ブログ版/不動産業界の歩き方
「不動産業界の歩き方」管理人によるブログ版の業界解説書。不動産仲介業の現状と動向を解説します。不動産業界への就職や転職を目指す方、新人の方、必見の不動産ブログ!

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細かい顧客
不動産仲介に限っての話ですが・・・

皆様は、「細かい事を言う顧客」や「神経質なタイプの顧客」に対応できていますか?私は極力、避けてます。細かい事を言う顧客は真剣ですし、真面目です。そうゆう意味では優良な顧客なのですが、仲介業者としてはリスクを感じます。

「完璧は商品」で「完璧な売主」なら、どんな顧客でも対応できると思いますが、そうでない場合は危険です。仲介業者が「細かさ」に対応できても、取引関係者が大雑把だとクレームになります。その結果、取引が円滑に進まない事に関しては「仲介業者の責任」が発生します。「細かい顧客」を満足させる事は難しいのです。

また、「細かい性格」だけでなく、「性格が悪い」や「怒りやすい・短気」がプラスしたタイプの顧客は最強ですね。些細な事でクレームになります。トラブルは、「どちらが悪いか?どちらが正しいか?」を議論しても解決しないケースが多いのです。

営業会社は売るのが仕事です。細かい顧客なんて大勢います。避けて通る事は出来ないのですが、幸い「顧客を選べる業種」ですので、その権利は最大限に活用すべきです。

やっかいなトラブルに巻き込まれて、他の仕事ができなくなるリスクと、契約して歩合を稼ぐメリットを考慮し、その都度、判断するしかありません。誰もが得をすれば喜び、損をすれば不愉快です。仲介業者は、そのバランス次第で、どちらかに喜ばれ、どちらかに怨まれます。

「細かい顧客」や「神経質な顧客」もレベルによります。普通の範囲なら問題ありませんが、自分勝手だったり、自己中心的な考え方をする顧客だったら気をつけましょう。

この問題も、辛い経験を重ねれば理解できる日が来ます。私はセールスのマニュアル的には間違った事を書いてます。しかし、営業の最前線で身につけた護身術としては有効な考え方だと思っています。クレームが原因で会社を辞めていった仲間は数え切れません。

追伸:新築マンションや建売会社の場合は、考え方が違います。会社が商品に関して責任を取りますので怖がる必要はありません。営業個人も責任は追及されないと思います。
仕事ができる人・できない人
最近になって知った事を書きます。

(表示登記について)
建物の保存登記について疑問があり法務局出張所に電話して判ったのですが、コンピューター化する前の建物謄本に記載されてた表示登記欄の所有者氏名・住所は、コンピューター化された際に、移記されてないとの事。でも、コンピューター化されてから申請された建物表示登記欄には、所有者の住所・氏名は記載するとの事です。また、共有者がいる場合は、表示の段階で持分も記載するのは従前と同じです。

(建築の完了検査について)
個別浄化槽が埋設されている場所を車庫にする事が多いですが、通常はコンクリートにしないと完了検査をクリアできません。しかし、アスファルトでも大丈夫な個別浄化槽もあるらしいです。(認可を受けた製品のみ)

不動産業界では常に最新情報を知る必要があります。法規制や金利はドンドン変化します。長い経験だけでは「生きた化石」になってしまいます。新人君のほうが詳しい事だってたくさんあります。必要な知識を必要な時だけ調べて、終わったら忘れちゃう・・しかし、痛い思いをした時に得た知識は忘れません。やはり体で覚えるしかないのですね。

仲の良いローンセンターの担当者が言ってました。いろいろな営業マンと接していて、わからない事はわかるまで追求する営業マンはローン持ち込み件数が多く、そうでないタイプの営業マンは持ち込み案件が少ないとの事。これは「仕事ができる・できない」の判別方法になるのでは?

私は、わからない事は追求して解決するタイプですが、その後に忘れてしまうので苦労します。
激震!「格安の建売業者」2
やっぱり出ました。多くの不動産業者が予想していた事ですが、またまた関東の「格安の建売業者」で耐震強度不足(木造2階建て)が289棟だそうです。木造3階建てについては、調査中(調査対象427棟)との事。調査対象物件1万2211棟のうち、289棟・・全体の約2.4% (詳細はYahooで「289棟」を検索)

これで、各大手系列の不動産仲介会社は、「格安建売業者」の物件を扱う事は少なくなるでしょうね。私は以前と同様で「格安建売業者」の業者用配布図面は全て処分してから、残りをみんなで回し読みしてます。同業者と話をした時、「うちも、そうしてる」と言われた事もあります。

前回の会社や、今回の会社の発表内容で、一連の格安建売業者の耐震強度不足問題は終結するか?・・・しませんね。氷山の一角だと思います。他にも格安建売グループ会社はありますので。皆様はどう思いますか?

このような会社の関連会社は、これからどうするのか興味があります。顧客に「当社は関係ありません。こうゆう事件は許せないし、当社としても迷惑な話です。」なんて顧客に言うのかな?

これでハウスメーカーは勢いがつきますね。「だ・か・ら・当社が安心です!」って感じでセールスできますね。建売業者には迷惑な話ですけど。仲介業者は「物件選び」を間違わなければ良いだけです。今までも。これからも。
一喜一憂
不動産業界で営業を長くやっていますが、新人の頃も今も「営業成績」で一喜一憂してます。途中、管理職だった時代も、与えられたノルマに一喜一憂していました。

昔からの知り合いに「君は成績が良い時は天狗になり、成績が悪い時は死にそうだね」と言われた事があります。もちろん、他人に言われなくても自覚しています。

営業成績が良い時は『俺は天才だ!』と自慢し、成績が落ち込めば『今月ダメなら、もう退職しかないな・・』と落ち込む。この繰り返しです。

上司に聞かれても、自信のある時は、「今月ですか?大丈夫です。心配無用!」と言い、自信のない時は、「今月ですか?・・・なんとか・・頑張ります。」と逃げ腰。判りやすいタイプです。苦しい時期もあれば、楽な時期もあります。運も関係します。

3月末と9月末は退職する人が多いです。希望に燃えて入社して、成績が落ち込み退職する。ビジネスの世界は厳しいですね。業界内で転職を繰り返しても、営業職をしている以上は数字から逃げられません。成績不振のたびに会社を辞めていたら凄い転職回数になってしまいますね。

仲介の仕事は、契約をしたら引渡し・決済までの業務もあります。営業活動に専念する事はできません。先月に多くの契約をした人は今月以降に多くの引渡し・決済をしなければなりません。そうすると営業活動に支障がでます。これは「浮き沈みの法則」です。

また、不思議な事ですが、幸運な月が3ヶ月続くと、不運な月が3ヶ月続きます。力の入れ具合・・というかペース配分は同じ状態で仕事をしていても、運・不運が交互にきているように感じます。私だけかな?

調子の悪い時に舞い込んでくる転職話は失敗する例が多いです。逃げずに頑張るほうが吉。

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