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KazMuzik Blog のオフィシャルサイトは、KazMuzik.net に引越しました。KazMuzik Blog official site was moved to KazMuzik.netTags: american_life, caltrain, computer_technology, español, français, game, health, immigration, internet, japanese, jobs_in_america, music, music_and_computer, music_gear, music_technology, programming, rebate, recycle_and_donation, second_life, tax, test, useful_link, walking
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2009-05-28
長い間、このエントリをアップデートしてきましたが、ブログの移行に際して、今後はア ップデートはアップデートしないことにしました。 Tags: american_life, caltrain, computer_technology, español, français, game, health, immigration, internet, japanese, jobs_in_america, music, music_and_computer, music_gear, music_technology, programming, rebate, recycle_and_donation, second_life, tax, test, useful_link, walking
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1/3/2009 にオーダーした TurboTax Deluxe 2008 ですが、その後、順調に配達までされていましたが、必要な書類が揃っていなかったため、そ のまま放ったらかしに、なっていました。今日から 2月ですが、先週までに必要な書類がほぼ配達されたようなので、インストールしてデー タ入力することにしました。 2006年度分から、TurboTax を使い始めましたが、2006年、 2007年 は、Home & Business で、Windows で使用しました。今回は、Deluxe ですが、私の main desktop machine となった iMaC #m7, つまり Mac OS X で行います。 インストールは問題なく終了し、最初の起動時には、いくつかのアップデートをダウンロ ードしてきました。まず、最初の作業は、去年の TurboTax のデータを import することです。Solaris ZFS サーバーのディスクを探してみたところ、2006年度分はありましたが、2007年度 分はありませんでした。去年は、HP a1710n で行いましたが、そこのディスクからサーバーにコピーしておくのを忘れたようです。R ack mount となった a1710n は、 11/24/2008 に妻の PC が壊れたときに、代替えマシンとなっていましたが、 1/24/2009 に、iMac++ と置き換えたため、リビングルームに置いてありました。これを、立ち上げて、ネットワークでコピー する方法もありましたが、ラックに取り付けるのも面倒なので、hard disk drive (Seagate SATA2 320GB) だけを取り外して、外付け用の enclosure に入れて、USB 2.0 で、iMaC #m7 に接続しました。Mac OS X は、標準でも read-only ですが、 NTFS もマウントできます。2007年度分の TurboTax のデータを、iMaC #m7 の local disk にコピーして、ついでにサーバーにも保存しておきました。 TurboTax のデータ入力の前に、思いもかけず、PC のハードウェアの作業を行うことになってしまいました。 Tags: music_and_computer, tax
