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はてなキーワード: サピエンスとは

2024-12-21

anond:20241221235644

はてなサピエンスとは?


はてなサピエンス」は、その名の通り、未知の生態を持つ凶暴な生物です。

この生物は、人間知識好奇心に対する深い渇望から名付けられましたが、その性質は非常に攻撃的です。

はてなサピエンスは、見た目は人間に似ていますが、全身が黒く光る鱗で覆われており、夜の暗闇に溶け込むことができます

その目は赤く、常に獲物を探しています

この生物特に知性を感じる存在に対して敵対心を示し、人間や他の賢い生物を見つけると、強い攻撃性を発揮します。

はてなサピエンス単独行動を好み、その住処は人里離れたインターネットにあります

彼らは非常に俊敏で、音もなく移動することができるため、気付いた時にはすでに遅いことが多いです。彼らの食性は肉食で、主に夜に活動を行います

この恐ろしい生物は、その知性と凶暴性のため、物語伝説の中で恐れられ、同時に魅了される存在とされています

しかし、現実世界では遭遇したくない、極めて危険存在です。

anond:20241221235442

これは哺乳綱サル目ヒト科ヒト亜科ヒト族ヒト亜族はてなサピエンスです😊

2024-12-15

自分2024年読んでよかった本5冊

https://anond.hatelabo.jp/20241214160546

便乗して書く。順不同です。

『顔のない遭難者たち 地中海に沈む移民難民の「尊厳」』 (2022年クリスティーナ・カッターネオ(著), 栗原俊秀 (訳), 岩瀬太郎 (監修)

不法移民を乗せた船が地中海に度々沈んでいるとニュース話題だが沈んだ/打ち上げられた彼らの遺体果たしてどう扱うべきか。大量死した移民難民の検死という大プロジェクトに立ち向かったイタリア法医学者の奮闘の記録。身元の照合なんてDNA鑑定すれば簡単やろ、なんて素人考えは早々に打ち砕かれ、うーんこれは大変だぞと読んでて途方に暮れてしまうが、それに立ち向かう筆者ら法医学者の技術と志には非常に頭が下がる。法医学の本なのに序文が筆者の肉親の死を描いたエッセイから始まるのが意外だったが、読み終えたあとにはその意図がよくわかる。ちなみにグロ写真は出てこないがグロ文章は出てくるので俗な好奇心も満たされた。

『息吹』(2019年テッド・チャン (著), 大森望(訳)

噂には聞いていたがおもろすぎる。特に『オムファロス』が好きだが読書メモを見返してみると『不安自由めまいから引用も多く、かなり自分の心に響いたようだ。あまり面白かったから、SFマガジンの息吹刊行特集号を中古で探してきて、短編集未収録作(『2059年なのに、金持ちの子リッチキッズ)にはやっぱり勝てない -DNAをいじっても問題解決しない』)まで読んじゃった。

『土 地球最後ナゾ 100億人を養う土壌を求めて』 (2018年藤井 一至 (著)

土を語るには色が欠かせない、ということで新書なのにフルカラー、本を開くと不思議匂いがする。永久凍土、チェルノーゼム等等、高校地理の授業で学んだものだが、実際に足を運んでみると結構ものが違ってたり、正確かつ詳細な分布記録はどこにもなかったり(なので国際プロジェクトが立ち上がり筆者もそこに参加した)教科書には載っていない地質研究リアルが知ることができ面白かった。筆者の語りも軽妙でぜひ次回作が読みたいと思っていたら、ちょうど今月末にブルーバックスから『土と生命の46億年史 土と進化の謎に迫る』という本を出すようで興奮が止まらない。絶対読もう。

アルツハイマー研究、失敗の構造』(2023年カールヘラップ (著), 梶山あゆみ (訳)

