
二つ目の城は,トゥールからおよそ80kmのところにあるシャンボール城です。ロワール流域で最大の城で,敷地は国の狩猟保護区になっており,その面積はパリ市と同じ広さだそうです。写真は敷地の中です。ゲートを通過してから,しばらく走っても城が見えてきません(^^;)

駐車場に車を止めてしばらく歩くと,ようやく城が見えました。とにかくデカイです。16世紀にフランソワ1世によって,狩猟用の離宮として建てられたそうですが,やり過ぎです。

前日に見た代々女性の城だったシュノンソー城とは,雰囲気がまるで違い,迫力があります。

建物内の展示の中に個人的に目を引く物はありませんでしたが,建物中央に設置されている二重らせん階段は非常におもしろい構造でした。本当にその必要があったかは別として(^^;),二重らせんなので,上る人と下る人がすれ違わないようになっています。

テラスから正面の庭園を眺めて。狩猟用の離宮なので,散歩を楽しむような庭園ではありませんね。

二重らせん階段の他におもしろかったのは,屋上です。城には282も暖炉があるそうですが,それらのための煙突や採光のための塔のデザインが特徴的でした。

それぞれ違ったデザインなので(モチーフは同じでも組み合わせが異なるので),「フランソワ1世はどれがお気に入りだったか?」などと勝手な想像をしながら眺めてきました。

シャンボール城のブティック(土産物売り場)には,センスのいいものも比較的多く置いてあり,少し買い物をして建物を出ました。外に出ると(午前11時半頃),入場待ちの行列ができていました。建物への入場は9時からだったのですが,フランス人ののんびり具合を考慮して10時に到着するように出てきて正解でした。
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