ライブレポート |
7月14日(木)に行われたWeezerの“Memories & Best of”公演2日目、セカンドアルバム「Pinkerton」の全曲再現ライヴに行ってきました。
※写真は今回のライブとは無関係です
(が、リヴァースはこの写真と同じポロシャツ着用。しかも2005年のサマソニでは写真と同じポロシャツ&ジャケット着用。相当お気に入りのようです笑)
彼らのライヴを観るのは6回目くらいなんだけど、稀代のメロディーメイカーであるリヴァース・クオモによって名曲量産型バンドである彼らにとっては、命題となっているのがセットリスト。人気曲が決してシングル曲だけではないどころか、B面曲や未CD化曲にも人気が高いバンドは、彼らの他にはなかなか見当たらないもんです。そんなわけで、ファンの中でも好きな曲はかなりバラけているし、単純に好きというよりも、たぶん「学生時代にバンドでコピーした」とか「好きな子にフラれたとき、この曲で思いっきり泣いた」とか、はたまた「自分の書いたファンレターが基になって、この曲ができた」…なんていうさまざまな思いをそれぞれのファンが抱えている、それがWeezerというバンド。よって、多くの人が満足いくセットリストというのは正直「ありえない」のです。
しかし先に結論から言ってしまうと、今回のライヴは、たぶんきっと多くの人にとって最高のセットリストだったはず。少なくとも、自分はそう。なぜなら、僕にとっては「Pinkerton」というアルバムは生涯のフェイバリットアルバムの中の1枚だからというのももちろんだけど、前半のセットリストがツボ過ぎたから。今回の公演は、前半は全体からの選曲、後半は「Pinkerton」の10曲をアルバムの曲順通りに再現するという二部構成で、前日はファーストである通称「ブルー・アルバム」を後半に演奏するというものでした。この日の前半のセットは、ライヴであまりやらない曲や初期のシングルB面曲など・・・ま、順を追って書きます!
ほぼ定刻にメンバーが登場すると、往年のファンが特大の拍手でお出迎え。リヴァースは、メッセージがたくさん書かれた日本の国旗を抱えていたけど、震災の応援メッセージなのかな?と思いつつ、まずは昨年リリースの最新アルバムからの先行シングル「Memories」でスタート。オーディエンスのテンションもさながら「Jackass」状態※にノリノリ。みんなが笑顔で飛び跳ね、「Oi!Oi!」コールまで飛び出すという展開に。そんな、ボルテージ上がりきった状態で2曲目にプレイされたのは、「Susanne」!!彼らのファーストシングル「Undone - The Sweater Song」のB面曲であり、自分にとってはWeezerの中でもベスト5(いやベスト3か?)に入るほど好きな曲。ドラムからの短いイントロのあと、一斉に鳴らされる各パートの音とリヴァースの声を聴いた瞬間に、目の奥で熱いものが思わず「ブワッ」となるのを覚えました。この曲は何てせつなくて、美しくて、力強いんだろう。気付けば周りの人も自分と同様に、涙を流しながら一緒に歌っていた。
※「Memories」は映画「Jackass」のテーマ曲に起用されました
途中、リヴァースのMCはほとんど日本語で、続く「Pork And Beans」ではあのリフを繰り返しながらリヴァースが「ブライアンサン!」などと各メンバーを紹介しながら、紹介されたメンバーにAメロを歌わせる演出。しまいには、パットにAメロを歌わせた後、リヴァースは「マイクにパットのツバがかかって汚いなあ…」と言わんばかりに、苦笑いしながら上着でマイクをフキフキ。これには場内大爆笑。あと、例の「I Don't Care I Don't Care…」連呼の部分ではリヴァースがオーディエンスにマイクを向け、全員で絶唱。