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今日は、4/15, Tax Return の due date でした。今年の Tax Return 自体は、 3/29 に eFile しましたが、戻ってきた中から、いくらかで Roth IRA を始めてみました。 Traditional な IRA (Individual Retirement Account) は、 401(k) と同様、pre-tax なので、引き出す時には、収入とみなされ、所得税が課税されますが、この Roth IRA は after-tax のため、引き出す時は、無税です。さらに、上手に運用した場合、元本より増えて、利益 が出ますが、この利益も無課税です。 私たちの年代では、年金が需給できる年齢になっても、その頃までには、日本もアメリカ も、年金制度が崩壊している可能性が高いので、老後は、国に頼らず、自分自身で備えて いかなければいけません。特に、日本では、今後、年寄りの割合が増える中で、国の膨大 な借金のしわ寄せも来るのは確実で、若い世代の人たちには、負担が増大して、ますます きびしくなってくると思われます。 Tags: tax
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今までは、ある一定期間における収入と支出という観点から見てきましたが、ある時点で の資産(現金や銀行口座の残高)や負債(借金やローン)の状況を把握しておくことも大 切です。また、資産の変動と、収支は密接な関係があります。 例えば、3月末に $2,000 の口座残高があったとします。4月は $1,000 の収入があるけど、それ以上の $2,500 の支出があるとします。その月だけでみると、$1,500 不足しますが、銀行口座から、その分引き出すことにより、不足分をまかなうことができ ます。一方、4月末の口座残高は、$500 に減少してしまいます。 また、同様の状況で、収入が $3,000 あれば、$2,500 の支出をまかなった後に $500 残り、それを入金すれば $2,500 と残高が増加します。つまり、次のような式が成り立ちます。 (今月の収入) - (今月の支出) = (今月の収支) = (今月末の資産) - (前月末の資産) 1000 - 2500 = -1500 = 500 - 2000 3000 - 2500 = 500 = 2500 - 2000 #4 でみたように、収支の差がプラスであれば、ローンの返済にも充てられ、負債が減少する わけです。 (収益) = (資産の増加) or (負債の減少) (損失) = (資産の減少) or (負債の増大) これらをきちんと管理するには、複式簿記が便利です。簿記というとむずかしいイメージ があるかもしれませんが、子供のときにつけていた「お小遣い帳」や主婦がつけていたり する「家計簿」を発展させたものです。ただし、これらは単式簿記といって、ひとつの項 目、たとえば現金の残高に注目して、収入や特に支出に注目して記入していきますが、複 式簿記では、上記の資産、負債、収入、支出を借方(debit, 左)と貸方(credit, 右)に記入していきます。会計年度の終わりに、これらを合計して、1年の収支には損益 計算書(P/L)、年度末の資産や負債の状況に関しては、貸借対照表(B/S)という 表に集約されます。 あるレベル以上の法人には、この複式簿記が義務付けられています。ビジネスがある程度 の規模になれば、経理担当の専任者が必要になるかもしれませんが、ある程度の会計の知 識はもっておくといいと思います。特に個人で事業を始める場合は、必須かもしれません。 簡単にまとめると、利益をあげることができれば、資産を増やすことができるますが、逆 に、損失を続けていけば、負債が増大していって、最後には経済活動を行うことが不可能 になり、個人の場合は破産、法人の場合は倒産ということになるわけです。結果的には当 たり前のことですが、これをきちんと数字で把握しておくことが大切です。 Tags: tax
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自分のあるいは家族のメインの生活の糧を、会社員として働いて給与として得るか、それ とも(個人)事業を行って得るか、は大きな選択です。 会社員として働いているけど、組織の中でやっていくのは、ちょっとどうかな、と考えた り、 前回(#7)述べたような税制面でのメリットから、独立して、個人事業でやっていこう、と考えることもあると思います。逆に、事業 を営むと、帳簿をつけたり、健康保険のこととか、いろんな面倒なことがあるから、会社 員として、気楽にやっていきたい、と思う人もいるかもしれません。どちらにしても、最 終的な結果は、会社や他人がとってくれるわけではなく、自分自身に返ってくるので、き ちんと考えた上で決めるのがいいと思います。 いろんな考え方がありますが、ここでは、「やさしい経済」シリーズの一環として、経済 的な面から考えてみます。まず、個人事業を行う場合は、自分の活動が、すべて収入や支 出と直結しています。自分の活動で得た収入は、すべて自分のものとなります。しかし、収 入が十分得られなかったり、支出が想定した以上に多い場合は、十分な利益が得られず、個 人的な生活に当てるお金が不足することもあります。