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アーティスト別ベスト

Weezerの(アルバム収録曲以外の)マイ・フェイバリット・ソングBEST30(15-1位)

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ウィーザーの「オリジナルアルバム収録曲以外」の楽曲に限定したベストトラック30曲、今回は15位から1位までを発表します。美メロ・泣きメロ度がさらにアップ!

【おさらい】30位から16位


No.15 "Modern Dukes"
1997年に「Pinkerton」のツアーを終えた後、マット・シャープの脱退やリヴァース・クオモのハーバード大学入学などによる停滞期を経て2000年に活動を再開させた際のセッションで生まれた曲。これらの楽曲は公式リリースはされていないものの「Summer Songs of 2000(通称SS2K)」として括られています。アップテンポで荒々しく、パンキッシュなドラミングがカッコいいです。
「Modern Dukes」をYouTubeで聴く



No.14 "The Organ Player"
2002年、4作目の「Maladroit」リリース時期にレコーディングされ、大量にネット上に公開された楽曲の一つ。その時期にレコーディングされた楽曲のリストはここ(WEEZERPEDIA:「Album 5 Demos」)でまとめられています。曲によってはギターメインのバージョンとピアノが大々的にフィーチャーされたバージョンなど複数のテイクが存在しますが、この曲は断然ピアノ(エレピ)フィーチャーのテイクが素晴らしいです。
「The Organ Player」をYouTubeで聴く



No.13 "Always"
2001年、「Island In The Sun」のUK版シングルやフランスのプロモ盤に収録。アコギとストリングスの壮大な泣きメロバラード。こんないい曲が書けて、なおかつそれをアルバムから外すって…。リヴァースは本当に稀代の名ソングライターだと思います。
「Always」をYouTubeで聴く



No.12 "Superfriend"
「Alone: The Home Recordings of Rivers Cuomo」に収録。元々はロック・オペラ的コンセプトを持った幻のセカンド「Songs From The Black Hole」の収録予定曲で、1995年にレコーディングされたもの。この曲だけYouTubeに音源なかったです。ごめんなさい。



No.11 "Broken Arrows"
2002年に「Maladroit」のセッションでレコーディングされた曲。こちらはリヴァースが電話の留守電機能でレコーディングしたという極めてローファイなデモ。バンドで録ったものよりもこちらの方がいいです(ただし音は最強に悪いです)。「Love Canopy」という別タイトルで表記されることもあります。
「Broken Arrows」をYouTubeで聴く



No.10 "Tragic Girl"
「Pinkerton」のデラックスエディションに収録。1996年に「Pinkerton」のセッションにてレコーディングされました。アルバムへの収録がボツになるには不可解すぎる名曲。泣けます。
「Tragic Girl」をYouTubeで聴く



No.9 "I Was Made For You"
「Alone: The Home Recordings of Rivers Cuomo」のラストを締めくくる曲として収録。演奏は全パートリヴァースによるもので、2004年の春にレコーディングされています。この曲も泣きメロ全開な完璧なコード進行とメロディで、アルバムから漏れたのが不思議です。
「I Was Made For You」をYouTubeで聴く



No.8 "Butterfly (AOL Sessions)"
「Pinkerton」を締めくくる名アコギバラードの、AOL Musicでのセッションバージョン。リヴァースは完全に休日のお父さんと化したシャツ&スラックス姿で足を大きく開いてギターなしで歌い、演奏はハープ奏者のみなのですが、これがアルバムバージョンを凌駕するほどに素晴らしい出来映え。美しすぎる曲がさらに美しくなっています。リヴァースのルックスとのギャップもすごい。
「Butterfly (AOL Sessions)」をYouTubeで聴く



No.7 "You Gave Your Love to Me Softly"
「Pinkerton」からのシングル「El Scorcho」のB面曲で、ファンの間でも人気の高いアップテンポ・ナンバー。1分58秒で突っ走ります。初期バージョンは少し軽めの音と歌い方、ソロパートがモーグシンセのみで、「Angus」のサウンドトラックに収録。B面再録の方はソロがシンセとギターのユニゾンです。よりエモーショナルなこちらのバージョンの方が断然オススメ。
「You Gave Your Love to Me Softly」をYouTubeで聴く



No.6 "Mykel And Carli"
1993年に書かれた曲で、シングル「Undone - The Sweater Song」のB面に収録。後に「The Blue Album」のデラックスエディションにも収録されています。活動初期からウィーザーをサポートしていた二人の友人、Mykel AllanとCarli Allanの姉妹のことを歌った曲。「In The Garage」同様、ハーモニカがいい感じに哀愁感を漂わせています。
「Mykel And Carli」をYouTubeで聴く



No.5 "Starlight"
3枚目の通称「The Green Album」収録のシングル「Hush Pipe」B面曲。この時期のウィーザーらしいシンプルなミッドテンポのエイトビートに、明るくも甘酸っぱいメロディを持った名曲。後にニュージーランドのZedというバンドもカバーしています。
「Starlight」をSoundcloudで聴く