その後、5曲目にプレイされたのは「Susanne」同様に人気の高いB面曲「I Just Threw Out The Love Of My Dreams」。ファンにとっては、初代ベーシストであるマット・シャープがWeezer脱退後に結成したThe Rentals(今年のNANO-MUGEN Fesにも出演)の雛型となった曲として有名。ブライアンがキーボードの位置に付き、リヴァースが「ツギノキョクハムズカシイデス」「ガンバッテ」と言いながら、イントロでミスってやり直し(笑)。確かにキーボードの「ビヨ~ン」という音から始まって、カウントでウラから入るというのはちょっと難しいのです。ちなみにこの曲もたぶん、個人的に好きな曲ベスト10に入るかも。
人気のB面曲が2曲プレイされただけでも最高だったけど、たぶんこの頃には会場に集まったオーディエンスは、「もしかしたら"アレ"も演るんじゃねーの」という思いが去来した…かどうかはわからないけど、自分もライヴ前に「演ってほしいなー」と思っていた曲、「You Gave Your Love To Me Softly」が鳴らされると、もうオーディエンスは待ってましたと言わんばかりの熱狂の渦。2分にも満たないこの曲で、拳を振り上げつつ力の限りに最後の「ラーラーラー」を歌っていました。もう、この「B面の神曲」が3曲もプレイされたという時点で、最高のセットリスト決定。
でもこれだけではなかったのです。リヴァースがふいに、「ナニ?」と言うと、アコギでつま弾き始めたのはレディオヘッドの「Paranoid Android」のカヴァー(ていうかコピーだよね、コレ)。すでに先日、Youtubeでは公開されていたけど、この曲の持つ不穏な感じと、Weezerのポップな泣きメロは一見相容れないようでいて、実は結構ハマりカヴァー。海外の音楽ブログ「Stereogum」における「Weezerによるカヴァー曲ベスト30」の特集記事でも見事1位に輝きました。オーディエンスの中には、思わず笑い出す人や「おおおお・・・!」とどよめく人、「きゃっほー^^」と歓喜する人が入り乱れることに。確かにノリにくい曲ではあったけど、ゆらゆらと揺れながらラストのギターソロのガシャメシャ感にアドレナリン出まくり。続く第一部のラストは、ファーストから「Buddy Holly」でシメ。前日の「ブルーアルバム再現ライブ」でも演ったこの曲は、前日来た人も来なかった人も同じように熱狂。さすが彼らの代表曲!
さて、第一部と第二部の間には彼らの初期からのベテランスタッフとして有名なカール・コッチさん(自分はこの方とメールやり取りしたこともあります)のガイドによる懐かしの秘蔵写真スライドショー。これは「Memories」に掛けてるんですね。これがまた面白く、グウェン・ステファニーやスパイク・ジョーンズが出てきたり、タイの船上でパットが不機嫌な顔をしていたり、リヴァースが変な遊具にまたがっていたり、初来日時のライヴ写真だったり、・・・転換の約15分間をまったく飽きさせませんでした。
そして再びメンバーが登場すると、いよいよ本編「Pinkerton」再現ライヴがスタート。もちろん、今日ここに集まった人たちは僕と同様にあのアルバムを愛して止まない人たち。ステージのバックに、アルバムのジャケとなった葛飾北斎の「東海道五十三次」が張られると、初っ端「Tired of Sex」から全員がエモーショナルにシンガロング!リヴァースは「あの時」とは違って無理にシャウトしたり、悶々とした感情を爆発させはしないものの、やっぱり曲の持つブリリアントな魅力は失われないまま。
4曲目、このアルバムの中でも屈指の名曲であり、歌詞が日本に住む18歳の女の子からのファンレターを基に書かれていることで、日本人にとっても特別な曲である「Across The Sea」にて、またもや涙腺が決壊。ブライアンが弾くイントロは、ちょっとミスってた(笑)、そんなところも含めて彼ららしいっちゃ、らしい。
続く「The Good Life」ではダイブする観客もあらわれ、徐々にクライマックスに向けてオーディエンスのボルテージも盛り上がる。再現ライブっていうのは、あと何曲で終わるかが分かっているから、オーディエンス側もラストに向けた気持ちの持っていき方がわかっているし、それによってオーディエンス同士の一体感だけでなくアーティストとの一体感が出るあの感じ、すごく素敵な体験でした(ボキャ貧でうまく表現できずすみません)。
