ブログ版/不動産業界の歩き方
「不動産業界の歩き方」管理人によるブログ版の業界解説書。不動産仲介業の現状と動向を解説します。不動産業界への就職や転職を目指す方、新人の方、必見の不動産ブログ!

フルコミッションの不動産仲介営業職を募集!
リアル
ここ数日はブログの更新も後回しで、昔のテレビドラマを見ていました。pandora.tvで『彼女たちの時代』を検索して全12話の1~10話までは見ました。1999年に放映されたドラマです。

主役は、深津絵里、水野美紀、中山忍ですが、椎名桔平が不動産営業マンを熱演しています。大手建設会社からリストラで関連会社に出向を命じられる・・それが新築マンションの販売会社・・

テレアポが下手なので椅子に座ることを禁じられ、立ちながらテレアポをするシーンもあります。本屋で宅建の本を買うシーンもあります。マンションの集合ポストにチラシを投函するシーンも・・

平泉成が演じる営業部長から徹底的に虐められます。1週間で結果を出せなければクビにすると言われて、会社に1人残り電話セールスを続けるシーンや、モデルルームを案内するシーン・・

忘れられないシーンは、部長(平泉成)が営業マン(椎名桔平)に、『おまえだけに教えといてやる・・この会社・・つぶれるぞ・・』と言うシーンかな。今の時期に見ると、かなりリアルに感じました。
狡猾に生きる者達
たとえば不良少年達の中で、一番ケンカの強い者がリーダーになるとは限りません。先輩達と仲が良い者や、先輩達の中に兄がいる者、ヤクザの親兄弟がいる者・・それもリーダーの資格です。

たとえば不動産営業の中で、一番に業績を上げた者が出世するとは限りません。上司に好かれた者が出世します。上司から業績が確実に上がる仕事を与えられて、全自動でトップになる者も・・

なんでもアリの世界だな・・と思うことがあります。せいぜい民法と刑法を守る程度で、後は何でもアリというのが現実かな。そんな現実を20代で気がつくのか・・30代か、40代かは人それぞれ・・

どんな世界でも弱い者は潰されますが、強い者が勝ち残るわけではないのです。弱く装ったり、強く見せたり、逃げたり、隠れたり、媚びたり・・と巧みに、狡猾に生きる者が勝ち残るのです。

見習うべき見本は近くにいるはずです。どこの会社にも、上の者には媚びて下の者には狂犬のように吠え、影では、『クソ野郎・・』と罵られている者がいるはずです。狡猾に生きる者が勝者です。
判断ミス
この仕事は、『書いとけばよかったのに・・』と後悔することがあります。・・昔、建売業者が物件を見たいというので私が現地で立会いました。その物件には多少の問題点がありました。そして・・

○案内の時、建売業者の社長さんに問題点を伝えました。
○後日、建売業者の担当社員にも電話で問題点を伝えました。
○上司は、契約書類に書く程の問題ではないとの指示でした。
○売買契約は無事に終了
○契約後・・担当社員は問題点を、『聞いてない!』とのこと・・
○社長も、『聞いてないし契約後に言われても困る』とのこと・・

・・最終的には解決しましたが、反省点は契約書類に書かなかった事ですね。重説の末尾にでも書いとけば良かったのです。業者が買主で、問題点を何度も説明したとしても証拠がありません。

デリケートな問題だったため、売主の手前、書くことに遠慮があったのです。相手もプロだし、この程度なら口で説明をすれば書かなくても良いかな・・と判断したのが大間違いでした。・・ご用心
案内立会い
自分が担当する物件を同業者が案内することがありますよね。空家の場合、立会いはせずに鍵を貸すこともあるのでは?・・高額な財産を預かっているのですから、鍵を貸すのは避けるべきです。

それに・・業者が案内する時の『案内立会い』って、いろいろな意味で重要なんですよ。今日は、案内立会いをするとによるメリットや、立会いをしないことによるのリスクに関して私の考えを書きます。

まずはメリットから・・○客付業者のセールス・トークが聞ける○担当者が利口かバカか判る○鍵の開け閉めを確認できるし戸締りも確認できる○合鍵を作らせない○その案内により物件内を傷つけたり壊したり汚していないことを確認できる○案内した顧客を分析できる○案内中の会話を聞き、リスク回避できる○客付業者では答えられない顧客からの質問に対応できる・・その他いろいろ

案内しないで鍵を渡した時のリスク・・○案内中に物件を汚されたり傷つけられても証拠がない○戸締りが不安○申込が入っても顧客の雰囲気がわからない(たとえばヤクザ風・・とか)○客付業者が現場で無責任な発言をしたか不明(例・修理させますよ・・撤去させますよ・・大丈夫です・・等)○立ち会っていないので客付業者の担当者が利口かバカか判別できない・・その他いろいろ

・・ということで、案内立会いはしたほうが良いのです。『会う』ことにより多くの情報を得ることができます。その情報を知っているのと知らないのでは、不動産取引の安全性に大きな差が生じます。

数秒間でも会えば、その人の雰囲気や話し方により、常識・非常識、性格、職業、・・衣服や持ち物により収入レベル、その他の事が推測できます。立会いをしないと、その情報が得られません。

空地の物件には、『売地/連絡先・・』という社名入りの看板を設置しますよね。土地の場合は鍵の手配が不要なので案内立会いはしません。多数の業者が勝手に案内するのですが・・

『売地』の看板を外されたり捨てられた事があります。専任業者に直接連絡されるのを避けたい気持ちは理解できますが、まぁ、立会いしてないと好き勝手な事をする業者もいるのです。ご用心。

大手企業の求人に直接応募するならDODA
copyright © 2005 ブログ版/不動産業界の歩き方 all rights reserved.
Powered by FC2ブログ.