新卒時代神経内科学に携わった経験があり、仕事内容はADアルツハイマー病)ではなかったものアミロイドβ仮説の問題点については小耳に挟むことも多かった。ということで課題図書的に読まなければならないと思っていた本でようやく重い腰を上げて読んだのだが過たず面白かった。同時期に『失敗の科学』も読んだのだが、それに載っていてもおかしくないような事例ではある。認知症は確かに存在するのだろうが、アルツハイマー病という病気が本当にこの世に存在するかどうかは読み終わった今かなり疑問だ。病をどのように定義するか……。脳の病気は、脳以外の臓器と違ってすぐさま生検というわけにもいかないし、死後解剖も難しく(愛する人の頭を暴かれたいとはなかなか思えまい)、そもそも脳という臓器が複雑なブラックボックスすぎて、病態組織学的所見とを適切に紐付けることが元々非常に困難なんだろうな。

子どものかわいさに出あう 乳幼児期の発達基礎講座』(2017年近藤直子

わたくしごとだが11月末に待望の第一子が産まれ、本書はその産前休業期間中に読んだ(産後集中力が低下して活字があまり読めなくなったので、今から思えば産前に読んでおいて本当に良かった)。薄めの本だが、発達心理学エッセンスがぎゅっと詰まっている。ベテラン大学教授発達心理学連続講義第一総論といった趣の本(というかそれそのもの)。筆者は障害心理学で長年教鞭を執ってきていて、定型発達児・障害児の双方に平等に愛を注ぐ筆致に心を打たれた。医学では病める臓器の研究が進むことでその臓器そのもの生理についても知見が積まれものだが、障害心理にはひとのこころの成り立ちを考える上での重要視点が詰まっているのだろうなと思う。

余談:

新生児の頻回授乳のお供にオーディブルを再開した。眠い活字はなかなか頭に入らないのだが耳からならなんとかという感じである。今読んでいるのは『サピエンス前史 脊椎動物進化から人類に至る5億年の物語』で、新生児のしゃっくりを見ながら古代脊椎動物が獲得した横隔膜に思いを馳せたりしている。次にオーディブルで読む本は未定なので、おすすめあったら教えてください。ちなみにわたしオーディブルおすすめ(読み終わって好きな本)は『北関東移民アンダーグラウンド』です。2025年も色んな本に出会いたいものです。

2024-10-22

僕はかなりの過激主義強迫観念があって、

山手線の内側が上級人間の住む場所山手線環七の間が中級人間の住む場所環七環八の間がギリギリ人間の住める場所だと感じています

ホモ・セィピエンスの住まう場所ですね

それより外側は、漢字にも文学にも詳しく無いんだけどなんか蝦夷とか夷国とか荒野とかそういう野蛮で文明を知らないサピエンスのないただのホモの住むところだと

ちなみに僕の住んでる場所所沢です。

2024-10-06

読書

読書趣味なんだけど読みたい本は読み尽くして、何読めばいいかからなくなってきた。ジャンル小説サピエンス全史は上だけ頑張って読んだけど下は買わず。とりあえずFP3級の教科書買って読んでる。

2024-06-11

anond:20240611184901

こと人類史に限って言うと、サピエンス全史や銃・病原菌・鉄が一時期もてはやされたものの、最近刊行された万物黎明って本でその当たりが否定されたよ

2024-05-30

コミュ力至上主義

コミュ力は、ヒモサピエンスが生きながらえてきた根幹なのだろうね。

 

コミュ力低い人は、健常クラスタから見ると、完全に異人種なんだろな。

2024-05-24

anond:20240524090516

ペットの手間ってそんなかからんやろ

すぐに自分で動き出すやん

サピエンスの幼体は数年は付きっきりor外注しないと行けないレベルやぞ

2024-01-06

anond:20240106141531

それならサピエンス全史2巻セットを枕にするとちょうど良いんじゃないかな?