陽気な「El Scorcho」の倍速パートではまたもダイバーが出て、最高潮を迎えた後は「Falling For You」で泣きモード全開。この曲、実は以前はあまり好きじゃなかったのです。なんかコード進行変だし。でも、2回目のサビが終わった後のパートのエモーショナル感の凄まじさに気付いて、ここ数年で好きになりました。もちろん、ライヴではその部分でまた涙腺決壊。
↓2:07~2:50あたりの部分。
さて、リヴァース以外のメンバーが全員ハケると、リヴァースが独りでアコギを手にする。いよいよラストの「Butterfly」だ。アルバムと同様に、リヴァースによるシンプルな弾き語り(途中でさきほどのカール・コッチさんが軽いドラムを添えた)。この時ばかりは、オーディエンスも歌うのをやめてこの15年間あのアルバムを聴き続けた思い出を噛みしめるように静かに聴き入っていました。「I'm Sorry, I'm Sorry, I'm Sorry」の歌詞で曲が終わると、リヴァースはステージを静かに去っていった。アンコールなし。でも、物足りなさを感じた人は誰もいなかったと思う。間違いなく素晴らしいライヴだったけど、「Butterfly」で終わることの意味を、オーディエンスはみんなよくわかっていた。ラストにメンバーが一列に並ぶこともなく、ピックやスティックが客席に投げられることもなく、本当に静かに終わった。誰もがその余韻に浸っていた。会場を出る途中でみんなの顔を見たら、誰もが思いっきり泣いて泣きはらしたあとみたいな、清々しくはればれとした顔で笑っていた。
-7月14日 ZEPP TOKYO セットリスト-
Memories
Susanne
Pork And Beans
Keep Fishin
I Just Threw Out The Love Of My Dreams
Don’t Let Go
You Gave Your Love To Me Softly
Hash Pipe
Paranoid Android
Buddy Holly
---
Tired Of Sex
Getchoo
No Other One
Why Bother?
Across The Sea
The Good Life
El Scorcho
Pink Triangle
Falling For You
Butterfly
※写真は今回のライブとは無関係です
(が、リヴァースはこの写真と同じポロシャツ着用。しかも2005年のサマソニでは写真と同じポロシャツ&ジャケット着用。相当お気に入りのようです笑)
彼らのライヴを観るのは6回目くらいなんだけど、稀代のメロディーメイカーであるリヴァース・クオモによって名曲量産型バンドである彼らにとっては、命題となっているのがセットリスト。人気曲が決してシングル曲だけではないどころか、B面曲や未CD化曲にも人気が高いバンドは、彼らの他にはなかなか見当たらないもんです。そんなわけで、ファンの中でも好きな曲はかなりバラけているし、単純に好きというよりも、たぶん「学生時代にバンドでコピーした」とか「好きな子にフラれたとき、この曲で思いっきり泣いた」とか、はたまた「自分の書いたファンレターが基になって、この曲ができた」…なんていうさまざまな思いをそれぞれのファンが抱えている、それがWeezerというバンド。よって、多くの人が満足いくセットリストというのは正直「ありえない」のです。
しかし先に結論から言ってしまうと、今回のライヴは、たぶんきっと多くの人にとって最高のセットリストだったはず。少なくとも、自分はそう。なぜなら、僕にとっては「Pinkerton」というアルバムは生涯のフェイバリットアルバムの中の1枚だからというのももちろんだけど、前半のセットリストがツボ過ぎたから。今回の公演は、前半は全体からの選曲、後半は「Pinkerton」の10曲をアルバムの曲順通りに再現するという二部構成で、前日はファーストである通称「ブルー・アルバム」を後半に演奏するというものでした。この日の前半のセットは、ライヴであまりやらない曲や初期のシングルB面曲など・・・ま、順を追って書きます!
