題を議論する保守を便所保守と呼んでいます。
 しかしトランスジェンダーについての問題は、トイレやお風呂など女性施設の問題でしかありません。
 少し長文ですが以下の記事を読めばわかります。

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「君は女ではないと言われているようで...」トランスジェンダー女性教諭が女子トイレを使えない理由とは
 2020年11月13日 松岡宗嗣

 記事の著者はLGBT活動家で、何としてもLGBT差別がある事にして、LGBT理解増進法を成立させようと頑張っている人です。
 しかしそのような人が書いた記事でも、トランス女性を名乗る人が、働くうえで問題になるのはトイレぐらいなのです。

 しかもこのトランス女性は女子トイレに物凄く執着しています。
 この人は中学の教諭なのですが、学校側も同僚の教諭達も、生徒や生徒の父兄もこの人が、トランスジェンダーとして女装して勤務する事を全く問題にしていません。

 但し校長は男子トイレか障碍者用トイレを使用するように申し渡しました。
 同僚の女性教諭達の圧倒的多数も、この方が女子トイレを使う事には強い抵抗があるようです。
 これについてこのトランス女性は大変不満なようです。

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一人だけ階段を上り下りして、多目的トイレを利用する際、『君は”男”ではないことはわかったけど、”女”ではない』と言われているようで、強い孤独感を感じていました

 なるほど・・・・、しかし他人からすれば、この人を女とは思えません。
 だってこの方は、結婚して妻子がいます。
 だから戸籍上も男性で、名前も正式に変えておらず学校では本名ではなく、女性名の通名を使用しています。

 妻子がいると言う事は、女性に性欲を持つと言う事でしょうか?
 記事には性適合手術については書かれていません。
 しかし奥様とは離婚もせず結婚生活を続けているのなら、男性としての性交渉も可能なのではと想像してしまいます。
 しかしこれで一体どこが女性なのでしょうか?
 これだと性犯罪等の危険性は、他の男性と全く変わりません。
 他人から見たらこの方はただの女装男です。

 女性教諭達にすれば、女装男でも男とトイレを共有するのは苦痛です。
 まして女生徒ならもっと抵抗があるでしょう。
 中学生なら思春期真っ盛りで、少女が性に関して最も敏感になる時期です。 この年齢だと自分の父親にさへ男性としての嫌悪感をもってしまい、それで父親との関係が滅茶苦茶になる子もいるぐらいです。 また自分の体が女になっていくのが不安で、拒食症になったりする子もいます。
 教諭ならそういう女生徒の気持ちだって配慮するべきじゃないのですか?

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 当人が自分を女性と思うのは、自由です。
 学校も他の教員も、生徒やその父兄も一切それは問題にしていません。
 だから女装での勤務も問題にしていません。
 現実問題として教員の仕事には、男女の区別はないので、本人が自分を女と思っても男と思っても関係ないのです。

 しかし女子トイレの使用は、「本人の気持ち」だけの問題ではありません。 他の教諭や女生徒の気持ちも同様に重要な問題なのです。
 ところがこの記事でもこの教諭の言動からも、他の女性教諭や女生徒達への気持ちの配慮は一切見られません。
 他の女性達が自分を女と思わない事への不満ばかりです。

 ??
 だったらこの方の奥様はこの方をどう思っているのでしょうね?
 自分の夫が「女性」だと思って結婚なさったのでしょうか?
 家庭では夫=男性として生活しながら、勤務先では同僚や生徒達に、トイレのような生理的な問題までも女性として扱う事を要求しているのですか?

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 因みにワタシは階の違うトイレを使うのがそれほどの苦痛だとは思えません。 実はワタシは工科大学卒なので、全学800人中女学生は10人と言う学生生活を送りました。
 ワタシの入学以前はもっと女子学生が少なかったので、学校の設計も女子学生の入学を想定していなかったようです。 それで女子トイレは女子事務員が勤務する学生課などの場所の近辺にしかありませんでした。
 だからトイレに行くために、長々学内を歩きまわった記憶があります。

 これは大学だけではなく、女性の少ない所では普通の事です。
 でもそれで女性達が文句を言う事もありませんでした。 だって不便だと言っても、健康な人間にとってトイレが多少遠いぐらいは大した問題ではありませんから。

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 ところがトランス女性なる人々は、なぜか女子トイレに入ろうとするのです。 しかも妻子がいたり、性適合手術を拒否したりと、女性に性欲があり、性交可能な人達が、女子トイレなど女性施設の使用を執拗に要求しています。
 その理由が「一人だけ階段を上り下りして、多目的トイレを利用する際、『君は”男”ではないことはわかったけど、”女”ではない』と言われているようで、強い孤独感を感じていました」など、本人の気持ちの問題です。
 それだけなのです。

 自分の気持ちの為に、同僚女性教諭や女生徒は、自分を女子トイレに受け入れろ!!と言うのです。
 それじゃ女性教諭や女生徒の気持ちは、どうなるのでしょうか?
 唯ひたすら不快感を我慢しろと言うのでしょうか?

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 因みに女性が男性に女子トイレに入って欲しくないと言う気持ちは、単純に防犯だけが理由ではありません。 
 女性は男性が女子トイレに入る事には、羞恥心や恐怖心などが絡んだ強い不快感を感じます。 これはワタシも合理的に説明できません。
 痛みとか不快感と言うのは、感覚の問題だから上手く言葉にならないのです。
 しかし強烈に感じる事は確かなのです。

 それなのになぜ女性はトランス女性の為に、この不快感を我慢しなければならないのでしょうか?
 トランス女性が女子トイレに入りたいと言うのも、トランス女性が入っては嫌と言うのも同じく気持ちだけの問題なのに、なぜ女性の側だけがその気持ちの我慢を強いられるのでしょうか?
 逆に聞くけど、トランス女性が女性だと言うなら、なぜこういう女性の気持ちや感覚を理解できないのでしょうか?

 都合の良いところだけ「女性」になってもらっても困ります。

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 そもそもトランス女性が女性だと言う事自体が、100%本人の気持ちの問題、心の問題なのです。
 ワタシはこの問題で一番理解できないのは、所謂「性自認」の問題です。
 自分の性別をどう思うかは自分の自由です。
 これは内面の問題ですから、国家や社会も他人もどうこう言えるわけもないのです。
 しかし自分で自分を女性だと思ったから、他人にも自分を女性と思わせる権利はどこから来るのでしょうか?

 この世にはトンデモナイ自認をしていた人間がいます。
 「幸福の科学」の教祖大川隆法は自分を地球最高神と自認していました。
 統一教会の教祖文鮮明は、自分をキリストの再来と自認していました。
 当人が自認したら、他人がその自認に従わなければならいのなら、全て国民は彼等の教団の信者にならなければならなかったはずです。

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 しかし勿論そんなバカな話はないのです。
 だったら男が自分を「女性」だと言っても、周りの人達には、彼を女性として扱う義務もないはずです。
 女装して歩くのは自由だし、仕事に差し支えなければ女装勤務も無問題です。 服装ぐらいなら完全に個人の自由の範疇ですから。
 でも女子トイレの使用など、女性の羞恥心や防犯に関わる問題は、そうはいきません。 
 同じトイレを使わなければならない女性達に、強烈な不快感や恐怖を与える問題なのですから。 
 トランス女性は他人から見れば女装男なのですから。

 ところが彼等は執拗に女性としての扱いを要求しており、その最終目的が女子トイレなど女性施設の使用なのです。
 ホントに背筋が冷たくなります。
 
  1. シェベツニダ!!
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