年間/半期ベスト[2013年] |
PUBLIC IMAGE REPUBLICの選ぶ2013年上半期ベストアルバム。上位20枚+次点1枚です。それぞれ一番好きな曲を「most fav」として挙げました。クリックで各試聴リンクに飛びます。
次点 Justin Timberlake / The 20/20 Experience
次のムーブメントを作り出す男。とにかく音が、歌声がカッコいい。ただ、やたらと尺が長い。
most fav:"Tunnel Vision" (上半期ベストトラック17位)
No.20 My Bloody Valentine / m b v
22年振りということが邪魔して、あまり正当な判断はできていない。この作品の真価が見えるのはまだ数年後な気がする。
most fav:"Wonder 2"
No.19 Mikal Cronin / MCII
美メロ、泣きメロ、突然のバーストギター。若かりし頃にスーパーカーを聴いて覚えたあの頃の、あの思いが蘇るような気持ち。
most fav:"Weight" (上半期ベストトラック19位)
No.18 Iceage / You're Nothing
去年はCloud Nothingsにヤラれたけど、今年上半期はこれ。
most fav:"Ecstasy" (上半期ベストトラック11位)
No.17 Daft Punk / Random Access Memories
どんなに音の質感が変わろうと、これまでで最もメロディーに力点を置いた最もエモーショナルな作品であることに変わりはない。
most fav:"Touch (feat. Paul Williams)" (上半期ベストトラック10位)
No.16 Coyote Clean Up / 2 Hot 2 Wait
アンビエントで、美しくて、踊れるサウンド。
most fav:"Double Dip Dub"
No.15 may.e / Mattiola
日本のシンガーソングライター。まず声がいいし、リヴァーブのかかったアコギのクリアな音もいい。Mazzy Starみたいなドリーミー感もある。
most fav:"Kataomori"
No.14 Anamanaguchi / Endless Fantasy
ニューヨークのチップチューンバンド。担当パートに「Gameboy」とか書いちゃう辺りもユニーク。
most fav:"MEOW" (上半期ベストトラック1位)
No.13 Major Lazer / Free the Universe
ダブやダンスホール・レゲエやダブステップをごった煮。このエゲツなさがクセになる。
most fav:"Jah No Partial (feat. Flux Pavilion)" (上半期ベストトラック5位)
No.12 Vampire Weekend / Modern Vampires of the City
古き良きアメリカン・ロックンロールとバロック音楽との邂逅。
most fav:"Diane Young" (上半期ベストトラック15位)
No.11 Adam Green & Binki Shapiro/ S.T.
こちらも古き良きアメリカン歌謡ポップ。
most fav:"Casanova"
No.10 Tegan and Sara / Heartthrob
姉妹デュオなだけにハーモニーはばっちり。美メロだらけのエレポップ。
most fav:"I'm Not Your Hero"
No.9 annie the clumsy / annie the clumsy volume 1
日本のウクレレ・ローラーブレード・ガール。声が素敵で、歌詞も面白い。
most fav:"For God's sake" (上半期ベストトラック20位)
No.8 Youth Lagoon / Wondrous Bughouse
ベッドルームの片隅から野外に飛び出し大成長を遂げたセカンド。サイケデリック・ポップの名盤。
most fav:"Mute" (上半期ベストトラック12位)
No.7 She & Him / Volume 3
60'sガールズ・ポップをさらにガーリィに、ポップに。ズーイーの歌声も艶やかで大人っぽい。
most fav:"I Could've Been Your Girl"
No.6 Esben and the Witch / Wash the Sins Not Only the Face
攻撃性とポップさと壮大さを同時に手に入れたセカンド。
most fav:"Deathwaltz" (上半期ベストトラック3位)
No.5 The Strokes / Comedown Machine
前作での実験が明らかにいい方向に向き結実した成果と言える、彼らにとっての新しいマスターピース的作品。
most fav:"One Way Trigger" (上半期ベストトラック6位)
No.4 Sigur Rós / Kveikur
ここに来ての一大転換。これまで以上にハードなサウンドとロックのダイナミズムを身に付けた作品。
most fav:"Brennisteinn"
No.3 Gliss / Langsom Dans
哀愁漂うメロディーと、ドリーミー・エレクトロを通過したゴシックな世界観が最高の組み合わせ。
most fav:"Blur" (上半期ベストトラック8位)
No.2 Phoenix / Bankrupt!