サピエンス全史2巻セットを枕にするとちょうど良い

このくらいの高めで硬すぎない枕ほしい

病院の診察室とかにあるような

2024-01-01

anond:20231231195856

は?ねーわ。むしろ女の貧弱な体見るたび「ホモサピエンスサピエンスのメスって何でこんな不恰好なの?せめてちょっと筋肉つければまだましなのに。」って思う。ほとんどの女は「栄養失調なの?」って心配になるくらい。

2023-12-17

現実世界で「長寿だけど生殖能力が低い生物」っているのだろうか

いない気がするんだよなあ 勘だけど

ファンタジー作品に登場するエルフはたまに「生殖能力が低い」みたいな設定がされていることがある

もし長寿エルフ普通人間並みの繁殖スピードだと大地はエルフで埋め尽くされるはず それを回避するための設定の一つ

「なるほどなあ だからエルフ人間の方が数が多くて、エルフは数が少ないのか」と思っていたのだが

私が生きるこの現実世界地球に「長寿だけど生殖能力が低いので数が少ない」って生物はいなさそうな気がするぞ

長寿生物……例えばカメ

軽くぐぐって調べてみたが別に生殖能力が低いことはないようだ

まあ一度に複数の卵を産めるカメと、胎生で基本的に一度に一人を産む(であろう)エルフを比べるのはおかしいかもしれないが

→少なくとも短命のカメの種類と長命カメの種類の生殖能力を比べないと意味ないんじゃないか

 →『ゾウの時間ネズミ時間』を再読してもいいかもしれない

じゃあ類人猿だけで比べてみるか?

積読状態の『サピエンス全史』を読む時が来たという事

---

それは『葬送のフリーレン』を読んでいてふと思った疑問

私達エルフは長くは生きるけど、恋愛感情生殖本能みたいなものが軒並み欠落しているからね。

緩やかに絶滅していってるんだよ。

『葬送のフリーレン』第13話におけるフリーレンの台詞

エルフ繁殖能力は低い≒恋愛感情生殖本能みたいなものが軒並み欠落している、の等式は成り立つか?ここは自明ではないか

 →現実世界で「生殖能力が低い」というのは発情期の周期が長かったり孵化率が低かったりいろいろあるだろうけど、少なくとも『葬送のフリーレン』のエルフは「恋愛感情生殖本能みたいなものが軒並み欠落している」っていうんだから比べるのは筋が違う気がするよなあ?

  →現実世界生物で「恋愛感情生殖本能みたいなものが軒並み欠落している」生物を探すのは流石に無理筋の予感しかしない

エルフ自身が「エルフの数が少ないのは繁殖しようというやる気が無いからだ」という自己認識だったとしても、実際の数が少ない原因は別という可能性は普通にあり得る

しろエルフ繁殖能力が低いというよりも、普通人間繁殖能力がめちゃくちゃ高い説はありえる

ホモ・サピエンスは何故世界中のありとあらゆる場所繁殖できるのか?