ほぼ定刻にメンバーが登場すると、往年のファンが特大の拍手でお出迎え。リヴァースは、メッセージがたくさん書かれた日本の国旗を抱えていたけど、震災の応援メッセージなのかな?と思いつつ、まずは昨年リリースの最新アルバムからの先行シングル「Memories」でスタート。オーディエンスのテンションもさながら「Jackass」状態※にノリノリ。みんなが笑顔で飛び跳ね、「Oi!Oi!」コールまで飛び出すという展開に。そんな、ボルテージ上がりきった状態で2曲目にプレイされたのは、「Susanne」!!彼らのファーストシングル「Undone - The Sweater Song」のB面曲であり、自分にとってはWeezerの中でもベスト5(いやベスト3か?)に入るほど好きな曲。ドラムからの短いイントロのあと、一斉に鳴らされる各パートの音とリヴァースの声を聴いた瞬間に、目の奥で熱いものが思わず「ブワッ」となるのを覚えました。この曲は何てせつなくて、美しくて、力強いんだろう。気付けば周りの人も自分と同様に、涙を流しながら一緒に歌っていた。
※「Memories」は映画「Jackass」のテーマ曲に起用されました
途中、リヴァースのMCはほとんど日本語で、続く「Pork And Beans」ではあのリフを繰り返しながらリヴァースが「ブライアンサン!」などと各メンバーを紹介しながら、紹介されたメンバーにAメロを歌わせる演出。しまいには、パットにAメロを歌わせた後、リヴァースは「マイクにパットのツバがかかって汚いなあ…」と言わんばかりに、苦笑いしながら上着でマイクをフキフキ。これには場内大爆笑。あと、例の「I Don't Care I Don't Care…」連呼の部分ではリヴァースがオーディエンスにマイクを向け、全員で絶唱。
その後、5曲目にプレイされたのは「Susanne」同様に人気の高いB面曲「I Just Threw Out The Love Of My Dreams」。ファンにとっては、初代ベーシストであるマット・シャープがWeezer脱退後に結成したThe Rentals(今年のNANO-MUGEN Fesにも出演)の雛型となった曲として有名。ブライアンがキーボードの位置に付き、リヴァースが「ツギノキョクハムズカシイデス」「ガンバッテ」と言いながら、イントロでミスってやり直し(笑)。確かにキーボードの「ビヨ~ン」という音から始まって、カウントでウラから入るというのはちょっと難しいのです。ちなみにこの曲もたぶん、個人的に好きな曲ベスト10に入るかも。
人気のB面曲が2曲プレイされただけでも最高だったけど、たぶんこの頃には会場に集まったオーディエンスは、「もしかしたら"アレ"も演るんじゃねーの」という思いが去来した…かどうかはわからないけど、自分もライヴ前に「演ってほしいなー」と思っていた曲、「You Gave Your Love To Me Softly」が鳴らされると、もうオーディエンスは待ってましたと言わんばかりの熱狂の渦。2分にも満たないこの曲で、拳を振り上げつつ力の限りに最後の「ラーラーラー」を歌っていました。もう、この「B面の神曲」が3曲もプレイされたという時点で、最高のセットリスト決定。
でもこれだけではなかったのです。リヴァースがふいに、「ナニ?」と言うと、アコギでつま弾き始めたのはレディオヘッドの「Paranoid Android」のカヴァー(ていうかコピーだよね、コレ)。すでに先日、Youtubeでは公開されていたけど、この曲の持つ不穏な感じと、Weezerのポップな泣きメロは一見相容れないようでいて、実は結構ハマりカヴァー。海外の音楽ブログ「Stereogum」における「Weezerによるカヴァー曲ベスト30」の特集記事でも見事1位に輝きました。オーディエンスの中には、思わず笑い出す人や「おおおお・・・!」とどよめく人、「きゃっほー^^」と歓喜する人が入り乱れることに。確かにノリにくい曲ではあったけど、ゆらゆらと揺れながらラストのギターソロのガシャメシャ感にアドレナリン出まくり。続く第一部のラストは、ファーストから「Buddy Holly」でシメ。前日の「ブルーアルバム再現ライブ」でも演ったこの曲は、前日来た人も来なかった人も同じように熱狂。さすが彼らの代表曲!