つまり、仕事の実績が、そのまま経 済的な結果となり、それに全責任をとらなければいけません。事業が順調なときは、メリ ットも大きいわけですが、継続的に事業を行う間には、思うようにいかない場合も出てく るかもしれません。そのときに、ちゃんと対処していく覚悟や準備が不可欠です。 一方、会社員として働く場合は、CEO や役員の場合を除き、直接、会社の経済的な状況に対して、責任を負うことはありません。自 分の働きが、会社への貢献として、間接的に評価されて、給与あるいはボーナスとして支 給されるわけです。通常の場合、会社の業績があまりかんばしくなくても、毎月の給料は 保障されているので、自分のあるいは家族の生活をまかなうことができます。ただし、そ れは絶対的な保障ではないことは、覚えておくべきです。極端に会社の経営状況が悪化す れば、アメリカの場合、レイオフされる可能性がありますし、最悪、会社が倒産すること もあるわけです。このような場合、会社や国が、個人の経済状況を考慮してくれることは なく、最終的には、自己責任であることには、変わりはありません。つまり、給料が安定 しているかどうか、ということより、仕事の結果が、経済的な収支の責任に直結している かどうか、がポイントだと思います。 同じ会社員でも、数人から数十人のスタートアップ企業と、数千人以上の大企業を比べる と、会社の経済的な収支に対する感覚は異なってきます。スタートアップ企業の場合は、利 益が出て IPO に持ち込めれば、stock option で大きな見返りがありますが、その前に資金を使い果たしてしまえば、存続できなくなっ てしまいます。一方、大企業の場合、自分の仕事が、直接、いくらの収益に貢献している のか、考えるのはまれかもしれませんし、実際、それを知ることは不可能な場合も多いか もしれません。それよりも、必要な予算を確保して、その中で最大限の実績を出すことに より、会社に貢献するということになります。 公務員の場合は、国という、倒産する可能性のない巨大な組織の中で働くことになるので、さ らに、財務上の収支とは遠くなります。このため、無駄な支出をしても、平気になったり する人もいるようです。これは、大企業でも見受けられることがあります。 また、芸術家や音楽家といった職業では、事業といった感覚はないかもしれませんが、経 済的には、個人事業と同等の責任がついてきます。芸術活動を行っているからといって、経 済的な責任が免除されるわけではないので、このあたりはしっかり認識しておく必要があ ります。 Tags: tax
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前回(#6)は、個人の所得税について説明しましたが、今回は、会社員として会社に属さずに、個人事業を行ったり、自 分で会社を経営したりする場合です。 一番大きな違いは、個人の所得税は、基本的に収入全体に課税され、支払った経費を差し 引くことは出来ませんが、事業を行う場合は、かなりの経費を収入から差し引くことがで きます。事業の形態によっても異なりますが、基本的な考え方は、収入 - 経費 = 利益に対して課税されるということです。例えば、コンピュータエンジニアの場合、会社 からの W-2 (源泉徴収票) による収入がすべてならば、自分で購入した PC などは、仕事に密着している場合でも、1040 などに反映させることはできません。一方、consultant として、契約先から 1099-MISC により収入がある場合は、PCなど業務に関係ある費用は、経費として収入から差し引く ことができます。(事業の形態により、多少の違いはあります。)例えば、年 $60,000 の収入の場合、税率が 20% とすると、$12,000 の所得税となりますが、$20,000 が経費として認められれば、$40,000 (= 60,000 - 20,000) に課税され、$8,000 となり、$4,000 の節税となるわけです。 経費には、PC などだけではなく、業務に関係する支出は、ほとんど含まれます。例えば、個人事業で住 居が事務所を兼ねている場合は、業務で使用している割合に応じて、家賃を経費として計 上することができます。自家用車も同様です。また、ビジネスで必要な食事も含まれます。こ のように、かなり広範囲の支出を経費として、収入から差し引くことができるので、会社 員と同程度の収入があっても、税ではかなり優遇されているといえます。 このため、収入や支出に関しては、きちんと管理しなければいけません。証拠となるレシ ートなどもすべて保存しておく必要がります。また、ある程度の経理の知識も必要です。日 本のサラリーマンは、会社が年末調整をしてくれますが、事業を行う場合は、自分で確定 申告しなければいけません。 また、個人事業でも、個人の支出と、業務での経費を、厳密に分ける必要があります。取 引先との打ち合わせの食事代は経費となりますが、家族との食事は、経費とはなりません。こ れを、経費として計上すると、小さい金額ですが、脱税行為となります。 このように、税の面では、会社員より優遇されていますが、その分、きちんとした管理を 行い、正しく経理上の処理を行うことが必要になるわけです。 詳細は、事業の形態により、違いがあるので、これは別途、説明する予定です。 Tags: tax