→「エルフホモ・サピエンスが持つ何かの性質を持っていないので相対的繁殖能力が低い、その性質とは何?」という問を考えるほうが筋がよいか

やはりさっさと『サピエンス全史』を読むしかいか

---

『葬送のフリーレン』以外でも「エルフ繁殖能力は低い」って設定は見たことがあるような、ないような……

それの源流を探す旅も面白そうではある

エルフ繁殖能力はともかくとして、ファンタジー世界エルフが登場するとき、森の中のそこまで大きな規模ではない集落に住んでいるイメージはある

世界を牛耳る巨大なエルフ民族エルフは「民族」なのか?)単一国家ってイメージよりかは森の人ってイメージがある

ダンジョン飯』のエルフはそこそこ牛耳ってないか?→少なくとも繁殖力でトールマンに劣る

そういえば『指輪物語』は詳しく知らないのだが、あれのエルフはどんな設定なのか

!?指輪物語』のエルフ自然死しないのか!凄いな……

だめだ、『指輪物語』に限らずエルフ文化史について調べると時間いくらあっても足りない

読みたい本は無数にあるので沼にはまりそうなテーマは慎重に避けなければならない

少なくともヨーロッパ伝承エルフと『指輪物語』のエルフ最近エンタメ作品エルフとはそれぞれ別で調べないとごっちゃになってダメそう

---

だいたい普通人間エルフは混血可能って設定が不思議なんだよなあ

分類学的に見ると人間エルフほとんど同種なのかもしれない

何かの作品ではハーフエルフ生殖能力を持たないって設定だったな……

だとるすとその設定だとハーフエルフレオポン的な位置づけか

ファンタジー世界の作中で現代的な分類学存在するかどうかはかなり怪しい

作中でクジラは魚の仲間であるという認識がされていたって不思議ではなく、だとするならエルフ人間の分類だってどのくらいの信頼ができるか……

しかし少なくとも『葬送のフリーレン』だととある魔族がサメシャチ骨格標本を見ながら「魚類」「哺乳類」「収斂進化」という言葉を使っていた

『葬送のフリーレン』作中には分類学概念存在する

であれば作中で魔族が人間エルフの違いを分類学的に調べていたとしても不思議ではない

魔法が出てくるファンタジーなのに人物思考はかなーり科学的なんだよなあ

→いや、とある魔族はシャチを魚と認識していた それを別の魔族が「哺乳類である」と正した 分類学概念を持つ魔族はイレギュラー

日記

---

真面目に考えるのであれば、そもそも繁殖能力が高い/低いとはどのようなことか」について定義しないといけないのだろう

でもこれは気になったことをメモする日記なので面倒くさそうな部分はファジーにしておく

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ジャイアントパンダについて言及するのを忘れていた

あれは確かに繁殖の意欲がない動物と言っていいだろう

しかしそれはあくま飼育下での話なんじゃないのか

長寿ってわけでもないだろう

しかエルフの数が少ない理由考察するのに参考にはなる事例かもしれない

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現実世界だって出生率が2未満の国はあるじゃん人類だって緩やかに絶滅している最中なんだよ よって長寿だけど生殖能力が低い生物とは人間に他ならない」

私の心の中の魔よ、退散せよ

私はそんな話をしたいわけじゃないんだよ

エンタメ作品の話に乗じて社会問題について語ろうとしないでくれ

……いや、しかし一考の余地はあるか

エルフの「長寿だが生殖能力が低い」というのは生得的ではなく、社会構造など外的要因に起因する後天的ものなのでは?という話か

しかし今考えたい内容から離れてしまうのでこの方面考察はまた別の機会にしよう

2023-11-09

anond:20231109194158

我々サピエンスを除くホモ属が「魔族」くらいの位置づけだったんじゃないの

まあ全滅させたけど

2023-11-05

なんで美しいものが好きなんだろう

人の容姿精神のありよう、芸術アクセサリー建築インテリア整理整頓etc...

なぜ我々サピエンスは美しいと感じてそれを好むのだろう。

しかも、美しさの感じ方は時代によっても、人によっても変わるんだ。

なんなんだろうな。

2023-10-31

無宗教歴史について俺たちは習ってなさすぎる!

宗教が全部悪い!宗教全部滅べ!」

こういう言説をあちこちで見かけるようになった。

それに対してのカウンターめっちゃ見る。

でもそもそも宗教と完全に切り離された状態って人類存在したのだろうか?

サピエンス全史の暴論を鵜呑みにするのならば「そもそも宗教がなければ人類は知性を獲得していない」という前提が成り立つ。

だが世界歴史の中には宗教と無縁のままに知性を獲得した民族がいるのではないだろうか?

または、宗教を完全に締め出すことに成功した国家は一度も存在しないのだろうか?

学校の授業ではこの辺を全く習ってない。

特定宗教が強い国家が、他の宗教弾圧するという、ヤクザ縄張り争いみたいな話は山程聞かされたが、そもそも何の宗教存在しない状態については聞いたことがない。

古代文明の話においても土着の信仰についての話題が付きまとってきた。

宗教と完全に無縁な状態人類とはどういう状態になるのだろうか?

コミュニティの全員が完全に宗教を切り捨ててた状態存在したのだろうか?

