ブログ版/不動産業界の歩き方
「不動産業界の歩き方」管理人によるブログ版の業界解説書。不動産仲介業の現状と動向を解説します。不動産業界への就職や転職を目指す方、新人の方、必見の不動産ブログ!

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孤独な者達へ
古いアパートに住む高齢者の中には、単身者もいれば、夫婦もいますが・・夫婦ではない内縁関係・・って人達も一定の割合でいます。高齢となってから出会い、男女の関係になり同居するようになった流れです。けっこう多いですよ。

知り合いのスナックのママいわく・・70歳以上の高齢者で構成される飲み仲間やゲートボール仲間の中で男女の恋愛は珍しくはなく、今の高齢者は色恋でも現役らしいです。(笑)そんな話を耳にする度にね・・60歳でも70歳でも出会いはある・・・なんというか、「希望」みたいなものを感じます。

不動産業界では離婚は珍しくはありませんが・・たとえ独りで寂しい日々が続いても、先々には素敵な人と出会えるかもしれない・・その出会いは今日かもしれないし、明日かもしれない・・10年後かもしれないけど、嘘のない誠実で思いやりのある人との出会いが待っているかも・・そう思うだけで明るく生きることができますよ。

既婚者が幸せで独身が不幸なわけではありません。信頼できない相手と義務で継続する消化試合の夫婦関係より、孤独な日々のほうが健全です。たとえ先々に素敵な出会いなどなく、結果的に孤独な末路だとしても・・

残りの人生を絶望して生きるより、先々に希望を持ち、明るく生きるほうが素敵な日々ですよ。孤独な者に必要なもの・・「希望」です。それさえあれば苦境でも明るく前向きに生きていけます。明るく前向きに生きる姿勢は・・魅力的で、人を惹きつけるでしょう。

今日一日を明るく生きる・・明日も明るく生きる・・その先に、幸せがあると信じよう。がんばれ!
スイッチ
〇芸人2人の記者会見をネットで見ました。今後も動きがありそうですね。私は芸能人のパワハラ告発(クーデター)に興味がありませんが、一つだけ気になったことがあります。問題の解決方法を模索する中で・・弁護士を介入させた事です。多くの場合、弁護士を介入させた瞬間、双方ともに相手への信頼関係は消滅します。

お互いで話し合いをしているうちは、心の中に信頼関係は存在しても・・弁護士が介入した時点で「宣戦布告」となり、相手は「敵」となります。その後、弁護士を解任して、お互い直接の話し合いになっても信頼関係の回復は困難です。復帰してもしなくても信頼関係は壊れたままです。

〇たとえば、ストーカー等の殺人事件の大半が・・警察に相談へ行ったり、警察が介入して注意や警告をした後に起こっていますよね。警察が介入した瞬間に、「好きな相手」から「殺したい相手」に変わったわけです。

警察や弁護士の介入・・法的な警告や要求・・それが当然の権利ではあっても、それを行使する際には、相手から受ける攻撃のリスクも覚悟しなければなりません。警察は警察の仕事をするし、弁護士は弁護士の仕事をしますが・・

24時間、守ってくれるわけではありません。ま、要塞のような家に住み、多くの警備員やボディガードに24時間、守られている立場の人なら気にすることはないですが、そんな人は1万人に1人もいませんよ。

〇一家惨殺事件・・たまにありますよね。たとえば、父が・・愛していたはずの家族全員を惨殺した・・みたいな事件・・どこかで変化したんですよ。「愛する・・」から、「みんな殺してやる!」にね。

たしか・・どこかの地方で、若い旦那が離婚を求められ・・妻子との別れは精神的にクリアしたけど・・「クルマを置いて出ていって!」と言われ・・クルマ好きだったのか?そこで切れて・・自分の家族皆殺し・・て事件があったと記憶しています。

〇もしかしたら、誰にで「狂気のスイッチ」があるのかもね。そのスイッチがONになった時・・家族でも子供でも関係なく、関係者すべてを「自分を追い込んだ集団」と認知して行動するのかもね。

〇不動産関係の仕事で、相手の「狂気のスイッチ」を入れてしまうケースは・・家賃の催促・・立ち退き・・明け渡し・・等かな。相手の大切なものを奪う行為・・お金・・家・・追い詰められた相手は自暴自棄となり、狂気のスイッチが「ON」になる可能性があります。たとえ賃貸でも「我が家」です。奪われる感覚になるでしょう。

〇相手から何かを引き出そうとする・・何かを得ようとする・・何かを請求する・・相手を追い詰めた結果・・逆に自分が被害者になるケースも少なくはないので、相手の「狂気のスイッチ」を入れてしまう可能性について慎重に考える必要がありますよ。

殺人事件で殺された人は・・なぜ逃げなったのか?・・それは、相手が自分を殺すとは思っていなかったからでは?・・おそらくは、自分の行動が相手の「狂気のスイッチ」を「ON」にしてしまった事にも気がついていなかったのだと思いますよ。

正当性だけ考えて行動するのはリスクがあります。そもそもみんな自分が正当で相手に非があると考えます。「自分が正しい」という主張は相手を激高させ、議論をしても解決せず、攻撃行動による制圧で解決・・という流れは世界の歴史が証明しています。

国の戦争でも個人の争いでも、なにかのキッカケで、狂気のスイッチがONになった瞬間があるのでは?・・なんてね。あまり人を怒らせない事です。自分が正しくてもね。ご用心。
タイムカプセル
〇大手系不動産仲介会社では、契約および決済を終えた際、関係書類を1つの封筒へ入れた後、会社が保管します。契約書や重説・付帯設備表・現況確認書・取引完了の確認書類や、登記事項証明・公図・測量図等です。その封筒の表には、売主名・買主名・物件名・価格・日付等を記入する決まりです。

