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かっこいいアー写

The Coolest Pics 「かっこいいアー写」画像集 Vol.8【60's】

カッコいいアーティスト写真を堪能できる、当ブログ人気(?)コーナー。前回「70's」、前々回「80's」に続いて、いよいよ第8回目のテーマは「60's」!ここまで来るともう、自分も超有名なアーティストしか知りません。しかし非常に困った事に、この時代の有名なアーティスト写真は全部カッコいいんですよ。もう立ってるだけでオーラ出まくりの写真だらけです。アーティストがほとんど神格化されてたというのもありますが、彼らを被写体とするフォトグラファーの腕がかなりいいというのも要因のひとつではないでしょうか。そのアーティストの最も輝きに満ちている瞬間を捉えた写真だったり、アーティストの心情を具現化したコンセプチュアルな写真だったり、アート性も高い写真がザクザク見つかりました。かなり迷いに迷った挙句、以下の13枚に絞りました。



The Beatles
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冒頭から「アー写じゃなくてジャケ写じゃん!」というツッコミが聞こえてきそうですが(笑)。でもこの写真はとてもアート性が高いと思うんですよね。まず背景。遠近法でいうところの消失点(Vanishing Pointってやつです)がちょうど真ん中です。ジャケットの対角線を結ぶと、交差するところがちょうどこの点になるワケです。さらにメンバー4人の足と足の間隔が均等だったりと、実は非常に計算しつくされた構成であることがわかります。あとこれは有名なエピソードですが、このジャケットは当時「ポール死亡説」という噂を引きおこしました。wikiを引用させてもらうと、【白いスーツで長髪にひげを蓄えたジョンは「神父」、黒いスーツを着たリンゴは「葬儀屋」、スーツ姿で裸足のポールは「死体」、デニムシャツにジーンズ姿のジョージは「墓堀人」を意味している】ということなのだそうです。さすがに深読みし過ぎだろっ!アルバム「Abbey Road」のジャケットであるこの写真はその名の通り、ロンドンにあるアビイロードスタジオ前で撮影されたものですが、この場所で同じポーズで記念写真を撮ろうとして事故に遭う人も多いんだとか。




The Rolling Stones
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画質悪くてスイマセン。ベストアルバム「Forty Licks」のブックレットに載っていたこの写真、大好きなんです。まずミックの口。ただでさえ厚い唇を、さらにヒネって突き出してます(よくシド・ヴィシャスがやってる感じで)。そしてこのタイトなレザージャケット。このアルバムを買った当時、僕はこれに近いレザージャケットを求めて何軒も古着屋をハシゴしたものです(そして結局見つからなかったのでいまだに買っていない)。あと後ろに飾ってある、タカの羽根に飛行機のジェットが付いてるバックスクリーン、すごくカッコよくないですか?とにかく、ロックンロールな雰囲気とライブの躍動感がよく出ている写真です。撮影はChuck Pulinというフォトグラファー。




The Who
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ビートルズ、ストーンズと来たら次はフーでしょうかね。この写真も有名。4人がユニオンジャックの旗にくるまって寝ている写真は、クールだけどちょっとファニー。それでいて英国らしいアイロニーというか何かしらの意図が見え隠れしているようで、その辺深読みするのも面白いです。




Led Zeppelin
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イギリスのアーティストが続きます。シャツのボタンを全開にして惜しげもなく胸と腹をさらけ出したメンバーがチラホラ。最近ではB'zくらいしかあまり見かけません。ロバート・プラントはアー写もライブの写真も、この全開シャツ姿が多いですね。惜しみなく腹毛を見せてくれています。




The Doors
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彼らの持つ呪術的でスピリチュアルな魅力がよく表されている写真。ジム・モリソンは上半身裸にレザーパンツ、そしてナゾの「M字」。他のメンバーは暗闇の中に顔だけ浮いていて、もはやどういう配置で立ってるのかよくわからない(笑)。この絶妙な立ち位置とバランス、モノクロのコントラスト、上からの照明と、細部にまでこだわりが感じられます。




Jimi Hendrix
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ジム・モリソンが出てきたところで、「27 Club」(27歳で他界したロックやブルースの音楽家達のこと)のメンバーにいきます。こちらは有名な、ギターにオイルをかけて燃やしているところ。撮影用の演出ではなくライブ中に観客の前でやったというのが、現代のライブハウスの消防法とか考えると驚きです(我ながらなんとしょうもないコメントだ・・・)。