死者を弔うことはあってもそこに冥界を信じる心は持たず、魂の実在も信じることがないコミュニティが成立した時代はあったのか?

学校で習った範囲しか世界史を知らない俺は全くそういうのが思いつかない。

俺が習った範囲においては、人類は常に何らかの信仰スピリチュアル認識と共に生きてきている。

いや……だが……我々が現代科学という信仰を手にしたことでかつて科学と信じていたもの非科学的と切り捨て、それに宗教性を見出しているだけなのか?

じゃあ……幽霊存在を信じるまではセーフだけど、神様がいてお祈りや捧げ物をするとボーナスタイム突入するって考え方が存在しないコミュニティぐらいの感じで……。

これでもなさそうだね。

神の存在科学として認識してそうな気がするんだよな……まともに実験とかやってなかった頃の人類……神がこの世界プログラミングたからこの世界はこういう法則で動いてるんだぜ?もしも誰もこの世界を作ってないんだったら再現性担保されるような法則性が存在するはずがないじゃんだって世界カオスなはずなんだもの!みたいな感じで無から神がボンボコ湧いてきてしまう気しかしねえ……

2023-10-06

anond:20231006070023

サピエンス全史での主張を採用すると、想像現実のものとして認識する能力こそが人間を他の生物に比べて圧倒的優位に立たせてる要因らしいが

その帰結として想像と実際を区別出来なくなる人間が出てくるのは当然で仕方のないことなのかな?

思い込みが激しい人とかはその典型例か

2023-08-29

サピエンス全史のYuvalさんがストーリーフィクションの力を語っていたが、AIがその力を使い始めたらやばいと言っていたので、できるだけフィクション自分の力で書くことにした。

https://www.youtube.com/watch?v=Mde2q7GFCrw

2023-08-07

anond:20230807215050

国家司法に裁かせる

自分暴力ではなく、治安維持の為に作られた法律によって暴力対応する

正しい生き方を知らない人間サピエンスとして生きていく方法を知らなくて大変だね。猿山処世術しか知らないで生きてきたの?

2023-07-26

鬱を忘れるほどの知的な刺激を得られる本

銃・病原体・鉄

サピエンス全史

この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた

他には?

anond:20230726042911

2023-07-05

人類はいつ生まれたのか?

キリスト教的に言えば神がアダムを作った瞬間だろうから、分かりやすい。

神道はわけわからん最初人間は誰?神武天皇なのか、瓊瓊杵尊なのか、イザナギなのか?

現代科学進化論)的には、ホモ・サピエンスサピエンス人類って考えると、

アフリカチンパンジーからちょっとずつ分化していって、そのうちのたまたま生き残ったのが人類ってことで、

結局最初人間は誰?ってのは現実的に追求するのは無理って言うか、どこで線を引くかだけの問題な気がする。

そんなことをつい考えてしまう。仕事中なのに。

荒廃していく「ように見える」時代の流れと、遥か古代から続く「世界はより悪くなっている」の思い込みの興味深さ

興味深い、というような気がしてくる。

.

ええと、どこかの段階では自分場所を作るべきなんだろう。ただ、今はここに書き記しておきたい。

.

今起きているフランス暴動――黒人系・アラブ系二世に対する日本コメント欄での無理解と、暴動を起こす側の無理解はよく似ている。

.

他者への不寛容排斥対立。分断。

トランプ大統領がその流れを「生んだ」というわけではないだろう。むしろ議事堂襲撃や退任によって世界的な流れは若干緩んだかもしれない。

.

ロシアはどうだろう? どちらかと言えば、無理解は加速したが中国拡張主義の速度は緩んだと言える。

そう、中国はと言えば国内の急速な失業率悪化が報じられている。まぁ、その原因は欧米と同じく「日本化」、いわゆる人口問題による先進国の老化ではあるのだが。

.

新型コロナは明けたが、それでも世界はより悪くなっているのだろうか?

.