さて、第一部と第二部の間には彼らの初期からのベテランスタッフとして有名なカール・コッチさん(自分はこの方とメールやり取りしたこともあります)のガイドによる懐かしの秘蔵写真スライドショー。これは「Memories」に掛けてるんですね。これがまた面白く、グウェン・ステファニーやスパイク・ジョーンズが出てきたり、タイの船上でパットが不機嫌な顔をしていたり、リヴァースが変な遊具にまたがっていたり、初来日時のライヴ写真だったり、・・・転換の約15分間をまったく飽きさせませんでした。
そして再びメンバーが登場すると、いよいよ本編「Pinkerton」再現ライヴがスタート。もちろん、今日ここに集まった人たちは僕と同様にあのアルバムを愛して止まない人たち。ステージのバックに、アルバムのジャケとなった葛飾北斎の「東海道五十三次」が張られると、初っ端「Tired of Sex」から全員がエモーショナルにシンガロング!リヴァースは「あの時」とは違って無理にシャウトしたり、悶々とした感情を爆発させはしないものの、やっぱり曲の持つブリリアントな魅力は失われないまま。
4曲目、このアルバムの中でも屈指の名曲であり、歌詞が日本に住む18歳の女の子からのファンレターを基に書かれていることで、日本人にとっても特別な曲である「Across The Sea」にて、またもや涙腺が決壊。ブライアンが弾くイントロは、ちょっとミスってた(笑)、そんなところも含めて彼ららしいっちゃ、らしい。
続く「The Good Life」ではダイブする観客もあらわれ、徐々にクライマックスに向けてオーディエンスのボルテージも盛り上がる。再現ライブっていうのは、あと何曲で終わるかが分かっているから、オーディエンス側もラストに向けた気持ちの持っていき方がわかっているし、それによってオーディエンス同士の一体感だけでなくアーティストとの一体感が出るあの感じ、すごく素敵な体験でした(ボキャ貧でうまく表現できずすみません)。
陽気な「El Scorcho」の倍速パートではまたもダイバーが出て、最高潮を迎えた後は「Falling For You」で泣きモード全開。この曲、実は以前はあまり好きじゃなかったのです。なんかコード進行変だし。でも、2回目のサビが終わった後のパートのエモーショナル感の凄まじさに気付いて、ここ数年で好きになりました。もちろん、ライヴではその部分でまた涙腺決壊。
↓2:07~2:50あたりの部分。
さて、リヴァース以外のメンバーが全員ハケると、リヴァースが独りでアコギを手にする。いよいよラストの「Butterfly」だ。アルバムと同様に、リヴァースによるシンプルな弾き語り(途中でさきほどのカール・コッチさんが軽いドラムを添えた)。この時ばかりは、オーディエンスも歌うのをやめてこの15年間あのアルバムを聴き続けた思い出を噛みしめるように静かに聴き入っていました。「I'm Sorry, I'm Sorry, I'm Sorry」の歌詞で曲が終わると、リヴァースはステージを静かに去っていった。アンコールなし。でも、物足りなさを感じた人は誰もいなかったと思う。間違いなく素晴らしいライヴだったけど、「Butterfly」で終わることの意味を、オーディエンスはみんなよくわかっていた。ラストにメンバーが一列に並ぶこともなく、ピックやスティックが客席に投げられることもなく、本当に静かに終わった。誰もがその余韻に浸っていた。会場を出る途中でみんなの顔を見たら、誰もが思いっきり泣いて泣きはらしたあとみたいな、清々しくはればれとした顔で笑っていた。
-7月14日 ZEPP TOKYO セットリスト-
Memories
Susanne
Pork And Beans
Keep Fishin
I Just Threw Out The Love Of My Dreams
Don’t Let Go
You Gave Your Love To Me Softly
Hash Pipe
Paranoid Android
Buddy Holly
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Tired Of Sex
Getchoo
No Other One
Why Bother?
Across The Sea
The Good Life
El Scorcho
Pink Triangle
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