シンセの割合が前作以上にアップし、ポップに振り切れた作品。中盤の実験的な展開も魅力。
most fav:"Entertainment" (上半期ベストトラック2位)
No.1 Parenthetical Girls / Privilege (Abridged)
エレポップ、サイケデリック、チェンバーポップetc.をごちゃ混ぜにした「倒錯ポップ」。美しくも破滅的な世界観が最高。
most fav:"Young Throats"
[2013年上半期を振り返って]
というわけで、当ブログが選ぶ2013年上半期ベストアルバムの1位はParenthetical Girlsでした。このアルバムは過去数年に亘りアナログのみでリリースされたミニアルバム収録曲の編集盤という扱いなので、正直この中に入れていいのかどうか迷いましたが…(人によっては「今さら絶賛してるの?遅いよ!」と思うだろうし)でもやはり、これ以外に1位にするべきものが他になかったので。あと、一応most favとして「Young Throats」を挙げましたが、特にこの曲が好きなわけではありません。好きな曲がたくさんあり過ぎて選べなかったので、とりあえずミュージックビデオが面白めの曲を選びました。
この上半期は確かに全体的には豊作と言えそうですが、その中でも個人的にずば抜けていたのはParenthetical Girlsくらいでした。正直、2位から20位まではほとんど差はありません。2012年は、自分にとってその年の新譜がみんな消化不良気味だったこともあり、これからは新譜は購入数を絞って一枚あたりをじっくり聴き込もうと思っていました。なので、この上半期は注目タイトルの数の多さの割にあまり購入せず、多くはネットの全曲試聴で済ませたりしました(実際、それでいいやと思うような期待外れのものも多かった)。おかげで、ここに挙げた21枚はかなり聴き込むことができました。
全体的な傾向を自分なりに分析してみると…最近は多幸感のあるものよりも、美しいんだけど狂っていたり、鬱だったり、どこかぶっ壊れているものが好きと言えそうな気がします。1位、3位、4位、6位、8位、15位なんかは完全にそのタイプだと思います。下半期もそんな音楽にどれだけ巡り合えるか楽しみです。
次のムーブメントを作り出す男。とにかく音が、歌声がカッコいい。ただ、やたらと尺が長い。
most fav:"Tunnel Vision" (上半期ベストトラック17位)
No.20 My Bloody Valentine / m b v
22年振りということが邪魔して、あまり正当な判断はできていない。この作品の真価が見えるのはまだ数年後な気がする。
most fav:"Wonder 2"
No.19 Mikal Cronin / MCII
美メロ、泣きメロ、突然のバーストギター。若かりし頃にスーパーカーを聴いて覚えたあの頃の、あの思いが蘇るような気持ち。
most fav:"Weight" (上半期ベストトラック19位)
No.18 Iceage / You're Nothing
去年はCloud Nothingsにヤラれたけど、今年上半期はこれ。
most fav:"Ecstasy" (上半期ベストトラック11位)
No.17 Daft Punk / Random Access Memories
どんなに音の質感が変わろうと、これまでで最もメロディーに力点を置いた最もエモーショナルな作品であることに変わりはない。
most fav:"Touch (feat. Paul Williams)" (上半期ベストトラック10位)
No.16 Coyote Clean Up / 2 Hot 2 Wait
アンビエントで、美しくて、踊れるサウンド。
most fav:"Double Dip Dub"
No.15 may.e / Mattiola
日本のシンガーソングライター。まず声がいいし、リヴァーブのかかったアコギのクリアな音もいい。Mazzy Starみたいなドリーミー感もある。
most fav:"Kataomori"
No.14 Anamanaguchi / Endless Fantasy
ニューヨークのチップチューンバンド。担当パートに「Gameboy」とか書いちゃう辺りもユニーク。
most fav:"MEOW" (上半期ベストトラック1位)
No.13 Major Lazer / Free the Universe
ダブやダンスホール・レゲエやダブステップをごった煮。このエゲツなさがクセになる。
most fav:"Jah No Partial (feat. Flux Pavilion)" (上半期ベストトラック5位)
No.12 Vampire Weekend / Modern Vampires of the City
古き良きアメリカン・ロックンロールとバロック音楽との邂逅。
most fav:"Diane Young" (上半期ベストトラック15位)
No.11 Adam Green & Binki Shapiro/ S.T.