Janis Joplin
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また「27 Club」。彼女のことをブスだという人がいたら顔ひっぱたきたい。だって、こんなにチャーミングじゃないですか。そしてこんなにも屈託のない笑顔の彼女も、ライブの時には何かが憑依したかのような沈鬱な面持ちで、あらゆる感情を絞り出すように歌う。単なる歌い手としてだけではなく、パフォーマー(表現者)としても全アーティストの頂点なんじゃないでしょうか。そういう意味で、僕にとっては女性シンガーの中でもナンバーワンに位置する存在。




Iggy Pop
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「27 Club」は終了。次は、亡くなっていないどころか全くパワーの衰えを見せないイギー。柔軟性あり過ぎなこの写真はMick Rockの撮影によるもの。よく見ると足首がハの字型に曲がってて、安定感なさすぎな体勢でどうやってバランス取ってたのか不思議です。良い子はマネしないように(腰痛めます)。




The Velvet Underground
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この写真はバナナのジャケットで有名な「The Velvet Underground & Nico」リリース時のもの。ということで、ニコの姿もアンディ・ウォーホルの姿もあります。みんなそれぞれの形のサングラス姿がかっこいいです。




The Beach Boys
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ニューヨークの地下道から、カリフォルニアのまぶしい日差しのもとへ。近年多くのアーティストがリスペクトを公言し、再評価の声も高まっているバンド。「Surfin' USA」に代表される初期のサーフ・ロック時代は、このようにお揃いのマリンルックでサーフボードを仲良く担ぐ写真が印象的でした。そう言えば長らく未発表だった幻の名盤「Smile Sessions」もリリースされましたね。




Syd Barrett
sydbarrett
次はイケメンいきましょう。彼の写真は前回の「70's」で出せばよかったですね。彼がPink Floyedに在籍していたのは60年代なんですが、最初のソロアルバム「The Madcap Laughs(邦題:帽子が笑う…不気味に)」のリリースは1970年。このアーティスト写真もその頃のものです。こちらもまた、撮影はMick Rock。ロックの衝動や退廃感を撮らせたらMickの右に出る者はいません。で、この写真ですが、アルバムのインナーと同様に裸の女性が部屋にいます。この写真には欲望とか焦燥とか憂鬱とか、いろいろな感情の錯乱状態がよく表れていると思います。




Bob Dylan
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彼もまたイケメンですね。実はディランの写真はものすごく悩みました・・・全部カッコよすぎて。サングラスかけてる写真の方が絵的にはサマになってるけど、やっぱり彼はするどい目とキリっとした眉毛が印象的なのでサングラスなしの写真を選びました。髪型もイカス。




Serge Gainsbourg & Jane Birkin
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彼もまたイケメン・・・ではないよね(笑)。しかし数々の美女と浮名を流したモテ男ではあります。なんせあの超絶美人のジェーン・バーキンは、ハタチの時に彼に一目惚れしたというのですから。そんなわけで、羨ましい2人のツーショット写真でシメます。




ここに挙げたアーティストをいくつかピックアップして曲の方も紹介します。



"Pinball Wizard (Live At The Isle of Wight Festival)" by The Who
キース・ムーンのドカドカゴロゴロした迫力あるドラミング!ワイト島フェスティバルの映像です。「史上最高のベーシスト」に選出されることも多いジョン・エントウィッスルはガイコツスーツを着ていますが、よくレッチリのフリーがこれのオマージュで着用してますね。




"Rock n' Roll(Live at MSG, 1973)" by Led Zeppelin
ロック史上最も印象的なドラムイントロを持つ曲ではないでしょうか?マディソン・スクエア・ガーデンでのライブ。ブランキー・ジェット・シティの「D.I.J.のピストル」でオマージュを捧げられているだけでなく、Foo Fightersもライブ中にこのイントロを挿入したりしています。




"Try (Live at Woodstock, 1969)" by Janis Joplin
有名な69年のウッドストックの映像。エモーショナルな歌とソウルフルな楽曲の組み合わせは最強です。




"Je t'aime moi non plus " by Serge Gainsbourg & Jane Birkin
よく「エロい曲ランキング」の1位に選出されるこの曲ですが、エロさよりもむしろ美しさの方が滲み出ていると思います。セルジュの低いボソノソした声と、ジェーンの透き通るウィスパーヴォイスが絡み、「愛してる?」「僕?どうかな」という問答が繰り返される様はまさにセルジュのプレイボーイっぷり全開。キザ過ぎます。




結成50周年記念だそうですよ。

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