答えは、わからない。そもそも「より悪くなっている(気がする)」というのが100%個人主観による感想から

そして客観的研究によると、『FACTFULNESS』が何年か前にこれをテーマとしてベストセラーになったが、

世界はより良くなり続けている」のだという

https://www.gentosha.jp/article/23545/

他にも、同様の研究がある。「昔はよかった。今はダメだ」と、紀元前古代シュメール人粘土板にすら書いてあるという。

エジプトピラミッドにも「最近若い者は」と落書きがある、というのはネットミームだそうだが、そう遠く外してもいなかったわけだ。

https://newspicks.com/news/6972076/body/

.

世界はより良くなり続けている」とはどういうことか?

すなわち、世界乳幼児死亡率、栄養失調率、極度の貧困率乳幼児ワクチン接種率及び病死率などはいずれも改善されているということだ。

.

そして、人間の脳には本来世界はより悪くなり続けている」と考える仕組みが備わっている。

より厳密には、「昔の記憶を良い思い出に書き換える」「現在未来について悲観的な予測をする」「恐怖やネガティブな要素を重要視する」といった本能だ。

いずれも、昔のことはポジティブに考えて悪いことはさっさと忘れた方が健康的だし、危険を悲観的に予測し、重要視して避ける。

生存率を上げるための合理的本能である

.

その辺りは『FACTFULNESS』本編の序章に詳しいのでここまでにするとして、

ではそれを前提にすると? 少し興味深い見方もできる。

.

まり、「世界の荒廃も一時的で、一側面的で、見方によるものしかない」のだとすれば?

.

たとえば戦争ロシア-ウクライナ間で起きていることは悲劇だ。

だが、統計的にはどうか。約35万人の死傷者数と見積もられている。

1980年代イランイラク戦争では約100万人以上。しかし、世界人口総数が当時は44億人、現在は80億人を超えていることを鑑みると、

人間一人当たりの死の悲劇性は半減しているのだから、状況は統計以上に改善している」と考えることもできるかもしれない。

まぁ、世界人口総数あたりの戦死比率は間違いなく減少している。

.

世界改善され続けている」――これはとても興味深い。

何故なら、本能直感とは反する結果だからだ。とても科学的だ(科学史では直感に反する事実がしばしば証明される)。

.

もちろん、日本経済人口問題、「先進国の老化」、人種差別、などなどの諸問題は間違いなくある。

しかし――それでも世界改善されているのだとしたら?

.

一つには、「今は揺り戻しのターン」だという捉え方がある。

そもそもが、一つ前の時代悲劇とは世界大戦であり核戦争寸前の冷戦である。それに比べれば、まぁ差別暴動テロも局地的戦争も、大した問題とは言えない。

歴史的にはヨーロッパでは毎日のように戦争を起こしていた時代もあるのだし。

.

冷戦終結から2010年代まで、長らく続いた平和の次の「戦争の、あるいはネガティブのターン」だと捉えることもできるだろう。

それなら、耐えていれば次にまた幸福時代が訪れるわけだ。

.

とはいえ、それは「誰にとって」幸福時代なのか?

冷戦終結から2010年代までを最も幸福に過ごしたのは、やはり先進国人間だろう。

日本もまた、高度経済成長からバブル崩壊辺りまでの期間はきわめて幸福だったに違いない。

.

だとして。そうした時代の主役ともいうべき人々が、舞台を他に譲るのだとしたら?

.

西側諸国の次はアジア、その次はインド、その次はアフリカ……と、予測されている。人口動態からは。

それが、「次のターンで幸福になる人々」なのかもしれない。

まぁ、その理屈になる場合アフリカの番が来るのは次の次、ぐらいなのだろうが。

.

世界改善され続けている――それは、言い換えれば、「今見えている景色よりも過去は遥かに地獄だった」ということを保証するに過ぎない。

もっと言うなれば過去の一時点は現在よりもネガティブな要素があった」と言うべきか。縄文時代労働時間は2-3時間だったらしいのだし。

サピエンス全史』は「農業人類史上最大の詐欺」と語り、科学は素晴らしき発明だと言う。

.