こちらも古き良きアメリカン歌謡ポップ。
most fav:"Casanova"
No.10 Tegan and Sara / Heartthrob
姉妹デュオなだけにハーモニーはばっちり。美メロだらけのエレポップ。
most fav:"I'm Not Your Hero"
No.9 annie the clumsy / annie the clumsy volume 1
日本のウクレレ・ローラーブレード・ガール。声が素敵で、歌詞も面白い。
most fav:"For God's sake" (上半期ベストトラック20位)
No.8 Youth Lagoon / Wondrous Bughouse
ベッドルームの片隅から野外に飛び出し大成長を遂げたセカンド。サイケデリック・ポップの名盤。
most fav:"Mute" (上半期ベストトラック12位)
No.7 She & Him / Volume 3
60'sガールズ・ポップをさらにガーリィに、ポップに。ズーイーの歌声も艶やかで大人っぽい。
most fav:"I Could've Been Your Girl"
No.6 Esben and the Witch / Wash the Sins Not Only the Face
攻撃性とポップさと壮大さを同時に手に入れたセカンド。
most fav:"Deathwaltz" (上半期ベストトラック3位)
No.5 The Strokes / Comedown Machine
前作での実験が明らかにいい方向に向き結実した成果と言える、彼らにとっての新しいマスターピース的作品。
most fav:"One Way Trigger" (上半期ベストトラック6位)
No.4 Sigur Rós / Kveikur
ここに来ての一大転換。これまで以上にハードなサウンドとロックのダイナミズムを身に付けた作品。
most fav:"Brennisteinn"
No.3 Gliss / Langsom Dans
哀愁漂うメロディーと、ドリーミー・エレクトロを通過したゴシックな世界観が最高の組み合わせ。
most fav:"Blur" (上半期ベストトラック8位)
No.2 Phoenix / Bankrupt!
シンセの割合が前作以上にアップし、ポップに振り切れた作品。中盤の実験的な展開も魅力。
most fav:"Entertainment" (上半期ベストトラック2位)
No.1 Parenthetical Girls / Privilege (Abridged)
エレポップ、サイケデリック、チェンバーポップetc.をごちゃ混ぜにした「倒錯ポップ」。美しくも破滅的な世界観が最高。
most fav:"Young Throats"
[2013年上半期を振り返って]
というわけで、当ブログが選ぶ2013年上半期ベストアルバムの1位はParenthetical Girlsでした。このアルバムは過去数年に亘りアナログのみでリリースされたミニアルバム収録曲の編集盤という扱いなので、正直この中に入れていいのかどうか迷いましたが…(人によっては「今さら絶賛してるの?遅いよ!」と思うだろうし)でもやはり、これ以外に1位にするべきものが他になかったので。あと、一応most favとして「Young Throats」を挙げましたが、特にこの曲が好きなわけではありません。好きな曲がたくさんあり過ぎて選べなかったので、とりあえずミュージックビデオが面白めの曲を選びました。
この上半期は確かに全体的には豊作と言えそうですが、その中でも個人的にずば抜けていたのはParenthetical Girlsくらいでした。正直、2位から20位まではほとんど差はありません。2012年は、自分にとってその年の新譜がみんな消化不良気味だったこともあり、これからは新譜は購入数を絞って一枚あたりをじっくり聴き込もうと思っていました。なので、この上半期は注目タイトルの数の多さの割にあまり購入せず、多くはネットの全曲試聴で済ませたりしました(実際、それでいいやと思うような期待外れのものも多かった)。おかげで、ここに挙げた21枚はかなり聴き込むことができました。
全体的な傾向を自分なりに分析してみると…最近は多幸感のあるものよりも、美しいんだけど狂っていたり、鬱だったり、どこかぶっ壊れているものが好きと言えそうな気がします。1位、3位、4位、6位、8位、15位なんかは完全にそのタイプだと思います。下半期もそんな音楽にどれだけ巡り合えるか楽しみです。
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