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私の Tax Return は、3/29 に eFile しましたが、今日の午前中は、別の Tax Return の入力を行いました。このとき、海外での収入を入力する必要があったのですが、Per sonal > Personal Income > Select Specific Topics > Less Common Income > Foreign Earned Income から入力すると、Foreign Earned Income Exclusion の入力となり、金額がマイナスになってしまいます。ここでは、Foreign Earned Income 自体の入力はできないようです。Form > Open Form > Form 1116: Foreign Tax Credit で直接入力してみても、収入には反映されません。 TurboTax のバグではないかと疑いましたが、いろいろ調べていると、 TurboTax Live Community というのがあり、質問をすると、Community が答えてくれるようです。また、今までの質問は検索できるようになっています。どうも、こ れについては、みんな疑問や不満を持っているようで、いくつも似たような質問があり、そ のうちのいくつかには、workaround が書いてありました。結局、Foreign Earned Income 自体を入力するには、Less Common Income から、Foreign Earned Income ではなく、Miscellaeous Income を選択して、最初の Wages not already reported にチェックをして、continue を押すと、Example include: Foreign wages とあるので、質問に Yes をクリックすると、いくつかのタイプの Wage に関して、金額を入力するようになるので、Continue を何回かクリックして、Foreign Earned Income が出てきたら、Wages From a Foreign Source に金額を入力することになります。バグでないにしても、誤解しやすい仕様になっている と言えます。 Tags: tax Current Mood: confused
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やさしい経済シリーズ #2, #3, #4 では、ある一定期間の収支のバランスが重要であることを、例を参考にしながら、述べて きました。今回は、個人の1年の収入に対して、政府に対して支払わなければいけない所 得税について、みてみます。 1年間の所得を政府に報告して、それに応じて定まる割合で、税を納めるのは、国民、あ るいは、その国で経済活動を行う者の義務です。これは外国人も対象になりますし、また、ア メリカ国民、あるいは、アメリカの永住権保持者は、海外での所得に関しても、アメリカ の政府に対する納税義務があります。 基本的には、所得に対して、税額が決まります。特別な事情がある場合や、家族構成によ っては、ある種の支出が控除されたり、所得額がある程度、調整されることもありますが、基 本は、収入に対して課税されるということで、支出はあまり考慮されません。このため、収 入のある割合は、税金のための支出として、最初から考えておかなければなりません。特 に、会社員の場合は、あらかじめ、給料から税額に相当する金額が天引きされるのが普通 です。 税額は、1/1 から 12/31 までのカレンダーの1年の所得で確定します。このため、翌年、アメリカの場合は、4/1 5、日本の場合は 3/15 までに、確定申告を行います。これは、最終的な税額を計算して、今まで支払った税金と の差額を調整することです。日本の会社員の場合は、年末調整として、会社が12月の最 後の給与の時に、同様の調整を行って、給与を支払います。このため、その会社からの所 得がほとんどすべての場合は、確定申告はしなくてもいいことになっています。 なお、国(アメリカの場合、連邦政府)だけではなく、地方の政府(アメリカの場合は、S tate, 日本の場合は都道府県)にも、税を支払う義務があります。これも基本的には、所得に課 税されるので、計算の重複を避けるため、国に対する所得税、あるいはその元になる調整 済みの所得額から、税額を計算するのが普通です。