それらの書類を入れた封筒は、その後・・なにもなければ開封されることはありません。しかし・・なにか?たとえば取引関係者からの問い合わせやトラブル等があった際に、当時の契約内容を確認するために必要となれば、その封筒から中の書類が出され、誰かが見ます。

誰が見るか?・・まずは社員ですが、契約担当者とは限りません。よほど温い会社でない限り、契約担当者(営業マン)なんか3年もすれば退社しています。(笑) 5年で支店長から事務員まで、支店の全員が入れ替わっているケースもあるくらいです。(笑)

ですから、取引完了後・・数年してから、取引関係者から取引について問い合わせがあった場合、対応するのは、その店を引き継いだ責任者です。店長とか所長とかね。

多くの場合、当時の担当者不在(退社後)の対応となり、現在に対応する責任者としては残された書類だけが味方です。書類が完璧でも当時の担当者がいないと、そこに付け込まれます。「あの時、担当者が言った!」とか「言わなかった!」とか・・ま、いろいろです。しかし、担当者が辞めた後では確認のしようがありません。

〇私は大手系の会社に在籍していた時・・取引の経緯経過を書いた書類をね、取引関係書類の中に残しました。契約になった経緯とか、問題点について説明した事や、相手の発言とか・・いつ?誰が?誰に?何を?どうしたか・・そんなかんじの事です。全ての取引が対象ではありません。

将来のトラブルを予感した取引・・問題のある取引・・契約書類には書けない内容の事実がある取引(取引関係者は納得しているケース)等です。(いつの日か、この紙が役立つ時がくるかも・・)と思いながら書いた書類です。

たとえば・・契約者の息子が、「先日に母が亡くなり、相続手続き中に物件の問題を知ったのですが、騙されたのでは?」・・との問い合わせに対して・・

「問題点については契約書類に記載されております。また、当時の契約担当者のメモが残っており、それらの問題について、お母様に何回も説明して、お母様も納得をされたようです。娘様も同席されたと書いてあります。その日時と場所も記録されています。」・・て対応ができるわけです。

ちなみに・・上司や本社の意向で急いで契約した取引のことも、取引の経緯で上司から指示された内容なども、自分を守るために書いてあります。ま、ご用心。(笑)
必要な細工
〇たとえば・・家族から「おばぁちゃんが家を売ったんだけど、凄く安く売ったらしいよ。」・・と聞けば、一般の方は、「不動産屋に騙されたのでは?」と思いますよね。・・で、お盆とかに、おばぁちゃんに会う機会があり、その流れで契約書を見せてもらったとして、はたして契約書だけを見て、どれだけ内容を理解できるでしょうか?

〇不動産売買契約書の添付書類には、重要事項説明書や付帯設備表・現況確認書等があり、それらの何枚もの書類を読み、取引内容が理解できる・・それが普通なんですが、契約書の特約欄や備考に取引の内容を要約した文章を入れて、大雑把に価格の根拠を理解できるよう書くのがお勧めです。

理由は・・契約書類の中で・・売買契約書だけがアッチコッチに旅をするんですよ。で、いろいろな人が読んだりします。税理士とか税務署とか、役所の相談窓口とか、弁護士とか警察とか、契約者の息子とか娘とか・・年月を経て、同業他社とかね。で、多くの場合、契約書しか見ません。

ま、本来は、説明は重説に書くことなんですが、重説や他の契約書類なんか、いずれ何処にあるかわかんなくなっちゃうし、紛失する人もすごく多いんですよ。・・で、契約書の不十分な情報だけで第三者からいろいろな憶測をされます。「おばぁちゃん、騙されたのでは?」・・とか、「いいかげんな書類だ」とかね。

特約欄を利用して、物件の特殊性や問題を理解できるような文章にすれば、それらの第三者に正しい理解をしてもらえる可能性が高まります。契約当事者が分かっている事もカンタンに書いておくと良いです。売主や買主の背後に隠れているいろいろな人達に説明する感覚です。

そうする事で、たとえば・・「ずいぶん安く売ったねぇ・・えっ・・なるほど・・こりゃ、高く売れるわけないね・・ふむふむ、理解できた。問題ないよ。」・・なんてかんじで、誤解を解くことができます。文章は書き方次第で説明にもなれば、合意文書にもなります。

たとえば軟弱地盤にある物件の場合・・重要事項説明書に「軟弱地盤」と記載すれば【説明】ですが、契約書で「本物件敷地は軟弱地盤ですが地盤改良等はせず、そのままの状態で引き渡す事を買主は合意した。」と書けば【合意内容】となり、契約書に記載可能です。

そのように書くことで、第三者は重説を読まなくても、契約書を読むだけで「軟弱地盤の事実」と、「現状での引き渡しについて合意したこと」を理解できます。安い理由も理解できます。

売買代金の領収書も工夫できます。但し書きを「売買代金として」だけではなく、「売買代金(軟弱地盤・現状渡しの条件付)の代金として」と書けば、見る人が見れば、「問題アリの物件」と理解できます。その但し書きと、安い金額が繋がり、「なるほど」となります。

今回の話は一般的な方法ではありません。それぞれ会社の規定や書式があり、「契約書に余計な事を書くな!」と言われるかもしれないし、領収書の但し書きについても無理な場合もあるとは思います。ま、あくまでも特殊ケースの契約における将来のトラブルを防止するためのテクニックとして覚えておいて損はないと思います。

〇さて、今晩の晩飯は何にしようか・・昨日は冷凍ピザ・・今日も同じでいいか・・作るの面倒だしね。

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