事実はどうなのか? そもそも事実などあるのか?

「その時代に最も幸福な人々」が語る言葉は、真実であると同時に欺瞞なのでは?

.

つまるところ。荒廃も幸福も、大した違いなどないのかもしれない。

からそれが、興味深いと思った。

.

この先、世界はどのように「荒廃」し、「幸福」になるのか?

その二つに大差がないのなら、あるのはパターンの違いであり、ディティールの異なる時代なのだろう。

それは、面白いと思わなければ損だ。

.

相対主義的な捉え方だという自覚はある。

だが結局のところ、人は自分の見たいように世界を見るし、それは一つの観点としては真実なのだ

.

迫害される黒人アラブ人にとって「世界は極めて攻撃的」だし、

彼らの暴動を受ける側は「彼らは極めて攻撃的」であり、

そのどちらでもなく平穏母国で暮らす黒人アラブ人の人々にとっては対岸の火事にすぎない。どうだっていいことだ。

そもそもが、そんな区分意識さえしないだろう。

.

幸福だと思う人にとって世界幸福で、悲劇だと思う人にとって世界悲劇的だ。

ならばどこまで行っても、最初からそんな世界喜劇なのだろう。

.

興味深く、楽しむべきなのだろう。

世界の次のターンは悲劇か? 幸福か?

.

それは、ただ自分自身が決めることでしかないのかもしれない。

荒廃していく「ように見える」時代の流れと、遥か古代から続く「世界はより悪くなっている」の思い込みの興味深さ

興味深い、というような気がしてくる。

.

ええと、どこかの段階では自分場所を作るべきなんだろう。ただ、今はここに書き記しておきたい。

.

今起きているフランス暴動――黒人系・アラブ系二世に対する日本コメント欄での無理解と、暴動を起こす側の無理解はよく似ている。

.

他者への不寛容排斥対立。分断。

トランプ大統領がその流れを「生んだ」というわけではないだろう。むしろ議事堂襲撃や退任によって世界的な流れは若干緩んだかもしれない。

.

ロシアはどうだろう? どちらかと言えば、無理解は加速したが中国拡張主義の速度は緩んだと言える。

そう、中国はと言えば国内の急速な失業率悪化が報じられている。まぁ、その原因は欧米と同じく「日本化」、いわゆる人口問題による先進国の老化ではあるのだが。

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新型コロナは明けたが、それでも世界はより悪くなっているのだろうか?

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答えは、わからない。そもそも「より悪くなっている(気がする)」というのが100%個人主観による感想から

そして客観的研究によると、『FACTFULNESS』が何年か前にこれをテーマとしてベストセラーになったが、

世界はより良くなり続けている」のだという

https://www.gentosha.jp/article/23545/

他にも、同様の研究がある。「昔はよかった。今はダメだ」と、紀元前古代シュメール人粘土板にすら書いてあるという。

エジプトピラミッドにも「最近若い者は」と落書きがある、というのはネットミームだそうだが、そう遠く外してもいなかったわけだ。

https://newspicks.com/news/6972076/body/

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世界はより良くなり続けている」とはどういうことか?

すなわち、世界乳幼児死亡率、栄養失調率、極度の貧困率乳幼児ワクチン接種率及び病死率などはいずれも改善されているということだ。

.

そして、人間の脳には本来世界はより悪くなり続けている」と考える仕組みが備わっている。

より厳密には、「昔の記憶を良い思い出に書き換える」「現在未来について悲観的な予測をする」「恐怖やネガティブな要素を重要視する」といった本能だ。

いずれも、昔のことはポジティブに考えて悪いことはさっさと忘れた方が健康的だし、危険を悲観的に予測し、重要視して避ける。

生存率を上げるための合理的本能である

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その辺りは『FACTFULNESS』本編の序章に詳しいのでここまでにするとして、

ではそれを前提にすると? 少し興味深い見方もできる。

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まり、「世界の荒廃も一時的で、一側面的で、見方によるものしかない」のだとすれば?

