ブログ版/不動産業界の歩き方
「不動産業界の歩き方」管理人によるブログ版の業界解説書。不動産仲介業の現状と動向を解説します。不動産業界への就職や転職を目指す方、新人の方、必見の不動産ブログ!

フルコミッションの不動産仲介営業職を募集!
当ブログが紹介されました。
Blog☆『不動産業戦略e-REVIEW』編集長 不動産ブログ日記に当ブログが紹介されましたので、覗いて見て下さい。
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ついでに過去の掲載分もご紹介します。
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http://fudou3.jugem.cc/?eid=1225
http://fudou3.jugem.cc/?eid=1521
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例えば少子化の影響
20年位前、私が不動産業界に入り、初めて契約した中古住宅は1,380万円でした。現在、そのエリアで同等の物件を検索すると、700万円あれば買えます。地方都市の古い公団分譲マンションは、現在、300万円で買えたりします。車よりも安いですね。

今日のニュースで、『高齢者1人の年金支える現役、初めて3人割る』という記事を読みました。お年寄り1人に支払う年金は、若者3人の支払いで足りないという事です。「お年寄りの長生き」と「少子化」は最悪の組み合わせですね。

普通に考えれば判る事ですが・・・近未来において、お年寄りは年金制度崩壊により、自宅等の財産を売却しなければ生活ができなくなります。しかし、自宅を売却・・と言っても、重い税負担を強いられた若者にお金はありません。

そうなると土地は下がります。想像もできない位の金額になるのでは?不人気エリアでは、取り壊しさえできない小さい家が、倒壊するまで放置され、町の美観を損ない、より不人気エリアになります。税収のない地方都市は壊滅し、ゴーストタウンになります。

お年寄りの住むマンション等は管理費・修繕積立金の滞納により価値を落とします。建替え決議?誰も賛成しません。お金ないですから。スラム化します。高級マンションだって他人事ではありません。国民の税負担は半端ではありませんので、ほとんどの人が貧乏になります。

当然の事ですが、犯罪が増えて治安が悪化します。明るい未来など無い世の中ですから、目先の快楽に走る人が増える事でしょう。下手に財産なんか持っていると殺されますので、誰も不動産なんか買いません。

少子化は国の防衛力にも悪影響があります。自衛隊員が減りますので、徴兵制度も必要になります。平和を維持するには防衛力を弱めるわけにはいきませんからね。核でも保有すれば別ですが・・。

・・・・「年金」と「少子化」だけでも、不動産業界への影響は半端ではありません。現実的には、増税・法改正・大型地震・戦争・大規模なテロ・伝染病等、なんでも不動産業界に影響します。だから予想は難しいのです。現在の常識は、近未来では非常識かも知れませんね。

現在、不動産業界は好景気を迎えた雰囲気があります。しかし、どう考えても明るい未来を想像する事ができません。不安材料が多すぎるからです。考え過ぎかな?
拝啓 読者様
毎日メールを頂きます。仕事の相談が多いですね。皆様の相談を受けていると、自分が高い位置にいるような気分になります。しかし・・私は普通の営業職です。契約が決まれば喜び、クレームがあればガクブルしてます。「ヤバイ!今回はマジでヤバイ・・ダメかも・・」なんて感じです。同じでしょ?

今起きている問題をアタフタと対応しながら、なんとか生きているのです。尊敬できるレベルの営業職ではありません。その場しのぎです。自分がアタフタしているのに、毎日のようにメールの相談に応じている自分が不思議です。

自分の視野が広がり、あらゆる可能性を発見できるなら不安も無限大に広がります。ある意味で鈍感なほうが楽です。問題にさえ気がつかないのですからね。運が味方すれば最強です。しかし、不運な時に潰れます。私は不運を恐れますので危険察知能力だけは卓越しています。(笑)

年寄りと契約する時は、決済まで生きているかを心配しています。さりげなく、『お体の調子はどうですか?』等の質問をして、持病をチェックします。さすがに死亡時の特約までは書きませんが、一応は用心します。

私は病的に用心深いだけです。達人でも先生でもありません。使い捨ての傭兵です。師と仰ぐのは愚かです。職場にいる大先輩を師と仰ぐほうが得ですよ。身近な人を味方につける事が「不動産業界の上手な歩き方」とも言えます。

私はあなたの上司でも部下でもありません。同じ業界で生きる戦友・・という感覚で当ブログをお読みいただければ幸いです。悩んだ時はメールを下さい。私のレベルで良ければアドバイスします。問題解決に有効かどうかは保証できません。ご用心。
老朽化マンションの未来3
老朽化マンションの未来・・も3回目です。マンション建て替え円滑化法制定後、5年経過しても円滑でないようですね。現在の法律では無理です。・・と言うより、建て替えを前提としている事自体に無理があるのです。

例えば・・中古で500万円~1000万円のマンションを購入した人達が、「建て替えるから一人1000万円必要です」という議決に賛成するわけありません。5分の4(80%)の賛成なんて夢のまた夢です。

どのような結果になるか?・・現実的に考えると、『限界まで住み続けて、建物が危険な状態になったら退去し、更地にして売却後、区分所有者の持分割合でお金を分ける』・・で、解散かな。土地の安い地域なら、「マンションの解体費用」を差し引くと赤字です。

議決権を引き下げたとしても建て替えできるとは限りません。採算に合わない建て替えは無理ですね。近くのマンションを買ったほうが安いのであれば、誰も建て替えにお金は出しません。建て替えたほうが高い事も想定できます。

人気のないエリアは過疎化します。値段のつかない老朽化マンションはスラム化して社会問題となるでしょう。遠くない時期に老朽化マンションは100万戸を超えます。あなたの『我が家』も含まれます。ご用心。

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