売主や買主に対して逃げ道を塞いでしまうと、最悪の事態を招くことがあります。『客を追う、そして追い詰める』という考えの不動産仲介営業マンも多く、顧客を論破して説得する場合もあるでしょう。

理屈で勝っても感情の部分で不信感が生まれる事もあります。『担当者には何を言ってもダメ』だから、いきなり行政機関の相談窓口や弁護士へ相談する等の予想外の事態を招く事もあります。

逃げ道を塞ぎ追い詰めてしまった報いです。接客してる時は笑顔だったから大丈夫・・なんて甘いですよ。顔では笑っていても、心では怯えている人もいます。布団に入ってから悩む人もいます。

商談では相手を追い詰めず、逃げ道を残してあげると安心感や信頼感が生まれるものです。逃げ道があるけど、逃げない・・という顧客自らの自由意志で商談が前向きに進むようにしたいですね。

売れない時期に焦れば焦るほど売れなくなります。必死になる気持ちもわかりますが、客の立場で考えれば、『必死に頑張る営業マン』なんて怖すぎて契約できません。確実に逃げます。ご用心。