ブログ版/不動産業界の歩き方
「不動産業界の歩き方」管理人によるブログ版の業界解説書。不動産仲介業の現状と動向を解説します。不動産業界への就職や転職を目指す方、新人の方、必見の不動産ブログ!

フルコミッションの不動産仲介営業職を募集!
収支
○地場の小さな不動産屋は少人数で動いているわけで、社長さん1人でやってる不動産屋も数多く存在します。できる事は限られているわけですから、無駄な動きは極力避けたいと考えるのは当然です。不動産仲介は『成功報酬』につき、結果は・・成功する・・しない・・の2つしかありません。

カラダは1つしか無いし、手間暇のかかる仕事を受けて、成功しなければ、【時間】と【経費】と【労力】だけ失った事になるわけです。・・であれば、仕事を引き受ける際に、【成功確率】と、【成功報酬額】と【時間】と【経費】と【労力】について熟慮して決定する必要があるわけです。

成功した際の報酬額が低すぎる場合、たとえば・・1か月の時間を全てかけて取り組み、成功したとして・・50万円・・会社(店)の月額の経費が月額100万円・・であれば、50万円の仕事だけ成功してもマイナス50万円・・失敗すればマイナス100万円です。

○実際にあった話ですが・・隣接する地主同士で私道の持ち分を売買する話がありました。けっこう月日のかかった事案で、調査もして、書類も作成し、契約条件は2転3転・・その都度、話し合い、最終合意に至り・・・・【数万円】の手数料報酬を得る流れになったのですが・・

最終的に『手数料が高い!減額してほしい!』・・だってさ。(笑) 最初から断るべき事案だった・・って事かな。(笑) ご用心。
分かる人には分かる話
○決済時(物件引き渡し・残金決済)に、司法書士が抵当権抹消費用を受け取り忘れて、銀行で解散後、仲介業者に電話が来たケースがあります。銀行では仲介担当者がカッタルイ待ち時間に、「先生、今のうちに抹消費用の授受を済ませてください。」と伝えたにもかかわらず、「はいはい」と生返事してこのザマです。

他の登記費用はすべて授受して、抵当権抹消費用だけもらい忘れた・・というレアなケースですが、仲介担当者が、そのすべての項目の費用を、「えーと、まずは所有権移転に関する費用ですが、お支払いください。・・次は、抵当権抹消費用ですが、お支払い男ください」・・・なんてやりませんよ。(笑) よほどのバカが相手でない限り、「先生、登記費用のほう、お願いします。」でOKでしょ?

支払いがされていない事が発覚すれば、解散後なら、お客に連絡して、お客は支払う流れですが、「振込」か、「集金」か、「仲介会社に届けておく」という流れになります。お客が司法書士事務所に届ける流れにはなりません。司法書士のミスだから。

上記のケースでは、「仲介会社に届ける(渡しておく・預ける)」という事になり、仲介会社は、再び売主に会い、金銭を預かり、司法書士に渡す・・という無駄な雑務が増えるわけです。

ま、金額的には数万の話です。司法書士は一時的に登記費用は立て替えて後で回収という流れになりますが、そんな事はどうでもいいのです。

今回の話は、決済が終わり、取引関係者が銀行で解散して・・・それぞれが、「ホッ」としているわけです。安堵感です。心配事がなくなって緊張から解放されるって意味です。

そんな至福の時間に、クソくだらないミスで、至急に取引当事者とすぐに再会しなければならないわけです。・・ま、仕事ですから・・べつに会うのは悪いことではありませんよ。悪い事をしたわけでもないしね。でもね・・

決済を終えて、解散して・・数時間後にまた顔を合わせる・・そんなタイミングで、「手数料は高いよね。」とか、「やっぱり安く売りすぎたかな・・」とか、気分の悪い言葉を聞くケースもあるわけです。もし、そんな流れになったとしたら・・

司法書士が素人以下のミスをしなければ、そんな不愉快な場面は回避できたって事になります。些細なミス・・たかが数万円のやりとり・・で済む話ではないのです。 言うまでもなく、その仲介担当者がその司法書士を使うことは永久に無いし、その司法書士の名前を聞く機会があったら、「やめておけ!バカだから。」と言い伝えるのは確実です。

不動産取引では、契約前にキャンセルになったり・・決済時に問題が発生する場合もあります。決済後においても、電話が来たら、「何かあったか?クレームか?」と緊張する事もあります。そういったデリケートな仕事では、些細なことで事態が急変することもあり、無駄な接触は避けたい日もあるのです。

べつに司法書士に限ったことではなく、営業担当者が合鍵を渡し忘れたり・・売主が・・買主が・・と、いろいろなバリエーションがありますが、些細な用件ですぐ再会するのは好ましくないのです。気分的に。

決済が終了して解散後・・しばらくは売主にも買主にも会いたくない・・・そんな心理・・経験者でないと理解できないでしょうね。良い客ばかりではないのです。ま、ご用心。
世間話
○お盆休み前も忙しかったけど、休み明けもやはり忙しいですね。べつに景気が良いわけではないけど、休みが仕事の効率を悪くして、そのしわ寄せで忙しいってかんじですね。

不動産の仕事には波があり、暇な時期もあれば忙しい時期もあります。ま、忙しいほうが儲かるのは言うまでもない事です。

○最近、またメールが増えてきましたので、正式にメール相談OKとします。返信は気が向いたら・・とさせてください。(笑)

大どんでん返し
○世間ではお盆休暇ですが、私は決済関係、契約案件、測量のゴタゴタ・・と、アレコレやる事があり会社へ行きました。会社は毎月15日の年金支給日(家賃に関連)は休まないので都合が良かったです。

○会社の管理物件で、賃料が滞ってる賃借人がいるのですが・・たまたま今日が、話し合った末の最終支払い期限でした。今までの経緯と話し合いの流れを聞き、私はその件に関して、「嘘つきとの約束は守られることは無い!」と断言した事を思い出しました。

・・で、その件について、「そういえば、例の滞納の件、期限は今日でしたね。」と聞いてみると・・・『朝一番で電話があったよ。朝早くに振込みをしたから、午前中には確認できるはずだってさ。』とのこと。私は、「えーっ!」と驚きました。

そのレベルの予想は絶対に外さない自信あったんですよ。ま、滞納の賃料が振り込まれたなら、会社としては良い事です。 ただ、その場合、私のプロの予想が無効だってだけで。(笑)・・で、銀行で通帳の記帳をしたら・・

・・入ってない・・まだ入金処理されてないだけか?・・念のため、担当者が賃借人に電話をしてみると・・『じつは・・まだ振り込んでません。お金がなくて・・』だとさ。大どんでん返し(笑) 

だったら、何故?朝一番で、『今、振り込みました。』なんて、すぐにバレる嘘の電話をしてくるのか?・・理解に苦しみますよね。でも、そんな嘘つきが世の中にはゴロゴロいるのを見てきたので、支払われなかった事に驚きはないです。

だって、嘘つきが嘘をつくのは当たり前ですよね。嘘つきなんだから。(笑)・・結果・・私の予想通りでした。(笑) 嘘つきにはご用心。

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