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2010年代前半総括

2010年代前半ベストアルバムTOP50

2010年代前半の5年が終わりました。この5年間、本当にたくさんの素晴らしい音楽に出会うことができたと思います。数えていないけど、買ったもの・借りたもの・フリーDLしたものを合わせるとアルバム1,000枚くらい聴いたのでは。その中でも、2010年から2014年末までの間にリリースされた作品をあらためて俯瞰し、現時点の価値観でベストアルバム50枚を選出しました。

考えすぎるとその都度コロコロと順位が変わるので、あまり深く考えずに直感で決めました。それでも数ヶ所入れ替えはあったけど。

こういうランキングものやるとき毎度のことながら、例えばTOP50だと50位と51位のところが本当にせめぎ合いなんですよね…。正直なところそこに差はほとんどないし、明日にはひっくり返っているかもしれない。ということで「これも入れたいのにギリギリで入らないのか、くっそーー!!」ってなるので、惜しくもTOP50に入らなかった次点10作品も発表します。この10枚は順位付けなしです。


Honorable Mention:次点10枚


Ash / A-Z Vol.1 (2010)
Bat for Lashes / The Haunted Man (2012)
BiS階段 / BiS階段 (2013)
Bombay Bicycle Club / So Long, See You Tomorrow (2014)
CSS / La Liberacion (2011)
Darkstar / North (2010)
Ellie Goulding / Bright Lights (2010)
Esben and the Witch / A New Nature (2014)
Iceage / You're Nothing (2013)
Perfume Genius / Learning (2010)

※アルファベット順


では次、TOP50です。

No.50-41


2010s_best_album50-41.png

No. 50 - Hannah Cohen / Child Bride (2012)
No. 49 - The Psychic Paramount / Ⅱ (2011)
No. 48 - Cloud Nothings / Cloud Nothings (2011)
No. 47 - Apparat / The Devil's Walk (2011)
No. 46 - Purity Ring / Shrines (2012)
No. 45 - Justin Timberlake / The 20/20 Experience 2/2 (2013)
No. 44 - Justin Timberlake / The 20/20 Experience (2013)
No. 43 - may.e / Mattiola (2013)
No. 42 - Alvvays / Alvvays (2014)
No. 41 - Glasvegas / Euphoric /// Heartbreak (2011)



No.40-31


2010s_best_album40-31.png

No. 40 - N'夙川BOYS / Timeless Melody (2013)
No. 39 - Grouplove / Never Trust a Happy Song (2011)
No. 38 - Parenthetical Girls / Privilege (Abridged) (2013)
No. 37 - Sigur Rós / Kveikur (2013)
No. 36 - Phoenix / Bankrupt! (2013)
No. 35 - The Killers / Battle Born (2012)
No. 34 - M.I.A. / Matangi (2013)
No. 33 - Jon Hopkins / Immunity (2013)
No. 32 - Coldplay / Ghost Stories (2014)
No. 31 - Coldplay / Mylo Xyloto (2011)



No.30-21


2010s_best_album30-21.png

No. 30 - Factory Floor / Factory Floor (2013)
No. 29 - The Strokes / Comedown Machine (2013)
No. 28 - Gil Scott-Heron & Jamie XX / We Are New Here (2011)
No. 27 - Soko / I Thought I Was an Alien (2012)
No. 26 - 大森靖子 / 洗脳 (2014)
No. 25 - Esben and the Witch / Wash the Sins Not Only the Face
(2013)
No. 24 - Destroyer / Kaputt (2011)
No. 23 - The Weeknd / Kiss Land (2013)
No. 22 - Girls / Father, Son, Holy Ghost (2011)
No. 21 - Vampire Weekend / Contra (2010)



TOP20からはジャケサイズも文字も大きくします。


No. 20 - Groove Armada / Black Light (2010)
Groove Armada Black Light


No. 19 - Weezer / Everything Will Be Alright in
the End (2014)
Weezer_EWBAITE.jpg