アメリカの場合は、連邦政府に支払う Federal Tax は、IRS に 1040 で、州政府に支払う State Tax は 540 で、翌年 4/15 までに申告、納税します。このため、ほぼ同時期に納税が完了します。しかし、日本の場 合は、前年分の所得税にたいして、地方税が計算されて、6月から1年にわたって納税し ていくことになります。このため、タイミングが少しずれるので、注意が必要です。 納税は、国民の重要な義務であり、安易に考えるべきではありません。不合法に税を免れ る脱税という行為は、悪質な犯罪とみなされ、重い罰が科せられます。アメリカの永住権 保持者の場合、脱税がある場合、アメリカ市民権を申請することはできません。 なお、事業をおこなったり、会社などの法人の場合も、個人の所得税と似たような税があ りますが、かなり違う部分もあるので、別途、説明する予定です。 Tags: tax
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前回は、一時的な大きな支出を補うために、ローンを組んで乗り切る方法を説明しましたが、ここで借金について考えてみます。 一般的に、借りる方は、大きな出費があるけど、手持ちに十分な現金がないときに、一時 的にあるまとまった金額を借りて、以後、返済していくわけです。一方、貸す側としては、あ る期間で返済されることが絶対条件で、加えて、ビジネスの場合は、利息からの利益を期 待しています。どのような場合にも、返済ということが重要です。もし、返済を仮定しな い場合は、贈与、譲渡などとなり、税や簿記などの上でも扱いが変わってきます。 それでは、どこから借りるか、ということをみてみます。 1) 一般的な金融機関 銀行やクレジットカード会社などから借りることです。Reasonable な金利で借りれる可能性がありますが、以下述べるように、信用、または担保が必要です。 1a) 担保がある場合 これは、土地や家などの固定資産を購入する場合に、銀行から住宅ローンを組むような場 合です。この場合は、対象となる固定資産が担保となるので、返済が不可能となった場合 でも、貸す方としては、固定資産を処分して、回収することができます。ただし、担保の 価値が変動して、著しく下がった場合は、回収できないリスクもあります。典型的な例が、日 本の1990年代初頭のバブルがはじけた時の不良債権で、帳簿上はバランスがとれてい るように見えても、実際に担保を売却するときには、大きな赤字がでるので、なかなか清 算することができず、10年以上にわたり、日本経済の足を引っ張ってきました。 1b) 担保がなく、信用で借りる場合 この場合は、返済が滞るような事態にならないか、きびしく審査されることになります。ア メリカの場合は、credit history にもとづく credit score などで、個人の信用が判断されます。日本の場合は、本人が返済できない場合を想定して の、(連帯)保証人を立てることが条件になることが、よくあります。 2) 怪しい金融機関から借りる 上記の金融機関以外で、担保も信用もなく、手軽に借りれるところがあります。しかし、物 事には裏表があるのが常で、この場合は、利息が異常に高い、返済が滞ったときの回収方 法がえげつない、などということがあります。手軽に借りれますが、返済が滞るような事 態に陥る前に、できるだけ早めに清算しておくことが大事です。慢性的にこれに頼るよう になったら、借金地獄の一歩手前と考えるべきです。 3) 知人から借りる 友人や親類などから、お金を借りる場合ですが、場合によって、利息もなく、返済期限も 設定されていない、などという好条件のこともよくあります。現実的な判断による信用は 考慮せず、完全に個人的な関係をベースにしているわけですが、状況によって、人間関係 が壊れる可能性が高く、2) と同様、できるだけ避けるべきです。貸す方も、返済は期待せず、いざとなったら、返済 をあきらめ、あげる覚悟がなければ、貸すべきではありません。特に、余裕のある親から 借りる、というような場合は、最初から、贈与を考えた方がいいかもしれません。 また、ローンの場合は、使用目的が、重要です。通常は、特定目的に、一時的に大きな金 額の支出があるから、借りるわけで、このお金を別の用途で使うことは、絶対に避けるべ きです。別の用途で使えば、当初予定していた金額がすぐに足りなくなるのは明らかで、ま た別の借金をしなければいけません。また、使用目的が決められたローンの場合、別の用 途に流用することは、詐欺になります。仮に、上記の 2) や 3) で、使用目的が限定されていない場合でも、自分自身できびしく戒めるべきです。 例えば、毎月の支出が収入より大きく、だんだん残高も減ってきて、底をついてきたから、ロ ーンをする、というのは、絶対避けるべきです。誰が考えても、返済できる見込みはあり ません。それならば、まず、収入を増やすなり、無駄な支出を極力減らす、という努力を すべきです。悪い典型的な例が、日本政府です。税収を増やす努力をせず、国債を乱発し、無 駄な支出を減らすどころか、逆に、国民からの税金や国債からのお金を流用して、娯楽に 使うなど、破綻に向かって進んでいるのは明らかで、15-25年後には、経済的に破綻 するのは確実です。 Tags: tax
