メルクマール

とりあえずヒロインをじっくり見せよう、という第1話でした。　まどかの一日を追いかけるように進行し、サービスショットもふんだんにあります。　でもせっかくですが、前髪をゴムで無造作に縛ってしまうような色気のない女の子で、性格もシンプルな男前なので、個人的には萌えませんね。　でもここはあえて、ジャージが似合う健康的な娘として描いて、今後のギャップ萌えを狙っているのかもしれません。

ロボットのデザインを、日産自動のデザイナーが行っているということで、面白い試みですね。　頭・腕・胴体といったパーツを組み合わせたというよりは、全体として一体感のあるフォルムのロボットで、モーターショウの未来的なコンセプトカーを思わせます。　メーカーが違いますが、トヨタの『アイユニット』を連想しました。

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また、関節の部分が目立つデザインで、これはメカとして合理的だと思えます。　というのも、模型のロボットを見るとわかりますが、ロボットというのは関節を駆動するアクチュエーターの集合体で、中身はそれしか無いと言っていいくらいです。　このロボは、アクチュエーターが大きくパワーがありそうで、本当に動き出しそうなデザインになっていますね。　本当に動くものを作るデザイナーならではでしょうか。　スポーティーなクルマのデザインでは、タイヤをしっかり大きく見せることが、力強さを表現するために重要なので、そのメソッドに沿っているとも言えます。

世界感のほうは、まだ何とも言えません。　”悪の宇宙人”が青い地球を物欲しそうに眺めるとか、善玉宇宙人が味方についているとか、かなりベタベタな設定に見え、どうにでもできる自由度があるので、SFとしては期待薄なのかもしれません。　でも基地の武装などにミリタリーテイストはあり、異星の技術と地球の技術の融合に期待したいところです。 　

一番好きなシーンは、まどかが「えーっ」と驚きながら、基地に連れて行かれるところですね。　このあたりのギャグのノリは良いと思うし、ヒロインの性格もコメディ向きなので、あまり重々しくならない、軽妙なドラマになるのかもしれません。　あとはヒロインたちの友情物語ですかね。　

決め技はジャーマンスープレックスホールドでしたが、あれはおねえちゃん（従妹らしいですが）がコブラツイストをかけていたのが伏線になっているのですよね。　剣道のシーンも、今後武器が登場したときのための伏線でしょう。

今回のサブタイトルが「ようこそ、鴨川へ！」で、次回が「鴨川スピリット」と、やけに鴨川推しだなと思っていたら、舞台である鴨川市とタイアップしているのですね。　シーワールドなどがある観光地だし、効果があるのかもしれません。　実際、ちょっと行ってみたいと思ったし。　海辺の町で、基地も海上ということで、海がフィーチャーされるのでしょうか。

映像や音楽のクオリティは高く、特に主題歌が気に入りました。　他のブログさんを見ても評判が良いようなので、今季のダークホースになるのかもしれません。

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