No. 18 - Brandon Flowers / Flamingo (2010)
brandon flowersflamingo


No. 17 - Caribou / Swim (2010)
Caribou Swim


No. 16 - MGMT / Conglaturations (2010)
mgmt conglaturations


No. 15 - M83 / Hurry Up, We're Dreaming (2011)
M83


No. 14 - The 1975 / The 1975 (2013)
the1975-album-art.jpg


No. 13 - Caribou / Our Love (2014)
CaribouOur Love


No. 12 - Kanye West / Yeezus (2013)
Kanye West Yeezus


No. 11 - Arcade Fire / Reflektor (2013)
arcade-fire-reflektor.jpg


No. 10 - Birdy / Birdy (2011)
birdy-birdy2011


No. 9 - The Pains of Being Pure at Heart /
Belong (2011)
POBPAH-belong


No. 8 - Crystal Castles / (Ⅲ) (2012)
Crystal Castles - Crystal Castles3


No. 7 - 銀杏BOYZ / 光のなかに立っていてね
(2014)
20140120180140.jpg


No. 6 - Beach House / Bloom (2012)
beach_house


No. 5 - may.e / 私生活 (2013)
maye_shiseikatsu.jpg


No. 4 - Cloud Nothings / Attack on Memory
(2012)
cloud_nothings


No. 3 - Cloud Nothings / Here and Nowhere Else
(2014)
Cloud Nothings - Here and Nowhere Else


No. 2 - Arcade Fire / The Suburbs (2010)
arcade firethe suburbs


No. 1 - Beach House / Teen Dream (2010)
beach house teen dream






以上、2010年代前半のベストアルバムでした。50位~30位辺りってあんまり差がないんですけど、TOP10くらいはもうハッキリしてますね。ちょっと悩んだのは3位と4位。前回の記事「2010年代前半、音楽関連で大きな変革をもたらした18のこと」にも書いた通り、『Attack on Memory』はその後の嗜好を大きく変えてしまうほどの重要作でした。次のアルバム『Here and Nowhere Else』は、その時ほどの衝撃は確かにありません。でもどちらが好きか?と聞かれたら間違いなく後者。ランク付けのプライオリティとして、衝撃度と単純な好き度のどちらに重きを置くか?というのはちょっと悩みましたが、最終的には「単純に好き」を取りました。

もう一つ特筆すべきことがあります。それは各年の終わりに決めている年間ベストの結果との違い。今回TOP10の作品を見てみると…。

No. 10 Birdy / Birdy (2011年の4位)
No. 9 The Pains of Being Pure at Heart / Belong (2011年の1位)
No. 8 Crystal Castles / (Ⅲ) (2012年の10位)
No. 7 銀杏BOYZ / 光のなかに立っていてね (2014年の1位)
No. 6 Beach House / Bloom (2012年の2位)
No. 5 may.e / 私生活 (2013年の2位)
No. 4 Cloud Nothings / Attack on Memory (2012年の1位)
No. 3 Cloud Nothings / Here and Nowhere Else (2014年の2位)
No. 2 Arcade Fire / The Suburbs (2010年の3位)
No. 1 Beach House / Teen Dream (2010年の25位)

今回のTOP10に入ってる作品って、年間ベストでもほとんどがTOP10内に入ってるんですよね。でも1位のBeach House『Teen Dream』だけが例外。しかも年間ベストでは25位…。

なぜこのアルバムがここまで躍進したのかというと、それはライブでした。2010年末の時点ではメロディの良さ以外「なんかほわーんとしてドリーミーだなあ」という程度の印象で。でも2011年のフジロックでライブを観たらもうすごくて。ヴィクトリアの圧倒的なオーラ、ギターを弾きながら足でシンセベースを弾くアレックス、壮大さをプラスしていたサポートドラマーのパワフルな演奏。そしてラストに披露された「10 Mile Stereo」の、永遠に続いていきそうなアウトロ…。その時僕は思いました。「何でこれ2010年の1位にしなかったんだろう?」そんなわけで、このアルバムの評価が爆上がりしたのでした。

Beach House "10 Mile Stereo" Live Toronto Ont



イントロ切れてるのもったいないけどこちらも照明などの演出含めて素晴らしすぎます…。
Beach House "10 Mile Stereo" live in Baltimore, April 27, 2013



次回は2010年代前半の総括企画の最終回。「2010年代前半のベストトラック」をやります。ただこちら、まだリストアップが終わっていないのでちょっと時間空けます。何位までにするかもまだ決めてません。ではまた。
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