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前回の例を、3月末で残高がないとして、4月から始めてみます。 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 合計 |
収入 | $2,400 | $2,400 | $2,400 | $2,400 | $2,400 | $2,400 | $2,400 | $2,400 | $2,400 | $21,600 |
支出 | $2,000 | $2,000 | $3,800 | $2,000 | $2,000 | $2,600 | $2,000 | $2,000 | $3,800 | $22,200 |
残高 | $400 | $800 | $600 | $200 | $200 | $0 | $400 | $800 | $600 | |
6月に大きな支出があるために、残高が足りなくなりました。計算の上では、8月に回復 していますが、実際には、6月に $600 を何とかしなければいけません。また、12月に再び、同じ事態に陥っています。 そこで、$600 を借り入れて、翌月から $100 ずつ、6ヶ月かけて返済するものとします。また、このために、がんばって働き、$10 0 の収入アップがあるとします。 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 合計 |
収入 ローン借入 | $2,400 | $2,400 | $2,400 $600 | $2,500 | $2,500 | $2,500 | $2,500 | $2,500 | $2,500 | $22,200 $600 |
支出 ローン返済 | $2,000 | $2,000 | $3,800 | $2,000 $100 | $2,000 $100 | $2,600 $100 | $2,000 $100 | $2,000 $100 | $3,800 $100 | $22,200 $600 |
残高 ローン残高 | $400 | $800 | $0 $600 | $400 $500 | $800 $400 | $600 $300 | $1,000 $200 | $1,400 $100 | $0 $0 | |
これで、なんとか、つじつまが合いました。しかし、ローン返済のために、収入アップな どの、別途財源が必要であることを忘れてはいけません。また、ここでは金利を 0% としましたが、実際には金利を含めて返済していかなければいけないので、それも負担に なってきます。 Tags: tax
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それでは、収支のバランスについて、例をあげて計算してみます。 毎月の支出として、家賃、光熱費、食費など、合計で $2,000 かかるとします。当然、毎月 $2,000 の収入は、最低限必要になります。 さらに、3ヶ月ごとに $600, 6ヶ月ごとに $1,200 の特別な支出があるとします。この分については、毎月、600 / 3 + 1200 / 6 = $400 ずつ準備する必要があります。 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 合計 |
収入 | $2,400 | $2,400 | $2,400 | $2,400 | $2,400 | $2,400 | $14,400 |
支出 | $2,000 | $2,000 | $2,600 | $2,000 | $2,000 | $3,800 | $14,400 |
残高 | $400 | $800 | $600 | $1,000 | $1,400 | $0 | |
つまり、6ヶ月の収入 2400 x 6 = $14,400 と、支出 2000 x 6 + 300 x 2 + 1200 = $14,400 が釣り合うことになります。 また、毎月の残高が少しずつ増えていっても、大きな支出が控えているので、油断して別 の用途に使ってはいけません。 Tags: tax
