ブログ版/不動産業界の歩き方
「不動産業界の歩き方」管理人によるブログ版の業界解説書。不動産仲介業の現状と動向を解説します。不動産業界への就職や転職を目指す方、新人の方、必見の不動産ブログ!

フルコミッションの不動産仲介営業職を募集!
愚か者
もう20年位は前の話です。当時、先輩で遊び好きの不動産営業マン(40代)がいました。新人だった私は食事をご馳走になる事が多く、良い印象を持っていました。

知り合って半年頃だったと思いますが、度々、お金を貸すようになりました。5000円だったり、1万円だったりで、いつも1週間程度で回収できましたが、10万円貸した時に逃げられました。

私は兄弟から金利も含めて回収しました。その後、町で偶然会う機会がありましたが、私が兄弟から回収済みなのを知っていて、また「貸してくれ」と言うのです。私は笑って断りました。「捨てるお金はありませんよ。」ってね。

この業界には、そのような者が大勢います。私には良い社会勉強になりました。落ちていく人間の末路は悲しいものがありますよ。博打・借金・離婚・夜逃げ・・は4点セットです。

不義理をした者が落ちていく・・それを見るのは楽しいものです。
私は良い人ではありませんね。(笑)

では、また明日。
自分に助言
私は毎日、メールで就職の相談を受けておりますが、「若い頃」の自分にアドバイスできるか?を考えてみました。例えば23才位の自分にタイムスリップして会うとしたら・・・・

私「私は未来の君だが、言っておきたい事がある。」
昔「なんすか?」
今「とりあえず、今の会社は早く辞めて、売買仲介に行け!」
昔「どうして?今の仕事は面白いし、辞めたくないな」
今「7年後に倒産するんだよ。」
昔「・・・。で、辞めて仲介?なぜ?」
今「今より稼げるからだよ!知識と経験が金になるんだよ。」
昔「ふーん・・。でも、どこでも稼げる自信あるけど。」
今「全部、倒産するんだよ、バカ!いいから仲介で修行しろ!」
昔「・・・。」
今「それと、さっさと宅建とれ!」
昔「うーん・・要望が多いね。」
今「バカだから心配してるんだよ。体中の傷跡見て反省しろ!」
昔「・・・。で、あとは何かある?」
今「仲介では、排水管・境界石・擁壁・軟弱地盤に注意しろ!」
昔「・・・。あとは?」
今「お前は物事をカンタンに考え過ぎる。少しは慎重になれ!」
昔「・・・・。」
今「それと、今の女とは別れろ!次回に交際する女とも別れろ!」
昔「えっ?なぜ?次って誰よ?付き合う前に別れられるかよ!」
今「とにかく女と付き合うな。お前の女好きは病気だ。」
昔「・・・。」

言いたい事は、まだまだありますよ。ここでは言えませんが・・・。

では、また明日。


跡を濁さず
日頃、このブログを見ていただいている方は、私の事をどう想像しているのかな?なんて思う事があります。リスク・危険回避に重点を置いて書いていますので、臆病に見えるかも知れませんね。

この仕事は、その場限りでは終わりません。営業職は数え切れない数の物件を売る事となりますが、顧客は一生に一度か二度の取引です。忘れる事は無いのです。何かあったら連絡は来ます。

不動産業界内で良い転職をしたければ、一つ一つの取引をキチンと終わらせる事です。転職後に前の勤務先から悪く言われないよう、迷惑をかけず動く・・これが大切なのです。

思いやり→迷惑をかけない→慎重な調査や対応→失敗からも学ぶ→取引の怖さを知る→取引には神経を使う・・・という事で、思いやりのある人は、取引に神経質なのです。

逆に、大胆不敵→大胆な取引→慎重さに欠ける→トラブル多発→性格的に慎重になれない→反省できない→バカ・・となります。

デタラメな契約で歩合を稼ぎ、ヤバくなったら、オサラバ・・これでは転職も難しくなります。そのようなタイプは自然と自分勝手な雰囲気が出てしまうのです。これ不思議。

立つ鳥跡を濁さず・・・これは入社の日から考えておかなければなりません。人のためでもありますが、最終的に自分のためなのです。業界は広いようで狭いですからね。

では、また明日。仲介の人は、良い休日を。
就活2
最近、就職相談のメールが増えております。「慎重な人が多いな」と感心します。良い雇用条件でも、職場の雰囲気が悪ければ長続きしない事が多いのですが、入社前には判断できず、博打となります。いくら慎重に考えても、入社しなければ判らないのです。

不動産会社のウェブサイト内にある社員募集ページは判りやすいですが、就職サイトを見ると、イメージばかりアピールして、仕事内容が判り難い事が多いですね。

アドバイスさせていただくと・・イメージ重視の募集広告は全部ダメです。何がダメかと言うと、誤魔化そうとしているからです。何を誤魔化しているのか?仕事内容です。何故?労働内容が悪いからです。広告とは全然違うからです。

就職情報の専門会社としては、不動産会社は優良取引先なのです。人の出入りが激しいため、一年中、募集広告を掲載してくれます。しかし、任された求人広告で応募が少なければ仕事を失います。「当社の広告センスでなく、雇用条件が悪いからです」とは言えないし、辛いですね。

で、イメージ広告になってしまうのです。社員旅行をアピールしたり、夢・急成長・将来性・・みたいな事を大きく掲載するのです。不動産業界の営業職は、一般的に不人気なのです。職業安定所から人が溢れる状態でも、不動産営業募集の求人票に、どれくらい応募しているか?ほとんど無し・・これが現状です。

「不動産の営業をやってみたい」と思う人でも、なかなか生き残れません。興味のない人なら入社しても3日以内に辞めるのでは?まぁ、3日で辞めても、「他に就職する会社が無いから、不動産屋でも受けてみるか・・」なんて人には、世の中の厳しさを教えてくれて、お金まで支払ってくれる、ありがたい会社・・・という考え方もありますけどね。

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