イヤ、アンタの党の幹事長と公明党の幹事長が、国民民主党の幹事長と協議して「178万円」に合意したよね。
12月12日に合意書出したよね。
合意書に178万円と書いてあるんだから、178万円を目指しての合意だよ。 だったら178万円±10万円ぐらいが常識じゃないのかい?
ところがこの増税モンスターは、こんなずれた事を言っているのです。 コイツは東大卒だけれど所詮モンスターなので、人語を解さないのかもしれません。
勿論、モンスターに人間としての「誠意」など期待できないのです。
だったらこんな合意書は唯の紙切れ、意味がないのでしょうか?
実はワタシも最初はそう思いました。
でも補正予算案成立までの経緯を見れば、こんな紙切れ一枚でも増税モンスターズから捥ぎ取った事は大成果です。
そもそも28しか議席を持たない国民民主党が、自公相手の幹事長会談に持ち込めたのは、10月27日の選挙で自公の議席が過半数割れになって、国民民主党の協力なしには、補正予算案が成立しない状況になったからです。
そこで国民民主党は「所謂103万円の壁」を178万円する事と、ガソリン暫定税率廃止を要求する「合意書」を飲ませたのです。
しかしこれには問題がありました。
だって合意書には、この合意をいつまでにどうやって実行するかは、書かれていません。 だからモンスター宮沢の言うように123万円とか、今後何年もかけてチビチビケチケチ課税限度額を上げて、減税の意味を有耶無耶にしてしまう事ができるのです。
これじゃダメ!!
ちゃんといつまでに実行するか時期を明記させないと!!
ワタシはそう思いました。
ところが補正予算案採決の直前に維新の会が、補正予算案賛成に回っていたのです。 維新の会の議席は38ですから、国民民主党が反対しても、維新が賛成に回れば補正予算案は成立してしまうのです。
元々維新の会は公明党と関西の選挙区で敵対していたため、自公には敵対すると思われいました。 だから自公は国民民主党と幹事長会談を行って「合意」を取り付けたのです。
しかし維新が方針を変えて、自公に同調したとなると、もう国民民主党は必要ありません。
この維新の方針変更を考えると、紙切れ一枚でも自公から毟り取ったのは大成果です。
だってこの紙切れを毟り取った事で、国民民主党は紙切れに書かれた二つの減税を要求した事が、国民全てに明らかになりました。
だから紙切れの要求を先延ばしにすると言うのは、自公側に減税の意思がない事をアピールする事になります。
つまり国民民主党の要求に抵抗すればするほど、自公の支持率が落ちていくことになります。 勿論自公の協力して、国民民主党の要求実現を妨害する維新の会も同罪になります。
そもそも日本人のメンタリティーとして、約束を果たさず先延ばしにするような行為が、支持されるわけもないのです。
日本人の倫理観からすれば、約束をした以上は、一刻も早く誠実に果たすべきなのです。
まして減税は圧倒的多数の国民が望む事です。
それなのにそれを約束して、それを反故にするような事をしたら、絶対に支持されません。
それでもホントに財政が厳しく減税など不可能と言う状況なら仕方ありません。 そういう時に自身の支持率を犠牲にして、減税を拒否しているなら立派な話と言えます。
しかし現実は真逆です。
この15年来税収は毎年増え続けています。
増税モンスターは「財源がない」と言うのですが、けれども国民民主党側が今回の補正予算を検証しても、財源は十二分にある事を示してます。
だったらコイツラは一体何のために減税を拒否し、増税したいのでしょうか?
これは全くわかりません。
だからモンスターなのです。
そもそも10月27日の衆議院選挙で自民党が少数与党に転落したのは、岸田総理が増税モンスターの眷属で、緊縮増税政策を続けて国民生活を悪化させたからです。
それなのにこれを続けたら、次の参議院選挙はどうなるのでしょうか?
国民民主党は大変ですね。 これから来年の夏までに参議院議員候補者を125人も確保しなくちゃならないのですから。
でもこの調子なら、国民民主党から立候補すれば、ポスターを用意して政見放送に出るだけで当選できる人も沢山いるんじゃないですか?
少なくとも供託金を取られる可能性なんか皆無でしょう?
実はワタシは10月27日の衆議院選挙まで国民民主党には余り期待していませんでした。
ワタシは北海道一区の住民なのですが、北海道一区には国民民主党の候補はいなかったので、維新の候補に投票しました。
比例は国民民主党にするか日本保守党にするか迷ったのですが、経済政策を支持できるので国民民主党に投票しました。
でも10月27日までの国民民主党は、完全な泡沫政党なので、現実的に何かができる事は期待していませんでした。
しかし10月27日、自民党は少数与党に転落し、国民民主党は泡沫から少数政党に昇格した事で、一気に状況が変わりました。
少数政党になって自民党と交渉した事で、国民民主党の政策目標が一気に一般国民の浸透したのです。
おそらくそれまで有権者の大多数は、そもそも国民民主党の主要政策目標なんて知らなかったでしょう。 実はワタシも国民民主党タマキンが高橋洋一に同調しているから投票しただけで、減税策の内容は知りませんでした。
でも知ってみれば画期的な政策です。
だってこの30年間、マトモ減税を要求してきた政党なんかないのですから。
そして今国民が切実に求めているのが減税「手取りを増やす」ことでしょう?
だから今後、自民党の増税モンスターズが頑張れば頑張る程、国民民主党の支持率は上がり続けるでしょう。
民主主義国家で減税を叫ぶ政党が唯一つなのですから、これはもう楽勝と言うしかありません。
けれども増税モンスターズにはこれが理解できないようです。
だって人語を解さないモンスターなのだから仕方ありません。
それにしてもワタシは自民党総裁選で石破茂が当選するまでは、ずうっと自民党を支持し来たし、それどろか真面目に自民党員になる事まで考えていました。
でもね・・・・。
自民党は自由と民主主義の政党を辞めて、増税緊縮政党になってしまったのです。
増税モンスターの政党になってしまったのです。
だったら支持し続ける事なんかできるわけないでしょう?