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前回は、支払い能力が大切であることを説明しましたが、そのためには、ある一定期間の収入と支出のバランスがと れていることが重要です。まずは、資産や負債などを考慮しないで、考えてみます。 経済活動における収入や支出は、ある特定の時点に起きるイベントであり、連続的なもの ではありません。例えば、1ヶ月分の家賃が $720 とすれば、月末の、例えば、3/31 9:00am に $720 が支払われるわけで、毎日 $24 (= 720 / 30)ずつとか、1時間ごとに $1 (= 24 / 24)ずつのお金が動くわけではありません。これは収入においても同様で、日雇いでな ければ、通常、毎日働いても、月に1回あるいは2回程度のタイミングで、まとめて支払 われることになります。つまり、ある支払いがある時に、それに対する支払い能力がある とは、それ以前に、十分な収入のイベントがあることが前提になります。 しかし、これらのイベントは、連続的でこそありませんが、通常は定期的にあるのが普通 です。例えば、上記の家賃の支払いや給与の入金などの例では、1ヶ月に1回ずつ、繰り 返し起きるイベントということになります。つまり、毎月、同様の経済活動を行っていれ ば、1ヶ月の収入が、支出より上回っていれば、特別の事情がない限り、問題ないわけで す。 この一定期間は、個人の場合は、1ヶ月単位、ある規模の企業になると、3ヶ月単位で考 えるのが普通ですが、半年に1度とか1年に1度、大きなイベントがある場合は、1年単 位でも、収支のバランスがとれていることが必要です。例えば、半年に1回ずつ、必ず $1,200 ずつの支払いがある場合は、それに見合う特別な収入がない場合、毎月の収入から $200 ずつ、その支払いに割り当てるよう準備する必要があります。つまり、半年の収入の合計 が、その期間の支出の合計より、大きいことが必要です。 このようなことは、冷静に考えれば当たり前のことですが、毎月の生活に追われていたり すると、半年に一度や1年に一度という大きな支払いのイベントがある時に、直前になっ てあわててしまうことが多々見受けられるので、注意が必要です。 Tags: tax
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経済活動を行うにあたって、一番大切なことは、支払い義務のあるときに、ちゃんと支払 い能力がある、ということです。これがないと、その人(や会社)の経済活動は、破綻す ることになります。 例えば、次のような例を考えてみます。 1) $10 のランチを食べる。 2) $1,000 の家賃を支払う。 3) $100,000 の手形を決済する。 4) $10,000,000 の固定資産を相続し、$1,000,000 の相続税を払う。 1) ランチを食べた後、$10 の勘定がきたら、指定した方法で $10 支払わなければいけません。例え、銀行に $1,000 の残高があっても、財布を忘れたら、たった $10 でも払うことができません。また、クレジットカードを受け付けない店の場合は、現金で 支払わなければなりません。このような場合、友人といっしょならば、借りる、とか、近 くの銀行で現金を用意するなどして、対処できるかもしれませんが、どちらにしても面倒 なことになります。 2) 通常は、$1,000 のチェックを切ったり、銀行口座から自動的に引き落とされたりしますが、この場合、$1,0 00 が決済できる状態であることが必要です。例えば、savings account に $5,000 あっても、決済される checking account の残高に、$500 しかないようでは、困ります。どうしても、自分で $1,000 用意できない場合は、自分を信用してくれる人(や金融機関)から借りるとか、支払いの 期限を延ばしてもらう、などの対処が必要となります。 3) これも、決済される口座に、$100,000 の残高がなければいけません。3ヶ月前に仕入先に $100,000 の 90日の手形を切った場合、決済銀行に $100,000 の残高が必要です。例え、順調に売上げが伸びて、$200,000 の売掛金があり、翌月には現金化されるとしても、手形を決済する現金がなければ、不渡 りとなり、黒字倒産ということになります。 4) 幸運にも親がお金持ちでも、資産が固定的なものに偏っている場合、現金が用意できず、結 局、売却して流動化して支払うということになります。 上記の例でもわかるように、支払いに困るケースというのは、貧乏人ばかりではなく、注 意していないと、お金持ちでも、儲かっている企業でも起こりえることです。対応方法と しては、基本的には、支払いを繰り延べてもらう、ということになります。しかし、これ が不可能な場合は、その時点で破産、倒産などという経済活動の上では、最悪のケースに なるわけです。 Tags: tax
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