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たとえば戦争ロシア-ウクライナ間で起きていることは悲劇だ。

だが、統計的にはどうか。約35万人の死傷者数と見積もられている。

1980年代イランイラク戦争では約100万人以上。しかし、世界人口総数が当時は44億人、現在は80億人を超えていることを鑑みると、

人間一人当たりの死の悲劇性は半減しているのだから、状況は統計以上に改善している」と考えることもできるかもしれない。

まぁ、世界人口総数あたりの戦死比率は間違いなく減少している。

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世界改善され続けている」――これはとても興味深い。

何故なら、本能直感とは反する結果だからだ。とても科学的だ(科学史では直感に反する事実がしばしば証明される)。

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もちろん、日本経済人口問題、「先進国の老化」、人種差別、などなどの諸問題は間違いなくある。

しかし――それでも世界改善されているのだとしたら?

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一つには、「今は揺り戻しのターン」だという捉え方がある。

そもそもが、一つ前の時代悲劇とは世界大戦であり核戦争寸前の冷戦である。それに比べれば、まぁ差別暴動テロも局地的戦争も、大した問題とは言えない。

歴史的にはヨーロッパでは毎日のように戦争を起こしていた時代もあるのだし。

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冷戦終結から2010年代まで、長らく続いた平和の次の「戦争の、あるいはネガティブのターン」だと捉えることもできるだろう。

それなら、耐えていれば次にまた幸福時代が訪れるわけだ。

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とはいえ、それは「誰にとって」幸福時代なのか?

冷戦終結から2010年代までを最も幸福に過ごしたのは、やはり先進国人間だろう。

日本もまた、高度経済成長からバブル崩壊辺りまでの期間はきわめて幸福だったに違いない。

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だとして。そうした時代の主役ともいうべき人々が、舞台を他に譲るのだとしたら?

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西側諸国の次はアジア、その次はインド、その次はアフリカ……と、予測されている。人口動態からは。

それが、「次のターンで幸福になる人々」なのかもしれない。

まぁ、その理屈になる場合アフリカの番が来るのは次の次、ぐらいなのだろうが。

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世界改善され続けている――それは、言い換えれば、「今見えている景色よりも過去は遥かに地獄だった」ということを保証するに過ぎない。

もっと言うなれば過去の一時点は現在よりもネガティブな要素があった」と言うべきか。縄文時代労働時間は2-3時間だったらしいのだし。

サピエンス全史』は「農業人類史上最大の詐欺」と語り、科学は素晴らしき発明だと言う。

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事実はどうなのか? そもそも事実などあるのか?

「その時代に最も幸福な人々」が語る言葉は、真実であると同時に欺瞞なのでは?

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つまるところ。荒廃も幸福も、大した違いなどないのかもしれない。

からそれが、興味深いと思った。

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この先、世界はどのように「荒廃」し、「幸福」になるのか?

その二つに大差がないのなら、あるのはパターンの違いであり、ディティールの異なる時代なのだろう。

それは、面白いと思わなければ損だ。

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相対主義的な捉え方だという自覚はある。

だが結局のところ、人は自分の見たいように世界を見るし、それは一つの観点としては真実なのだ

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迫害される黒人アラブ人にとって「世界は極めて攻撃的」だし、

彼らの暴動を受ける側は「彼らは極めて攻撃的」であり、

そのどちらでもなく平穏母国で暮らす黒人アラブ人の人々にとっては対岸の火事にすぎない。どうだっていいことだ。

そもそもが、そんな区分意識さえしないだろう。

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幸福だと思う人にとって世界幸福で、悲劇だと思う人にとって世界悲劇的だ。

ならばどこまで行っても、最初からそんな世界喜劇なのだろう。

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興味深く、楽しむべきなのだろう。

世界の次のターンは悲劇か? 幸福か?

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それは、ただ自分自身が決めることでしかないのかもしれない。

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