ところが翌日の午後から体調を崩して寝込んでしまいました。
それでも一日か二日寝れば直ぐまた元気になるだろうと思っていました。
ところが木曜日になっても金曜日になっても起きる事ができませんでした。
丸一日寝込んでいるわけではないのですが、しかし起きていても何もする元気がなくて、暫くネットをしたら、そのまま午後一杯寝込んでしまうと日が続きました。
それで段々、心配になってきました。
ワタシは元来病持ちなので、前々からこういう日々が続く事はありました。
それどころか10日ぐらい殆ど何もできない状態で寝込みっぱなしという事が続いたころもありました。
でもここ数年はそんなに酷い事はなくて、体調を崩しても一日か二日寝ればまたすぐ元気になってしたい事ができたのです。
しかしこうやって何日も寝込んでいると、またあの酷い頃に戻るんじゃないかと、凄く不安になりました。
しかも引っ越しの日は近づいているのです。
引っ越しの荷造りはあらかたできています。
しかしまだ引っ越しまでには10日ぐらいはあるので、それまで日常的に使う物まではしまい込むわけには行きません。
それでもうこれ以上余り荷造りを急がない事にしていたのですが、しかしこうやって寝込んでしまえば、何もできなくなります。
このまま引っ越しの日まで起きられなかったらどうしよう・・・・・。
このまままた以前にみたいに体調が悪い日々が続いたら、引っ越しをしてからだって部屋を整える事もできません。
このままだったらどうしたらよいのだろう・・・・・。
そうやって毎日毎日凄く不安に思いながら、それでもグタグタと寝込んでいるしかない日々が続きました。
辛い日々でした。
それでも遂に奇跡が起きました。
昨日、遂に起きて外出することができたのです。
それでとりあえず山の上のパン屋さんにまでパンを買いに行きました。
買い置きの食パンが後一枚しかなかったのです。
それから西野神社へ寄ってお賽銭を千円上げて、とにかく引っ越しの日まで元気でいさせてくださいとお祈りしました。
西野神社はこういう神頼みを決行聞いてくださるのです。
そして今度は街まで下りて食料を色々買い込みました。
寝込んでいる間にパン以外の食糧も殆どなくなってしまいました。
寝込んでいる間に冷蔵庫にあった肉とジャガイモと玉ねぎでカレーを作りました。 それで何とか数日食いつないだのです。
でもそのカレーも一昨日の夜にはなくなったので、昨日はもう何も食べる物がなかったのです。
そんなわけで昨日はホントに何もかもギリギリだったのです。
一週間ぶりに外に出ると、紅葉がたけなわになっていました。
そして素晴らしい快晴でした。
実はワタシが寝込んでいた間、札幌はずうっと雨でした。
晩秋の雨の日は唯々暗く冷たく、それでなくても悲観的な気分を最悪にしてくれました。
でもその雨もようやく終わりました。
すると文字通り雲一つない青空に紅葉が輝くという日になったのです。
それまで暗い日々を思うと、現実とは思われない明るさと美しさでした。
ワタシはそれで自転車に乗って、必要な用事を全部済ませる事ができました。
帰宅してから銭湯に行きました。
寝込んでいる間、お風呂に入る元気もなかったので、銭湯に行くのも久しぶりだったのです。
こうやって久しぶりに銭湯を楽しむとようやく元の世界に戻った気がしました。
だって寝込んでいる間は、普段暮らしているのとは違う暗く冷たく寂しい世界に閉じ込められていたような気分だったからです。
でもそれでも良い事はあったのです。
よもちゃんがすっかり元気になったことです。
よもちゃんは12日膀胱炎になって、翌日も一日オシッコに行くばかりしていたのです。
でもあれから完全に元気になって、ワタシが寝込んでいる間もよもちゃんはずうっと元気だったのです。
とにかくよもちゃんが元気になってくれたらそれでいいです。
引っ越しの準備とか気が焦る事はあるけれど、自分の体調のことは自分でわかります。
でもよもちゃんが病気になった時は、どんな具合だかホントのところわからないので、ひたすら心配なのです。
今日も朝から快晴でした。
体調もまあまあでした。
西野神社の御利益で何とかこのまま引っ越しまで逃げ切ろうと思っています。
でも天気は明日からまた崩れ始めるようです。
引っ越しの日は何とか天気が良いといいんですけど・・・・。