No.4 "Sandwiches Time"
2001年~2002年に、アルバム「Maladroit」用に何度かレコーディングされた曲。この曲は全編にわたってリヴァースがファルセット(裏声)で歌っているのが特徴。それにしてもウィーザーの三連リズムの曲は名曲率が高いです。リヴァースは最近ビデオチャットを積極的にやっているので、こうしたオリジナルアルバム未収録の曲をファンからリクエスト受け付けて、人気の高かった曲を再録して新作としてリリースするというのをぜひやってほしいものです。
「Sandwiches Time」をYouTubeで聴く



No.3 "I Just Threw Out The Love of My Dreams"
アルバム「Pinkerton」からのシングル「The Good Life」のB面に収録。元は幻のセカンド「Songs From The Black Hole」に収録予定でした。リードボーカルはザット・ドッグ(that dog)のレイチェル・ヘイデン(Rachel Haden)で、後半にはリヴァースもエモいコーラスを添えています。この「And I see him everyday」のフレーズ(2:04~)だけでいつも悶絶しております・・・。モーグシンセがサウンド面で非常に重要な役割を担っており、後にこのレイチェルとべーシストのマット・シャープを中心に結成されたThe Rentalsへの布石になっています。この曲がなければOzmaもSnugもMotion City SoundtrackもThe Wellingtons生まれなかった…と思えるほどに、モーグシンセ×パワーポップの礎を築いた最重要な曲であると個人的には思っています。
「I Just Threw Out The Love of My Dreams」をYouTubeで聴く



No.2 "Teenage Victory Song"
UK盤「Hash Pipe」シングルと日本盤「Island In The Sun」シングルのB面曲。メロディーや歌のリズム感がなんとも日本人好みというか、J-POP的で親しみやすいです。この時期(The Green Album期)はみんなそうですが、非常にシンプルなコードを使いながらもヴァース(Aメロ)、ブリッジ(Bメロ)、コーラス(サビ)に至るまで全て完璧なコード進行で、非常にメロディックでセンチメンタルな曲だと思います。
「Teenage Victory Song」をYouTubeで聴く



No.1 "Susanne"
ファースト、通称「The Blue Album」からのシングル「Undone - The Sweater Song」のB面曲。「Mallrats」という映画のサントラにも異なるミックス&ボーカル再録バージョンが採用され、そちらはファーストのデラックスエディションにも収録されています。4位の「Sandwitches Time」と同様に三連リズム曲の真骨頂と呼べる曲で、半端な拍数で前のめり気味に展開するコード進行も面白いし、サビの変拍子や複雑なコーラスワークなど、バンドでコピーし甲斐のある要素が詰まっています。明るくキャッチーなヴァースから哀愁漂う歌謡曲ちっくなブリッジ、そしてせつないながらも明るいサビと、めまぐるしく曲調が変わりながらも曲としてしっかりとまとまっている、編曲含めて完璧としか言いようがない名曲。
「Susanne」をYouTubeで聴く



やはり上位は前回の30位~16位よりも、デモ音源ではなくB面などで正式に音源がリリースされているものが多くなりました。



ついでですが、アルバム収録曲のベストトラックTOP30もさらっと発表してしまいましょう。YouTubeは上位3位の曲のみ貼ります。


※カッコ内は収録アルバム
(1) Weezer (The Blue Album)
(2) Pinkerton
(3) Weezer (The Green Album)
(4) Maladroit
(5) Make Believe
(6) Weezer (The Red Album)
(7) Raditude
(8) Hurley

No.30 The Other Way (5)
No.29 Falling For You (2)
No.28 Hold Me (5)
No.27 The Good Life (2)
No.26 Knock-down Drag-out (3)
No.25 Put Me Back Together (7)
No.24 Slob (4)
No.23 Simple Pages (3)
No.22 This Is Such A Pity (5)
No.21 My Name Is Jonas (1)

No.20 Photograph (3)
No.19 The Damage In Your Heart (5)
No.18 Pork And Beans (6)
No.17 Buddy Holly (1)
No.16 Ruling Me (8)
No.15 The World Has Turned And Left Me Here (1)
No.14 Pardon Me (5)
No.13 Island In The Sun (3)
No.12 In The Garage (1)
No.11 Glorious Day (3)

No.10 Perfect Situation (5)
No.9 Getchoo (2)
No.8 Butterfly (2)
No.7 Pink Triangle (2)
No.6 The Greatest Man That Ever Lived (Variations On A Shaker Hymn) (6)
No.5 No Other One (2)
No.4 No One Else (1)


No.3 Tired of Sex (2)
毎日違う女性とセックスをすることに飽きてしまったという鬱な曲。「Pinkerton」の1曲目。


No.2 Holiday (1)
三連リズム名曲の最高峰です。間奏のドゥーワップっぽいところが好き。


No.1 Across The Sea (2)
日本の女の子からのファンレターを受け取り、匂いを嗅いだりヤらしい姿を想像したりとかなり妄想変態度の高い歌詞ですが、それが初期の彼ら(というかリヴァースの)最大の魅力だったりします。




TOP30の曲のアルバムごとに集計すると、

Pinkerton…8曲
Weezer (The Blue Album)・・・6曲
Make Believe…6曲
Weezer (The Green Album)・・・5曲
Weezer (The Red Album)・・・2曲
Hurley…1曲
Maladroit…1曲
Raditude…1曲

という結果でした。特に「Pinkerton」はTOP10内に6曲、TOP30内に8曲が食い込む結果に。やはり「Pinkerton」は強いです。人生最高の一枚。




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